ドスパラのGALLERIA GCF2060RGF-Eは、GPU (グラボ)としてミドルレンジのGeForce RTX 2060を搭載するゲーミングノートPCです。ゲーム用としては本体サイズがコンパクトな上に、144Hzの高リフレッシュレートディスプレイや誤認識の少ないキーボードなど、ゲーマー向けの機能が充実しています。
今回はメーカーからお借りしたGALLERIA GCF2060RGF-Eの実機を使って、デザインや性能などをレビューします。
この記事の目次
- ▶スペック
- ▶ベンチマーク結果
- ▶デザインと使いやすさ
- ▶まとめ
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GALLERIA GCF2060RGF-Eのスペック
画面サイズ | 15.6インチ |
---|---|
解像度 | 1920×1080 |
CPU | Core i7-9750H |
メモリー | 16GB |
SSD | 512GB |
HDD | なし ※オプションで追加可能 |
グラフィックス | RTX 2060 (6GB) |
幅×奥行き | 360×245mm |
厚さ | 27mm |
重量 | 最大2.01kg |
バッテリー | ※非公開 |
※2019年10月4日時点。構成は変更される場合があります
リフレッシュレート | 144Hz |
---|---|
表面処理 | 非光沢 |
パネルの種類 | ※不明 |
光学ドライブ | ー |
テンキー | あり |
有線LAN | 1000Mbps |
無線LAN | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5 |
USB3.1 | ー |
USB3.0 | 2 |
USB2.0 | 1 |
USB Type-C | 1 (USB3.0) |
Thunderbolt 3 | ー |
メモリーカード | ー |
HDMI | 1 |
VGA (D-sub15) | ー |
DisplayPort | 2 (Mini / Type-C) |
Webカメラ | あり |
顔認証カメラ | ー |
指紋センサー | ー |
ベンチマーク結果
まずはGALLERIA GCF2060RGF-Eの性能について紹介します。ベンチマーク結果はパーツ構成や環境、タイミング、個体差などさまざまな要因によって大きく変わることがある点をあらかじめご了承ください。
3Dグラフィックス性能
GALLERIA GCF2060RGF-EではGPU (グラボ)として、GeForce RTX 2060が使われています。総合的な3Dグラフィックス性能は現行世代のRTX / GTXにおいてちょうど中間あたり。いわゆるミドルレンジのGPUです。
ベンチマークテストでは、同じRTX 2060の平均値を若干上回る結果が出ました。ただ、同じミドルレンジのGTX 1660 Tiとベンチマークスコアはあまり変わりません。
GPUの性能比較
GPU | 3DMark Fire Strike Graphicsスコア |
---|---|
RTX 2080 Max-Q |
20160
|
RTX 2070 |
19807
|
RTX 2070 Max-Q |
17147
|
GALLERIA GCF2060RGF-E (RTX 2060) |
15520
|
RTX 2060 |
14945
|
GTX 1660 Ti |
14750
|
GTX 1650 |
11894
|
UHD 630 (Core i7) |
1176
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
RTX 2060とGTX 1660 Tiの違いは、ハードウェアレベルでレイトレーシングに対応しているかどうかです。レイトレーシング対応のRTX 2060では、レイトレーシング性能を計測するテストでGTX 1660 Tiを上回っています。
レイトレーシング機能の性能比較
GPU | 3DMark Port Royalスコア |
---|---|
RTX 2080 Max-Q |
4618
|
RTX 2070 |
4473
|
RTX 2070 Max-Q |
4243
|
GALLERIA GCF2060RGF-E (RTX 2060) |
3314
|
RTX 2060 |
3085
|
GTX 1660 Ti |
1470
|
GTX 1650 |
※計測不能
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
ただし現状はレイトレーシングに対応するゲームは多くありません。また仮に対応ゲームをプレーしたとしても負荷が非常に高いため、画質を落とす必要があるでしょう。
今後軽いレイトレーシング対応ゲームが登場する可能性もありますが、レイトレーシングにこだわらないなら価格の安いGTX 1660 Ti搭載モデルを選ぶか、逆にワンランク上のRTX 2070 / 2080搭載機種を選ぶという選択肢もあります。
ゲーム系ベンチマーク結果
ゲーム系ベンチマークや実際のプレーにおけるFPS (画面の滑らかさを表わす目安)計測結果は以下のとおりです。処理の重い重量級のゲームでも、フルHDのそこそこ高画質で快適に楽しめます。
FPS / TPSやバトロワ系シューターについては、最高画質で100 FPS前後といったところです。これでも十分高リフレッシュレートのディスプレイでなめからな動きを楽しめますが、144 FPSあたりまで出すには画質を落としたほうがいいでしょう。軽めのOverwatchであれば、最高画質でも144Hzの動きを楽しめそうです。
FF15ベンチ (重量級 / DX11)
画質 | スコア / 評価 |
高品質 | 6037 / 快適 |
標準品質 | 8231 / 快適 |
軽量品質 | 10133 / とても快適 |
※スコアが6000以上で「快適」
FF14ベンチ:漆黒のヴィランズ (中量級 / DX11)
画質 | スコア / 評価 / 平均FPS |
最高品質 | 13665 / 非常に快適 / 97.2FPS |
高品質 | 14705 / 非常に快適 / 116FPS |
標準品質 | 15564 / 非常に快適 / 129.8FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ドラクエXベンチ (超軽量級 / DX9)
画質 | スコア / 評価 |
最高品質 | 20484 / すごく快適 |
標準品質 | 20468 / すごく快適 |
低品質 | 21276 / すごく快適 |
フォートナイト (中量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
エピック | 102.3 FPS / 83 FPS |
高 | 138.2 FPS / 109 FPS |
中 | 176.8 FPS / 150 FPS |
