
ギガバイトの『AORUS 15X(2023)』(以下、”AORUS 15X”)は、ミドルハイ(中上級者向け)クラスのGPUを搭載したゲーミングノートPCです。CPUはインテル第13世代Coreプロセッサで、GPUにはGeForce RTX 4070。新世代のCPUとGPUにより、人気ゲームをこれまでよりも快適に楽しめます。

AORUS 15X(2023)
薄型でスリムな筐体を採用している点と、騒音がかなり抑えられている点も大きな魅力です。電力効率が向上したことで、高いパフォーマンスを維持しながらボディの薄型化や静音性の向上を実現できたのでしょう。これまでのゲーミングノートPCから、ワンランク上のステージに移行したような印象を受けました。
この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、デザインや性能、実際の使い心地などをレビューします。

スペック
| OS | Windows 11 Home / PRo | 
|---|---|
| ディスプレイ | 15.6インチ 2560×1440 IPS 非光沢 タッチ非対応 sRGBカバー率 100% | 
| リフレッシュレート | 240Hz / 165Hz | 
| CPU | Core i9-13900HX(24コア32スレッド) / Core i7-13700HX(16コア24スレッド) | 
| メモリー | 16GB(8GB×2) ※DDR5-5600、最大64GB、スロット×2 | 
| ストレージ | 1TB PCIe Gen4 x4 NVMe SSD ※空きスロット×1 | 
| グラフィックス | RTX 4070(8GB) ※最大グラフィックスパワー140W | 
| 通信 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、有線LAN | 
| インターフェース | Thunderbolt 4×1、USB3.2 Gen2 Type-A×2、HDMI2.1、Mini DP1.4、有線LAN、ヘッドセット端子 | 
| 生体認証 | なし | 
| サイズ / 重量 | 幅35.7×奥行き27.4×高さ1.97mm / 約2.6kg | 
| バッテリー | 約8~9時間 | 
本体デザイン
AORUS 15Xは最新のゲーミングノートPCらしく、近未来感のある外観です。かと言ってビカビカ光ったりゴテゴテと派手だったりするわけではなく、パッと見た感じでは落ち着いた雰囲気に感じられるでしょう。しかし細部は意匠を凝らした作りで、よく見ればわかる的なある意味で通好みのデザインに仕上がっています。

本体の外観

天板はアルミ製。中央付近には半導体の回路転写技術である「ナノインプリントリソグラフィー」を用いた、虹色に光るエンブレムが配置されています。表面はツヤ消しですが、指紋の跡がわずかに残りました

表面にはモールドのようなメカニカルなプリント

背面付近に配置されたFusionライトバー

ディスプレイを開いた状態

キーボード面には剛性の高い樹脂(プラスチック)が使われているようです

タッチパッドにはハヤブサのようなロゴの一部が描かれています

ディスプレイのベゼル(枠)は左右はかなり細め。下部は冷却効果を高めるためにすき間を空けているので、強度を確保するためにやや太く作られています

ディスプレイ上部には200万画素のWebカメラと、顔認証用のIRカメラ。Webカメラは1920×1080ドットの写真撮影と、1080p 30 fpsの動画撮影に対応しています

インターフェースは十分な構成。ただしメモリーカードスロットには非対応です。Thunderbolt 4はUSB PD 100Wの充電器に対応しています

付属の電源アダプターは280Wの丸口タイプ。重さは1.02kgで、かなり巨大です

スピーカーは底面配置。音は比較的クリアーではあるものの、中音域がややこもって聞こえました。音の聞き分けは難しく、また高負荷時にはファンの音が聞こえるため、ゲームにはヘッドセットの着用をおすすめします

左右側面と背面には排気口

キーボード上部のこの部分も、排気口だと思われます

底面部には吸気口
サイズと重量
AORUS 15Xはフットプリント(設置面積)は大きいものの、ハイエンドクラスのゲーミングノートPCとしてはかなり薄く作られている印象です。細身でシュッとしたシルエットで、高性能モデルにありがちなゴツさが感じられません。

見た目は細身で、ゲーミングノートPCでよく見られるゴツさは感じられませんでした

幅35.7cm、奥行き27.4cm

A4ノート(ピンク)とB5ノート(ブルー)とのサイズ比較。B4サイズよりもわずかに大きい程度です。15.6インチタイプとしてはやや大きめ

高さは実測で20.4mm(突起部を除く)

