ポイント
- ノートPCとしては最高クラスの性能
- 144Hz / 240Hz対応
- RTX2070 / 2080搭載で最安クラス
OMEN by HP 17-cb0000のスペック
画面サイズ | 17.3インチ |
---|---|
解像度 | 1920×1080 |
CPU | ・Core i7-9750H ・Core i9-9880H |
メモリー | ・16GB ・32GB |
ストレージ | ・512GB SSD + 1TB HDD ・1TB SSD |
グラフィックス | ・RTX 2070 ・RTX 2080 |
リフレッシュレート | ・144Hz ・240Hz |
幅×奥行き | 405×285mm |
厚さ | 30mm / 39.4mm (突起物を含む) |
重量 | 約3.26kg |
バッテリー | 5時間 |
※2019年11月24日時点。構成は変更される場合があります
本体カラー | シャドウブラック |
---|---|
画面の表面 | 非光沢 |
パネルの種類 | IPSパネル、G-SYNC対応 |
タッチ / ペン | 非対応 |
光学ドライブ | ー |
テンキー | あり |
有線LAN | 1000Mbps |
無線LAN | ・11a/b/g/n/ac ・Wi-Fi 6 (11a/b/g/n/ac/ax) |
Bluetooth | 5.0 |
USB3.1 | 3 (Gen1 ) |
USB3.0 | ー |
USB2.0 | 1 |
USB Type-C | 1 (USB3.1 Gen2) |
Thunderbolt 3 | 対応 |
メモリーカード | SD |
HDMI | 1 |
VGA (D-sub15) | ー |
DisplayPort | 1 (Mini) |
Webカメラ | 92万画素 |
顔認証カメラ | - |
指紋センサー | - |
オフィス | なし |
この記事ではメーカーからお借りしたOMEN 17について、デザインや性能、実際のゲームでの使い心地などをレビューします。
この記事の目次
- ▶デザインと使いやすさ
- ▶ベンチマーク結果
- ▶価格について
- ▶まとめ
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デザインと使いやすさ
本体の外観
本体カラーはシャドウブラック。メカニカルな雰囲気で、スタイリッシュでありながらも重厚感のあるデザインです。ゲーミングPCというとLEDでビカビカ光る派手なイメージがありますが、OMEN 17は落ち着いた印象を受けました。
本体サイズ
17.3インチの大画面ディスプレイを搭載していることもあり、本体はかなり大きめです。サイズは幅405×奥行285mmで、A4用紙を2枚並べたA3サイズ (幅420×奥行き297mm)よりもひと回り小さい程度。デスクトップPCよりも場所を取らない大型ノートPCと考えたほうがいいでしょう。
画面サイズ
液晶ディスプレイの大きさは17.3インチです。一般的な15.6インチに比べてひと回り画面が大きいので、そのぶん細部まで見やすいメリットがあります。対戦ゲームで遠くのターゲットが狙いやすいなど、ゲームによってはプレーを有利に進められるでしょう。画面が大きいぶん、映像の迫力が増す点も魅力です。
リフレッシュレート
リフレッシュレート (画面の書き換え速度)は144Hzと240Hzに対応しています。最近は144Hz対応機種が増えていますが、ノートPCで240Hz対応はなかなかありません。それぞれ一般的な60Hzのディスプレイに比べて、画面の動きがとてもなめらか。3D酔いしにくい上に、ターゲットの動きを的確に捉えられるメリットがあります。
下の動画は、60Hzと144Hzの画面を5倍スローモーションで撮影したもの。普通の速度なら60Hzでも違和感はありませんが、実際には144Hzのほうがなめらかに動いていることがわかります。
映像品質
液晶ディスプレイは標準的な明るさで、ゲーム中でも暗く感じることはありません。発色は自然で色鮮やか。ゲームの雰囲気が充実に再現されています。画面が17.3インチと大きいのに対して解像度は一般的なフルHDであるため高精細というほどではありませんが、ドット感は特に気になりませんでした。
キーボード
キーボードはテンキー付きの日本語配列で、キーピッチは18.7mmと標準的な19mmよりもわずかに小さめです。と言っても、ゲームや文章の入力時に違和感はありませんでした。ただゲームでよく使うCtlrキーがわずかに小さく、若干押しづらく感じます。
キーボードバックライト
キーボードはRGBバックライトに対応です。オン / オフを切り替えられるほか、標準収録ユーティリティーの「OMEN Command Center」から光の色や発光パターンを調整できます。ゲームによって好みの色に変えると楽しいでしょう。
キーの同時押し
キーの同時押し認識数は、英数字キーの組み合わせで最大14キーまで確認できました。ハイエンドモデルとしてはやや少ない気もしますが、WASDキー周りはしっかりと認識されていたので、複雑な操作でも誤認識なく利用できるはずです。
キーボードのタイプ感
キーストロークは1.5mmで、ノートPCとしては標準的です。クリック感は軽く、ゲーム用としてはやや物足りなく感じました。タイプ音は軽めのタッチだとタクタクという感じで比較的静か。強めに叩くとタンタンと響きます。ゲーム中にキーの操作音が周囲に響くことはないでしょう。
インターフェース
周辺機器接続用のインターフェース (端子類)は左右の側面に配置されています。特に左側面には電源コネクターや有線LANなどがあり、実際の利用時には少しゴチャつくかもしれません。USB端子は中央よりやや奥側に配置されているので、マウスが干渉することはありませんでした。
スピーカーのサウンド
