本体サイズや液晶ディスプレイ、キーボードの使い勝手など、Surface GoとSurface Proの違いを実機を使って写真で解説します。スペックだけでは違いがわかりづらいという方は、ぜひ参考にしてださい。
性能の違いについては、別の記事で詳しく解説しています。ベンチマーク結果の違いなどについて知りたい方は、以下のリンクから関連記事をご覧ください。
Surface GoとSurface Proのスペックの違い
まずは、Surface GoとSurface Proのスペックの違いから。それぞれの主な仕様は、以下のとおりです。
Surface GoとSurface Proの違い
Surface Go |
Surface Pro |
|
---|---|---|
発売日 | 2018年8月 | 2017年6月 |
実売価格 | 税込6万9984円~ | 税込11万4264円~ |
画面サイズ | 10インチ | 12.3インチ |
解像度 | 1800×1200ドット | 2736×1824ドット |
大きさ (本体のみ) |
幅175mm 奥行き245mm 高さ8.3mm |
幅292mm 奥行き201mm 高さ8.5mm |
重さ (本体のみ) |
522g | 768~782g |
CPU | Pentium Gold 4415Y | Core m3-7Y30 Core i5-7300UU Core i7-7660U |
メモリー | 4/8GB | 4/8/16GB |
ストレージ | 64GB eMMC 128GB SSD |
128GB~1TB SSD |
インターフェース | USB3.0(Type-C)×1 Surface Connect microSDカードスロット |
USB3.0(フルサイズ)×1 MiniDisplayPort Surface Connect microSDカードスロット |
駆動時間 | 最大9時間 | 最大13.5時間 |
各モデルの詳細なスペックについては、以下のリンクから関連記事でご確認ください。
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Surface Goの詳細スペック
Surface Proの詳細スペック
本体サイズと重量の違い
Surface Goは液晶ディスプレイが小さいぶん、Surface Proよりもコンパクトです。
重さは小さいSurface Goのほうが当然軽いわけですが、実際に手に持つと違いがはっきりと感じられます。特にタイプカバーをセットした状態ではSurface Proはちょっとズッシリ感があるのに対して、Surface Goは腕に負担がなく軽々と持ち上げられました。
タイプカバーの違い
Surface GoとSurface Proのタイプカバーは、どちらもバックライトに対応しています。タッチパッドはSurface Pro用が実測で幅101.5×奥行き54.5mmで、Surface Go用が幅98.5×奥行き56.5mmでした。
Surface Go用タイプカバーのキーピッチは、実測で16.5mmでした。以前にSurface Goの発表会に参加したときはスタッフの方から「キーピッチは19mm」と聞いていたのですが、実際には狭くなっています。
Surface Pro用はキー自体が大きく間隔も十分なので、違和感なく入力できます。Surface Go用では窮屈に感じるものの、指先でタイプするように意識すれば問題なく利用できるでしょう。ただしファンクションキーや四隅の特殊キーが小さいので、この部分については打ちづらく感じます。
キーストロークは実測で1mm強です。正確に計測できませんでしたが、もしかすると1.2~1.3mm程度かもしれません。実際にキーを押すと、ほんのわずかにSurface Pro用タイプカバーよりも浅く感じます。
とは言え、タイプ感自体は悪くありません。Surface Go向けではキーを押した瞬間のクリック感がSurface Pro向けよりもちょっとだけ固く、はっきりとした手応えを感じられます。またSurface Proよりもたわみが小さい点も好印象です。人によってはこっちのほうが好みということもあるでしょう。
ただしそのぶんタイプ音が大きめです。Surface Pro用では「トクトクトク」という控えめな音であるのに対して、Surface Goでは「カツカツカツ」とはっきり聞こえました。軽めのタッチで入力しても音が聞こえるので、静音性についてはSurface Proのほうが上です。
ファーストインプレッション的には、Surface Go用/Pro用どちらも甲乙つけがたいというのが正直な感想です。タイプ感ならSurface Go用、キーピッチと静音性ならSurface Pro用といったところでしょうか。
ちなみにタイプカバーは、Surface Go用とPro用で互換性はありません。かならずどちらも専用のものを使う必要があります。
液晶ディスプレイの違い
液晶ディスプレイはSurface Goが10インチで1800×1200ドット、Surface Proが12.3インチの2736×1824ドットです。
明るい画像を映すとわかるのですが、Surface Goのほうがベゼルが太くなっています。見た目は2011年発売のiPad 2のような感じです。ベゼル幅は実測で左右16.5mm、上下17mmでした。最近流行りのスタイルではありませんが、ベゼルを狭くするとタイプカバーも小さくなり、そのぶんキーボードが使いづらくなってしまうことを考えれば仕方がないでしょう。
スケーリング(デスクトップの拡大率)はSurface Goでは150%、Surface Proでは200%に設定されており、ブラウザー1画面あたりの文字量はあまり変わりません。しかし文字の大きさはSurface Proが2.5mmであるのに対して、Surface Goは2mm強と若干小さく表示されます。見づらく感じるなら、スケーリングを175%以上に変えるといいでしょう。
映像はパッと見ただけでは、違いはわかりません。しかし2台を並べてよく見てみると、Surface Proのほうが若干コントラストが高いように感じました。またSurface Goのほうがやや暖色系ですが、Surface ProのカラープロファイルをsRGBではなくEnhancedに変えると似たような色合いになります。
細かなデザインの違い
Surface GoはSurface Proをそのまま小さくしたように見えるのですが、細かな部分が少し違っています。
ライトに使うならGo、じっくり使うならPro
小さくて軽いSurface Goは、外出先や自宅でちょっと作業するのに向いています。じっくりと本格的に作業するのであれば、画面やキーボードが大きくて使いやすく性能の高いSurface Proのほうがおすすめです。用途に応じて、自分に合った機種を選んでください。
Surface Go
※キーボードは別売り
Surface Pro(2017年モデル)
なお当サイトでは今後Surface Goのより詳細なレビュー記事を公開する予定です。またSurface Goだけでなく、そのほかのPCのレビューやお買い得情報なども随時公開しています。記事を公開しだい当サイトのtwitterアカウントでお知らせするので、フォローしていただくことをおすすめします。
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