ポイント
- 16GBメモリー搭載で実質9万円台
- 高性能なCore i7
- 軽量コンパクト
Critea DX-W7のスペック
画面サイズ | 15.6インチ |
---|---|
解像度 | 1920×1080 |
CPU | Core i7-8565U |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 500GB SSD |
グラフィックス | UHD 620 |
LTE | 非対応 |
幅×奥行き | 362×246mm |
厚さ | 21.5mm |
重量 | 1.7kg |
バッテリー | 約7.8時間 |
※2020年4月23日時点。構成は変更される場合があります
本体カラー | シルバー |
---|---|
画面の表面 | 非光沢 |
パネルの種類 | 表記なし ※IPS相当 |
タッチ / ペン | - |
光学ドライブ | - |
テンキー | あり (3列) |
有線LAN | 1000Mbps |
無線LAN | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5 |
USB3.1 | 2 (Gen1) |
USB3.0 | - |
USB2.0 | - |
USB Type-C | 1 (USB3.1 Gen2) |
Thunderbolt 3 | - |
メモリーカード | microSD |
HDMI | 1 |
VGA (D-sub15) | - |
DisplayPort | - |
Webカメラ | HD (92万画素) |
顔認証カメラ | - |
指紋センサー | - |
付属品 | ACアダプターなど |
オフィス | なし ※オプションで追加可能 |
この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、デザインや性能、実際の使い心地などをレビューします。
この記事の目次
- ▶スペック
- ▶デザインと使いやすさ
- ▶ベンチマーク結果
- ▶まとめ
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デザインと使いやすさ
シンプルな外観
Critea DX-W7の外観はとてもシンプルで、ロゴやラインなどの飾りは一切ありません。本体は樹脂 (プラスチック)製ですが、本体カラーがメタリックな明るいシルバーである影響でそれほど安っぽくは見えませんでした。
15インチとしては軽量コンパクト
本体サイズは、15インチタイプとしてはコンパクトです。接地面積は幅362×奥行き246mmで、B4サイズ (幅364×奥行き257mm)よりもひと回り小さい程度。2~3年前のノートPCと比べると、だいぶ小さく感じます。ゴム足を含めた設置時の高さは22.7mm。数値としては標準的ですが、実物を手にすると意外に薄く感じました。
スタンダードな15インチのフルHD
ディスプレイの大きさは15.6インチ、解像度は1920×1080ドットのフルHDです。このタイプの機種としては、標準的なスペックと言っていいでしょう。デスクトップの文字の大きさは2~2.7mm程度 (スケーリング125%時)でした。新聞 (3.3~3.7mm前後)よりも小さいのですが、読みづらくは感じません。
映像は自然な色合い
画面は比較的明るく、色合いは自然です。スペック上では明記されていませんが、IPSパネル相当だと考えていいでしょう。ややコントラストが低いようにも感じましたが、特に気になるほどでもありません。マニアックに見ればやや赤みが弱い気もしますが、問題なく使えるクオリティーです。
色域測定結果
sRGBカバー率 | 91.5% |
---|---|
sRGB比 | 100.9% |
Adobe RGBカバー率 | 70.7% |
Adobe RGB比 | 74.8% |
目に優しい非光沢
ディスプレイの表面は光沢を抑えたノングレアタイプです。眼精疲労や集中力低下の原因と言われる”映り込み”が抑えられています。長時間の作業でも疲れにくい、目に優しいディスプレイです。
ややクセのあるキーボード
キーボードは日本語配列で、キーピッチ (キーとキーの間隔)は標準的な19mmです。Enterキー周辺がやや窮屈ですが、慣れれば問題なく利用できるでしょう。テンキーは標準的な4列構成ではなく、特殊な3列構成です。
タイプ感は軽い
キーストローク (キーを押し込む深さ)は実測で平均1.35mmでした。標準的なノートPC (平均1.5mm)に比べて浅く作られています。実際にキーを入力したところ、タイプ感はとても軽く感じました。押し込むようにして入力する人には物足りないかもしれませんが、軽い力で入力する人であれば違和感はないでしょう。
タイプ音は軽い力でもタクタクと聞こえますが、うるさく感じるほどではありませんでした。ただEnterキーのタイプ音は響きがちなので、この点についてだけ注意したほうがいいかもしれません。強く打つとタンタンと響くので、軽いタッチ推奨です。
十分なインターフェース構成
USB端子は全部で3ポートで、そのうち1ポートはType-Cです。15インチタイプとしては多くありませんが、困るほど少ないわけでもありません。そのほかの端子類も標準的な構成です。光学ドライブやVGA (D-sub15ピン)には対応していないので注意してください。
Type-Cは映像出力に対応
USB PD 18W充電 | × |
---|---|
USB PD 30W充電 | × |
USB PD 45W充電 | × |
USB PD 65W充電 | × |
映像出力 | ◯ |
Type-C端子はデータ通信と映像出力に対応しています。USB PDによる充電には非対応でした。基本的に据え置きで利用する機種なので、充電非対応でも困る場面はないでしょう。
スピーカーは通話やビデオチャット向け
スピーカーはビデオチャットや動画視聴、音声通話向きです。音楽をじっくり楽しめるほど高音質ではありません。ややこもった感があり、音の厚みも感じられませんでした。とは言えノートPCとしては標準的なクオリティーです。
ベンチマーク結果
※ベンチマーク結果はパーツ構成や環境、タイミング、個体差などさまざまな要因で大きく変わることがあります。
CPUは第8世代のCore i7
