アイロボット ファンプログラムの企画で、iRobotのお掃除ロボ「ルンバ980」をお借りしました。今回はルンバ980を使って実際に掃除を行なった感想を紹介します。
吸引力は強力! カーペットブーストは爆音!
今回ルンバ980をお借りする前に、同じ企画でルンバ855をお借りしていました。そのときの感想については、以下の記事にまとめています。
基本的に、「ルンバの本質的なメリット」という点では885でも980でも変わらないと思います。単にゴミやホコリを吸い取るだけでなく、人が掃除のために物を片付けるようになるという点は同じ。ライフスタイルを変えるルンバの存在は、素晴らしいものだと感じています。
掃除性能についてですが、終わった状態をパッと見た感じはそれほど変わりません。正直なところ、どちらもキレイになったなあという程度です。まあ本来はこれで十分なのですが、前位に使っていたぶん、劇的にキレイになりました! というほどではありませんでした。その点では、ルンバ885もルンバ980も、それほど変わらないのかもしれません。
それにしてもルンバ980は、ときどき掃除中にものすごく音が大きくなるんですよね。おそらく「カーペットブースト」と呼ばれる機能によるものだと思うのですが、普通の掃除機でホースになにか詰まったときのような、ものすごい音が出ます。これはルンバ885にはない機能で、この爆音を聞くたびに「ああ、がんばっているな」という感じはします。
ちなみに公式サイトでは「カーペットやラグなど」のホコリの多い場所で機能が有効になるらしいのですが、我が家では普通にフローリングでもしょっちゅう爆音でした。あ、それだけ汚れているということか……。
ルンバは便利だけど万能ではない
自動的にお掃除してくれるルンバは非常にありがたい存在なのですが、実際に使ってみると隅から隅まで完璧にキレイにしてくれるわけではないことがわかります。特に部屋の角などは、ホコリが残りがちです。また、テーブルの足の根元とか。いろいろと先端技術を使っているそうですが、絶対的に万能というわけではないんですね。だからといってルンバ980がダメとかそういうわけではなく、現時点でのテクノロジーの限界というか、構造上の理由といいますか。
なので、我が家では仕上げ用の掃除機を新たに購入しました。なんだか本末転倒なような気もしますが、ほかに同じような声も聞くので、仕方がないことなのかなと。もしかしたら使い方に問題があるのかもしれませんし、毎日頻繁に使っていると仕上げの必要はないのかもしれません。ただ仕上げの掃除自体にはそれほど時間がかからないので、特に苦労しているわけではありません。
むしろルンバ885と同じように、片付けられるようになった点は非常にありがたいと思っています。むかし「人を最適な動きや考えに導くのが”デザイン”というものだ」と聞いたことがあるのですが、その意味でまさにルンバはデザインに優れていると言えるのではないでしょうか。
ということで、今回はルンバ980のお掃除についての感想をまとめました。次回は、ルンバ980を購入するべきかどうかについてまとめようと思います。