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ドスパラ GALLERIA ZF (2019年モデル) レビュー:コスパで選ぶならRTX2070搭載のコレ!

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ドスパラ GALLERIA ZF (2019年モデル) レビュー

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ドスパラのGALLERIA ZFは、グラフィックス機能としてGeFroce RTX 2070を搭載するミドルタワー型のゲーミングデスクトップPCです。CPUは8コア/8スレッドのCore i7-9700Kでメモリー容量は16GB。重い大作ゲームでも、快適に楽しめるパフォーマンスを誇ります。

 

GALLERIA ZF スペック概要

【主なスペック】CPU:Core i7-9700K、メモリー:16GB、ストレージ :500GB SSD+3TB HDD、グラフィックス:GeForce RTX 2070

 

この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、本体の外観や機能、実際の性能についてレビューします。

 

 

GALLERIA ZF

GALLERIA ZF

税込20万7338円~

 

※構成や価格は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください

GALLERIA ZFのスペック

OS Windows 10 Home
CPU Core i7-9700K
チップセット Intel Z390 Chipset
メモリー 16GB
ストレージ 500GB SSD + 3TB HDD
グラフィックス GeForce RTX 2070 (8GB)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
通信機能 1000BASE-T対応有線LAN
インターフェース USB3.0 (フルサイズ) ×5 (前面×2 + 背面×3)
USB3.0 Type-C×1 (背面)
USB2.0×2 (背面)
HDMI
DisplayPort×3
DVI
有線LAN
SD/microSDカードスロット
ヘッドホン出力/マイク入力
PS/2(マウス/キーボード用)
オーディオ端子類
拡張スロット PCI Express x16 ×2
PCI Express x1 ×3
M.2スロット×2
SATA3×6
ドライブベイ 5インチ×5
3.5インチ×5
電源 700W 静音電源 (80PLUS GOLD)
サイズ 幅207×奥行き520.7×高さ450.2mm
※ガレリア専用 KTケース(ATX)
重量 約13.9kg
セキュリティー TPM2.0
マカフィーリブセーフ 12ヵ月版
サポート メーカー保証1年間 ※有料サービス対応

※2019年2月20日時点。構成は変更される場合があります

本体の外観と内部

外観について

GALLERIA ZFでは、ドスパラGALLERIAシリーズ専用の「KTケース」と呼ばれるPCケースが使われています。対応マザーボードはATXタイプで、デスクトップPCとしての分類はミドルタワー型。拡張性や冷却性能に優れる点がメリットですが、本体サイズがかなり大きい点がデメリットです。

 

デスクトップの主な分類

ミドルタワー型 ミニタワー型 スリム型 コンパクト型
デスクトップのサイズ比較
機能:◎
拡張性:◎
省スペース性:×
冷却性能:◎
機能:◎
拡張性:○
省スペース性:△
冷却性能:○
機能:○
拡張性:△
省スペース性:○
冷却性能:△
機能:△
拡張性:×
省スペース性:◎
冷却性能:△

 

GALLERIA ZZ i9-9900K サイズ感

21.5インチディスプレイとのサイズ比較

 

GALLERIA ZF 前面と背面

前面(左)と背面(右)。高さは450.2mmで、幅は207mm

 

GALLERIA ZF 左側面

左側面。奥行きは520.7mm

 

GALLERIA ZF 底面部

底面にも通気口。エアフローをよくするために、高めのゴム足が付いています

 

GALLERIA ZF 天面

天面部の通気口。ふたつのうちひとつにファンが取り付けられています

インターフェースについて

周辺機器接続用のインターフェース(端子類)は、とても充実しています。USB端子は前面×2、背面×6の構成で、これだけあれば十分でしょう。なお映像出力にはマザーボード側のI/Oパネルではなく、グラフィックボード側の端子を使う点に注意してください。

 

GALLERIA ZF 前面

前面のインターフェース

  • ① USB3.0
  • ② SD/microSDカードスロット
  • ③ ヘッドホン出力/マイク入力
  • ④ リセットボタン
  • ⑤ 電源ボタン

 

GALLERIA ZF 背面

背面I/Oパネルのインターフェース

  • ① USB3.0
  • ② P2/2端子 ※キーボード/マウス接続用
  • ③ DVI ※非使用
  • ④ VGA(D-sub15ピン) ※非使用
  • ⑤ HDMI ※非使用
  • ⑥ USB3.0 Type-C
  • ⑦ USB3.0
  • ⑧ USB2.0
  • ⑨ 有線LAN
  • ⑩ オーディオ端子類
  • ⑪ DisplayPort
  • ⑫ HDMI

 

