デルのDell G5 15は、15.6インチの液晶ディスプレイを搭載した初心者~中級者向けのゲーミングノートPCです。特徴は専用グラフィックス機能(以下、”GPU”)としてGeForce GTX 1060 with Max-Qデザイン搭載モデルを選べる点。フォートナイトやPUBGなど、いま人気のゲームを高画質で快適に楽しめます。
パワフルなGTX1060対応
ミドルレンジ(中級者)向けGPUのGeForece GTX 1060 with Max-Qデザインに対応。人気のゲームをより高画質で快適にプレーできます。
デュアルファン搭載で熱対策もOK
ふたつの空冷ファンと大型のヒートパイプを使用することで、高い冷却効果を実現。高負荷なゲームでもパフォーマンスを落とすことなく楽しめます。
動画編集にも使える高性能CPU
6コア12スレッドの高性能CPUを採用することで、デスクトップPC並みの高い性能を発揮できます。動画編集や高度な画像処理用にもオススメ!
気になるゲーム性能ですが、人気ゲームを楽しむには十分なパフォーマンスです。
Core i7-8750H+GeForce GTX 1060 with Max-Qデザイン搭載の「プラチナモデル」で実際にフォートナイトをプレーしてFPS(描画速度の目安)を計測したところ、最高画質の「エピック」で平均FPSが73.817という結果でした。理想とされる平均60FPSを大きく上回っています。
他機種ではひとつランクが低いGPUのGeForce GTX 1050 Tiでも、画質を落とせば問題なくプレーでる結果が出ています。おそらくDell G5 15でも同じでしょう。
フォートナイトFPS計測結果(フルHD)
画質 | GTX 1060 with Max-Qデザイン | GTX 1050 Ti ※ |
---|---|---|
エピック(最高画質) | 73.817 FPS | 53.55 FPS |
中 | 140.95 FPS | 127.7 FPS |
低(最低画質) | 146.217 FPS | 137.8 FPS |
※Dell G3 15の結果
PUBGについては画質「高」で平均FPSが77.217でした。最高画質の「ウルトラ」ではちょっと厳しいのですが、比較的高い画質でゲームを楽しめます。
PUBG FPS計測結果(フルHD)
画質 | GTX 1060 with Max-Qデザイン | GTX 1050 Ti ※ |
---|---|---|
ウルトラ(最高画質) | 48.867 FPS | 40.1 FPS |
高 | 77.217 FPS | ※未計測 |
中 | 83.217 FPS | 62.3 FPS |
非常に低い(最低画質) | 122.5 FPS | 137.8 FPS |
※Dell G3 15の結果
ということで今回はメーカーからお借りしたDell G5 15の実機を使って、本体デザインや使い心地、ベンチマーク結果などをレビューします。
この記事の目次
Dell G5 15
税込11万円台から
スペックとラインナップ
Dell Gシリーズは、高性能なCPUとGPU(専用グラフィックスチップ)を搭載したハイパフォーマンスなノートPCです。高い性能を必要とするPCゲームや動画編集、本格的な画像加工などに向いています。にも関わらず、値段が比較的安く抑えられている点が魅力です。
Dell Gシリーズとしては「Dell G5」のほかに、「Dell G3」と「Dell G7」が発売されています。さらにDell G3シリーズについては、液晶ディスプレイが15.6インチのタイプと17.3インチタイプの2種類を用意。それぞれのモデルは以下のように位置付けられています。
Dell Gシリーズのラインナップ
機種名 | 画面サイズ | 対象 | 性能 | 関連記事 |
---|---|---|---|---|
Dell G3 15 | 15.6インチ | 初心者向け | そこそこ高い | レビュー |
Dell G5 15 | 15.6インチ | 初心者~中級者 | わりと高い | ※この記事 |
Dell G7 15 | 15.6インチ | 中級者 | けっこう高い | レビュー |
Dell G3 17 | 17.3インチ | 初心者~中級者 | 意外に高い | 解説記事 |
※2018年9月25日時点。構成は変更される場合があります
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Dell G5 15のスペック
OS | Windows 10 Home / Pro |
---|---|
CPU | Core i5-8300H / Core i7-8750H |
メモリー | 8~16GB |
ストレージ | SSD または SSD+HDD |
グラフィックス | GeForce GTX 1050 Ti(4GB) / 1060 with Max-Qデザイン(6GB) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ、1920×1080ドット、IPS、非光沢、タッチ非対応 |
通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0、1000BASE-T対応有線LAN |
インターフェース | USB3.1 Gen1(フルサイズ)×3、USB3.1 / Thunderbolt 3兼用 Type-C×1、USB2.0×2、HDMI、有線LAN、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力/マイク入力 |
