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ノートPCの光沢液晶ディスプレイをフィルムでノングレア化(非光沢化)する方法

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ノートPCの光沢液晶ディスプレイをフィルムでノングレア化(非光沢化)する方法

ノートPCの画面に、光や背景が映って気になったことはありませんか? これは「映り込み」と呼ばれる現象で、光沢(グレア)タイプの液晶ディスプレイでよく見られます。

 

光の映り込み

光沢(グレア)タイプの液晶ディスプレイで見られる映り込み

 

映り込みは眼精疲労や集中力低下の原因になると言われています。そのため映り込みのある画面は、長時間の作業には向いていません。光沢タイプは映像が色鮮やかに見えるため動画や写真を楽しむのには適していますが、文字を長時間見続ける作業には映り込みが生じない非光沢(ノングレア)タイプがおすすめです。

 

ASUS W203MA グレアパネル

非光沢と光沢の違い

 

しかし光沢タイプの液晶ディスプレイでも、反射防止タイプの画面保護フィルム(シート)を使うことで映り込みをある程度抑えることができます。欲しいノートPCが光沢タイプだった、あるいは気にせずノートPCを買ったら光沢タイプだったという方は、試してみてはいかがでしょうか?

 

非光沢フィルム

反射防止タイプの液晶保護フィルム

 

そこで今回は光沢タイプの液晶ディスプレイに反射防止フィルムを貼ることで、映り込みをどれだけ抑えられるのかを検証しました。映り込みでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

エレコム製反射防止フィルムを試す

今回の検証のために、エレコム製の液晶保護フィルム 反射防止タイプを購入しました。11.6インチサイズのノートPC用ですので、サイズは「11.6Wインチ(16:9)」です。サイズはノートPCによって変わるので、購入前に所有しているノートPCの画面サイズを確認してください。「11.6Wインチ」と「11.6インチ(型)」は同じですので、気にする必要はありません。

 

[wpap type=”detail” id=”B00JBQ9SUW” title=”エレコム 液晶保護フィルム 11.6インチ 反射防止 EF-MF116W”]

※アマゾンの販売ページでは11.6インチ以外のサイズも選べます

 

今回の検証で使ったASUS VivoBook W203MA。液晶ディスプレイは光沢タイプ

 

今回購入したエレコムのフィルムには、貼り付け作業用のヘラが付いていました。他社製品に付いているかはわかりませんが、ヘラがあるとフィルムと画面のあいだに生じる気泡を手軽に消せるので便利です。

 

画面保護フィルム パッケージの中身

パッケージの中身

 

画面に貼り付ける前に、まずはサイズが合っているかを確認します。

 

フィルムと画面のサイズ確認

液晶ディスプレイにフィルムを載せてサイズを確認

 

パッケージの裏面

パッケージの裏面には方眼用紙のようなマスが描かれていました。フィルムを切ってサイズを調整する際に便利です

 

フィルムを貼る前に、液晶ディスプレイを拭いて汚れやホコリを取り除きます。ホコリが残っているとその部分に気泡が生じるので、しっかり掃除してください。ちなみに筆者は最後の仕上げにエアダスターを使っています。パソコンやキーボードの掃除にも使えるので、用意しておくとなにかと便利です。

 

[wpap type=”detail” id=”B005TH1HU6″ title=”エレコム エアダスター ECO 逆さ使用OK ノンフロンタイプ 3本セット AD-ECOMT”]

 

フィルムと画面のあいだに気泡ができないよう、注意しながら貼り付けます。フチの気泡はあとでヘラで消せますが内部の気泡は消しにくいので、内部を優先しながら作業を行なってください。

 

フィルムの貼り付け

エアダスターでホコリを吹き飛ばしたあと、フィルムを貼り付けます

 

事前にサイズや位置を確認したり注意しながら作業したにもかかわらず、角が浮いてしまいました(涙)。

 

角に生じた気泡

角に生じた気泡。位置が微妙にズレていたようで、ヘラでこすっても消えませんでした

 

画面をオンにした状態

電源を入れたらあまり目立たたなくなったので、諦めてこれで使うことにします

映り込みはどれくらい目立たなくなるのか?

