先日、筆者の家族と知人の家族とで一緒にキャンプに行ってきたのですが、10.1型タブレットの「アマゾン Fire HD 10」を持って行ったところ、かなり役に立ちました。そこで今回は、キャンプにタブレットを持ち込むメリットについて紹介します。
大画面&ステレオスピーカーでキャンプの作業がはかどる
まず、実際にキャンプ場でタブレットを使ってみてよかった点を紹介しましょう。
筆者はタブレットを複数台持っていますが、今回は10.1型のFire HD 10を持って行きました。この「10.1型」という点がポイントです。当然のことですが10.1型のタブレットは7型や8型などよりも画面が大きいため文字や映像が大きくて見やすく、端末から離れて作業をしている状態でも画面の内容を容易に確認できます。
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7型のタブレットはコンパクトな点が魅力ですが、画面を顔に近づけて利用するため、作業をしながら使うのには向いていません。設営や食事の準備が終わってひとりでゆったりするのには適していますが、作業中に利用するには画面が大きいタブレットのほうが向いているのです。
使い方を見ながら作業できる!
さて今回のキャンプではいろいろとグッズを買い揃えたのですが、なかには使い方がいまひとつわからないものもありました。そんなときにタブレットがあると、文書や動画で使い方を確認しながら作業することができます。
ちなみにこのアルミライスクッカーは、面倒な火加減なしで簡単にご飯を炊けます。3合炊きだと家族6人分には少し足りないのですが、1回あたり20~30分で炊けるので、2回にわけて調理すればいいかもしれません。飯ごうより手軽なのでおすすめです!
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慣れない食材はアプリで調理方法を調べる
キャンプ場に向かう途中に寄った直売所で採れたてのタケノコが売られていたので、思わず購入してしまいました。思わぬ地元の食材と出会えるのも、キャンプの楽しみのひとつです。
調理方法はなんとなくわかるものの、せっかくの食材をムダにはしたくないもの。そこで細かな部分を調べるために、クックパッドのアプリでタケノコの調理方法を調べました。
キャンプに慣れていないと失敗することもありますが、そんなときに役立つのがネットの情報やアプリです。タブレットがあれば、失敗知らずでキャンプを存分に楽しめるでしょう。
BGMで雰囲気アップ!
自然のなかでの作業は気持ちがいいものですが、BGMがあると雰囲気が格段に変わります。特に単調な作業を続けているとテンションも下がりがちですので、音楽で気分を変えてみるのはいかがでしょうか。いつも聞いているお気に入りの曲も、雰囲気が変わってきますよ。
スマホに転送した曲を再生するのもアリですが、スマホのスピーカーは出力や音響が弱いので、音があまりよくありません。しかしFire HD 10にはデュアルステレオスピーカーが搭載されており、広がりのある音が楽しめました。もっとサウンドにこだわりたい人は、ポータブルタイプのBluetoothスピーカーを用意するといいでしょう。
端末のメモリーやmicroSDカードに転送した音楽を聴くのもいいのですが、いつもと違う場所ではいつもとは違う音楽を楽しみたいもの。そこで筆者は、アマゾンのプライム会員なら無料で聴ける「プライムミュージック」を利用しました。豊富なプレイリストからシーンに合った曲を選べるのでおすすめです。また最近はプライムラジオも追加され、選んだジャンルの曲が延々と再生され続けるので、新たな曲との出会いもあったりします。
その場でスグに写真や動画を撮影
写真や動画はスマホやデジカメで撮影することが多いと思いますが、タブレットでも撮影可能です。一般的にはスマホやデジカメのほうが性能が高いので、写真をキレイに残したいときはタブレットではなく、スマホやデジカメを利用するのがおすすめ。ですがシャッターチャンスを逃さないという意味で、タブレットをサブのカメラとして利用するのもアリではないかなと思います。
ちなみに今回利用したFire HD 10には、フロントにHDカメラ(92万画素相当)、リアに500万画素相当のカメラが搭載されています。画素数はそれなりですが、スナップ撮りには十分な性能です。また画面が大きいので、撮影した写真や動画を2~3人で囲みながら観るのに適していました。
キャンプ場で電波が届かない問題はテザリングで解決
キャリアによっては電波がつながらない!