セキュリティ機能 | セキュリティースロット、TPM 2.0、マカフィー リブセーフ(12ヵ月版) |
カメラ | 92万画素 |
サイズ/重量 | 幅389×奥行き274.7×高さ29.95mm/約2.65kg |
オフィス | オプション |
バッテリー | 56Whr ※駆動時間は非公開 |
※2018年9月25日時点。構成は変更される場合があります
Dell G5 15ではCPUにCore i5-8300Hを搭載した「プレミアムモデル」とCore i7-8750Hを搭載した「プラチナモデル」が用意されています。性能が高いのはCore i7-8750Hですが、ゲームが目的であればCore i5-8300Hでも十分。動画編集や写真加工などに利用するなら、Core i7-8750H搭載モデルがおすすめです。
CPU性能比較(CPU Mark)
CPU | PassMark CPU Markスコア |
---|---|
Core i7-8750H |
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Core i5-8300H |
|
※スコアは当サイト計測の平均値で、Dell G5 15の実際の性能を表わすものではありません
GPUとしてはGeForce GTX 1050 Ti(4GB)と、GeForce GTX 1060 with Max-Qデザイン(6GB)が用意されています。ゲームを高画質で楽しみたいなら、GTX 1060 with Max-Qデザイン搭載モデルがおすすめ。画質にこだわらないならGTX 1050 Tiでも十分です。
GPU性能比較(3DMark)
CPU | Fire Strikeスコア |
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GTX 1060 |
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GTX 1060 with Max-Qデザイン |
|
GTX 1050 Ti |
|
GTX 1050 |
|
※スコアは当サイト計測の平均値で、Dell G5 15の実際の性能を表わすものではありません
ラインナップ
Dell G5 15には、パーツ構成の異なる3種類のモデルが用意されています。それぞれの主な仕様と価格は以下のとおり。パーツカスタマイズには対応していないため、あとからメモリーやストレージを追加/変更する場合は、自分で改造する必要があります。
ラインナップ(全3モデル)
プレミアム・256GB PCIe SSD・GTX 1050Ti 搭載 | |
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税込11万円台 | |
プレミアム・128GB PCIe SSD+1TB HDD・GTX 1060 搭載 VR | |
税込12万円台 | |
プラチナ・256GB PCIe SSD+1TB HDD・GTX 1060 搭載 VR | |
税込15万円台 |
※2018年12月14日時点。価格はタイミングによって変わります
価格はそのとき実施されているセールやキャンペーンによって大きく変わります。現在の価格については、別記事のセール情報をご確認ください。
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Dell G5 15のセール情報
ベンチマーク結果
今回の検証では、Core i7-8750H+GeForce GTX 1060 with Max-Qデザイン搭載の「プラチナ・256GB PCIe SSD+1TB HDD・GTX 1060 搭載 VR」モデルを使いました。主なスペックは以下の表のとおり。ベンチマーク結果はパーツ構成や個体差、環境、タイミングなどさまざまな要素によって大きく変わる点をあらかじめご了承ください。
試用機のスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
CPU | Core i7-8750H |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 256GB SSD + 1TB HDD |
グラフィックス | GeForce GTX 1060 with Max-Qデザイン(6GB内蔵) |
3D性能
総合的な3D性能を計測する「3DMark」を試したところ、ノートPCとしては非常に優れた結果となりました。Max-QデザインのGPUは本体を薄型化するために通常のGPUよりもやや低い結果になることが多いのですが、Dell G5 15ではパフォーマンスの低下が見られません。おそらく高い冷却性能によって、パフォーマンスの低下を抑えているものと思われます。
3D機能の性能比較
CPU | Fire Strikeスコア |
---|---|
Dell G5 15(GTX 1060 with Max-Qデザイン) |
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GTX 1060 |
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GTX 1060 with Max-Qデザイン |
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GTX 1050 Ti |
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GTX 1050 |