スピーカーは底面配置で音が接地面に向かって出るのですが、こもった感じはあまり感じませんでした。サラウンド感は十分で、スピーカーからでもなんとなく左右の方向を聞きわけられます。低音域は若干軽めで高音域がクリアーであるので、FPS / TPS向けにチューニングされているのかもしれません。とは言え、音を正確に聞きわけるならゲーミングヘッドセットの着用をおすすめします。
ベンチマーク結果
試用機のスペック
モデル名 | エクストリームモデル |
---|---|
OS | Windows 10 Pro |
CPU | Core i9-9980H |
メモリー | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
グラフィックス | RTX 2080 (8GB) |
CPU性能
CPU | CINEBENCH R20 CPUスコア |
---|---|
Core i9-9900K ※2 |
4194
|
OMEN 17 (Core i9-9880H) |
3468
|
Core i9-9880H |
3402
|
Core i7-9700K ※2 |
3326
|
Core i7-9750H |
2721
|
Core i7-8750H |
2625
|
Core i5-9300H |
1947
|
Core i7-8565U ※3 |
1351
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均 ※2はデスクトップPC向け ※3は一般用途向けノートPC向け
試用機では、8コア16スレッドのCore i9-9880Hが使われていました。ノートPC向けとしては最高クラスの性能で、ゲーミングデスクトップPCで使われているCore i7よりも高いスコアが出ています。下位モデルで使われているCore i7-9750Hでもパフォーマンス的には十分です。
駆動音の計測結果
電源オフ | 37.4dBA | - |
---|---|---|
待機時 (スタンダードモード) | 40.5dBA | ファンの回転音が少し聞こえるが気にならない |
FF15ベンチ (パフォーマンスモード、ファン出力最大) | 56dBA | 排気音が大きく、ファンの甲高い回転音が気になる。ヘッドセットを着用すれば気にならない |
3Dグラフィックス性能
GPU | 3DMark Fire Strike Graphicsスコア |
---|---|
RTX 2080 (デスクトップPC) |
25229
|
OMEN 17 (RTX 2080) |
23762
|
RTX 2080 Max-Q |
20066
|
RTX 2070 |
19807
|
RTX 2070 Max-Q |
18568
|
GTX 1070 |
16999
|
RTX 2060 |
14945
|
GTX 1070 Max-Q |
14684
|
GTX 1660 Ti |
14337
|
GTX 1060 |
11442
|
GTX 1650 |
8770
|
GTX 1050 |
6008
|
MX250 |
3711
|
MX150 |
3386
|
UHD 630 (Core i7) |
1176
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
OMEN 17では薄型PC向けにクロックを抑えたMax-QデザインのGPUではなく、無印でパフォーマンスの高いRTX 2070 / 2080が使われています。3D性能を計測するテストを行なったところ、デスクトップPC向けのRTX 2080をやや下回るものの、非常に優れた結果が出ました。ゲーミングノートPCとしては最高クラスの性能だと言っていいでしょう。
ゲーム系ベンチマーク結果
ゲームの快適さをタイトル別に計測したところ、処理の重い重量級ゲームでも概ね最高画質で快適に楽しめる結果でした。FPS / TPS系であれば、144Hzの高リフレッシュレート対応ディスプレイを活かしたなめらかさな動きを堪能できます。
※テストはすべてフルHD、G-SYNC無効で実施
FF15ベンチ (重量級 / DX11)
画質 | スコア / 評価 |
高品質 | 8646 / やや快適 |
標準品質 | 11664 / 快適 |
軽量品質 | 14634 / 快適 |
※スコアが6000以上で「快適」
FF14ベンチ:漆黒のヴィランズ (中量級 / DX11)
画質 | スコア / 評価 / 平均FPS |
最高品質 | 15561 / 非常に快適 / 115.5FPS |
高品質 | 16437 / 非常に快適 / 127.1FPS |
標準品質 | 17504 / 非常に快適 / 141.8FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ドラクエXベンチ (超軽量級 / DX9)
画質 | スコア / 評価 |
最高品質 | 21291 / すごく快適 |
標準品質 | 21630 / すごく快適 |
低品質 | 22363 / すごく快適 |
リーグ・オブ・レジェンド (超軽量級 / DX9)
モード | 平均FPS / 最低FPS |
サモナーズリフト (最高画質) | 261.1 FPS / 191 FPS |
TFT (最高画質) | 103.5 FPS / 87 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
PSO2ベンチ (軽量級 / DX9)
簡易描画設定 | スコア |
6 (最高) | 050,228 |
3 | 086,770 |
1 (最低) | 214,152 |
※スコア5,000以上が快適に遊べる目安
フォートナイト (中量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
エピック | 137.8 FPS / 121 FPS |
