ノートパソコンレビュー

dynabook AZ15レビュー:大手国内ブランドの格安なスタンダードノートPC

この記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

dynabook AZ15レビュー

人気モデルが最大5000円引き!

dynabookシリーズの15.6インチ/13.3インチモデルが最大5000円引きで買える、当サイト向けの限定ページが公開中です。さらにいまなら純正ワイヤレスマウスもプレンゼント! 詳しくは以下のリンクから、キャンペーン情報をご確認ください。
dynabookが最大5000円オフで買える特別キャンペーン実施中

Dynabook株式会社の「dynabook AZ15」は、大きくて見やすい15.6インチの画面を搭載したスタンダードタイプのノートパソコンです。最大の特徴は、国内メーカーのモデルでありながら税込み価格が4~6万円台と比較的安く変える点。CPU性能は控えめですが、国内ブランドの安心感にこだわりたい人におすすめです。

 

dynabook AZ15

【主なスペック】CPU:Celeron 3865U、メモリー:4GB、 ストレージ500GB/1TB HDD、ディスプレイ:15.6インチ 1366×768ドット(非光沢)

dynabook AZ15の注目ポイント

安心の国内大手ブランド

dynabook AZ15 特徴 安心の国内大手ブランド

発売元のDynabook株式会社はもともとは東芝(東芝クライアントソリューション株式会社)で、dynabookシリーズは日本国内でも有数の大手PCブランドです。確かな品質や充実したサポートには安心感があります。

DVDを使える

dynabook AZ15 特徴 DVDを使える

DVDの再生と書き込みが可能なDVDスーパーマルチドライブを搭載。ファイルのバックアップやDVDビデオの作成に利用できます。

dynabook AZ15の評価

dynabook AZ15 評価

総合評価: 3.1/5.0

(評者:こまめブログ)

デザイン ノートPCとしては標準的なデザイン。やや大きくてゴツいが、安っぽさはあまり感じられない
性能 Celeron 3865Uの性能は控えめだが、3~4万円台の格安PCのなかではそれなりに高性能
使いやすさ 端子類が多く、キーボードのキーが大きくて入力しやすい。DVDも利用可能
軽さ 重さは実測で約2.16kg。15.6インチとしてはほんのちょっと重いが、特に気にならない
画面 画面が大きくて文字が読みやすいものの、情報量が少ない。色はやや青みが強い

 

今回はメーカーからお借りしたdynabook AZ15の実機を使って、本体デザインや使い心地、ベンチマーク結果などをレビューします。

 

 

dynabook AZ15/G

dynabook AZ15/G

税込4万5144円から

※無料会員登録後の価格

dynabook AZ15/G

※2019年1月23日時点。現在の価格は公式サイトでご確認ください

dynabook AZ15のスペック

※現在は2018年9月発売のdynabook AZ15/Gが販売中です。

OS Windows 10 Home
CPU Celeron 3865U
メモリー 4GB
ストレージ 500GB HDD
1TB HDD
グラフィックス Intel HD Graphics 610
ディスプレイ 15.6インチ、
1366×768ドット、
非光沢、タッチ非対応
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
通信機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac、
Bluetooth 4.0、
1000BASE-T対応有線LAN
インターフェース USB3.0×4、
HDMI、
VGA(D-sub15ピン)、
SDカードスロット、
ヘッドホン出力
セキュリティー TPM2.0、
セキュリティースロット、
ウイルスバスタークラウド 90日版
カメラ 92万画素
サイズ 幅379×奥行き257.9×高さ16.9~23.9mm
重量 約2.3kg
バッテリー駆動時間 約8時間
サポート メーカー保証1年間

※2019年1月23日時点。構成は変更される場合があります

dynabook AZ15のラインナップ

dynabook AZ15にはHDD容量とオフィスの有無が異なる4種類のモデルが用意されています。それぞれの構成と販売価格は以下のとおりです。

 

ラインナップ

500GB HDDモデル (PAZ15GB-SNB)
Celeron 3865U 4GBメモリー 500GB HDD 税込4万5144円
1TB HDDモデル (PAZ15GB-SNA)
Celeron 3865U 4GBメモリー 1TB HDD 税込4万7304円
500GB HDD オフィス付きモデル (PAZ15GB-SDB)
Celeron 3865U 4GBメモリー 500GB HDD Office Home and Business 税込6万1344円
1TB HDD オフィス付きモデル (PAZ15GB-SDA)
Celeron 3865U 4GBメモリー 1TB HDD Office Home and Business 税込6万3504円

※2019年1月22日時点

 

なお上記価格は、無料会員登録後のものです。会員登録を行なわないと、2万円以上高くなってしまう点に注意してください。会員登録は公式サイト「東芝ダイレクト」から無料で行なえます。

 

東芝ダイレクト 新規会員登録

公式サイト右上の「新規会員登録」をクリック

リンク

東芝ダイレクトトップページ

本体の大きさやデザイン

dynabook AZ15はスタンダードなデザインのノートPCです。やや大きくて厚みがあるのでゴツさを感じさせますが、格安モデルとしては重厚感があり安っぽさを感じさせません。

