Amazfit GTR 4レビュー:充実した機能と情報量が楽しいスマートウオッチ【PR】
2023.05.06
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Zepp Health Corporationの『Amazfit GTR 4』は、豊富な機能が魅力のスマートウオッチです。標準価格は3万3000円で、記事執筆時の実売価格は3万円前後。価格的にはミドルレンジクラスでタッチ決済には対応していないものの、体調 / 運動データ記録向けの機能は充実しています。ビジネスシーンでも使える、落ち着いた外観もポイント。
Amazfit GTR 4 ※写真はヴィンテージブラウンモデル
スペック
発売日 |
2022年10月13日 |
サイズ |
縦:46mm
横:46mm
厚さ:10.6mm
※本体部分、センサーベースを含まず |
重さ |
約34g
※バンドを含まず |
ディスプレイ |
1.43インチ AMOLED 466×466ドット |
センサー |
PPG(光学式心拍センサー)
加速度、ジャイロ
磁気、気圧、環境光 |
GPS |
対応 |
対応OS |
Android 7.0以上、iOS12以上 |
耐水性能 |
5 ATM(水深50mでの耐水性) |
バッテリー |
通常利用:約14日間
ハードな利用:7日間 |
24時間モニタリング |
心拍数、血中酸素レベル
ストレスレベル |
Amazfit GTR 4のポイント
機能が多くて楽しい
OSは独自のZepp OSなので汎用的ではないものの、機能はかなり充実しています。特に体調 / 運動データ関連については、ミドルレンジクラスとしては非常に便利。また音声アシスタントに対応しているのもポイントです。
機能について見る
情報量が多くて便利
1.43インチで466×466ドットのディスプレイには、さまざまな情報が映し出されます。情報量が多いので、スマホの連携アプリを使う機会が減るほど。
ディスプレイについて見る
少しゴツい
画面が大きいぶん、本体はやや大きめ。装着すると、それなりの存在感や圧迫感があります。このあたりは、機能との兼ね合いで考えることになるでしょう。
本体について見る
この記事ではメーカーから提供された実機を使って、デザインや性能、実際の使い心地などをレビューします。
本体の外観
バンド部分
レザーバンドタイプの「ヴィンテージブラウンレザー」モデル。合皮による高級感のある質感が特徴です。そのほかフッ素ゴムバンドが使われた「スーパースピードブラック」モデルが用意されています
バンドの裏面。写真は2ヵ月ちょっと使った状態ですが、さすがに使用感が出てきます
バンドはピンバックル(金属の棒)をスライドさせることで取り外し可能。バンド幅は22mmです
ムーブメント(本体)部分
心拍ベースを除く厚さは10.6mm、含めた高さは12.2mm。バンドを除いた本体の重さは34gです。ちょっとゴツい印象ですが、スマートウオッチとしては一般的
センサー部分。背面の素材はポリカーボネイトで、フレームにはアルミ素材が使われています
側面には操作用のクラウンボタン(右)とワークアウト呼び出しボタン(左)
クラウンボタンはダイヤル操作も可能で、項目数が多い場面で画面をグリグリと操作できます。クラウンボタンは大きめで操作しやすいのですが、冬場に服を着込んでいる状態だといつの間にか長押しして電源がオフになることがありました
ムーブメント部分の直径は46mm。ちょっと大きめで、腕に装着するとそれなりの存在感があります
バンドを含めた重さは46g。スマートウオッチとしては標準的な重さですが、小型タイプのスマートバンドと比べるとやや重く感じます
ディスプレイ
ディスプレイは1.43インチで解像度は466×466
ディスプレイは非常に明るく、発色も良好。明るい日差しの下でも、見づらく感じることはありません。また解像度が高いので、細かな文字でもハッキリと視認できます
1画面あたりの情報量が多いので画面をスクロールする頻度が少ないほか、スマホアプリで詳細を頻繁に確認する必要もありません。実際に2ヵ月ちょっと使っていて、アプリはあまり使いませんでした
用意されているウオッチフェイス(文字盤)は200種類以上。ちょっとしたアニメ効果付きのものも用意されています。デザインによっては、ビジネスシーンでも違和感ないでしょう
ウオッチフェイスはアプリでダウンロード可能。アナログタイプはカッコいいのが多いのですが、デジタルタイプの好みのデザインは少なめでした
機能について
機能はかなり充実しています。さらにミニアプリを追加することで、標準にはない機能を利用可能です。使い方しだいでは、スマホさえ必要ないかもしれません。