高 | 190.5 FPS / 151 FPS |
中 | 259.7 FPS / 199 FPS |
低 | 320.3 FPS / 255 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
PUBG (中量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
ウルトラ | 134.3 FPS / 103 FPS |
高 | 141.7 FPS / 114 FPS |
中 | 144.5 FPS / 119 FPS |
低 | 148.3 FPS / 121 FPS |
非常に低い | 150.3 FPS / 124 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
オーバーウォッチ (軽量級 / DX10)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
エピック | 139.8 FPS / 126 FPS |
ウルトラ | 192.7 FPS / 168 FPS |
高 | 231.3 FPS / 203 FPS |
NORMAL | 279.6 FPS / 250 FPS |
低 | 299.9 FPS / 298 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安、FPS上限は300
エーペックスレジェンズ (中量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
最高設定 | 143.8 FPS / 143 FPS |
最低設定 | 143.8 FPS / 143 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安。FPS上限はデフォルト (144)のまま
アサシンクリード オデッセイ (超重量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
最高 | 61 FPS / 30 FPS |
中 | 100 FPS / 38 FPS |
低 | 109 FPS / 43 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
シャドウ オブ ザ トゥームレイダー (重量級 / DX12)
画質 | 平均FPS |
最高 | 112 FPS |
中 | 121 FPS |
最低 | 128 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ゴーストリコン ブレイクポイント (中重量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
ウルトラ | 90 FPS / 52 FPS |
中 | 122 FPS / 47 FPS |
低 | 131 FPS / 51 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ファークライ ニュードーン (中重量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
ウルトラ | 85 FPS / 58 FPS |
中 | 93 FPS / 73 FPS |
低 | 102 FPS / 78 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ディヴィジョン2 (中重量級 / DX12)
画質 | 平均FPS |
ウルトラ | 23 FPS |
中 | 30 FPS |
低 | 30 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安、FPSが低い点については原因不明
アウター・ワールド (中重量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
超 | 76.5 FPS / 46 FPS |
中 | 82.3 FPS / 52 FPS |
低 | 85.8 FPS / 55 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ストレージ性能
ストレージには1TBの大容量SSDが使われています。アクセス速度が高速なので、ゲームの起動やデータの読み込みが早くて快適です。これだけの容量があれば、大作ゲームを複数本インストールしても、空き容量不足で困ることはないでしょう。
価格について
OMEN 17には、パーツ構成の異なる2種類のモデルが用意されています。それぞれのスペックと価格は以下のとおり。一般公開されていない当サイト向けの7%オフクーポンを使うと、パフォーマンスの高い無印のRTX 2070 / 2080搭載機種としては最安クラスです。
OMEN17のラインナップ
パフォーマンスモデル | |
---|---|
18万4140円 | |
パフォーマンスモデル (240Hz) | |
19万4370円 | |
エクストリームモデル | |
25万5750円 | |
エクストリームモデル (240Hz) | |
26万5980円 |
※2020年3月2日時点、価格は税込で7%オフクーポン適用時
デカイけど超高性能!
17.3インチの大型ディスプレイを搭載したOMEN 17は本体がデカくてゴツいのですが、デスクトップPC並みに高いパフォーマンスを備えている点が大きな魅力です。重いゲームのプレーはもちろん、ゲーム配信にも快適に利用できるでしょう。とにかく高性能なゲーミングノートPCを探している人におすすめします。
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