 

dynabook AZ15 外観

dynabook AZ15の外観

 

本体カラーはブラックのみ。天板やパームレスト部分にヘアライン加工(細かな線が無数に入った処理)が施されています。ボディの素材は樹脂(プラスチック)で、キズや衝撃にはあまり強くありません。しかしdynabook AZ15は、格安モデルのなかでは比較的頑丈に作られていると感じました。

 

dynabook AZ15 本体カラー

本体カラーはブラック

 

 

天板のロゴ

天板の表面はヘアライン仕上げ。左下にはシルバーのロゴが配置されています

 

dynabook AZ15 指紋

指紋や油脂の汚れは少し目立ちますが、拭き取ればキレイになります

 

dynabook AZ15 キーボード面

キーボード面もブラックで統一されています

 

パームレストのデザイン

パームレストにもヘアライン加工

 

dynabook AZ15 ベゼル幅

液晶ディスプレイのベゼル(枠)幅は太め

 

dynabook AZ15 底面部

底面部

 

dynabook AZ15 バッテリー

バッテリーは取り外し可能

 

dynabook AZ15 本体サイズ

本体サイズ

 

dynabook AZ15 大きさ

大きさはB4サイズ(B5ノートの見開き)よりも横にちょっと長い程度

 

dynabook AZ15 前面と背面

前面と背面

 

dynabook AZ15 薄さ

最厚部は公称値で23.9mm。最近のノートPCとしては厚めです

 

重量の実測値

重量は公称値で2.3kg、実測で2.158kg

 

ノートPCの平均重量

画面サイズ 平均重量
11.6インチ 1.126kg
12.5インチ 1.131kg
13.3インチ 1.253kg
14インチ 1.518kg
15.6インチ 2.174kg
ノートPC全体 1.551kg

※2017年12月~2018年5月に当サイトが検証したノートPC(2-in-1を含む) 50台ぶんの実測値より

 

電源アダプター込みの重さ

電源アダプター込みでは2.345kgでした

画面の色と見やすさ

液晶ディスプレイの大きさは15.6インチ。大きくて見やすいことから、もっとも人気の高い差サイズです。解像度は1366×768ドットで、格安モデルとしては標準的。1920×1080ドットのフルHDに比べて文字の量や写真の精細さでは劣りますが、字が大きくて読みやすいメリットもあります。

 

dynabook AZ15 液晶ディスプレイ

画面サイズは人気の15.6インチで、解像度は1366×768ドット

 

液晶ディスプレイの最大角度

液晶ディスプレイの最大角度

 

dynabook AZ15 映像品質

映像はやや青みが強く、コントラスト(色のメリハリ)が弱め

 

視野角は狭い

視野角は狭く、映像を斜めから見ると色が大きく変わってしまいます

 

dynabook AZ15 明るさ

画面はそれほど明るくはありませんが、作業には十分なレベルです

 

dynabook AZ15 ノングレア

液晶ディスプレイの表面は光沢なしのノングレア(左)。映り込みが生じる光沢タイプに比べて目が疲れにくいので、長時間の作業に向いています

キーボードの使いやすさ

キーボードは数値入力に便利なテンキー付きです。キーピッチ(キーとキーの間隔)は19mmで十分な大きさ。ただし一部のキーとテンキーがやや小さくなっています。

 

dynabook AZ15 キーボード

dynabook AZ15 のキーボード

 

dynabook AZ15 配列の気になる部分

一部のキーがやや小さいのですが、大きな影響が出るほどではありません

 

最近のノートPCとしては珍しく、キーとキーが隣接しています。キー同士が離れた「アイソレーションタイプ」よりも個々のキーが大きくて打ちやすいのがメリットです。

 

dynabook AZ15 キー配列

dynabook AZ15のキーボード(左)と、ここ数年主流のアイソレーションタイプ(右)

 

個人的には、タイプ感にやや不満が残ります。入力時にキーのグラつきを感じるほか、底打ち感(タイプ時に指へ返ってくる力)はやや強めでした。ただし、たわみはほとんどありません。タイプ音は標準的な大きさですが、強く叩けばそれなりに響きます。軽めのタッチを意識したほうがいいでしょう。

 

dynabook AZ15 タイプ感

キーストロークは1.5mmで標準的ですが、入力時にキーのグラつきを感じます

 

dynabook AZ15 タッチパッド

タッチパッドは誤操作の少ないボタン分類型

端子類の種類と使いやすさ

周辺機器接続用のインターフェース(端子類)は非常に充実しています。特にビジネスシーンで使う機会が多いVGA(D-sbu15ピン)と1000BASE-Tの有線LANに対応している点がポイント。USB端子は合計4ポートと多く、DVDを利用可能な光学ドライブまで搭載されています。ノートPCの標準的な機能にすべて対応した、いわゆる「全部入り」仕様です。

