ゲーミングPCレビュー

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF レビュー:120Hz+GTX1060でゲーム画面がヌルヌルなめらか!

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ドスパラ GALLERIA GCF1060GF レビュー

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ドスパラのGALLERIA GCF1060GFは、専用グラフィックス(GPU)としてGeForce GTX 1060(6GB)を搭載したゲーミングノートPCです。一般的なGeForce GTX 1060搭載モデルと異なるのは、液晶ディスプレイが120Hzの高リフレッシュレートに対応している点。画面の動きが非常になめらかで、ゲームを快適かつ有利にプレーできます。

 

GALLERIA GCF1060GF スペック概要

【主なスペック】CPU:Core i7-8750H、メモリー:8GB 、ストレージ:250GB SSD+1TB HDD、 グラフィックス:GeForce GTX 1060(6GB)、ディスプレイ:15.6インチ 1920×1080ドット

GALLERIA GCF1060GFの注目ポイント

120Hzディスプレイ搭載

GALLERIA GCF1060GFの注目ポイント 120Hz

リフレッシュレート(画面の書き換え速度)は120Hzで、標準的な60Hzのディスプレイに比べて画面の動きが非常になめらかです。激しい動きにもしっかり反応するのでプレーを有利に進められるほか、3D酔いしにくメリットがあります。

キーボードはSteelSeries製

GALLERIA GCF1060GF 特徴 キーボードはSteelSeries製

ゲーミングデバイスメーカーとして実績のあるSteelSeriesのキーボードを採用。反応やタイプ感に優れているので、操作時のストレスを感じさせません。

GALLERIA GCF1060GFの評価

GALLERIA GCF1060GF 評価

総合評価: 3.6/5.0

(評者:こまめブログ)

デザイン シャープなデザインでカッコいいが、やや厚い
性能 CPUが非常に高性能。GTX1060を搭載
使いやすさ 端子類が多くキーボードのタイプ感もいいが、キー配列が残念
軽さ ゲーミングノートPCとしては軽めだが、実測2.3kgはそこそこ重い
画面 やや青みがかった色合い。ガンマ値が高く、暗いシーンが明るく見える

今回はメーカーからお借りしたGALLERIA GCF1060GFモデルの実機を使って、本体デザインや使い心地、ベンチマーク結果などをレビューします。

 

 

GALLERIA GCF1060GF

GALLERIA GCF1060GF

税込18万0338円から

 

※価格や構成は変更される場合があります

GALLERIA GCF1060GFのスペック

OS Windows 10 Home / Pro
CPU 第8世代 Core i7-8750H
メモリー 8GB(最大32GB)
ストレージ 250GB SSD(M.2 SATA)+1TB HDD ※カスタマイズ可
グラフィックス GeForce GTX 1060(6GB)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 15.6インチ、1920×1080ドット、非光沢、ペン/タッチ非対応、リフレッシュレート120Hz
通信機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.2、1000BASE-T対応有線LAN
インターフェース USB3.0(フルサイズ)×2、USB3.0(Type-C)×1、USB2.0×2、HDMI、miniDisplayPort、有線LAN、SDカードリーダー、ヘッドホン出力
セキュリティー TPM 2.0、セキュリティーロック、マカフィー・リブセーフ 12ヵ月版
カメラ HD(92万画素相当)
サイズ/重量 幅388×奥行き265×高さ27~31mm/約2.3kg
バッテリー駆動時間 ※非公開
オフィス ※オプション
サポート メーカー保証1年間

※2018年12月6日時点。構成は変更される場合があります

 

購入時のカスタマイズ画面で、メモリーやSSDの容量をアップグレードできます。オプションとして用意されているSSDはSATA接続のみで、超高速なPCIe接続のSSDは用意されていません。また光学ドライブは非搭載である点に注意してください。

本体の大きさやデザイン

ゲーミングPCというとLEDがギラギラ光るモデルも多いのですが、GALLERIA GCF1060GFはボディが光ることはなく、とても落ち着いたデザインです。やや厚くて無骨なフォルムではあるものの、質感は上々の仕上がり。普通のノートPCとして使っても、違和感はありません。