本体背面。底面のゴム足(突起部)を含めた高さは23.7mm。設置時にはやや厚みを感じますが、ゲーミングノートPCでは30mmを超えることも珍しくないので、実際にはけっこうスリムです

重さは実測で2.269kg。高性能モデルとしては軽量です
ディスプレイについて
ディスプレイは、ゲーミングノートPCとしては一般的な大きさです。上位モデルはリフレッシュレートが240Hzと非常に高く、遅延の少ない映像でゲームを楽しめるでしょう。

画面サイズは15.6インチで解像度は2560×1440ドットのWQHD(QHD)

色域はsRGB 100%で、ノートPCとしては高品質なパネルです。スマホやタブレットほどではないものの、画面は明るく色鮮やかに感じます

リフレッシュレートは上位モデルで240Hz、下位モデルで165Hz。基本的は165Hzでも十分ですが、240Hzだとさらに遅延を押さえられる上に素早い視線移動時でも動きがより自然です

240Hzモデルを、シャッタースピード1/1600で撮影したディスプレイの映像。4フレーム目がギリギリ見えるか見えないかあたりです。フレームレートが高いため細かな残像が残っていますが、全体的には144~165Hzよりも残像感は少なめ

144Hzで応答速度7msの場合の残像 ※写真は別の機種
キーボードについて
キーボードはゲーマー向けに配慮された作りです。配列はやや窮屈ではあるものの、スイッチの動作や感触はしっかりしています。キーボードは意外に見落としがちなので、ゲーミングノートPCを選ぶ際は注意してください。

キーボードは英字配列。ゲームにはあまり影響はありませんが、日本語配列とは記号の位置が異なるので注意

キーピッチは実測で18.2mm。標準値でアル19mmよりも狭く、入力時は多少窮屈に感じました。バックライトは個々のキーが独立して点灯するPer Key RGBタイプです

キーストロークは公称値で2.0mm。一般的なノートPCの1.5mmよりも深く作られています。そのぶんタイプ感がしっかりと感じられました。底打ち感やたわみはなく、力がスッと入る良好なタイプ感です

