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ThinkCentre M75q Gen 5発表! Zen4+RDNA3でパフォーマンスアップに期待

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ThinkCentre M75q Gen 5

4月16日にレノボはグローバルの公式サイトにて、Ryzen搭載デスクトップPC『ThinkCentre M75』シリーズの新モデルを発表しました。ミニタワー型の『ThinkCentre M75t Gen 5』は発売日未定、スリム型の『ThinkCentre M75s Gen 5』は北米地域で2024年5月、コンパクト型の『ThinkCentre M75q Gen 5』は北米地域で2024年6月に発売が予定されています。

 

発表されたモデル

ThinkCentre M75t Gen 5 発売時期未定 価格未定
ThinkCentre M75s Gen 5 2024年5月 709ドル(約10万9600円)
ThinkCentre M75q Gen 5 2024年6月 749ドル(約11万5800円)
Lenovo Embraces the AI PC Era with New ThinkCentre Desktops Powered by AMD Ryzen PRO 8000 Series Desktop Processors - Lenovo StoryHub
Next-generation business workhorses with AI capabilities are ideal for even the most demanding modern workplaces.

 

なかでも特に注目したいのが、コンパクト型の『ThinkCentre M75q Gen 5』です。旧モデルは非常にコスパが高く、一部マニアのあいだで非常に人気がありました。その後継モデルとなれば、期待は高まります。

ThinkCentre M75q Gen 5

非常にコンパクトなThinkCentre M75q Gen 5

 

新旧モデルのスペック比較

M75q Gen 5 M75q Gen 2
Ryzen PRO 8000GE(Zen 4) Ryzen PRO 5000GE(Zen 3)
DDR5-5200、スロット×2 DDR4-3200、スロット×2
PCIe 4.0 PCIe 3.0
Radeon(RDNA3) Radeon(Vega)
USB3.2 Gen2×1、USB3.2 Gen1×2、USB2.0×3、USB3.2 Gen1 Type-C×1、HDMI、DisplayPort、有線LAN、ヘッドホン端子 USB3.1×3、USB2.0×2、USB3.1 Gen1 Type-C×1(データ通信のみ)、HDMI、DisplayPort、有線LAN、ヘッドホン端子
幅182.9×奥行き179×高さ36.5mm / 1.32kg

 

CPU(APU)として使われているRyzen PRO 8000GEシリーズの性能は、まだ明らかになっていません。ちなみに過去のデータでは、ノーマルな「G」と「PRO G」はほぼ同等レベル、「PRO GE」は「PRO G」の10%減程度のスコアが出ています。もしPRO 8000GEについても同様であるならば、前モデルのパフォーマンスを15~20%程度は上回るかもしれません。

 

CPUの性能比較

CPU PassMark CPU Mark Score
Ryzen 7 8700G
31596
Core i9-13900H
31423
Core i7-13700H
30496
Ryzen 7 7840HS
28429
Ryzen 5 8600G
25202
Ryzen 7 5700G
24601
Ryzen 7 PRO 5750G
24461
Core i5-13500H
24011
Ryzen 7 PRO 5750GE
22050
Ryzen 5 PRO 5650G
20803
Ryzen 5 5600G
19900
Ryzen 5 PRO 5650GE
18517

※スコアはPassMark CPU Benchmarksによる集計値

またRDNA3により、グラフィックス機能が強化されている点もポイントです。とは言え、重いゲームをガッツリプレーできるほどではないと思われるので、この点についてはあまり期待しないほうがいいでしょう。とは言え、少なくとも前モデルよりは性能が大幅に向上しているものと思われます。

 

USB端子の構成に変化があるようですが、サイズや重量は変わりません。標準搭載のType-Cで映像出力やUSB PD給電が可能かはわかりませんが、前モデルと同様にオプションで対応する可能性があります。

ThinkCentre M75q-2 Tiny

前モデルのThinkCentre M75q Gen 2

前面

前モデルの前面。新モデルではType-Aがひとつ増えているようです

背面

前モデルの背面。基本的な構成は変わらず、オプションで端子を追加できる点も同じです

 

価格は、北米モデルで約11万5800円からとのこと。国内向けモデルは、さらに高くなる可能性があります。もし最小構成がRyzen 3 PRO 8300GEだとするなら、Ryzen 5 / 7モデルはもっと高いかもしれません。

 

ただしこれは、標準価格でのこと。レノボでは実際の販売価格が標準価格の30~40%オフだったりしますし、価格.c◯mモデルだとさらに安く販売される可能性もあります。個人的にはRyzen 5モデルが8万円台くらい、Ryzen 7モデルが10万円台あたりに納まってくれればいいなあという印象です。

 

国内での販売は、まだ発表されていません。前モデルのGen 2が2022年8月発売だったので、もしかすると今回もそのあたりの可能性があります。気になる人は、レノボの公式サイトを定期的にチェックしてみてください。

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記事を書いた人
こまめ(タカハシリョウ)

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