 

GALLERIA GCF1060GF 本体カラー

本体カラーはブラック

 

GALLERIA GCF1060GF 天板のデザイン

天板にはGALLERIAのロゴ

 

GALLERIA GCF1060GF キーボード面

キーボード面は天板と同じ仕上がり

 

GALLERIA GCF1060GF タッチパッド

タッチパッドの周囲はダイヤモンドカット加工

 

GALLERIA GCF1060GF 底面部

底面部もブラック

 

GALLERIA GCF1060GF ベゼル幅

液晶ディスプレイのベゼル(枠)は太め

 

GALLERIA GCF1060GF 大きさ

本体サイズ

 

GALLERIA GCF1060GF サイズ感

大きさはB4サイズよりも二回り大きい程度

 

GALLERIA GCF1060GF 前面と背面

前面と背面

 

GALLERIA GCF1060GF 厚さ

高さは公称値で最大31mm、ゴム足を含めた実測では36mmでした

 

GALLERIA GCF1060GF 底面部

底面部を保護するゴム足には、接地面とのあいだにすき間を作ることで冷却性能を高める役割もあります

 

GALLERIA GCF1060GF 重さ

重量は実測で2.355kg

 

GALLERIA GCF1060GF 電源アダプター

付属の電源アダプターはやや大きめ。重さは実測で708g

画面の色と見やすさ

画面の大きさは15.6インチで、解像度は1920×1080ドットです。表面は光沢なしのノングレアで、映り込みはほとんど目立ちません。映像の色合いはやや青みがかっていますが、気になるほどではありませんでした。

 

ただガンマ値が高いのか画面が妙に明るく、ウィンドウズを使っているときにちょっとだけ色に違和感があります。しかしこの明るさが逆にゲームでは有利で、暗い部分が潰れることなくハッキリと描かれていました。

 

GALLERIA GCF1060GF 画面サイズ

画面サイズは15.6型で、解像度は1920×1080ドット

 

GALLERIA GCF1060GF 映像品質

映像はコントラストがやや低く、青かぶりしています

 

GALLERIA GCF1060GF 明るさ

標準ではガンマ値が高くやや色が飛んでいるような印象ですが、暗部が見やすいメリットがあります

 

GALLERIA GCF1060GF ガンマカーブ

i1 Display Proによるガンマカーブ。青い線が下方向に出ているのは青みが強いことを表わします。また右上の線がやや歪んでいることから、明部が調整されているようです

 

GALLERIA GCF1060GFの最大の特徴は、120Hzの高リフレッシュレートに対応している点です。標準的な60Hzと比べると、画面のなめらかさは明らかに違います。いわゆる「ヌルヌル」の動きで、ゲームを快適に楽しめました。

 

GALLERIA GCF1060GF 高リフレッシュレート

120Hzの高リフレッシュレートに対応しており、ゲーム画面の動きは非常になめらかです

 

ただし高リフレッシュレートの画面を活かすには、ゲーム側のFPS(画面の書き換え速度の目安)も高い必要があり、そのためにゲームによっては画質を調整する必要があります。

キーボードの使いやすさ

キーボードはテンキーありの日本語配列で、LEDバックライトに対応しています。キーピッチは実測で18.5mmでした。Enterキー周辺の配列がかなり特殊で、ちょっと違和感があります。筆者としては個人的にDeleteキーとカーソルキーの「→」キーが使いづらく感じました。

 

GALLERIA GCF1060GF キーボード

GALLERIA GCF1060GFのキーボード

 

GALLERIA GCF1060GF 配列で気になる点

一部のキーが隣接しているほか、配置が特殊なキーもありました

 

Windowsキーが右側についているのも特殊です。筆者はWindowsキーを含めたショートカットをよく使うので使いづらく感じるのですが、ゲーム中にWindowsキーを誤って押してしまうことがないので、これはこれでアリかもしれません。

 

GALLERIA GCF1060GF SteelSeries製キーボード

キーボードはSteelSeries製

 