GALLERIA ZF 光学ドライブ

本体上部の光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ

拡張性について

拡張スロットやドライブベイも多く、拡張性は抜群です。GeForce RTX 2070がPCI Express x16スロットを1ポート使っているため、実質的には2~3枚の拡張カードを利用できます。2~3ポート専有する大型のグラボも利用可能です。

 

GALLERIA ZF 本体内部

左側のサイドパネルを外すことで内部にアクセスできます

 

GALLERIA ZF CPUとメモリー

CPUとメモリー周り。メモリースロットは合計4ポート

 

GALLERIA ZF CPUの冷却

「静音パックまんぞくコース」の大型CPUクーラーが取り付けられています。背面と天面にも空冷ファンを設置

 

GALLERIA ZF RTX2070

GeForce RTX 2070を搭載

 

GALLERIA ZF 電源

電源は700W(80PLUS GOLD)の静音電源

GALLERIA ZF 拡張スロット

拡張スロットの空き

  • ① PCIExpress x1
  • ② PCIExpress x16

 

GALLERIA ZF M.2スロット

CPUソケットの下あたりにM.2スロット

 

GALLERIA ZF M.2スロット

マザーボード右下あたりにふたつめのM.2スロット

 

GALLERIA ZF シャドウベイ

3.5インチシャドウベイは5つ

 

GALLERIA ZF ドライブベイ

5インチドライブベイは5つ

GALLERIA ZFのベンチマーク結果

ストレージ性能

標準のストレージ構成は、500GB SSD+3TB HDDです(タイミングによって容量が変わることがあります)。SSDはSATA接続タイプでアクセスは標準的。より高速なPCIe(NVMe)接続のSSDを使う場合は購入時のカスタマイズオプションを利用するか、自分で取り付ける必要があります。HDDの容量も十分で、50GBを超える大作ゲームを何本もインストール可能です。

 

GALLERIA ZF ストレージのアクセス速度(CrystalDiskMark)

500GB SSD(左)と3TB HDD(右)のアクセス速度

 

ストレージのアクセス速度

CPU性能

GALLERIA ZFで使われているCore i7-9700Kは、8コア/8スレッドで動作するハイエンド向けのCPUです。非常に高性能ではありますが、8コア/16スレッドで動作するCore i9-9900Kに比べてるパフォーマンスはやや落ちます。とは言え、普通にゲームを楽しむのであれば問題ないでしょう。

 

CPUの性能比較 その1

CPU CINEBENCH R15のCPUスコア
Core i9-7980XE
3333
Core i9-9900K
2068
GALLERIA ZF (Core i7-9700K)
1529
Core i7-8700K
1517
Core i7-8700
1370
Core i7-7700
860

※ほかのCPUの結果は当サイト計測の平均値

 

CPUの性能比較 その2

CPU PassMark PerformanceTestのCPU Markスコア
Core i9-7980XE
26919
Core i9-9900K
20094
GALLERIA ZF (Core i7-9700K)
17831
Core i7-8700
15300
Core i7-8700K
14689
Core i7-7700
10881

※ほかのCPUの結果は当サイト計測の平均値

3D性能

グラフィックス機能として使われているGeForce RTX 2070はハイエンドクラスのGPUで、 非常に高性能です。RTX 2080 / 2080 Tiに比べるとベンチマークスコアは劣るものの、これらは価格が高く(グラボ単品だとRTX 2070は6~7万円であるのに対し、RTX 2080は9~11万円、RTX2080 Tiは15万円以上)、コスパはRTX 2070のほうが優れています。最高性能ではなくあくまでもゲームを楽しめるパフォーマンスを求めるのであればRTX 2070がおすすめです。

 

3D機能の性能比較 その1

GPU 3DMark Fire Strikeのスコア
RTX 2080 Ti
27118
GTX 1080 Ti(11GB)
22960
RTX 2080(8GB)
21820
GALLERIA ZF (RTX 2070)
19918
GTX 1080(8GB)
16792
GTX 1070(8GB)
15393
GTX 1060(6GB)
10393

※ほかのGPUの結果は当サイト計測の平均値

 

3D機能の性能比較 その2

GPU 3DMark Port Royalのスコア
RTX 2080 Ti
7724
RTX 2080(8GB)
5570
GALLERIA ZF (RTX 2070)
4719

※ほかのGPUの結果は当サイト計測値

ゲーム系ベンチマーク結果

ゲーム系ベンチマークテストの結果は以下のとおり。高いグラフィックス性能を必要とする大作ゲームでも、フルHDなら最高画質で快適に楽しめます。4Kだと最低画質まで下げないと厳しいでしょう。ただRTX 2080 Tiでも重量級タイトルを4K最高画質で楽しめるほどではないため、そのあたりを狙うならSLIが必要になってくるかもしれません。

