サマーセール実施中!
ドスパラの公式サイトにて、各種デスクトップPC / ノートPCを対象としたサマーセールが実施されています。期間は8/29まで。最新の人気モデルが大幅値引き、または上位パーツへのアップグレードが無料でたいへんお得です!
👉 公式サイトで詳細を見る
GALLERIA GAMEMASTER GX707Tは、ミドルタワー型のゲーミングデスクトップPCです。スタイリッシュなPCケースとCore i7-8700+GeForce GTX 1070 Tiを搭載した確かなパフォーマンスが魅力のモデル。PCゲームユーザー向けのサポートが充実している点も見逃せません。
この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、本体の外観や機能、実際の性能についてレビューします。
この記事の目次
- 1:スペック
- 2:本体の外観と内部
- 3:消費電力と駆動音、CPU温度について
- 4:ベンチマーク結果
- 5:まとめ
スペック
OS | Windows 10 Home ※Proに変更可 |
---|---|
CPU | Core i7-8700 |
チップセット | Intel H370 Chipset |
メモリー | 16GB(最大64GB) |
ストレージ | 500GB M.2 SSD(SATA) + 1TB HDD |
グラフィックス | GeForce GTX 1070 Ti(8GB) |
光学ドライブ | なし |
通信機能 | 1000BASE-T対応有線LAN |
インターフェース | USB3.0×4(前面)、USB3.1 Gen1(フルサイズ)×2(背面)、USB3.1 Gen2(フルサイズ)×2(背面)、USB2.0×2(背面)、HDMI、DVI、DisplayPort×3、有線LAN、ヘッドホン出力/マイク入力、P/S2、オーディオ端子類 |
拡張スロット | PCI Express x16 ×1、PCI Express x4 ×1、PCI Express x1 ×4、M.2スロット×2、SATA×6 |
ドライブベイ | 3.5インチ×2、2.5インチ×2 |
電源 | 500W 静音電源((80PLUS BRONZE) |
サイズ/重量 | 幅210×奥行き490×高さ450mm/約12.5kg |
セキュリティー | TPM2.0 |
サポート | メーカー保証1年間 ※有料サービス対応 |
※2018年10月2日時点。構成は変更される場合があります
スペック上の注意点
- 光学ドライブ非対応
- メモリーカードスロット非搭載
- パーツカスタマイズ非対応
本体の外観と内部
高級感のあるデザイン
GALLERIA GAMEMASTER GX707TはデスクトップPCのなかでも大型の「ミドルタワー型」に分類されます。本体サイズは大きいのですが、そのぶん拡張性や冷却性能に優れている点がポイント。また本体デザインはシンプルでありながら、高級感を感じさせる作りです。
デスクトップの主な分類
ミドルタワー型 | ミニタワー型 | スリム型 | コンパクト型 |
機能:◎ 拡張性:◎ 省スペース性:× 冷却性能:◎ |
機能:◎ 拡張性:○ 省スペース性:△ 冷却性能:○ |
機能:○ 拡張性:△ 省スペース性:○ 冷却性能:△ |
機能:△ 拡張性:× 省スペース性:◎ 冷却性能:△ |
インターフェースは十分な構成
周辺機器接続用のインターフェース(端子類)は、前面と背面に用意されています。USB端子は全部で10ポートと十分。ただし光学ドライブとメモリーカードスロットには非対応である点に注意してください。
前面のインターフェース
- ① 電源ボタン
- ② USB3.0
- ③ ヘッドホン出力/マイク入力
背面I/Oパネルのインターフェース
- ① USB2.0
- ② P2/2端子 ※キーボード/マウス接続用
- ③ USB3.1 Gen2(フルサイズ)
- ④ USB.3.0、有線LAN
- ⑤ オーディオ端子類
- ⑥ DisplayPort
- ⑦ HDMI
- ⑧ DVI
拡張性は十分
左側面のアクリル製カバーを取り外すことで、本体内部にアクセスできます。拡張スロットはPCI ExpressやM.2スロット(PCIe対応)などを用意。ドライブベイは3.5インチ×2+2.5インチ×2の合計4つ用意されています。また2ポートのM.2スロットや6ポートのSATAポートを用意するなど、十分な拡張性を備えている点もポイントです。
消費電力と駆動音、CPU温度について
今回の検証では、以下の構成の試用機を使いました。標準構成との違いはOSのエディションがWindows 10 HomeではなくWindows 10 Proである点と、ストレージが500GB M.2 SSD(SATA)ではなく2.5インチの512GB SSD(SATA)である点です。なお検証/ベンチマーク結果はパーツ構成や個体差、環境、タイミングなどによって大きく変わる点をあらかじめご了承ください。