タブレットでウェブページを閲覧したりアプリを利用するには、ネットに接続している必要があります。ところが、いつも使っているWiMAX2+のモバイルルーターでは、電波を受信できませんでした。
携帯電話やスマホでも、電波がつながらないことがあります。今回利用したキャンプ場では、auがつながりませんでした。おそらくソフトバンクもつながらないかもしれません。
ドコモの電波は、しっかり届きました。実際にはドコモと契約しているわけではなく、ドコモ系MVNOの格安SIMサービスを利用しています。
キャンプシーズンだけ格安SIMを利用する?
あくまでも主観ですが、比較的浅めの山間部ではドコモのほうがつながりやすい気がします。auでもつながる場合はありますが、場所に依存するのかもしれません。ソフトバンクについては……(察してください)。可能であればキャンプ場を訪れる前に、電波がつながるか調べておくといいでしょう。
ただ、「つながらないことがわかったら、どうするのか?」という話もありまして。SIMフリースマホを使っているなら、キャンプシーズンだけデータ通信専用SIMを利用するという手もあります。容量1GBのプランなら毎月500円程度ですし、解約料もかかりません(通話SIMは解約料が発生します)。普通は手数料として3000円かかりますけれど、アマゾンでSIMカードを買えば手数料を安く抑えることができます。
使っているのがキャリアのスマホ、もしくはガラケー(携帯電話)の場合、異なるキャリアの通信網を利用した格安SIMは利用できません。2015年5月以降に発売された端末ならキャリアの窓口でSIMロックの解除手続きが可能ですが(手数料が発生します)、それ以前の端末は同じキャリアの通信網を利用した格安SIMサービスしか利用できないのです。
1~2日間くらいなら、ネットにつながらなくても困るケースは少ないでしょう。しかしどうしてもメールを確認したいなどの理由でネットが必要なら、SIMフリーのモバイルルーターを利用されてはいかがでしょうか。SIMフリー端末ならドコモ系/au系の格安SIMが使えますので、必要に応じて用意するといいかと。
ちなみに、現時点でSIMフリーのモバイルルーターを選ぶなら、NECプラットフォームズの「Aterm MR4LN」一択です。
iPhoneのWi-Fiテザリングでネットに接続
今回はiPhoneでドコモの電波を受信することができましたので、Wi-Fiテザリングでほかの端末でもネットに接続できるようにしました。Wi-Fiテザリングとは、簡単に言うとスマホを無線LAN親機(ルーター)化するための機能です。電波を受信できない端末でテザリングを有効にしたスマホに接続すれば、ネットを利用できるようになります。ただし音声通話は利用できませんので注意してください。
テザリング機能を利用すると、本体のバッテリー消費が大きくなります。実際今回のキャンプでは、合計3台の端末でテザリングを利用しましたので、iPhone側のバッテリーがグングン減っていきました。このような事態に備えて、大容量タイプのモバイルバッテリーを用意しておくといいでしょう。もしくは前述のSIMフリーモバイルルーターを使えば、テザリングによる影響は受けません。
タブレットがあればキャンプはもっと楽しくなるカモ!?
自然を楽しむキャンプでタブレットを利用するのは邪道だ、なんて意見があるかもしれません。まあでも筆者のようなキャンプ初心者にとっては、タブレットがあったほうがいろいろと便利です。自分のスタイルに応じて、利用する/しないを決めればいいのではないでしょうか。
ちなみにキャンプから帰る途中でうどん屋さんに寄ったのですが、お店のなかではタブレットで動画を視聴しました。アマゾンのプライムビデオなら動画をダウンロードして保存できますので、ネットがつながらない場所でも映画やテレビ番組を楽しむことができます。10.1型のタブレットだと、子供数人なら問題なく観られました。
ということで、今回はキャンプでのタブレット利用について紹介しました。利用するのはAndroidタブレットでもiPadでもいいのですが、画面の大きさが10.1型で1~2年以内に発売されたモデルをおすすめします。川の近くで利用するなら、防水/防滴機能対応の製品を選ぶのもいいでしょう。
今回利用したFire HD 10については、アマゾンの製品ページで詳細を確認できます。キャンプを期に購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
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