利用上の注意
2023年4月13日に、この機種が5GHz帯技術基準の適合証明(技適)を受けていないとの報道がありました。
CHUWIの一部PCが5GHz帯技適未取得で総務省が行政指導。アップデートで対応予定
今後のソフトウェアアップデートで対応するとのことで、アップデートを適用するまでは2.4GHz帯でのみご利用ください。
ポイント
- とにかく安い!
- 意外に高品質なボディ
- 8GBメモリー&256GB SSD搭載
CHUWI MiniBookのスペック
画面サイズ | 12.3インチ |
---|---|
解像度 | 1920×1280 |
CPU | ・Core m3-8100Y ・Celeron N4100 |
メモリー | ・8GB ・16GB |
ストレージ | 256GB SSD |
グラフィックス | ・UHD 615(Core m3) ・UHD 600 (Celeron) |
LTE | 非対応 |
幅×奥行き | 292×207mm |
厚さ | 8.5mm |
重量 | 約780g |
バッテリー | 9時間 |
※2019年12月20日時点
本体カラー | グレー |
---|---|
画面の表面 | 光沢 |
パネルの種類 | IPS |
タッチ / ペン | 対応 (ペンは別売り) |
光学ドライブ | ー |
テンキー | ー |
有線LAN | ー |
無線LAN | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
USB3.1 | ー |
USB3.0 | 2 |
USB2.0 | - |
USB Type-C | 1 |
Thunderbolt 3 | ー |
メモリーカード | microSD |
HDMI | 1 (Micro) |
VGA (D-sub15) | ー |
DisplayPort | ー |
Webカメラ | フロント:200万画素 リア:500万画素 |
顔認証カメラ | ー |
指紋センサー | - |
オフィス | なし |
この記事ではメーカーからお借りした実機について、デザインや性能、実際の使い心地などをレビューします。
この記事の目次
- ▶デザインと使いやすさ
- ▶ベンチマーク結果
- ▶価格について
- ▶まとめ
CHUWI UBook Pro
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B081CFMB2W” title=”CHUWI UBook Pro 2-in-1 12.3インチタブレットPC windows10 インテルN4100ノートパソコン1920 * 1280 IPSLP…”]
デザインと使いやすさ
Surface Pro風のタブレットPC
CHUWI UBook Proは、12.3インチのWindows 10タブレットです。本体カラーはグレーで、背面にはアルミ素材が使われています。背面のキックスタンドを利用すれば自立が可能で、画面サイズや機能的にはSurface Proに似ています。値段は全然違うのですが、値段の低いCHUWI UBook Proのほうでも安っぽさは感じられません。
本体サイズと重さ
大きさは幅292×奥行き207mm。ほぼA4サイズ (幅297×奥行き210mm)と考えていいでしょう。厚みは実測値で9.2mmでタブレットとしてはそれほど薄くはないのですが、フットプリントがタブレットとしては大きいので見た目はスリムに感じます。重量も実測766gと持ち歩きは苦になりません。
画面サイズ
液晶ディスプレイの大きさは12.3インチ。アスペクト比は3:2で、画面の大きさはSurface Proと同じです。ただし解像度は1920×1280ドットで、精細さの点ではSurface Proの2736 x 1824ドットに劣ります。とは言え、値段の差を考えれば納得できる範囲でしょう。
映像品質
液晶ディスプレイには、自然な発色と広い視野角のIPSパネルが使われています。写真や動画で映像を確認したところ、特に違和感はありませんでした。スマホに比べれば画面はやや暗めですが、動画視聴や普段の作業には問題ない明るさです。ただちょっと厳しめで見れば、わずかに赤みが弱い気がします。
キーボードとペンは別売り
CHUWI UBook Proにはカバーとして使えるバックライト付きキーボードと手書き入力用のペンが別売りのアクセサリーとして用意されています。ノートPCとして利用するなら、本体と合わせて購入することをおすすめします。
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B081CF1SDP” title=”CHUWI UBook Pro 2-in-1 12.6インチタッチスクリーンタブレットノートパソコン1920 * 1080 IPSディスプレイ…”]
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B081Y9XT2V” title=”CHUWI タッチ スタイラス H6 UBook Pro 2in1タブレットPC 専用”]
インターフェース
周辺機器接続用のインターフェース (端子類)は、タブレットとしては充実しています。特にフルサイズのUSB端子が付いている点がポイント。専用のキーボードカバーがなくても、USB接続の気0ボードとマウスを利用できます。ただUSB端子は側面上部に配置されているので、USB機器を接続すると画面周りがケーブルでゴチャついて感じるかもしれません。
USB Type-Cの機能
USB PD 18W充電 | ◯ |
---|---|
USB PD 30W充電 | ◯ |
USB PD 45W充電 | ◯ |
USB PD 65W充電 | ◯ |
映像出力 | ◯ |
USB Type-C端子は18W以上の充電器で充電できました。映像出力にも対応しています。
スピーカーの品質
正直なところ、スピーカーの音質はよくありません。音の厚みはなく、サラウンド感もイマイチ。動画視聴やビデオチャットなどには問題ありませんが、音楽を楽しむのには向いていません。またキックスタンドを収納するとスピーカーがスタンド部分で覆われてしまうので、タブレット時にはややこもった音に聞こえます。本体の値段の安さを考えれば仕方がないでしょう。
ベンチマーク結果
試用機のスペック
CPU | Celeron N4100 |
---|---|
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD |
グラフィックス | UHD 600 |
※ベンチマーク結果はパーツ構成やタイミング、個体差などによって大きく変わる場合があります