GALLERIA GCF1060GF バックライト

キーボードバックライトに対応

 

GALLERIA GCF1060GF バックライトの色

標準収録のユーティリティーでバックライトの色を変更できます

 

キーストロークは実測で2mmでした。クリック感は軽めではあるものの底打ち感がなく、クセのないキーボードです。

 

GALLERIA GCF1060GF タイプ感

キーストロークは実測2mm。タイプ感は軽めですが、ストロークが深いので手応えは感じられます

 

GALLERIA GCF1060GF タイプ音

タイプ音は非常に静か。軽いタッチだと音はほとんど気になりません

端子類の種類と使いやすさ

インターフェース(端子類)は十分な構成です。ただ端子類が左側に集中しているので、環境によってはケーブル類の取り回しが不便かもしれません。また光学ドライブには対応していない点に注意してください。

 

GALLERIA GCF1060GF 左側面

左側面のインターフェース

  • ① セキュリティースロット(盗難防止用)
  • ② 1000BASE-T対応有線LAN
  • ③ USB3.0
  • ④ HDMI
  • ⑤ mini DisplayPort
  • ⑥ USB3.0
  • ⑦ USB3.0(Type-C)
  • ⑧ ヘッドホン出力/マイク入力

 

GALLERIA GCF1060GF 右側面

右側面のインターフェース

  • ① USB2.0
  • ② SDカードスロット
  • ③ 電源コネクター

ベンチマーク結果

試用機のスペック

OS Windows 10 Home
CPU Core i7-8750H
メモリー 8GB
ストレージ 250GB SSD+1TB HDD
グラフィックス GeForce GTX 1060(6GB)

ストレージ性能

250GBのSSDはSATA接続タイプです。シーケンシャルリードは標準的ですが、シーケンシャルライトが少し遅め。1TB HDDのアクセス速度は標準的でした。

 

GALLERIA GCF1060GF ストレージのアクセス速度(CrystalDiskMark)

250GB SSD(左)と1TB HDD(右)のアクセス速度(CrystalDiskMark)

 

ストレージのアクセス速度

ストレージのアクセス速度の違い

 

ストレージに高速なSSDが使われているだけあって、ウィンドウズの起動は高速です。平均起動時間は16.24秒で、HDD(40秒程度)のみの場合に比べて時間は1/2以下でした。ただし容量は250GBなので、ゲームのインストールには向いていません。ゲームの起動や読み込みを高速化するなら、購入時のオプションで大容量SSDを選ぶといいでしょう。

 

起動時間の計測結果(手動による計測)

1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 平均
16.8秒 16.3秒 15.2秒 16.4秒 16.5秒 16.24秒

CPU性能

CPUとして使われているCore i7-8750HはノートPC向けでありながら、パフォーマンスはデスクトップPC並み。旧世代のハイエンドCPU(Core i7-7700)を上回る性能で、ゲームはもちろん動画編集などの重い処理でも快適にこなせます。

 

CPUベンチマークではCore i7-8750Hの平均値を下回りましたが、おそらくこれは内部の熱が上がりすぎないようにしているためでしょう。それでもスコアは非常に高く、なんの問題もない性能です。

 

CPUベンチマーク結果

CPU PassMark PerformanceTestのCPU Markスコア
Core i7-8700 ※2
15300
Core i7-8750H
13430
GALLERIA GCF1060GF (Core i7-8750H)
12912
Core i5-8400 ※2
11228
Core i7-7700 ※2
10880
Core i5-8300H
10238
Core i7-7700HQ
9381
Core i7-8550U
9127

※そのほかのベンチマーク結果は当サイト計測の平均値

グラフィックス性能について

総合的な3D性能を計測する「3DMark」の結果は以下のとおり。試用機で使われているGeForce GTX 1060はミドルレンジ向けのGPUですが、非常に優れた結果が出ています。高いグラフィックス性能を必要とする重量級ゲームを最高画質でプレーするには厳しいものの、中規模クラスのゲームであれば快適に楽しめるでしょう。

