サマーセール実施中!
ドスパラの公式サイトにて、各種デスクトップPC / ノートPCを対象としたサマーセールが実施されています。期間は8/29まで。最新の人気モデルが大幅値引き、または上位パーツへのアップグレードが無料でたいへんお得です!
👉 公式サイトで詳細を見る
ドスパラのGALLERIA GCF1060GFは、専用グラフィックス(GPU)としてGeForce GTX 1060(6GB)を搭載したゲーミングノートPCです。一般的なGeForce GTX 1060搭載モデルと異なるのは、液晶ディスプレイが120Hzの高リフレッシュレートに対応している点。画面の動きが非常になめらかで、ゲームを快適かつ有利にプレーできます。
GALLERIA GCF1060GFの注目ポイント
120Hzディスプレイ搭載
リフレッシュレート(画面の書き換え速度)は120Hzで、標準的な60Hzのディスプレイに比べて画面の動きが非常になめらかです。激しい動きにもしっかり反応するのでプレーを有利に進められるほか、3D酔いしにくメリットがあります。
キーボードはSteelSeries製
ゲーミングデバイスメーカーとして実績のあるSteelSeriesのキーボードを採用。反応やタイプ感に優れているので、操作時のストレスを感じさせません。
GALLERIA GCF1060GFの評価
デザイン | シャープなデザインでカッコいいが、やや厚い |
---|---|
性能 | CPUが非常に高性能。GTX1060を搭載 |
使いやすさ | 端子類が多くキーボードのタイプ感もいいが、キー配列が残念 |
軽さ | ゲーミングノートPCとしては軽めだが、実測2.3kgはそこそこ重い |
画面 | やや青みがかった色合い。ガンマ値が高く、暗いシーンが明るく見える |
今回はメーカーからお借りしたGALLERIA GCF1060GFモデルの実機を使って、本体デザインや使い心地、ベンチマーク結果などをレビューします。
この記事の目次
※価格や構成は変更される場合があります
GALLERIA GCF1060GFのスペック
OS | Windows 10 Home / Pro |
---|---|
CPU | 第8世代 Core i7-8750H |
メモリー | 8GB(最大32GB) |
ストレージ | 250GB SSD(M.2 SATA)+1TB HDD ※カスタマイズ可 |
グラフィックス | GeForce GTX 1060(6GB) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ、1920×1080ドット、非光沢、ペン/タッチ非対応、リフレッシュレート120Hz |
通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.2、1000BASE-T対応有線LAN |
インターフェース | USB3.0(フルサイズ)×2、USB3.0(Type-C)×1、USB2.0×2、HDMI、miniDisplayPort、有線LAN、SDカードリーダー、ヘッドホン出力 |
セキュリティー | TPM 2.0、セキュリティーロック、マカフィー・リブセーフ 12ヵ月版 |
カメラ | HD(92万画素相当) |
サイズ/重量 | 幅388×奥行き265×高さ27~31mm/約2.3kg |
バッテリー駆動時間 | ※非公開 |
オフィス | ※オプション |
サポート | メーカー保証1年間 |
※2018年12月6日時点。構成は変更される場合があります
購入時のカスタマイズ画面で、メモリーやSSDの容量をアップグレードできます。オプションとして用意されているSSDはSATA接続のみで、超高速なPCIe接続のSSDは用意されていません。また光学ドライブは非搭載である点に注意してください。
本体の大きさやデザイン
ゲーミングPCというとLEDがギラギラ光るモデルも多いのですが、GALLERIA GCF1060GFはボディが光ることはなく、とても落ち着いたデザインです。やや厚くて無骨なフォルムではあるものの、質感は上々の仕上がり。普通のノートPCとして使っても、違和感はありません。
画面の色と見やすさ
画面の大きさは15.6インチで、解像度は1920×1080ドットです。表面は光沢なしのノングレアで、映り込みはほとんど目立ちません。映像の色合いはやや青みがかっていますが、気になるほどではありませんでした。
ただガンマ値が高いのか画面が妙に明るく、ウィンドウズを使っているときにちょっとだけ色に違和感があります。しかしこの明るさが逆にゲームでは有利で、暗い部分が潰れることなくハッキリと描かれていました。
