こんな人におすすめ
- 処理の軽いゲーム中心
- 購入予算は10万円以内
- ゲームをなめらかな動きで楽しみたい
ASUS TUF Gaming FX505DTのスペック
画面サイズ | 15.6インチ |
---|---|
解像度 | 1920×1080 |
CPU | Ryzen 5 3550H |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 512GB SSD |
グラフィックス | GTX 1650 |
リフレッシュレート | 120Hz |
幅×奥行き | 360×262mm |
厚さ | 26.7mm |
重量 | 約2.25kg |
バッテリー | 約4.3時間 |
※2019年11月12日時点
本体カラー | ブラック |
---|---|
画面の表面 | 非光沢 |
パネルの種類 | TN |
タッチ / ペン | 非対応 |
光学ドライブ | ー |
テンキー | あり |
有線LAN | 1000Mbps |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
USB3.1 | ー |
USB3.0 | 2 |
USB2.0 | 1 |
USB Type-C | ー |
Thunderbolt 3 | ー |
メモリーカード | SD |
HDMI | 1 |
VGA (D-sub15) | ー |
DisplayPort | ー |
Webカメラ | 92万画素 |
顔認証カメラ | ー |
指紋センサー | - |
オフィス | なし |
この記事ではメーカーからお借りしたASUS TUF Gaming FX505DTについて、デザインや性能、実際のゲームでの使い心地などをレビューします。
この記事の目次
※2020年3月1日時点
デザインと使いやすさ
本体の外観
本体カラーはブラック。ボディは樹脂 (プラスチック)製ですが、安っぽくはありません。表面にはヘアライン加工が施されているほか、さまざまな凹凸の加工が施されており、メカニカルかつミリタリー風の物々しさを感じさせます。
本体サイズ
大きさは幅360×奥行262mmで、B4サイズ相当。15インチタイプのノートPCとしては標準的なサイズで、それほど小さいわけではありません。厚みは実測で26.6mm。やや厚いのですが、ゲーミングノートPCであることを考えれば納得できる範囲でしょう。
画面サイズ
画面の大きさは15.6インチで、解像度は1920×1080ドット。ゲーミングノートPCとしてはスタンダードな仕様です。光沢を抑えたノングレアで、ゲームをプレーしている最中に光の映り込みが気になることはありません。
リフレッシュレート
リフレッシュレート (画面の書き換え速度)は120Hzで、標準的なディスプレイである60Hzの2倍です。そのぶんゲーム画面がなめらかに動きます。格安ゲーミングノートPCであるにも関わらず、高リフレッシュレートである点は高評価したいポイント。
映像品質
液晶ディスプレイにはTNパネルが使われています。映像には青みがかった感じはまったくなく、パッと見た感じでは色合いは自然です。コントラストがやや低めですが、暗い影の部分でも黒が強調されすぎないので見づらくはありません。
視野角
左右の視野角は170度で、IPSパネル (左右178度)に比べるとやや狭めです。画面を横あるいは下方向から見ると若干暗くなりますが、そこまで角度を変えることはないため普通に使っているぶんには気にならないでしょう。
キーボード
キーボードは英字配列です。日本語入力も可能ですが、記号の位置が若干異なる点に注意してください。キーピッチ (キーとキーの間隔)は19mmと十分なサイズで、ストローク (押し込む深さ)は1.7mmとやや深め。ただしタイプ感は軽めで、入力時に若干のたわみを感じます。
キーボードバックライト
キーボードはバックライト対応で、標準収録ユーティリティーから発光パターンや明るさを調整できます。ただしキーごとに色を変更できるわけではなく、キーボード全体が同じ色で発光します。
キーの同時押し
キーの同時押し認識数を調べたところ、英数字キーで最大5キー程度、組み合わせによっては3キーまでしか認識されない場合がありました。一般的な操作であれば問題ありませんが、ゲームによってはキーカスタマイズなどが必要になるかもしれません。特にゲーム用というわけではないようです。
インターフェース
周辺機器接続用のインターフェース (端子類)は多いわけではありませんが、十分な構成です。ただ左側面に集中しているため、ケーブル類がゴチャついてしまいます。
ベンチマーク結果
CPU性能
CPU | CINEBENCH R20 CPUスコア |
---|---|
Core i7-9750H |
2699
|
Core i7-8750H |
2625
|
Core i5-9300H |
1947
|
ASUS TUF Gaming FX505DT (Ryzen 5 3550H) |
1694
|
Core i7-8565U ※2 |
1383
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均 ※2は一般用途向けノートPC用
CPU (APU)として使われているRyzen 3550Hは、ゲーミングノートPC向けのCore i5-9300Hよりもやや低めの性能です。とは言えスタンダードノートPC向けのCore i7-8565Uよりは性能が高く、またコスパに優れるAMD製CPU (APU)であるため本体価格が抑えられているのです。
3Dグラフィックス性能
GPU | 3DMark Fire Strike Graphicsスコア |
---|---|
RTX 2080 Max-Q |
20160
|
RTX 2070 |
19807
|
RTX 2070 Max-Q |
17147
|
RTX 2060 |
14945
|
GTX 1660 Ti |
14750
|
ASUS TUF Gaming FX505DT (Ryzen 5 3550H) |
9296
|
GTX 1650 |
9039
|
GTX 1050 Ti |
6770
|
GTX 1050 |
6008
|
MX250 |
3711
|
MX150 |
3386
|
UHD 630 (Core i7) |
1176
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
3D性能を計測するベンチマークテストでは、同じGTX 1650の平均値を若干上回りました。GTX 1650はエントリー (入門)向けのGPUでゲーム用としては性能が低いのですが、ノートPC全体で見れば中間あたりのパフォーマンスです。
ゲーム系ベンチマーク結果