 

ゲーム系ベンチマーク結果

FF15ベンチ
FF15 (DX11) ※重量級
1920×1080 (フルHD) 高品質 8450(快適)
標準品質 11945(とても快適)
軽量品質 15346(非常に快適)
3840×2160 (4K) 高品質 3756(普通)
標準品質 4477(普通)
軽量品質 6231(快適)
FF14ベンチ
FF14:紅蓮のリベレーター(DX11) ※中量級
1920×1080 (フルHD) 最高品質 17777(非常に快適) ※122.727 FPS
高品質 18369(非常に快適) ※129.168 FPS
標準品質 21755(非常に快適) ※160.9710 FPS
3840×2160 (4K) 高品質 6870(とても快適) ※45.777 FPS
標準品質 8095(非常に快適) ※54.017 FPS
軽量品質 15582(非常に快適) ※104.232 FPS
ドラゴンクエストX
ドラゴンクエストX(DX9) ※軽量級
1920×1080 (フルHD) 最高品質 23572(すごく快適)
標準品質 23501(すごく快適)
低品質 24267(すごく快適)
3840×2160 (4K) 高品質 21422(すごく快適)
標準品質 22171(すごく快適)
軽量品質 23625(すごく快適)
Assassin's Creed Odyssey
アサシンクリード オデッセイ (DX11) ※重量級
1920×1080 (フルHD) 最高 63 FPS
109 FPS
119 FPS
3840×2160 (4K) 最高 37 FPS
57 FPS
68 FPS
Assassin's Creed Origins
アサシンクリード オリジンズ (DX11) ※重量級
1920×1080 (フルHD) 最高 87 FPS
112 FPS
超低 123 FPS
3840×2160 (4K) 高品質 46 FPS
標準品質 60 FPS
軽量品質 76 FPS
Far Cry 5
Far Cry 5 (DX11) ※中量級
1920×1080 (フルHD) 最高 117 FPS
132 FPS
145 FPS
3840×2160 (4K) 最高 47 FPS
53 FPS
60 FPS
Far Cry New Dawn
Far Cry New Dawn (DX11) ※中量級
1920×1080 (フルHD) 最高 106 FPS
119 FPS
129 FPS
3840×2160 (4K) 最高 48 FPS
54 FPS
58 FPS
SOTTR
シャドウ オブ ザ トゥームレイダー(DX12) ※重量級
1920×1080 (フルHD) 最高 104 FPS
121 FPS
最低 141 FPS
ROTTR
ライズ オブ ザ トゥームレイダー(DX12) ※中量級
1920×1080 (フルHD) 最高 135.25 FPS
168.44 FPS
最低 199.97 FPS

※平均60FPS以上が快適に遊べる性能の目安。今回トゥームレイダーシリーズでは4Kでのテストを実施できませんでした

コスパで選ぶならRTX2070!

ということで、今回はGALLERIA ZFのレビューをお届けしました。

 

当サイトではこれまでに同じドスパラのGALLERIA Zシリーズをレビューしていますが、ほかのモデルと比べるとGALLERIA ZFはハイスペックモデルのなかでも性能的には下位モデルに相当します。

 

GALLERIA Zシリーズの比較

GALLERIA ZZ i9-9900K GALLERIA ZG i7-9700K GALLERIA ZF
CPU Core i9-9900K Core i7-9700K Core i7-9700K
GPU RTX 2080 Ti RTX 2080 RTX 2070
PassMark CPU Marks 20094 17863 17831
3DMark FireStrike 27118 21969 19918
税込価格 29万3738円~ 25万0538円~ 20万7338円~

 

ただしそのぶん、RTX 2080 / RTX 2080 Ti搭載モデルに比べてコスパが高い点が魅力です。ベンチマークスコアは劣りますが、たとえばRTX 2080 Ti搭載のGALLERIA ZZ i9-9900Kが税込29万円であることを考えれば、性能差に9万円ぶんの価値があるかは判断がわかれるところでしょう。

 

ちなみに注文時のパーツカスタマイズでプラス1万6000円(税別)でCPUをCore i9-9900Kにアップグレードできるので、少しでも高性能にしたいならコチラのほうがおすすめです(ゲームへの影響は小さいのですが)。残りをゲームやほかのパーツ/ゲーミングデバイスの購入資金にあてたほうが、結果としてはゲーム生活をより楽しめるかもしれません。

 

GALLERIA ZF まとめ

性能よりも長期間利用する上でのコスパを重視するならコレ!

 

GALLERIA ZF

GALLERIA ZF

税込20万7338円~

 

※構成や価格は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください

 

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記事を書いた人
こまめ(タカハシリョウ)

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