GALLERIA GCF1060GFの最大の特徴は、120Hzの高リフレッシュレートに対応している点です。標準的な60Hzと比べると、画面のなめらかさは明らかに違います。いわゆる「ヌルヌル」の動きで、ゲームを快適に楽しめました。
ただし高リフレッシュレートの画面を活かすには、ゲーム側のFPS(画面の書き換え速度の目安)も高い必要があり、そのためにゲームによっては画質を調整する必要があります。
キーボードの使いやすさ
キーボードはテンキーありの日本語配列で、LEDバックライトに対応しています。キーピッチは実測で18.5mmでした。Enterキー周辺の配列がかなり特殊で、ちょっと違和感があります。筆者としては個人的にDeleteキーとカーソルキーの「→」キーが使いづらく感じました。
Windowsキーが右側についているのも特殊です。筆者はWindowsキーを含めたショートカットをよく使うので使いづらく感じるのですが、ゲーム中にWindowsキーを誤って押してしまうことがないので、これはこれでアリかもしれません。
キーストロークは実測で2mmでした。クリック感は軽めではあるものの底打ち感がなく、クセのないキーボードです。
端子類の種類と使いやすさ
インターフェース(端子類)は十分な構成です。ただ端子類が左側に集中しているので、環境によってはケーブル類の取り回しが不便かもしれません。また光学ドライブには対応していない点に注意してください。
左側面のインターフェース
- ① セキュリティースロット(盗難防止用)
- ② 1000BASE-T対応有線LAN
- ③ USB3.0
- ④ HDMI
- ⑤ mini DisplayPort
- ⑥ USB3.0
- ⑦ USB3.0(Type-C)
- ⑧ ヘッドホン出力/マイク入力
右側面のインターフェース
- ① USB2.0
- ② SDカードスロット
- ③ 電源コネクター
ベンチマーク結果
試用機のスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
CPU | Core i7-8750H |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 250GB SSD+1TB HDD |
グラフィックス | GeForce GTX 1060(6GB) |
ストレージ性能
250GBのSSDはSATA接続タイプです。シーケンシャルリードは標準的ですが、シーケンシャルライトが少し遅め。1TB HDDのアクセス速度は標準的でした。
ストレージに高速なSSDが使われているだけあって、ウィンドウズの起動は高速です。平均起動時間は16.24秒で、HDD(40秒程度)のみの場合に比べて時間は1/2以下でした。ただし容量は250GBなので、ゲームのインストールには向いていません。ゲームの起動や読み込みを高速化するなら、購入時のオプションで大容量SSDを選ぶといいでしょう。
起動時間の計測結果(手動による計測)
1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均 |
---|---|---|---|---|---|
16.8秒 | 16.3秒 | 15.2秒 | 16.4秒 | 16.5秒 | 16.24秒 |
CPU性能
CPUとして使われているCore i7-8750HはノートPC向けでありながら、パフォーマンスはデスクトップPC並み。旧世代のハイエンドCPU(Core i7-7700)を上回る性能で、ゲームはもちろん動画編集などの重い処理でも快適にこなせます。
CPUベンチマークではCore i7-8750Hの平均値を下回りましたが、おそらくこれは内部の熱が上がりすぎないようにしているためでしょう。それでもスコアは非常に高く、なんの問題もない性能です。
CPUベンチマーク結果
CPU | PassMark PerformanceTestのCPU Markスコア |
---|---|
Core i7-8700 ※2 |
|
Core i7-8750H |
|
GALLERIA GCF1060GF (Core i7-8750H) |
|
Core i5-8400 ※2 |
|
Core i7-7700 ※2 |
|
Core i5-8300H |
|
Core i7-7700HQ |
|
Core i7-8550U |
|
※そのほかのベンチマーク結果は当サイト計測の平均値
グラフィックス性能について
