Microsoft 365が値上がり!
2025年1月17日に、家庭向けMicrosoft 365の利用料金が値上がりしました。個人向けの「Microsoft 365 Personal」と家族向けの「Microsoft 365 Family」、どちらも6400円の値上がりです。
プラン | 年額 |
---|---|
Microsoft 365 Personal | |
Microsoft 365 Family |
年額6400円は、ひと月あたり約533円。ご時世的に仕方がないかなとは思うものの、こうもドカッと値上がりするのは厳しいですよね。しかも追加要素は利用回数に制限のあるAI機能ですから、人によっては納得できない場合もあると思います。
サブスク利用者は期間限定で新プランを利用可能
現在Microsoft 365をサブスクで利用しているなら、新しく用意された「Microsoft 365 Personal クラシックプラン」や「Microsoft 365 Family クラシックプラン」を利用可能です。これは更新されたMicrosoft 365の機能から、AI部分だけを抜いたもの。年額利用料は、値上がり前の価格と同じ。つまり従来と同じ機能をこれまでと同じ価格で使い続けられるわけです。
新プランの年額料金
プラン | 年額 |
---|---|
Microsoft 365 Personalクラシックプラン | 1万4900円 |
Microsoft 365 Familyクラシックプラン | 2万1000円 |
ただしクラシックプランは期間限定とのこと。もしかすると1年後の更新時期には、値上がりした料金を支払う必要があるのかもしれません。この猶予期間で、今後オフィスを使い続けるのかどうかを判断するべきなのでしょう。
クラシックプランへの切り替え方法
ここからは、クラシックプランへの切り替え方法を紹介します。マイクロソフト公式サイトで解説されている手順と同じですが、実際の画像を用意しているので手続き時の参考にしてください。
関連リンク
Microsoft 365 Personalとファミリー クラシック プランへの切り替え
※スクリーンショットはPCで撮影
関連リンク
その次の更新をどうするか……
筆者の場合だと、次回の更新は2025年の12/4。つまり2026年の12月頭までは旧料金で使い続けられるわけです。しかしそのあとは、どうするべきでしょうか? このまま支払い続ければ、けっこうな金額になってしまいますし……。
支払い金額のシミュレーション ※サブスク版
更新タイミング | 更新料 | 累計金額 |
---|---|---|
2025年12月 | 2万1000円 | 2万1000円 |
2026年12月 | 2万7400円 | 4万8400円 |
2027年12月 | 2万7400円 | 7万5800円 |
2028年12月 | 2万7400円 | 10万3200円 |
2029年12月 | 2万7400円 | 13万0600円 |
2030年12月 | 2万7400円 | 15万8000円 |
2031年12月 | 2万7400円 | 18万5400円 |
※料金はFamilyプラン。今後しばらくは値上がりしないと仮定した場合
永続版(サポート期限はありますが)のOffice Home 20xxに変更する方法もあります。各種機能やクラウドストレージの容量は使えなくなりますが、ワードとエクセル、パワポだけしか使わないなら、こちらのほうが相当安上がりです。
支払い金額のシミュレーション ※永続版
更新タイミング | 価格 | 累計金額 |
---|---|---|
2025年12月 | 3万4480円 | 3万4480円 |
2026年12月 | - | 3万4480円 |
2027年12月 | - | 3万4480円 |
2028年12月 | - | 3万4480円 |
2029年10月 | 3万4480円 | 6万8960円 |
2030年12月 | - | 6万8960円 |
2031年12月 | - | 6万8960円 |
※料金はHome(パワポ入り)。次バージョンも同じ価格と仮定した場合
人によっては、マイクロソフトのオフィスは使わない選択もありますね。Googleドキュメントや互換ソフトなどを活用することを視野に入れるべきなのかもしれません。
筆者としては、とりあえずは「様子見」です。今後より安価なAIプランが出てくるかもしれませんし、「やっぱりCopilotダメだったね~」なんてことになるかもしれません。
永続版を買うとしたら、残りのサポート期間を考えても2026年の更新前くらいですかね。そのときまでに、永続版が値上がり or 販売停止なんてことになりませんように。