ポイント
- GTX1660 / RTX2080標準搭載
- カスタマイズオプションが豊富
- 3年間のサポートサービス付き
OptiPlex 7071 デスクトップのスペック
CPU | ・Core i3-9100 ・Core i3-9300 ・Core i5-9500 ・Core i5-9600 ・Core i7-9700 |
---|---|
メモリー | ・4GB ・8GB ・16GB |
SSD | ・なし ・128GB~2TB |
HDD | ・なし ・500GB~4TB |
Optane | ・なし ・あり |
グラフィックス | ・RX 550 ・RX 550 ×2 ・GTX 1660 ・RTX 2080 ・UHD 630 (CPU内蔵) |
チップセット | Q370 |
電源 | ・260W ・460W |
※2020年3月22日時点。構成は変更される場合があります
フォームファクター | ※独自仕様 |
---|---|
SATAポート | 3 |
M.2スロット | 2 (Wi-Fi用×1 + ストレージ用×1) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチ (一部モデルはオプション) |
ドライブベイ | 3.5インチ×2 2.5インチ×2 |
拡張スロット | PCI Express x16×1 PCI Express x16 (x4で動作)×1 PCI Express x1×1 PCI |
有線LAN | 1000Mbps |
無線LAN | ・なし ・IEEE802.11a/b/g/n/ac ・IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) |
Bluetooth | ・なし ・4.1 ・5.0 |
USB3.1 | 5 (前面×1 + 背面×4) |
USB3.0 | - |
USB2.0 | 3 (前面×1 + 背面×1) |
USB Type-C | 1 (USB3.1 Gen1、前面) |
Thunderbolt 3 | - |
メモリーカード | ※オプション |
HDMI | ※オプション またはグラフィックボードに付属 |
VGA (D-sub15) | ※オプション |
DisplayPort | 2 またはグラフィックボードに付属 |
DVI | なし またはグラフィックボードに付属 |
シリアルポート | 1 |
PS/2 | 2 |
サイズ | 幅169mm 奥行き300.80mm 高さ367mm |
重量 | 最小 9.11kg |
付属品 | USBマウス、USBキーボード、電源ケーブルなど |
オフィス | ※オプションで追加可能 |
この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、本体の外観や機能、実際の性能についてレビューします。
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本体の外観
OptiPlex 7071 デスクトップは、デスクトップPCとしては標準的な大きさの”ミニタワー型”に分類されます。とは言え、一般的なミニタワー型に比べてサイズはコンパクトです。
デスクトップの主な分類
ミドルタワー型 | ミニタワー型 | スリム型 | コンパクト型 |
機能:◎ 拡張性:◎ 省スペース性:× 冷却性能:◎ |
機能:◎ 拡張性:○ 省スペース性:△ 冷却性能:○ |
機能:○ 拡張性:△ 省スペース性:○ 冷却性能:△ |
機能:△ 拡張性:× 省スペース性:◎ 冷却性能:△ |
インターフェース
周辺機器の接続や各種メディアの利用で使うインターフェース (端子)類は、十分な構成です。標準ではSDカードスロットやVGA (D-sub15ピン)などには対応していませんが、購入時のカスタマイズ画面で追加できます (要追加料金)。なお映像出力端子については、搭載しているグラフィックボードの種類によって異なるので注意してください。
前面のインターフェース
- ① 光学ドライブ
- ② 電源ボタン
- ③ SDカードスロット ※オプション
- ④ ヘッドセット端子
- ⑤ USB2.0
- ⑥ USB3.1 Gen1
- ⑦ USB3.1 Gen1 Type-C
背面I/Oパネルのインターフェース ※GTX1660モデル
- ① ライン出力
- ② DisplayPort
- ③ シリアルポート
- ④ PS/2 ※マウス・キーボード接続用
- ⑤ USB3.1 Gen1
- ⑥ USB2.0
- ⑦ 有線LAN
- ⑧ DVI ※GTX1660
- ⑨ HDMI ※GTX1660
- ⑩ DisplaPort ※GTX1660
分解方法とパーツ交換について
OptiPlex 7071 デスクトップは分解が比較的簡単で、メモリーやグラフィックボードなどはドライバーなしで交換 / 増設できます。ただし2.5 / 3.5インチストレージやM.2 SSDはドライバーが必要なので、事前に用意してください。
内部は比較的余裕があり、作業はそれほど難しくはありません。拡張スロット類も十分な構成です。
拡張スロットの構成
- ① M.2スロット (ストレージ用)
- ② PCIExpress x1
- ③ PCIExpress x16
- ③ PCI
- ③ PCIExpress x16 (x4で動作)
OptiPlex 7071 デスクトップのベンチマーク結果
試用機のスペック
モデル名 | タワー プレミアムモデル |
---|---|
CPU | Core i5-9500 |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 1TB HDD |
グラフィックス | GTX 1660 (6GB) |
※ベンチマーク結果はパーツ構成やタイミング、個体差などによって大きく変わる場合があります