反射防止タイプの液晶保護フィルムを貼ったことで、確かに映り込みは目立たなくなりました。

 

液晶保護フィルムの有無による違い

保護フィルムを貼った状態(左)と貼ってない状態(右)の違い

 

保護フィルムを貼った状態

保護フィルムを貼った状態だとうっすらと映り込んではいるものの、あまり気になりません

 

保護フィルムを貼ってない状態

保護フィルムなしでは映り込んでいる物の色や形がはっきりわかります

 

ただし映り込みがまったくなくなったわけではありません。強い光を当てると、輪郭がぼんやりとわかります。非光沢(ノングレア)というよりも、半光沢(ハーフグレア)という感じです。

 

保護フィルムの有無による違い

保護フィルムを貼った状態(左)と保護フィルムなしの状態(右)

 

ちなみにフィルムなしの非光沢タイプでは、光の輪郭があまりわかりません。

 

ハーフグレアとノングレア

保護フィルムを貼った状態(左)と保護フィルムなしの非光沢(右)の違い

 

完全な非光沢画面に比べると映り込みがやや残っていますが、フィルムなしの状態よりも映り込みのギラギラ感はかなり抑えられています。おそらく映像の鮮やかさをある程度残すために、半光沢仕上げなのでしょう。今回使用したフィルムでは映り込みはやや残っているものの光沢を抑えすぎると画面がボヤケてしまうこともあるので、映像の見やすさを考えればこれぐらいがちょうどいいのかもしれません。

 

液晶保護個フィルムを貼った状態

液晶保護個フィルムを貼った状態でも、コントラストが極端に弱くなることはありませんでした

サンワサプライ製反射防止フィルムを試す

エレコム製の液晶保護シートが非光沢というより半光沢だったので、他社製の反射防止液晶保護フィルムも使ってみました。使用したのはサンワサプライ製の液晶保護フィルム「LCD-116W」です。

[wpap type=”detail” id=”B00340IA8W” title=”サンワサプライ 液晶保護フィルム11.6型ワイド LCD-116W”]

※アマゾンの販売ページでは11.6インチ以外のサイズも選べます

 

サンワサプライ LCD-116W

シンプルなパッケージ

 

LCD-116W パッケージの中身

中身はエレコム製とほぼ同じですが、方眼シートがパッケージとは別になっているほか、ヘラがスポンジ製の柔らかいタイプでした

 

エレコム製のときと同様、気泡が貯まらないように注意しながら液晶ディスプレイに保護フィルムを貼り付けます。

 

LCD-116W 貼り終わり

ちゃんと貼れた?

 

LCD-116W 液晶保護フィルムの貼り付け

また微妙に失敗してました(涙)

 

貼り終わったあと画面に照明の光を当てたところ、純粋な非光沢レベルにまで映り込みが抑えられていました。

 

LCD-116W 映り込み

映り込みがかなり抑えられています

 

エレコム製の液晶保護シートと比べたところ、サンワサプライ製のほうが光沢が抑えられていました。

 

サンワサプライとエレコムの比較

サンワサプライ製フィルムとエレコム製フィルムの違い

 

ただし明るさとコントラストについては、エレコム製フィルムのほうが優れています。

 

サンワサプライとエレコムの比較

映像はエレコム製フィルムのほうが明るく映し出されました

 

サンワサプライとエレコムの比較

グラデーションの階調表現はエレコム製フィルムのほうが高く、また発色もエレコム製の鮮やかです

 

ただ色についてはサンワサプライ製のほうが若干自然で、TNパネル特有の青みが抑えられていました。今回使用したLCD-116Wは特にブルーライトカットを強調したフィルムではありませんが、眼への刺激はサンワサプライ製のほうが少なそうです。

 

サンワサプライとエレコムの比較

サンワサプライ製フィルムのほうが青みが弱く、自然な色に見えます

 

視野角についてはエレコム製のほうが明るいぶん広く見えますが、大きく変わるほどではありませんでした。

 

サンワサプライとエレコムの比較

上下の視野角の違い

 

サンワサプライとエレコムの比較

横方向からの視野角の違い

映り込みが気になる人は保護フィルムを使おう

ということで、今回は2種類の液晶保護フィルムで光沢をどれだけ抑えられるのかを解説しました。反射防止タイプのフィルムを使えば確かに映り込みは抑えられますが、メーカーによって抑え具合がだいぶ変わります。画質重視ならエレコム製フィルムを、眼を保護するならサンワサプライ製フィルムを選ぶといいでしょう。映り込みが気になる方は、試してみてはいかがでしょうか?

 

[wpap type=”detail” id=”B00JBQ9SUW” title=”エレコム 液晶保護フィルム 11.6インチ 反射防止 EF-MF116W” search=”エレコム 液晶保護フィルム “]※アマゾンの販売ページでは11.6インチ以外のサイズも選べます

 

[wpap type=”detail” id=”B00340IA8W” title=”サンワサプライ 液晶保護フィルム11.6型ワイド LCD-116W”]※アマゾンの販売ページでは11.6インチ以外のサイズも選べます

 

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記事を書いた人
こまめ(タカハシリョウ)

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