nキーロールオーバーとアンチゴーストに対応。同時に複数のキーを押しても、キッチリと認識されます。ゲーマー向けに配慮されたキーボードです
ベンチマーク結果
試用機のスペック
| CPU | Core i9-13900HX(24コア32スレッド) | 
|---|---|
| メモリー | 16GB | 
| ストレージ | 1TB NVMe SSD | 
| グラフィックス | RTX 4070(8GB) | 
| 最大グラフィックスパワー | 140W | 
※ベンチマークテストはWindows 11の電源プランを「バランス」、電源モードを「最適なパフォーマンス」に設定した上で、電源アダプターを接続した状態で実施しています。なお今回はアカウント設定上のトラブルによりシステムの初期化を行なったため、標準収録ソフトがない状態でテストを行ないました。標準収録ソフトの設定によっては、パフォーマンスが変わる可能性があります
※ベンチマーク結果はパーツ構成や環境、タイミング、個体差などさまざまな要因によって大きく変わることがあります
CPU性能
CPUとしてはインテル第13世代のCore i9-13900HX(24コア32スレッド)またはCore i7-13700HX(16コア24スレッド)が使われています。
Core i9-13900HX搭載の試用機で行なったCPUベンチマーク結果は、以下のグラフのとおり。ゲーミングノートPC向けCPUのなかでは非常に優秀な結果ですが、マルチコア性能のテストにおいては前世代のCore i9-12900HXより低い結果が出ました。しかしこれは本体を薄型化するために、あえてパフォーマンスを落としているのだと思われます。
ちなみにCore i9-12900HX搭載のテスト機は、厚さが32mm以上ありました。AORUS 15Xは同じ計測方法で20.4mmです。
CPUの性能差 (マルチコア性能)
| CPU | CINEBENCH R23 CPUスコア | 
|---|---|
| Core i9-12900HX | 
 21119 
 | 
| AORUS 15X(Core i9-13900HX) | 
 17429 
 | 
| Core i7-12700H | 
 16039 
 | 
| Ryzen 7 6800H | 
 13673 
 | 
| Ryzen 9 5900HX | 
 12654 
 | 
| Ryzen 7 5800H | 
 11346 
 | 
| Core i7-11800H | 
 11123 
 | 
| Ryzen 5 6600H | 
 10237 
 | 
| Ryzen 5 5600H | 
 8901 
 | 
| Core i5-11400H | 
 7529 
 | 
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
CPUの性能差 (シングルコア性能)
| CPU | CINEBENCH R23 CPUスコア | 
|---|---|
| AORUS 15X(Core i9-13900HX) | 
 2050 
 | 
| Core i9-12900HX | 
 1906 
 | 
| Core i7-12700H | 
 1804 
 | 
| Ryzen 7 6800H | 
 1532 
 | 
| Core i7-11800H | 
 1502 
 | 
| Ryzen 5 6600H | 
 1477 
 | 
| Core i5-11400H | 
 1461 
 | 
| Ryzen 9 5900HX | 
 1459 
 | 
| Ryzen 7 5800H | 
 1375 
 | 
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
デスクトップPCとのCPU性能比較
デスクトップPC向けCPUとの比較には、3DMark Time Spyの「CPU Score」を利用しました。比較用のデータは集計元の平均値です。
結果を見ると、AORUS 15X Core i9モデルのCPU性能は第13世代Core i5と同等レベルということがわかります。ベンチマークスコアでは、ひと世代前のハイエンドゲーミングPCで使われていたRyzen 7 5800Xよりも上。熱対策であえてパフォーマンスを落としているとは言え、ゲームにはまったく問題ない性能と言っていいでしょう。
CPU性能
| CPU | 3DMark Time Spy CPU Score | 
|---|---|
| Core i9-13900K | 
 19981 
 | 
| Core i7-13700K | 
 18868 
 | 
| Core i9-12900K | 
 18180 
 | 
| Core i5-13600K | 
 16311 
 | 
| Core i7-12700KF | 
 16098 
 | 
| Ryzen 9 7950X | 
 15453 
 | 
| Core i7-12700F | 
 15085 
 | 
| Core i5-13500 | 
 14894 
 | 
| Ryzen 9 7900X | 
 14853 
 | 
| Ryzen 7 7700X | 
 13520 
 | 
| Ryzen 9 5900X | 
 13090 
 | 
| Core i5-13400 | 
 12294 
 | 
| AORUS 15X(Core i9-13900HX) | 
 12158 
 | 
| Ryzen 7 5800X | 
 11366 
 | 
| Ryzen 7 5700X | 
 10633 
 | 
| Ryzen 5 7600X | 
 9867 
 | 
| Core i5-12400F | 
 9289 
 | 
| Ryzen 5 5600X | 
 8111 
 | 
| Core i3-13100 | 
 6525 
 | 
| Core i3-12100 | 
 6463 
 | 
※スコアは3DMark公式サイトによる平均値
グラフィックス性能
グラフィックス機能としてはNVIDIA RTX 4070 Laptop GPUが使われています。AORUS 15Xでは、GPUの最大グラフィックスパワーが140Wに設定されていました。規格上の定格値は35~115Wなので、Dynamic Boost 2.0により性能がだいぶ底上げされていると思われます。
3Dベンチマークテストの結果は以下のとおり。旧世代のGPUと比較すると、ハイエンド向けのRTX 3080よりちょっと上程度と考えていいでしょう。ただRTX 40シリーズはDLSS3.0などの新機能が盛り込まれており、体感的には旧世代のGPUをさらに大きく上回る可能性があります。
GPUの性能 (DirectX 12、WQHD)
| GPU | 3DMark Time Spy Graphicsスコア | 
|---|---|
| RTX 3080 Ti | 
 13493 
 | 
| AORUS 15X(RTX 4070) | 
 12097 
 | 
| RTX 3080 | 