試用機のスペック
OS | Windows 10 Pro |
---|---|
CPU | Core i7-8700 |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD(SATA)+1TB HDD |
グラフィックス | GeForce GTX 1070 Ti(8GB) |
消費電力について
アサシンクリードオリジンズ(アサクリ)のベンチマークとFF14ベンチ、および待機中の消費電力を計測したところ、以下のような結果となりました。高負荷時だけでなく待機中でも消費電力が大きいのですが、高性能なCPUとGPUを搭載していることを考えれば仕方がないでしょう。
1分間の平均消費電力(室温23.8℃)
待機中 | アサクリベンチ | FF14ベンチ |
---|---|---|
69W | 220.2W | 145.2W |
※消費電力の計測方法はコチラ
駆動音について
高性能で発熱量の大きいパーツを搭載しているわりには、駆動音(ファンの回転音や排気音など)はそれほど大きくはありませんでした。内部に熱がこもりにくいミドルタワー型のPCケースを利用しているためだと思われます。
駆動音の計測結果(室温23.1℃)
電源オフ | 37.7dBA | - |
---|---|---|
待機中 | 41.3dBA | ファンの回転音が聞こえるが気にならない |
アサクリベンチ | 48.0dBA | それほどうるさくはないが、回転音がはっきりと聞こえる |
FF14ベンチ | 47.1dBA | 同上 |
※駆動音の計測方法はコチラ
CPU温度について
CPUの最大温度は100度に達しました。かなりの高温ですが、駆動音がそれほど大きくないということは、ケースやパーツの冷却性能が優れているからかもしれません。
CPUの最高温度(室温23.1℃)
待機中 | アサクリベンチ | FF14ベンチ |
---|---|---|
77℃ | 100℃ | 100℃ |
※本体温度の計測方法はコチラ
ベンチマーク結果
試用機のスペック
OS | Windows 10 Pro |
---|---|
CPU | Core i7-8700 |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD(SATA)+1TB HDD |
グラフィックス | GeForce GTX 1070 Ti(8GB) |
ストレージ性能
SSDはSATA接続タイプで、HDDには7200回転/分タイプが使われていました。それぞれ順当な結果です。
CPU性能
GALLERIA GAMEMASTER GX707Tで使われているCore i7-8700は、非常に高性能なCPUです。しかし試用機では、当サイトの平均値を下回る結果が出ました。もしかすると個体差によるものかもしれませんが、内部の熱を抑えたりシステムを安定な状態に保つために、パフォーマンスを抑えている可能性もあります。
CPUの性能比較 その1
CPU | CINEBENCH R15のCPUスコア |
---|---|
Core i7-8700 |
|
GALLERIA GAMEMASTER GX707T(Core i7-8700) |
|
Core i5-8400 |
|
Core i7-7700 |
|
※ほかのCPUの結果は当サイト計測の平均値
CPUの性能比較 その2
CPU | PassMark PerformanceTestのCPU Markスコア |
---|---|
Core i7-8700 |
|
GALLERIA GAMEMASTER GX707T(Core i7-8700) |
|
Core i5-8400 |
|
Core i7-7700 |
|
※ほかのCPUの結果は当サイト計測の平均値
3D性能
GALLERIA GAMEMASTER GX707Tで使われているGeForce GTX 1070 Tiはランク的にはGeForce GTX 1070より上のはずですが、試用機でではGTX 1070よりも低いスコアとなりました。同じベンチマークテストの結果が公式サイトに掲載されているのですが、そちらも「15711.4」と同程度です。前述のCPUベンチマーク結果もあわせて考えると、やはりGALLERIA GAMEMASTER GX707Tではパフォーマンスよりも安定性を重視するために、あえて性能を抑えているのかもしれません。
3D機能の性能比較
GPU | 3DMark Fire Strikeのスコア |
---|---|
GTX 1080 Ti(11GB) |
|
GTX 1080(8GB) |
|
GTX 1070(8GB) |
|
GALLERIA GAMEMASTER GX707T(GTX1070Ti) |
|
GTX 1060(6GB) |
|
※ほかのGPUの結果は当サイト計測の平均値
ゲーム系ベンチマーク結果