低 | 247.7 FPS / 208 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
PUBG (中量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
ウルトラ | 92.6 FPS / 85 FPS |
高 | 102.9 FPS / 80 FPS |
中 | 108.4 FPS / 78 FPS |
低 | 122.1 FPS / 96 FPS |
非常に低い | 114.2 FPS / 81 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
オーバーウォッチ (軽量級 / DX10)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
エピック | 144.3 FPS / 121 FPS |
ウルトラ | 193.7 FPS / 164 FPS |
高 | 223.5 FPS / 200 FPS |
NORMAL | 251.3 FPS / 227 FPS |
低 | 298.7 FPS / 276 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
エーペックスレジェンズ (中量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
最高設定 | 120.9 FPS / 101 FPS |
最低設定 | 143.8 FPS / 143 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
アサシンクリード オデッセイ (超重量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
最高 | 49 FPS / 27 FPS |
中 | 68 FPS / 22 FPS |
低 | 71 FPS / 19 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
シャドウ オブ ザ トゥームレイダー (重量級 / DX12)
画質 | 平均FPS |
最高 | 74 FPS |
中 | 85 FPS |
最低 | 103 FPS |
※DLSSオン、平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ゴーストリコン ワイルドランズ (重量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
ウルトラ | 48.95 FPS / 38.96 FPS |
中 | 89.6 FPS / 75.92 FPS |
低 | 113.98 FPS / 96.13 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ファークライ ニュードーン (中重量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
ウルトラ | 77 FPS / 57 FPS |
中 | 89 FPS / 71 FPS |
低 | 94 FPS / 73 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
CPU性能
CPUとして使われているCore i7-9750Hは、非常に高性能です。インテルのCPUラインナップとしてはさらに上位のCore i9が存在しますが数は多くないため、実質的に最高クラスと言っていいでしょう。
CPUのマルチコア性能を計測するベンチマークテストでは、同じCore i7-9750Hを上回る結果が出ました。ゲームを快適に楽しめるパフォーマンスです。
CPUの性能比較
CPU | CINEBENCH R20 CPUスコア |
---|---|
GALLERIA GCF2060RGF-E (RTX 2060) |
2830
|
Core i7-9750H |
2695
|
Core i7-8750H |
2626
|
Core i5-9300H |
1947
|
Core i7-8565U ※2 |
1351
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均 ※2は一般用途向けノートPC用
ストレージ性能
試用機では、PCIe 3.0 x4の超高速タイプSSDが使われていました。アクセス速度は非常に早く、ファイル操作はもちろん、ウィンドウズも快適に動作します。
実際にゲームを10本くらいインストールしてみましたが、容量不足にはなりませんでした。容量的には特に問題ないでしょう。より多くのゲームをインストールしたり大容量の動画ファイルを保存したりするなら、オプションで1TB HDDを追加してもいいかもしれません。
CPUの温度について
GALLERIA GCF2060RGF-Eは通常動作のモードに加え、ファンを強制的に回転させることで内部の冷却効果を高める「ターボモード」が用意されています。あらかじめモードを有効にしておけば、キーボード上部のボタンを押すだけでモードを切り替え可能です。
通常モードとターボーモードでどれくらいの違いがあるのか、実際にCPUのクロックと温度を計測して比較しました。
まず通常モードの結果がコチラ。クロックは4GHzあたりを上限として、だいたい3.7~3.8Ghzあたりを推移しています。平均温度は93.8度とやや高めです。
ターボモードを有効すると平均温度が下がるかと思いきや、誤差レベルではありますが微妙に上がっています。逆にクロックはほぼ変わりません。今回のテストでは、通常モードとターボモードで差が見られませんでした。
ただしターボモード有効時は駆動音 (ファンの回転音や排気音)がかなり大きめです。通常モードでも高負荷時はターボーモードと変わらないぐらいなのですが、ターボモード時は常時大きな音が鳴りっぱなしで、かなりうるさく感じます。今回のテストではあまり効果が見られなかったので、通常モードだけで利用してもいいのかもしれません。
駆動音の計測結果
電源オフ | 37.4dBA | - |
---|---|---|
待機中 | 42.9dBA | 排気音がわずかに聞こえる程度。うるさくはない |
FF15ベンチ (通常モード) | 58.9BA | 排気音がかなり大きい。うるさく感じるレベル |
FF15ベンチ (ターボモード) | 60.2dBA | 同上 |
デザインと使いやすさ
本体はコンパクト
GALLERIA GCF2060RGF-Eは、ゲーミングノートPCとしてはとてもコンパクトです。接地面積は幅360×奥行き245mmで、B4サイズ (幅364×奥行き257mm)よりひと回り小さい程度。一般向けの15インチノートPCと同等か、やや小さいくらいです。
144Hzディスプレイは動きがなめらか!