CPU | PassMark CPU Markスコア |
---|---|
Core i7-10710U |
13685
|
Core i7-1065G7 |
11946
|
Core i5-1035G4 |
10844
|
Core i7-10510U |
10257
|
Core i7-8565U |
9814
|
Core i5-10210U |
9730
|
Core i5-1035G1 |
9667
|
Critea DX-W7 (Core i7-8565U) |
9525
|
Core i5-8265U |
8593
|
Ryzen 5 3500U |
8373
|
Core i3-10110U |
5553
|
Core i3-8145U |
5549
|
Ryzen 3 3200U |
4609
|
Celeron N4100 |
2569
|
Celeron 4205U |
2021
|
Celeron N4000 |
1550
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
CPUとしては、第8世代のCore i7-8565Uが使われています。最新の第10世代Core i5 / i7よりもややパフォーマンス面で劣るものの、まだまだ現役で使える性能です。ノートPC全体で見てもなかなか優秀で、多少重い処理でも問題なくこなせるでしょう。
グラフィックス性能はイマイチ
GPU | 3DMark Fire Strike Graphicsスコア |
---|---|
GTX 1650 |
8513
|
GTX 1050 |
5912
|
MX250 |
3400
|
Iris Plus |
2880
|
Radeon Vega 8 (Ryzen 5) |
2193
|
UHD (Comet Lake) |
1335
|
Critea DX-W7 (UHD 620) |
1333
|
UHD 620 (Core i7) |
1265
|
UHD 620 (Core i5) |
1186
|
UHD 620 (Core i3) |
975
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
グラフィックス性能は低めです。CPU内蔵のグラフィックス機能を利用するため、ゲームやクリエイター向けソフトでの効果は見込めないでしょう。ビジネスや普段使いには問題ありません。
普段使い用には十分な性能
テスト | スコア |
---|---|
Essentials (一般的な利用) |
4100 8070
|
Productivity (ビジネス利用) |
4500 6917
|
Digital Contents Creation (コンテンツ制作) |
3450 2999
|
※スコアの目安はPCMark 10公式サイトによるもの
PCを使った作業の快適さを計測するPCMark 10のテストでは、一般利用とビジネス利用の目標値を大きく上回りました。普段の作業については、快適に行なえます。
コンテンツ制作のテストでは、目標値に届きませんでした。ちょっとした動画編集や写真加工には問題ないものの、本格的なコンテンツ制作には向いていません。
SATA接続の500GB SSDを搭載
ストレージとしては、500GB SSDが使われています。接続方式はSATAで、PCIe 3.0接続の高速タイプよりもアクセス速度が控えめ。しかしHDDよりもはるかに高速です。容量も十分と言っていいでしょう。
起動時間は平均12秒程度
ウィンドウズの起動時間を計測したところ、平均で12.28秒でした。SSD搭載機の平均は15秒程度 (筆者調べ)ですので、なかなか優秀です。ちなみにHDDのみの機種では、起動に40秒以上かかることもあります。
起動時間の計測結果(手動計測)
1回目 | 12.7秒 |
---|---|
2回目 | 12.3秒 |
3回目 | 11.9秒 |
4回目 | 12.3秒 |
5回目 | 12.2秒 |
平均 | 12.28秒 |
実駆動時間は5~6時間程度
バッテリー駆動時間は、公称値で約7.8時間とされています。ただしこれはパフォーマンスをグッと落とした状態での計測結果で、実際の駆動時間は公称値よりも短いのが一般的です。
そこで最大パフォーマンスの状態でビジネス作業 (Web閲覧や文書作成、ビデオチャットなど)での駆動時間を計測したところ、5時間30分でバッテリー切れとなりました。パフォーマンスをやや抑えた状態ので動画再生では6時間25分です。
駆動時間は長いわけではありません。しかしCritea DX-W7は持ち歩き用のモバイルノートPCではないので、駆動時間が短くても問題ないはずです。
バッテリー駆動時間の計測結果
テスト方法 | バッテリー消費 | 駆動時間 |
---|---|---|
※公称値 | 小 | 約7.8時間 |
Modern Office (ビジネス作業) | 大 | 5時間30分 |
Video (動画視聴) | 中 | 6時間25分 |
フル充電までにかかった時間 | - | 2時間31分 |
※テストの条件や計測方法についてはコチラ
実質9万円台で16GBメモリーはお得!
よかった点
Core i7 + 16GBメモリー搭載ノートPCが5%のキャッシュレス還元を含めれば、実質9万円台で買えるのは非常にお得です。画面は大きな15.6インチで、目に優しい非光沢である点もポイント。15インチタイプとしては軽量な上、外観がシンプルなのでシーンを選ばずに利用できます。コスパの高いスタンダードノートPCです。
気になる点
CPUがひと世代古い点は残念です。とは言え最新CPUと性能が劇的に変わるほどではないので、安さを考えれば納得できるでしょう。個人的にはキーボードのテンキーが標準的な4列構成ではなく、特殊な3列構成である点が気になりました。慣れるまでは入力ミスなどがあるかもしれません。
キャッシュレス決済で5%還元!
ドスパラは経産省が実施する「キャッシュレス・ポイント還元事業」の対象企業です。指定の支払い方法で購入すると、5%の還元を受け取ることができます。詳しくは以下のリンクから、5%還元の受け取り方法をご確認ください。
※2020年4月23日時点
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