 

dynabook AZ15 左側面

左側面のインターフェース

  • ① セキュリティースロット ※盗難防止用
  • ② 1000BASE-T対応有線LAN
  • ③ 光学ドライブ
  • ④ USB3.0
  • ⑤ ヘッドホン出力

 

dynabook AZ15 右側面

右側面のインターフェース

  • ① SDカードスロット
  • ② USB3.0
  • ③ HDMI
  • ④ VGA(D-sub15ピン)
  • ⑤ 電源コネクター

 

dynabook AZ15 光学ドライブ

光学ドライブはDVDの再生と書き込みが可能なDVDスーパーマルチドライブ

 

Webカメラ

液晶ディスプレイ上部のWebカメラは、有効画素数92万画素

 

ステレオスピーカー

キーボード上部のステレオスピーカー。音に厚みや広がりがなく、音質はイマイチ

ベンチマーク結果

ストレージ性能

試用機では使われていた500GB HDDのアクセス速度は、以下のとおり標準的です。ただしSSDに比べると遅く、ファイルの読み書きやソフトの起動に時間がかかります。

 

dynabook AZ15 ストレージのアクセス速度(CrystalDiskMark)

500GB HDDのアクセス速度(CrystalDiskMark)

 

ストレージのアクセス速度

ストレージのアクセス速度の違い

CPU性能

CPUとして使われているCeleron 3865Uは、あまり性能が高くありません。PC全体では、下位の部類に含まれます。

 

CPUベンチマーク結果

CPU PassMark PerformanceTestのCPU Markスコア
Core i5-8250U
8437
Core i3-8130U
5411
Celeron N4100
2569
dynabook AZ15(Celeron 3865U)
1965
E2-9000
1898
Celeron N4000
1554

※そのほかのベンチマーク結果は当サイト計測の平均値

 

とは言え、3~4万円台の格安PCで使われているほかのCPUよりは高性能です。処理は遅いもの、ネットや文書作成、動画視聴には十分。不要なアプリを削除したりすれば、より快適に利用できるでしょう。

3Dグラフィックス性能

CPU内蔵のグラフィックス機能であるIntel HD Graphics 610についても、性能は高くありません。ごく軽めの2Dゲームならプレー可能ですが、基本的にゲームで遊ぶことは考えないほうが無難です。

 

GPUの性能比較

GPU 3DMark Fire Strikeのスコア
Intel UHD Graphics 620(Core i5)
1040
dynabook AZ15(Celeron 3865U)
460

※そのほかのGPUのベンチマーク結果は当サイト計測の平均値

バッテリー性能

バッテリー駆動時間のテストを行なったところ、公称値とほぼ同じ7時間3分という結果でした。ただしこのテストはバッテリー消費量がかなり少ないため、実際の利用では駆動時間はもっと短くなるでしょう。おそらく5時間程度というところでしょうか。長くはありませんが、そもそもdynabook AZ15は持ち歩き用のモデルではないため、大きな問題ではありません。

 

バッテリー駆動時間のテスト結果

公称値 7時間
BBenchによる計測 7時間3分

※テストの条件や計測方法についてはコチラ

堅実な作りの格安モデル

ということで、今回はdynabook AZ15のレビューをお届けしました。

 

液晶ディスプレイの映像品質やスピーカーのサウンドなど気になる部分はありますが、4万円台で買える格安モデルであることを考えれば仕方がないでしょう。

 

ただし同価格帯のほかのモデルと比べるとボディは頑丈でキーが大きくて入力しやすく、さらに端子類も充実しています。格安モデルのなかでは抜群に高品質です。

 

さらにハガキ作成ソフト「筆ぐるめ」などが付属していることを考えれば、総合的なコスパは悪くありません。単に安いだけでなく品質やサービス、付属ソフトなどにもこだわりたい人におすすめです。

 

正面から

国内ブランドならではの高い品質と充実したサービスが魅力

 

dynabook AZ15/G

dynabook AZ15/G

税込4万5144円から

※無料会員登録後の価格

dynabook AZ15/G

※2019年1月23日時点。現在の価格は公式サイトでご確認ください

 

当サイトでは2~3万円台の格安ノートPCから高性能ノートPCまで、さまざまな最新モデルを検証・解説しています。記事の更新情報は当サイトのtwitterアカウントでお知らせするので、フォローしていただくことをおすすめします。

 

関連記事

  • 初心者におすすめのノートPCまとめ
  • 格安ノートPCまとめ

記事を書いた人
こまめ(タカハシリョウ)

お買い得パソコン評論家。毎日各メーカー・各ショップのWebページを500p以上チェックして、安くてお得なパソコンを探しています。元雑誌・書籍編集者で、PC系フリーライターでもあるオジサン。文章に関わる仕事を始めてから25年以上。最高195万PV/月

こまめ(タカハシリョウ)をフォローする
スポンサーリンク
こまめブログ
タイトルとURLをコピーしました