 11612 
 | 
| RTX 3070 Ti | 
 10357 
 | 
| RTX 3070 | 
 9707 
 | 
| RTX 3060 | 
 8297 
 | 
| RTX 3050 Ti | 
 5207 
 | 
| RTX 3050 | 
 4426 
 | 
| GTX 1650 | 
 3178 
 | 
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
GPUの性能 (DirectX 11、フルHD)
| GPU | 3DMark Fire Strike Graphicsスコア | 
|---|---|
| RTX 3080 Ti | 
 30787 
 | 
| AORUS 15X(RTX 4070) | 
 28718 
 | 
| RTX 3080 | 
 28274 
 | 
| RTX 3070 Ti | 
 25538 
 | 
| RTX 3070 | 
 25161 
 | 
| RTX 3060 | 
 21476 
 | 
| RTX 3050 Ti | 
 13528 
 | 
| RTX 3050 | 
 11051 
 | 
| GTX 1650 | 
 8758 
 | 
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
GPUの性能 (レイトレーシング)
| GPU | 3DMark Port Royal Graphicsスコア | 
|---|---|
| RTX 3080 Ti | 
 8527 
 | 
| AORUS 15X(RTX 4070) | 
 7202 
 | 
| RTX 3080 | 
 7148 
 | 
| RTX 3070 | 
 5957 
 | 
| RTX 3060 | 
 4909 
 | 
| RTX 3050 Ti | 
 585 
 | 
| RTX 3050 | 
 537 
 | 
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
デスクトップ向けGPUとの比較
3DMarkの平均値と比較したところ、AORUS 15Xのグラフィックス性能はデスクトップPC向けのRTX 3070未満RTX 3060 Ti以上といったところでした。ノートPCとしては、かなり優秀です。
GPU性能(DirectX 12,WQHD)
| GPU | 3DMark Time Spy Graphics | 
|---|---|
| RTX 4090 | 
 35782 
 | 
| RTX 4080 | 
 27985 
 | 
| RTX 4070 Ti | 
 22670 
 | 
| RTX 3090 Ti | 
 21724 
 | 
| RTX 3090 | 
 20531 
 | 
| RTX 3080 Ti | 
 19907 
 | 
| RTX 3080 | 
 17658 
 | 
| RTX 3070 Ti | 
 14821 
 | 
| RTX 3070 | 
 13680 
 | 
| AORUS 15X(RTX 4070) | 
 12097 
 | 
| RTX 3060 Ti | 
 11769 
 | 
| RTX 3060 | 
 8744 
 | 
| RTX 3050 | 
 6202 
 | 
| GTX 1650 | 
 3548 
 | 
※スコアはUL Solutionsによる平均値
PCを使った作業の快適さ
PCMark10は、PCを使った作業の快適さを計測するベンチマークテストです。一般的な作業を想定しているため、テストでは比較的軽い処理が行なわれています。各テストの傾向としては「Essentials」(一般利用)ではCPUのシングルコア性能やストレージ性能、「Productivity」(ビジネス利用)ではCPUのマルチコア性能とメモリー性能、「Digital Contents Creation」(コンテンツ制作)ではCPUとストレージ、GPU性能が強く影響するようです。
ベンチマークテストの結果は非常に優秀です。特にコンテンツ制作のテストでは、旧世代のCPU / GPUを搭載したハイエンド機のスコアを上回っています。ゲームだけでなく、さまざまなシーンで従来機よりも快適に活用できるでしょう。
PCMark 10ベンチマーク結果
| テスト | スコア | 
|---|---|
| Essentials (一般的な利用) 目標値:4100  | 
 10510 
10901 
9769 
10659 
9484 
10581 
 | 
| Productivity (ビジネス利用) 目標値:4500  | 
 11818 
7429 
9077 
10494 
9063 
10293 
 | 
| Digital Contents Creation (コンテンツ制作) 目標値:3450  | 
 13229 
6936 
7843 
11614 
9275 
12548 
 | 
※スコアの目安はPCMark 10公式サイトによるもの
比較機のスペック
| HP Pavilion 14 Plus | Core i7-12700H / 16GB / Iris Xe | 
|---|---|
| ▶Victus 16 | Ryzen 5 6600H / 16GB / RTX 3050 | 
| Legion Slim 770i | Core i7-12700H / 16GB / RTX 3060 | 
| ▶OMEN 16 | Ryzen 7 5800H / 16GB / RTX 3070 | 
| Titan GT77 12U | Core i9-12900HX / 64GB / RTX 3080 Ti | 
駆動音計測結果
駆動音(排気口からの風切り音やファンの回転音など)は、それなりに大きく聞こえました。しかし従来のゲーミングノートPCのように、とんでもなく大きいというほどではありません。ヘッドセットを着用すれば気にならず、部屋の外にも聞こえるほどではないでしょう。
駆動音の計測結果
| 電源オフ | 36.4dBA | - | 
|---|---|---|
| 待機中 | 38.1dBA | 排気音が聞こえるが、特に気にならない | 
| 軽作業中 | 40.9dBA | そこそこ聞こえる。静かな場所では気になるかも | 
| 高負荷時 | 46.5dBA | けっこう大きいが、爆音と言うほどではない。ヘッドセットを着用すれば気にならない程度 | 
ゲーム性能
Core i9 + RTX 4070モデルでゲーム系ベンチマークを試したところ、非常に優秀な結果が出ました。特にRTX 40シリーズから採用されたDLSS3の対応タイトルでは、フレームレートがかなり伸びる傾向にあります。レイトレ対応タイトルも、フルHDであれば快適に楽しめるでしょう。
検証結果まとめ
- ・激重タイトルでもWQHDでOK
 - ・レイトレはフルHD
 - ・DLSS3はスゴイ!
 - ・中量級FPSは画質調整で165Hzあたり
 - ・競技系FPSは外部出力で360Hz可能
 