 

GPUの性能比較

GPU 3DMark Fire Strikeのスコア
GTX 1070
12851
GALLERIA GCF1060GF(GTX 1060)
10417
GTX 1060
10187
GTX 1050 Ti
6742
GTX 1050
5275

※そのほかのGPUのベンチマーク結果は当サイト計測の平均値

 

ゲームを快適に遊べるGPUの目安(フルHD時)

ゲームの重さ 画質 推奨GPU
重量級
FF15、Assassin’s Creed Origins、Ghost Recon Wildlands、黒い砂漠など
高画質 GTX 1080以上
標準画質 GTX 1070以上
低画質 GTX 1060以上
中量級
FF14、PUBG、Fortnite、OverWatch、AVAなど
高画質 GTX 1060以上
標準画質 GTX 1050 Ti以上
低画質 GTX 1050以上
軽量級
ドラクエ10、League of Legends、ガンダムオンライン、CSO、PSO2など
高画質 GTX 1050 Ti以上
標準画質 GTX 1050以上
低画質 GTX 1050以上

※ 当サイトの検証結果を元にした指針で、実際のゲームの動作を保証するものではありません

 

ゲーム系ベンチマーク結果

FF15ベンチ
FF15 (DX11) ※重量級
1920×1080 (フルHD) 高品質 4285(普通)
標準品質 6039(快適)
軽量品質 7144(快適)
FF14ベンチ
FF14:紅蓮のリベレーター(DX11) ※中量級
1920×1080 (フルHD) 最高品質 10999(非常に快適) ※74.723 FPS
高品質(ノートPC) 13214(非常に快適) ※93.359 FPS
標準品質(ノートPC) 14621(非常に快適) ※107.340 FPS
ドラゴンクエストX
ドラゴンクエストX(DX9) ※軽量級
1920×1080 (フルHD) 最高品質 22826(すごく快適)
標準品質 22967(すごく快適)
低品質 23302(すごく快適)
Assassin's Creed Origins
アサシンクリード オリジンズ (DX11) ※重量級
1920×1080 (フルHD) 最高 52 FPS
66 FPS
超低 74 FPS
Far Cry5
Far Cry5 (DX11) ※中規模
1920×1080 (フルHD) 最高 58 FPS
72 FPS
80 FPS
SOTTR
シャドウ オブ ザ トゥームレイダー(DX12) ※重量級
1920×1080 (フルHD) 最高 45 FPS
55 FPS
最低 81 FPS
ROTTR
ライズ オブ ザ トゥームレイダー(DX12) ※中量級
1920×1080 (フルHD) 最高 71.24 FPS
93.17 FPS
最低 131.38 FPS

※平均60 FPS以上が理想

なめらかな画面でプレーしたい人におすすめ

ということで、今回はドスパラのGALLERIA GCF1060GFのレビューをお届けしました。

 

ベンチマーク結果は優秀でゲームを快適に楽しめる性能ですが、Core i7-8750H+GeForce GTX 1060搭載モデルとしては特別安いわけではありません。むしろ他社製品に比べると2~3万円高めです。しかしこれは液晶ディスプレイが120Hzの高リフレッシュレートに対応しているのと、SSDやメモリーの容量をアップグレードできるためです。この点に魅力を感じるのであれば、選ぶべきでしょう。ワンランク上のゲーミングノートPCを探しているなら、ぜひ検討してみてください。

 

GALLERIA GCF1060GF まとめ

120Hzの高リフレッシュレートとパーツカスタマイズに対応している点が魅力!

 

GALLERIA GCF1060GF

GALLERIA GCF1060GF

税込18万0338円から

 

※価格や構成は変更される場合があります

 

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記事を書いた人
こまめ(タカハシリョウ)

お買い得パソコン評論家。毎日各メーカー・各ショップのWebページを500p以上チェックして、安くてお得なパソコンを探しています。元雑誌・書籍編集者で、PC系フリーライターでもあるオジサン。文章に関わる仕事を始めてから25年以上。最高195万PV/月

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