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※そのほかのGPUスコアは当サイト計測の平均値
ゲーム系ベンチマーク結果
ゲーム用ベンチマークを試したところ、比較的高いグラフィックス性能を必要とする中量級クラスでも最高画質で(ほぼ)快適にプレーできる結果が出ました。重量級タイトルについては画質や解像度を下げることで、そこそこ快適に動作するでしょう。
なおGeForce GTX 1050 Tiについては、ほかのモデル(Dell G3 15)で中量級タイトルなら中画質で平均60FPSオーバーという結果が出ています。画質にこだわらない、もしくは重いゲームをプレーしないのであれば、価格の安いモデルを選ぶのもアリです。
ゲーム系ベンチマーク結果
FF15 (DX11) ※重量級
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1920×1080 (フルHD) | 高品質 | 4043(普通) |
標準品質 | 5884(やや快適) | |
軽量品質 | 7741(快適) | |
FF14:紅蓮のリベレーター(DX11) ※中量級
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1920×1080 (フルHD) | 最高品質 | 10866(非常に快適) ※73.104 FPS |
高品質(ノートPC) | 13984(非常に快適) ※96.45 FPS | |
標準品質(ノートPC) | 15737(非常に快適) ※113.699 FPS | |
ドラゴンクエストX(DX9) ※軽量級
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1920×1080 (フルHD) | 最高品質 | 19111(すごく快適) |
標準品質 | 19368(すごく快適) | |
低品質 | 20129(すごく快適) | |
アサシンクリード オリジンズ (DX11) ※重量級
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1920×1080 (フルHD) | 最高 | 52 FPS |
中 | 69FPS | |
超低 | 82 FPS | |
Far Cry5 (DX11) ※中規模
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1920×1080 (フルHD) | 最高 | 59 FPS |
中 | 70 FPS | |
低 | 78 FPS | |
シャドウ オブ ザ トゥームレイダー(DX12) ※重量級
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1920×1080 (フルHD) | 最高 | 45 FPS |
中 | 55 FPS | |
最低 | 82 FPS |
ストレージ性能
公式サイトではSSDはPCIe(NVMe)接続と書かれていますが、試用機にはSATA接続のSSDが使われていました。Dell G3やDell G7でも同様にSATA接続のSSDが使われていたので、もしかすると仕様としてはPCIeに対応しているけど、実際に使われているのはSATA接続タイプということなのでしょうか。SATA接続タイプのアクセス速度はPCIe接続に比べてグッと落ちますが、HDDよりもはるかに高速です。
CPU性能
試用機で使われていたCore i7-8750Hは非常に高性能で、CPU性能を計測するベンチマークテストではデスクトップPC向けCPUを大きく上回る結果が出ています。ワンランク下のCore i5-8300Hでも前世代のCore i7より性能が高く、デスクトップPC向けCPUに迫るパフォーマンスです。ゲームはもちろん、動画編集や高度な写真加工でも威力を発揮するでしょう。
CPU性能比較 その1
名称 | CINEBENCH R15スコア マルチコア |
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Core i7-8700 ※2 |
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Dell G5 15(Core i7-8750H) |
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Core i7-8750H |
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Core i5-8400 ※2 |
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Core i7-7700 ※2 |
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Core i5-8300H |
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Core i7-7700HQ |
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Core i7-8550U |
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※そのほかのCPUのスコアは当サイト計測の平均値 ※2デスクトップPC向けCPU
CPU性能比較 その2