液晶ディスプレイのサイズは15.6インチで、解像度は1920×1080ドットのフルHD。ゲーミングノートPCとしてはスタンダードな仕様です。パネルの種類は不明ですが映像は自然な色合いで、違和感がありません。
液晶ディスプレイのリフレッシュレート (画面の書き換え速度の目安)は144Hzです。一般的な60Hzに比べて、画面の動きが非常になめらか。コマ送りのような画面のカクカク感はなく、画面がとてもスムーズに動きます。映像には残像感もなく、素早く動くターゲットでもしっかりと補足できました。動きの速いゲームでも、相手に遅れを取ることはないでしょう。
ややクセのあるキーボード
キーボードはテンキー付きの日本語配列です。英数字キーの配列は標準的なのですが、一部の記号キーが特殊な部分にありました。特にゲーム中に左下の「¥」キーをShiftキーと間違えて押してしまうことがあります。慣れれば問題ないかもしれませんが、しばらくはキーコンフィグなどで入力を無効化するか、別のキーを割り当てるなどするといいかもしれません。
キーピッチは19mmで、キーストロークは約2mm。ストロークはかなり深く感じます。メカニカルほどではありませんが、入力時にサクッとした固めのクリック感を感じられました。ストロークの深さもあいまって、確かな手応えを感じられます。
入力時に「タチっ」 (カチっではなく)としたタイプ音が聞こえますが、気になるほどではありません。プレーに白熱しても、周りの人がうるさく感じるほどではないはずです。
なおタッチパッドは左上の角を軽くダブルタップすることでオン / オフを切り替えられます。有効になっているとタッチパッドが反応して誤操作の原因となるため、あらかじめ無効にしておくといいでしょう。
キーの同時押し認識数は非常に多く、50キー以上を確認できました。指の本数の関係ですべてのキーを同時に押せませんでしたが、もしかするとNキーロールオーバー (全キー対応)なのかもしれません。WASDキー周りもしっかりと認識されるので、キー入力時の誤認識はないはずです。
端子類は十分な構成
周辺機器接続用のインターフェース (端子)類は数も種類も十分。ゲーミングノートPCとしては標準的な構成です。ちょっと特殊なのはMini-DisplayPortがふたつある点ぐらいでしょうか。外付けの液晶ディスプレイを用意すれば、最大3画面でプレーできるかもしれません。
USB端子が左右側面のみで、背面にないのはちょっと残念です。USB接続のゲーミングデバイスを利用すると、両サイドがケーブルでゴチャついてしまいます。有線LANもできれば背面にあるとありがたいですね。
キャンペーンを使って賢くゲット!
ということで、今回はGALLERIA GCF2060RGF-Eのレビューをお届けしました。
製品としての仕上がりは悪くないのですが、税込 & 送料込みで21万1178円はちょっと高いかな、というのが正直な感想です。
ただしいまなら1万円ぶんのポイント還元があり、なおかつキャッシュレシュ決済で5%還元 (1万円前後)ですから、実質的には19万円ちょっとという感じでしょうか。そのくらいの価格であれば製品のクオリティーを見る限りアリだと思います。さらに会員向けのポイントサービスもありますので、いろいろチャレンジしてお得に購入してください。
1万ポイント還元 (10/23まで)
10/23までにこのモデルを購入すると、周辺機器 / PCパーツやゲームの購入に使えるドスパラポイント1万円ぶんが還元されます。さらに購入者のなかから抽選で10名に、3万5000円ぶんのポイントを還元! 詳しくは以下のリンクから公式サイトをご覧ください。
キャッシュレス決済で5%還元!
ドスパラは経産省が実施する「キャッシュレス・ポイント還元事業」の対象企業です。指定の支払い方法をで購入すると、5%の還元を受け取ることができます。詳しくは以下のリンクから、5%還元の受け取り方法をご確認ください。
※2019年10月4日時点。価格や構成は変更される場合があります
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