ストレージ性能
標準のストレージ構成は1TB HDDまたは512GB SSDです。HDDのみでも使えないことはありませんが、アクセス速度が遅いのでSSDの追加をおすすめします。
試用機ではHDDとしては標準的な速度でしたが、作業中に一瞬の間を感じることが多々ありました。特にサイズの大きい動画や画像を扱う際に、処理時間がかなり長く感じます。クリエイティブな作業向けにGTX / RTXシリーズを搭載していても、HDDがボトルネックとなるので注意してください。
CPU性能
CPU | CINEBENCH R20 CPUスコア |
---|---|
Core i9-9900K |
4244
|
Core i7-9700K |
3397
|
Core i7-9700F |
3231
|
Core i7-9700 |
3190
|
Core i7-8700 |
3026
|
OptiPlex 7071 (Core i5-9500) |
2392
|
Core i7-9700T |
2377
|
Core i5-9500 |
2370
|
Core i5-9400F |
2334
|
Core i5-9400 |
2312
|
Core i3-9100 |
1592
|
Pentium G5400 |
390
|
Celeron G4930 |
238
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
CPUとしては、第9世代のCore i5-9500またはCore i7-9700が使われています。Core i5-9500搭載の試用機でCPU性能を計測するベンチマークテストを行なったところ、Core i5としては順当な結果でした。
デスクトップPC向けCPU全体で見ると中位クラスの性能ですがノートPCではCore i7クラスの結果で、PC全体のなかでは優秀なほうです。上位のCore i709700なら、さらに高いパフォーマンスを期待できます。
3Dグラフィックス性能
GPU | 3DMark Fire Strike Graphicsスコア |
---|---|
RTX 2080 Ti |
32170
|
RTX 2070 SUPER |
25322
|
RTX 2080 |
25205
|
RTX 2070 |
22856
|
RTX 2060 SUPER |
20640
|
RTX 2060 |
17843
|
GTX 1660 Ti |
15697
|
OptiPlex 7071 (GTX 1660) |
13004
|
GTX 1650 |
8893
|
GTX 1050 |
6945
|
UHD 630 |
1359
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
試用機で使われていたGTX 1660はミドルレンジ (中級向け)のGPUです。性能は高めではありますが、ミドルレンジのなかでは低めの”ミドルロー”クラス。とは言え、3D制作や動画編集などクリエイティブな作業での効果は十分期待できます。
上位モデルで使われているRTX 2080はハイエンド向けのGPUで、非常に高性能です。クリエイティブな作業をより快適に行なうなら、こちらをおすすめします。
作業の快適さ
テスト | スコア |
---|---|
Essentials (一般的な利用) |
4100 6559
|
Productivity (ビジネス利用) |
4500 6729
|
Digital Contents Creation (コンテンツ制作) |
3450 7027
|
※スコアの目安はPCMark 10公式サイトによるもの
PCを使った作業の快適さを計測するPCMark 10では、すべてのテストで目標値を大きく上回りました。基本的にはどんな作業でも快適に行なえるとの評価です。
ただしテスト結果の詳細を確認すると、ストレージとして使われているHDDのアクセス速度の遅さがボトルネックとなっているように見られます。SSD搭載モデルであれば、さらに高いスコアを期待できるでしょう。
価格について
OptiPlex 7071 デスクトップには2020年3月23日時点で、4種類のモデルが用意されています。基本的にはどのモデルもパーツカスタマイズに対応していますが、「MT」モデル以外の3種類についてはCPU / GPUを変更できません。逆に「MT」モデルはすべてのカスタマイズオプションを利用できますが、若干割高です。
主なラインナップ
タワー プレミアムモデル | |
---|---|
14万円台~ | |
タワー プラチナモデル | |
24万円台~ | |
タワー プラチナモデル(SSD搭載) | |
27万円台~ | |
MT | |
17万円台~ |
※価格は税込&20%オフクーポン適用時、2020年3月23日時点
価格はタイミングによって変わります。現在の価格については、公式サイトでご確認ください。
柔軟なカスタマイズ対応するビジネスPC
よかった点
豊富なパーツカスタマイズに対応している点が魅力です。メモリー容量やストレージ構成だけでなく、拡張可能なインターフェースやサポートサービスも充実しています。CPU / GPUのパフォーマンスも申しぶんなく、あらゆるニーズに応えられるビジネスPCです。
気になる点
個人向けモデルに比べて、値段が高めです。とは言え、24時間365日の電話対応や技術的な質問にも応えてもらえる3年間のサポートサービスが標準で付いていることを考えれば、ある程度のコストは仕方がないでしょう。
一部のモデルでは標準構成でストレージが1TB HDDである点も気になります。大容量ファイルを扱う機会が多いクリエイティブな作業では、ストレージのアクセス速度がかなり強く影響しました。全モデルでSSD搭載を標準にしてもらいたいものです。
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