名称 | PassMark CPU Mark |
---|---|
Core i7-8700 ※2 |
|
Dell G5 15(Core i7-8750H) |
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Core i7-8750H |
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Core i5-8400 ※2 |
|
Core i7-7700 ※2 |
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Core i5-8300H |
|
Core i7-7700HQ |
|
Core i7-8550U |
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※そのほかのCPUのスコアは当サイト計測の平均値 ※2デスクトップPC向けCPU
本体の大きさやデザイン
Dell G5 15の本体デザインは、比較的落ち着いた印象です。前面と背面はややメカっぽいのですが、ほかのゲーミングノートPCのようにLEDで光ることはなく、シーンを選ばずに利用できます。
本体サイズはちょっと大きめです。標準的な15.6インチタイプよりもひと回り大きいのですが、ゲーミングノートPCとしては普通の大きさと言えるでしょう。高さは公称値で29.95mmですが、設置時にはゴム足の高さが含まれるので実測31.5mmとやや厚め。とは言え、据え置き利用であれば気になりません。
ノートPCの平均重量
画面サイズ | 平均重量 |
---|---|
11.6インチ | 1.126kg |
12.5インチ | 1.131kg |
13.3インチ | 1.253kg |
14インチ | 1.518kg |
15.6インチ | 2.174kg |
ノートPC全体 | 1.551kg |
※2017年12月~2018年5月に当サイトが検証したノートPC(2-in-1を含む) 50台ぶんの実測値より
画面の色と見やすさ
画面サイズは15.6インチで、解像度は1920×1080ドットのフルHD。ゲーミングノートPCとしては標準的なスペックです。リフレッシュレート(画面の書き換え速度)は60Hzで、一般的なディスプレイと同じ。最近は上級ゲーマー向けにリフレッシュレートの高い(120Hz以上)のノートPCもありますが、初心者~中級者には十分です。
液晶ディスプレイには、発色に優れるIPSパネルが使われています。色合いは自然で色のメリハリが効いているので、ゲームや動画、写真などを色鮮やかな映像で楽しめるでしょう。特別明るいわけではありませんが、ゲームや作業には十分な明るさでした。
IPSパネルは一般的に応答速度が遅く、残像が見えることがあると言われています。しかしDell G5 15でいくつかゲームを試してみましたが、残像や映像の乱れは感じられませんでした。
画面は光沢のないノングレア仕上げです。光の映り込みが抑えられるので眼が疲れにくく、長時間のゲームや作業に向いています。
キーボードの使いやすさ
キーボードはテンキー付きです。標準仕様の日本語キーボードはバックライトに対応していませんが、オプションの英字配列キーボードはバックライトに対応しています。
キーピッチ(キーとキーの間隔)は、理想とされる19mmです。ただキートップが約14mmと小さく、ゲームのプレーにはもう少し大きいほうが操作しやすいと思います。
気になるのはEnterキー周辺で一部のキーが隣接している点と、「¥」キーおよびBackSpaceキーが小さい点です。ゲームにはあまり関係ありませんが、文書作成では慣れるまで打ち間違いがあるかもしれません。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は、実測で1.5mm弱でした。おそらく1.3~1.4mm程度だと思われます。ストロークが浅いのでタイプ感が感じられず、少し物足りなさを感じました。
端子類の種類と使いやすさ
インターフェース(端子類)は多いわけではありませんが、ゲーミングノートPCとしては十分な構成です。なかでも特に、40Gbpsの高速なThunderbolt 3に対応している点がポイント。なお光学ドライブには非対応である点に注意してください。
左側面のインターフェース
- ① セキュリティースロット ※盗難防止用
- ② 電源コネクター
- ③ 1000BASE-T対応有線LAN
- ④ USB3.1 Gen1
- ⑤ SDメモリーカードスロット
右側面のインターフェース
- ① ヘッドホン出力/マイク入力
- ② USB3.1 Gen1
- ③ USB3.1 / Thunderbolt 3兼用Type-C
- ④ HDMI
Dell G5 15は底面部のカバーを外すことで、簡単に内部へアクセスできます。SSDの換装やメモリーの増設・交換も可能ですが、自分で改造するとメーカー保証のサポート外となる点に注意してください。
発熱や騒音、消費電力について
試用機のスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
CPU | Core i7-8750H |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 256GB SSD + 1TB HDD |
グラフィックス | GeForce GTX 1060 with Max-Qデザイン(6GB内蔵) |
本体の温度について