ゲームの快適さをタイトル別に計測したところ、処理がやや重い中量級のゲームでは画質や解像度を変更することで快適に遊べそうです。処理の重い重量級タイトルはかなり厳しいでしょう。ゲームをライトに楽しむ人向けです。
FF15ベンチ (重量級 / DX11)
画質 | スコア / 評価 |
高品質 | 3454 / 普通 |
標準品質 | 4842 / やや快適 |
軽量品質 | 5794 / やや快適 |
※スコアが6000以上で「快適」
FF14ベンチ:漆黒のヴィランズ (中量級 / DX11)
画質 | スコア / 評価 / 平均FPS |
最高品質 | 8047 / 非常に快適 / 57.4FPS |
高品質 | 9073 / 非常に快適 / 70.7FPS |
標準品質 | 9691 / 非常に快適 / 80.7FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ドラクエXベンチ (超軽量級 / DX9)
画質 | スコア / 評価 |
最高品質 | 10808 / すごく快適 |
標準品質 | 10861 / すごく快適 |
低品質 | 11984 / すごく快適 |
リーグ・オブ・レジェンド (超軽量級 / DX9)
モード | 平均FPS / 最低FPS |
サモナーズリフト (最高画質) | 118.7 FPS / 101 FPS |
TFT (最高画質) | 61 FPS / 52 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
PSO2ベンチ (軽量級 / DX9)
簡易描画設定 | スコア |
6 (最高) | 12255 |
3 | 21075 |
1 (最低) | 41115 |
※スコア5000以上が快適に遊べる目安
フォートナイト (中量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
エピック | 56.5 FPS / 50 FPS |
高 | 72.9 FPS / 58 FPS |
中 | 112.3 FPS / 84 FPS |
低 | 117.2 FPS / 94 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
PUBG (中量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
ウルトラ | 45.5 FPS / 52 FPS |
高 | 62.1 FPS / 46 FPS |
中 | 63.8 FPS / 50 FPS |
低 | 66.8 FPS / 41 FPS |
非常に低い | 67.4 FPS / 52 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
オーバーウォッチ (軽量級 / DX10)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
エピック | 89.4 FPS / 80 FPS |
ウルトラ | 120.5 FPS / 103 FPS |
高 | 137.8 FPS / 119 FPS |
NORMAL | 158.3 FPS / 141 FPS |
低 | 179.1 FPS / 161 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
エーペックスレジェンズ (中量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
最高設定 | 71.6 FPS / 62 FPS |
最低設定 | 126.7 FPS / 105 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
アサシンクリード オデッセイ (超重量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
最高 | 17 FPS / 5 FPS |
中 | 31 FPS / 20 FPS |
低 | 35 FPS / 21 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
シャドウ オブ ザ トゥームレイダー (重量級 / DX12)
画質 | 平均FPS |
最高 | 42 FPS |
中 | 49 FPS |
最低 | 54 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ゴーストリコン ブレイクポイント (中重量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
ウルトラ | 27 FPS / 2 FPS |
中 | 38 FPS / 15 FPS |
低 | 41 FPS / 19 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ファークライ ニュードーン (中重量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
ウルトラ | 39 FPS / 27 FPS |
中 | 43 FPS / 34 FPS |
低 | 46 FPS / 34 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ディヴィジョン2 (中重量級 / DX12)
画質 | 平均FPS |
ウルトラ | 37 FPS |
中 | 56 FPS |
低 | 68 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ストレージ性能
ストレージは512GB SSDです。試用機ではPCIe 3.0 x4の超高速タイプが使われていましたが、実際のアクセス速度はPCIe 3.0 x2相当です。とは言え十分高速でファイルの読み書きが速く、ウィンドウズやゲームも高速に立ち上がります。
安いのにゲームをしっかり楽しめる
ASUS TUF Gaming FX505DTは税込8万6570円と、ゲーミングノートPCとしては価格が安いモデルです。しかし安いにも関わらず、軽め~ちょっと重めのゲームでも十分快適に楽しむことができました。機能や使い勝手の部分は値段相応ですが、ゲーム性能の点ではコスパの高さは優秀です。予算10万円以内でPCゲームを楽しみたい人におすすめします。
※2019年11月12日時点
*
当サイトでは2~3万円台の格安ノートPCから高性能ノートPCまで、さまざまな最新モデルを検証・解説しています。記事の更新情報は当サイトのtwitterアカウントでお知らせしているので、フォローしていただくことをおすすめします。
関連記事