CPU性能
CPU | PassMark CPU Markスコア |
---|---|
Core i7-1065G7 |
12518
|
Core i5-1035G4 |
11379
|
Core i7-10510U |
11309
|
Core i5-10210U |
9988
|
Core i7-8565U |
9814
|
Core i5-1035G1 |
9164
|
Core i5-8265U |
8593
|
Ryzen 5 3500U |
8475
|
Core i3-8145U |
5549
|
Core i3-10110U |
5534
|
Core m3-8100Y |
4172
|
Core i3-7020U |
3769
|
Celeron N4100 |
2569
|
Celeron 4205U |
2026
|
CHUWI Ubook Pro (Celeron N4100) |
1984
|
Celeron N4000 |
1553
|
※スコアは当サイト計測値の平均
CPU性能はかなり低めです。スタンダードノートPC / モバイルノートPC向けCPUのなかでは下位クラスのパフォーマンスで、ベンチマークテストでもそれなりの結果となりました。同じCeleron N4100の平均値を下回っていますが、これだけ薄くて安いことを考えれば仕方がない結果です。
実際に使ったところでは、確かに操作や処理にワンテンポの間が空くように感じました。ただ8GBメモリーと256GB SSDを搭載しているので、4GBメモリー+HDD搭載の格安ノートPCよりは比較的スムーズに動きます。3万円台の格安PCのなかでは、レスポンスは悪くありません。
グラフィックス性能
GPU | 3DMark Fire Strike Graphicsスコア |
---|---|
GTX 1650 |
8770
|
GTX 1050 |
6008
|
MX250 |
3711
|
Iris Plus (Core i7) |
2981
|
Iris Plus (Core i5) |
2136
|
UHD (Ice Lake Core i5) |
1396
|
UHD (Comet Lake Core i7) |
1331
|
UHD 620 (Core i7) |
1265
|
UHD (Comet Lake Core i5) |
1263
|
UHD 620 (Core i5) |
1186
|
UHD 620 (Core i3) |
975
|
CHUWI Ubook Pro (UHD 600) |
344
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
グラフィックス性能についてもごく控えめです。3Dグラフィックス性能を計測するベンチマークテストでは、最低クラスの結果でした。性能は低いのですが、ゲームをプレーしないのであれば特に気にする必要はありません。
ゲーミング性能
PCゲームのなかでは非常に軽いドラクエ10のベンチマークソフトを試したところ、解像度を1280×720ドットに落としても「やや重い」(下から3番目の評価)という結果でした。ゲームのプレーについては考えないほうが無難です。
ドラクエXベンチ (超軽量級 / DX9)
画質 | スコア / 評価 |
最高品質 | 1857 / 重い |
標準品質 | 2247 / やや重い |
低品質 | 2848 / やや重い |
※1280×720ドットでテストを実施
起動時間
ウィンドウズの起動時間は平均23.14秒でした。最近は10秒を切る機種も増えてきていることを考えれば速くはないのですが、HDD搭載機種の平均が40秒以上なので (筆者調べ)、格安PCとしては優秀です。なおスリープ時のネット接続&高速復帰のモダンスタンバイ (コネクテッドスタンバイ)には対応していません。
起動時間の計測結果(手動計測)
1回目 | 23.5秒 |
---|---|
2回目 | 22.9秒 |
3回目 | 22.8秒 |
4回目 | 23.5秒 |
5回目 | 23.0秒 |
平均 | 23.14秒 |
ストレージ性能
ストレージは、HDDやeMMCよりもアクセスが高速なSSDです。試用機でSATA接続の256GBのSSDが使われていましたが、アクセス速度は標準的なSATA接続SSDの半分程度。ファイルのやり取りにわずかな間を感じますが、遅さを感じることなく普通に使えます。
バッテリー駆動時間
バッテリー駆動時間の公称値は9時間とされています。実際の駆動時間を計測したところ、電源モードを最大パフォーマンスにした状態でビデオチャットやWeb閲覧、文書作成などを行なうテストでは7時間31分でした。やや高めのパフォーマンスで動画を再生すると8時間37分です。概ね7~8時間程度と考えたほうがいいでしょう。長くはありませんが、問題なく使えるバッテリー性能です。
バッテリー駆動時間の計測結果
テスト方法 | バッテリー消費 | 駆動時間 |
---|---|---|
※公称値 (4K) | 小 | 9時間 |
Modern Office (ビジネス作業) | 大 | 7時間31分 |
Video (動画視聴) | 中 | 8時間37分 |
Idle (待機) | 小 | ※未計測 |
フル充電までにかかった時間 | - | 2時間48分 |
※テストの条件や計測方法についてはコチラ
安さがうれしいSurface風タブレット
よかった点
なんと言っても、3万円台という価格の安さは魅力です。CPU性能が低くても、値段が安いことを考えれば納得できます。Surface Proは安いモデルでも10万円以上ですから、浮いたお金を別のことに使えると考えればアリではないでしょうか。ネットや動画中心なら、まったく問題ありません。
気になった点
動画視聴にはややスピーカーが弱い気がします。また専用キーボードが英字配列のみなので、日本語配列に慣れている人には抵抗があるかもしれません。
CHUWI UBook Pro
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B081CFMB2W” title=”CHUWI UBook Pro 2-in-1 12.3インチタブレットPC windows10 インテルN4100ノートパソコン1920 * 1280 IPSLP…”]
*
当サイトでは2~3万円台の格安ノートPCから高性能ノートPCまで、さまざまな最新モデルを検証・解説しています。記事の更新情報は当サイトのtwitterアカウントでお知らせしているので、フォローしていただくことをおすすめします。
関連記事
- おすすめモバイルノートPCまとめ