Amazfit GTR 4でできることの例
- ・体調データのモニタリング
- ・150種類以上の運動記録
- ・音楽の再生とBluetooth通話
- ・GPSによる経路記録
- ・会員証バーコードの記録
- ・ミニアプリの追加
- ・Amazon Alexa対応
機能の有効 / 無効切り替えやアプリの追加などは、スマホのアプリから行ないます
画面を上下左右にスワイプしたりクラウンボタンを操作することで、さまざまな機能を呼び出せます
運動記録
データの記録に対応する運動の種類は150種類以上。屋外 / 屋内のさまざまなスポーツが用意されています
ボードゲームやカードゲームなどもスポーツの一種として用意されています
筆者がもっとも好きなスポーツも発見
運動中は時間や心拍数などを記録できます
記録したデータはAmazfit GTR 4上で確認可能
GPSによる経路情報も確認できます
スマホアプリでも詳細なデータを確認できますが、スマートウオッチ上でいろいろ見られるので筆者はあまり使いませんでした。見たのは週 / 月単位の統計ぐらいです
体調データの記録
心拍数と血中酸素レベル、ストレスについては、24時間常時モニタリング可能
個人的によく利用するのは睡眠モニタリング。睡眠の質が翌日の作業のパフォーマンスに影響するので、最近は特に注意しています。Amazfit GTR 4では睡眠の時間や質などを元に、スコアを表示可能です
睡眠時の状態を確認可能。運動しない日は深い眠りの時間が短くなるなどの気付きがありました。運動を心がけるようになって、深い眠りがだいぶ増えています
アプリの詳細情報は、週 / 月単位での統計を見るのに適しています
ミニアプリの追加
スマホアプリからAmazfit GTR 4用のミニアプリをインストール可能。できることの幅が大きく広がります
計算機アプリ。UIが小さくてちょっと使いづらいのですが、腕元でできるのは非常に便利です
カレンダーアプリはゴミ出しや学校の活動など、第何週の何曜日かを確認するのに役立ちました
ゲームのアプリもあります。マインスイーパーも見かけたのですが、ハマるキケンがあったのでインストールしませんでした……
そのほかの便利機能
個人的には音声アシスタントのアレクサが便利でした
アラームやタイマー、計算などはミニアプリもありますが、アレクサの呼び出しのほうが手軽な上に、音声だけで指示できるのが非常に便利です
内蔵スピーカーで音楽を再生可能。スマホから曲を転送することもできます。Bluetooth通話も普通に行なえました。音質はそれほど高くはないものの、できるだけでも便利
気圧計やコンパスなども利用可能。ピクニックやトレッキングなどに役立つかもしれません
バッテリー駆動時間
バッテリーは通常利用で14日間、ヘビーユースで7日間とされています。某人気スマートウオッチが下手すると1日もたないことを考えれば、十分な性能と言えるでしょう。
実際に2ヵ月ちょっとほぼ毎日使い続けたところ、おおよそ6~7日で1回充電するようなペースでした。機能によって増減するものの、1週間程度はもつと考えていいはずです。
豊富な情報と機能が楽しい
筆者がスマートウオッチやスマートバンドを使い始めたのは、ここ10ヵ月程度のこと。それまで20年以上、腕時計をしない生活を続けていました。スマホを見れば時間はわかりますし、時間を確認するだけ(できても日付の確認やアラーム、ストップウォッチ程度)のために何万円もの出費をしようとは思えなかったのです。
しかしスマートウオッチなら、時間の確認だけでなく実にさまざまなことを行なえます。またその「できること」によって、ライフスタイルまで変わることもあるでしょう。実際筆者は運動や睡眠のデータを積み上げるのが非常に楽しくて、生活がだいぶ健康的になりました。そのこともあって、扱える情報や機能の多さがスマートウオッチの楽しさだと考えています。
蓄積されたデータを見るのが好きな人には、スマートウオッチは絶好のオモチャです
その点において、Amazfit GTR 4は非常に楽しいスマートウオッチです。タッチ決済や単体での音声通話 / データ通信など行なえないこともあるものの、運動記録や体調データをしっかり積み上げるのにはピッタリ。本体がやや大きくはありますが、画面あたりの情報量が多いことを考えれば納得できる大きさです。
記事執筆時点での実売価格は3万円前後。安くはないものの、ミドルレンジクラスとしては標準的な値段です。5~7万円あたりのハイエンドクラスや10万円以上の高級モデルと比べれば、十分高コスパと言っていいでしょう。ビジネスシーンで利用したい人にも向いています。
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