GeForce GTX 1070 Tiとしてはベンチマークのスコアがやや低いものの、ゲームプレーには十分な結果が出ています。高いグラフィックス性能を必要とする重量級のゲームでも、フルHDの最高画質で快適にプレーできるでしょう。ただし4K解像度でのプレーはちょっと厳しそうです。
ゲーム系ベンチマーク結果
FF15 (DX11) ※重量級
|
||
---|---|---|
1920×1080 (フルHD) | 高品質 | 6846(快適) |
標準品質 | 9466(とても快適) | |
軽量品質 | 11137(とても快適) | |
3840×2160 (4K) | 高品質 | 3107(普通) |
標準品質 | 3655(普通) | |
軽量品質 | 5192(やや快適) | |
FF14:紅蓮のリベレーター(DX11) ※中量級
|
||
1920×1080 (フルHD) | 最高品質 | 14862(非常に快適) ※104.499 FPS |
高品質(ノートPC) | 16186(非常に快適) ※118.995 FPS | |
標準品質(ノートPC) | 17430(非常に快適) ※131.088 FPS | |
3840×2160 (4K) | 高品質 | 5855(とても快適) ※39.056 FPS |
標準品質 | 6635(とても快適) ※44.404 FPS | |
軽量品質 | 12150(非常に快適) ※81.768 FPS | |
ドラゴンクエストX(DX9) ※軽量級
|
||
1920×1080 (フルHD) | 最高品質 | 21498(すごく快適) |
標準品質 | 21639(すごく快適) | |
低品質 | 22484(すごく快適) | |
3840×2160 (4K) | 高品質 | 18613(すごく快適) |
標準品質 | 19918(すごく快適) | |
軽量品質 | 21582(すごく快適) | |
アサシンクリード オリジンズ (DX11) ※重量級
|
||
1920×1080 (フルHD) | 最高 | 64 FPS |
中 | 72FPS | |
超低 | 79 FPS | |
3840×2160 (4K) | 高品質 | 35 FPS |
標準品質 | 46 FPS | |
軽量品質 | 59 FPS | |
Far Cry5 (DX11) ※中規模
|
||
1920×1080 (フルHD) | 最高 | 84 FPS |
中 | 94 FPS | |
低 | 103 FPS | |
3840×2160 (4K) | 高品質 | 37 FPS |
標準品質 | 42 FPS | |
軽量品質 | 48 FPS | |
シャドウ オブ ザ トゥームレイダー(DX12) ※重量級
|
||
1920×1080 (フルHD) | 最高 | 81 FPS |
中 | 90 FPS | |
最低 | 111 FPS | |
3840×2160 (4K) | 高品質 | 29 FPS |
標準品質 | 37 FPS | |
軽量品質 | 53 FPS | |
ライズ オブ ザ トゥームレイダー(DX12) ※中量級
|
||
1920×1080 (フルHD) | 最高 | 117.07 FPS |
中 | 134.99 FPS | |
最低 | 155.12 FPS | |
3840×2160 (4K) | 高品質 | 42.31 FPS |
標準品質 | 53.99 FPS | |
軽量品質 | 77.92 FPS |
VR性能
Oculus RiftやHTC Viveなどの快適さを計測するベンチマークテストでは、VRコンテンツを快適に楽しめるという評価です。
品質の高さと安心感が魅力
ということで、今回はGALLERIA GAMEMASTER GX707Tのレビューをお届けしました。ベンチマークスコアはやや低めではあったものの、ゲームを楽しむには十分な性能です。拡張性も高く、将来的なパーツの追加や交換も可能。サイドパネルがアクリル製なので、LEDで光るパーツを利用するのもいいでしょう。
ドスパラのGALLERIA GAMEMASTERシリーズは本体品質の高さだけでなく、安心感も魅力です。40タイトル以上のゲームについて動作を保証しているほか、本体トラブルやゲームプレーに関して対応してもらえる24時間の電話サポートも利用可能。これからPCゲームを始めたいという人にピッタリです。値段はやや高めではありますが、どうせ買うならイイ物をという人におすすめします。
※記事中の価格や構成は、記事執筆時のものです。予告なく変更される場合もございますので、あらかじめご了承ください
関連記事
GALLERIA XF (RTX 2070)レビュー
GALLERIA ZF (RTX 2070)レビュー
GALLERIA GAMEMASTER GX70R7 (RTX 2070)レビュー
GALLERIA ZG (RTX 2080)レビュー
GALLERIA ZZ i9-9900K (RTX 2080Ti)レビュー
GALLERIA ST (GTX 1660 Ti)レビュー