総合的な3D性能を計測する「3DMark」の結果は以下のとおり。試用機で使われているGeForce GTX 1060はミドルレンジ向けのGPUですが、非常に優れた結果が出ています。高いグラフィックス性能を必要とする重量級ゲームを最高画質でプレーするには厳しいものの、中規模クラスのゲームであれば快適に楽しめるでしょう。
GPUの性能比較
GPU | 3DMark Fire Strikeのスコア |
---|---|
GTX 1070 |
|
GALLERIA GCF1060GF(GTX 1060) |
|
GTX 1060 |
|
GTX 1050 Ti |
|
GTX 1050 |
|
※そのほかのGPUのベンチマーク結果は当サイト計測の平均値
ゲームを快適に遊べるGPUの目安(フルHD時)
ゲームの重さ | 画質 | 推奨GPU |
---|---|---|
重量級 FF15、Assassin’s Creed Origins、Ghost Recon Wildlands、黒い砂漠など |
高画質 | GTX 1080以上 |
標準画質 | GTX 1070以上 | |
低画質 | GTX 1060以上 | |
中量級 FF14、PUBG、Fortnite、OverWatch、AVAなど |
高画質 | GTX 1060以上 |
標準画質 | GTX 1050 Ti以上 | |
低画質 | GTX 1050以上 | |
軽量級 ドラクエ10、League of Legends、ガンダムオンライン、CSO、PSO2など |
高画質 | GTX 1050 Ti以上 |
標準画質 | GTX 1050以上 | |
低画質 | GTX 1050以上 |
※ 当サイトの検証結果を元にした指針で、実際のゲームの動作を保証するものではありません
ゲーム系ベンチマーク結果
FF15 (DX11) ※重量級
|
||
---|---|---|
1920×1080 (フルHD) | 高品質 | 4285(普通) |
標準品質 | 6039(快適) | |
軽量品質 | 7144(快適) | |
FF14:紅蓮のリベレーター(DX11) ※中量級
|
||
1920×1080 (フルHD) | 最高品質 | 10999(非常に快適) ※74.723 FPS |
高品質(ノートPC) | 13214(非常に快適) ※93.359 FPS | |
標準品質(ノートPC) | 14621(非常に快適) ※107.340 FPS | |
ドラゴンクエストX(DX9) ※軽量級
|
||
1920×1080 (フルHD) | 最高品質 | 22826(すごく快適) |
標準品質 | 22967(すごく快適) | |
低品質 | 23302(すごく快適) | |
アサシンクリード オリジンズ (DX11) ※重量級
|
||
1920×1080 (フルHD) | 最高 | 52 FPS |
中 | 66 FPS | |
超低 | 74 FPS | |
Far Cry5 (DX11) ※中規模
|
||
1920×1080 (フルHD) | 最高 | 58 FPS |
中 | 72 FPS | |
低 | 80 FPS | |
シャドウ オブ ザ トゥームレイダー(DX12) ※重量級
|
||
1920×1080 (フルHD) | 最高 | 45 FPS |
中 | 55 FPS | |
最低 | 81 FPS | |
ライズ オブ ザ トゥームレイダー(DX12) ※中量級
|
||
1920×1080 (フルHD) | 最高 | 71.24 FPS |
中 | 93.17 FPS | |
最低 | 131.38 FPS |
※平均60 FPS以上が理想
なめらかな画面でプレーしたい人におすすめ
ということで、今回はドスパラのGALLERIA GCF1060GFのレビューをお届けしました。
ベンチマーク結果は優秀でゲームを快適に楽しめる性能ですが、Core i7-8750H+GeForce GTX 1060搭載モデルとしては特別安いわけではありません。むしろ他社製品に比べると2~3万円高めです。しかしこれは液晶ディスプレイが120Hzの高リフレッシュレートに対応しているのと、SSDやメモリーの容量をアップグレードできるためです。この点に魅力を感じるのであれば、選ぶべきでしょう。ワンランク上のゲーミングノートPCを探しているなら、ぜひ検討してみてください。
※価格や構成は変更される場合があります
当サイトでは2~3万円台の格安ノートPCから高性能ノートPCまで、さまざまな最新モデルを検証・解説しています。記事の更新情報は当サイトのtwitterアカウントでお知らせするので、フォローしていただくことをおすすめします。
関連記事
- 初心者におすすめのゲーミングノートPC
- 初心者におすすめのノートPCまとめ