アサシンクリードオリジンズ(アサクリ)のベンチマークとFF14ベンチ、および動画エンコード中のキーボード面の温度を計測したところ、最大で48℃と非常に高温になりました。ただしゲーム中に触れ続けるWASDキーのあたりは40℃前後と低くなっており、触れると多少温かく感じる程度です。
表面温度(室温29℃) ※画像クリックで拡大
アサクリベンチ | FF14ベンチ | 動画変換 |
---|---|---|
最大48.4℃ | 最大48℃ | 最大43.2℃ |
駆動音の計測結果
ゲーム中の駆動音(ファンの回転音や通気口からの排気音)は少し大きめでした。本体内蔵のスピーカーでは細かい音を聞き取れないので、ゲーム中はヘッドセットの着用をおすすめします。
駆動音の計測結果(室温29℃)
電源オフ | 37.5dBA | - |
---|---|---|
アサクリ | 52.0dBA | 排気音がけっこう目立つ |
FF14 | 51.5dBA | 同上 |
動画変換 | 50.5dBA | 同上 |
消費電力について
ゲーム中の消費電力はかなり高めです。重いゲームほど電力消費が大きくなりますが、そのぶんパフォーマンスが高いことを考えればやむを得ないでしょう。
1分間の平均消費電力(REX-BTWATTCH1による計測)
アサクリ | FF14 | 動画変換 |
---|---|---|
143.4W | 1104W | 94.2W |
※消費電力の計測方法はコチラ
起動時間について
起動時間(電源ボタンを押してからデスクトップが表示されるまで)は平均18.34秒(高速スタートアップ有効)でした。SSD搭載機の平均(16~17秒程度)よりもわずかに起動が遅いのですが、気になるほどではありません
起動時間の計測結果(手動による計測)
1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均 |
---|---|---|---|---|---|
19.2秒 | 19.5秒 | 17.8秒 | 17.7秒 | 17.5秒 | 18.34秒 |
動画変換や写真加工の快適さ
動画出力(書き出し)
動画出力にかかった時間
かかった時間 | |
---|---|
Dell G5 15(Core i7-8750H+GTX1060) | 4分12秒 |
Dell G3 15(Core i7-8750H+GTX1050 Ti) | 5分58秒 |
※「Adobe Premiere Pro CC 2018」を使って、FF14ベンチをキャプチャーした6分44秒のフルHD動画に画像とテロップ、音声を追加した合計7分のゲーム実況風動画を作成。書き出し設定は「H.264」で、「YouTube 1080p HD」のプリセットを使用。CUDAのハードウェアエンコードで処理。
動画変換
動画変換にかかった時間
CUDA | ソフトウェア | |
---|---|---|
Dell G5 15(Core i7-8750H+GTX1060) | 3分10秒 | 6分54秒 |
m-Book W(Core i7-8750H+GTX1050) | 3分47秒 | 6分46秒 |
※Adobe Media Encorder CCで5分間の4K映像(XAVC-S、3.51GB)をプリセット「YouTube 1080p HD」でCUDAのハードウェアエンコードで変換するのにかかった時間
RAW現像
RAW画像の現像にかかった時間
Dell G5 15(Core i7-8750H+GTX1060) | Dell G3 15(Core i7-8750H+GTX1050 Ti) | m-Book B506H(Core i7-8550U) |
---|---|---|
1分23秒 | 2分32秒 | 2分29秒 |
※Adobe Photoshop Lightroom Classic CCで5184×3456ドットのRAW画像を長辺1920ドット、画質80%、解像度240、シャープ出力 強のJPEGファイルに出力するのにかかった時間(フィルター類適用なし)
総合的なクリエイティブ性能
筆者の目安としては、各スコアが3000を超えれば本格的な作業をなんとか行なえるレベルだと考えています。試用機ではどのテストも3000を大きく上回っており、クリエイティブな作業には十分な性能です。
PCMark 10ベンチマーク結果(一部抜粋)
Digitala Content Creation(総合スコア) | 6435 |
---|---|
Photo Editing(写真編集) | 7629 |
Rendering and Visualization(3D制作) | 7724 |
Video Editing(動画編集) | 4523 |
GTX1060搭載機としては最安クラス
ということで、今回は Dell G5 15のレビューをお届けしました。
画質にこだわらなければGeForce GTX 1050 Tiでも十分ですが(GTX 1050だと厳しめ)、やはりゲームはできる限りキレイな画面で遊びたいもの。その点において、GeForece GTX 1060 with Max-Qデザインを搭載可能なDell G5 15選ぶ意味は十分あります。
しかもCore i5搭載モデルなら、実売価格は税込みで12万円台。他社メーカーの同クラス製品に比べて2~3万円程度安いのは大きな魅力です。ゲームだけならCore i5でも十分ですが、動画編集を行なうならCore i7がおすすめ。ワンランク上のゲーム/動画編集用PCとしておすすめします。
Dell G5 15のまとめ
- GeForce GTX 1060 with Max-Qデザイン対応
- デスクトップ並みに高性能
- 他社製品よりも安い!