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
Marvel’s Spider-Man Remastered(ちょっと重い)

DLSS3フレーム生成あり
| 画質 | 平均FPS / 低位1% | 
| フルHDレイトレあり | 113.1 / 54.6 | 
| フルHDレイトレなし | 155.7 / 100.6 | 
| WQHDレイトレあり | 113.8 / 73.5 | 
| WQHDレイトレなし | 128.9 / 84 | 
※画質は最高設定
DLSS3フレーム生成なし
| 画質 | 平均FPS / 低位1% | 
| フルHDレイトレあり | 97.2 / 57.3 | 
| フルHDレイトレなし | 122.6 / 72.3 | 
| WQHDレイトレあり | 74 / 40.9 | 
| WQHDレイトレなし | 85.3 / 38.7 | 
※画質は最高設定
Portal with RTX(激重)

| 画質 | 平均FPS / 低位1% | 
| フルHD標準設定 | 77.4 / 41.6 | 
| WQHD標準設定 | 54.1 / 29 | 
ファークライ6(そこそこ重い / DX12)

| 画質 | 平均FPS / 最小FPS | 
| フルHDレイトレ最高画質 | 122 / 101 | 
| フルHD最高画質 | 100 / 82 | 
| WQHDレイトレ最高画質 | 75 / 65 | 
| WQHD最高画質 | 88 / 72 | 
アサシン クリード ヴァルハラ (激重)

| 画質 | 平均FPS / 低位1% | 
| フルHD最高画質 | 107 / 73 | 
| WQHD最高画質 | 78 / 55 | 
エーペックスレジェンズ 射撃訓練場(中量級)

| 画質 | 平均FPS / 低位1% | 
| フルHD 最高画質 | 125 / 90 | 
| フルHD 最低画質 | 238.5 / 166.2 | 
| WQHD 最高画質 | 102.1 / 78.9 | 
| WQHD 最低画質 | 226.7 / 157 | 
※実際のプレーではこの結果よりもFPSが低下します
レインボーシックス シージ(軽い) ※Vulkan

| 画質 | 平均FPS / 最低FPS | 
| フルHD | 356 / 296 | 
| WQHD | 357 / 302 | 
※最高画質設定。ゲーム内ベンチマークの結果
CS:GO FPS Benchmark(軽い)

| 画質 | 平均FPS | 
| フルHD | 446.9 | 
| WQHD | 318.9 | 
※ワークショップ内のマップ「FPS Benchmark」を使用、画質は最高設定
新生代のCPUとGPUでゲーミングノートPCは次のステージへ

ベンチマーク結果をご覧いただくとおわかりのとおり、第13世代CoreプロセッサとRTX 40シリーズの組み合わせは、非常に高いパフォーマンスを実現しています。CPU性能がやや抑えられているような様子が見られましたが、これは本体を薄く仕上げるためでしょう。従来のゲーミングノートPCよりもスリムな上に、騒音も抑えられています。
これまでは高い性能と静音性&薄さはトレードオフの関係にありました。高いパフォーマンスを実現するにはある程度のうるささをガマンするしかなく、静かでスリムな筐体を使いたいならフレームレートが下がるのをガマンしなければならなかったのです。
しかし新世代のCPUとGPUによって、今後のゲーミングノートPCは大きく変わるかもしれません。そのぶん値段も大きく上がっていますが、予算の問題されクリアーできるなら旧世代のゲーミングノートPCよりも満足感は高いと思います。

*
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