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小さい!安い!カッコイイ!! ドスパラのゲーミングノートPC GALLERIA GCF1050TGF-E レビュー

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ドスパラのゲーミングノートPC GALLERIA GCF1050TGF-E レビュー

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ドスパラの「GALLERIA GCF1050TGF-E」は、15.6インチの液晶ディスプレイを搭載するゲーミングノートPCです。スペックはCPUがCore i5-8300HでGPUはGeForce GTX 1050Ti(4GB)と、エントリーユーザー向けの構成。価格は税込14万2538円からで、ドスパラの直販サイトで販売されています。

 

GALLERIA GCF1050TGF-E

GALLERIA GCF1050TGF-E

 

特徴は本体がゲーミングPCとしてはとても小さい点と、光学式スイッチ採用でタイプ感に優れるキーボードが使われている点です。

 

GALLERIA GCF1050TGF-E フットプリント

接地面積は幅360×奥行き245mm。ほぼB4サイズ(幅364×奥行き257mm)相当で、一般的な15.6インチノートPCと比べてもコンパクト

 

GALLERIA GCF1050TGF-E 本体の厚さ

高さは27mm。ゲーミングPCとしてはとてもスリム

 

GALLERIA GCF1050TGF-E 光学式スイッチ

キーボードは耐久性と反応速度に優れる光学式スイッチを採用

 

ゲーム系ベンチマークを試したところ、画質を落とせば中規模クラスのゲームでも問題なくプレーできる結果が出ています。ただし、グラフィックス重視の重量級ゲームは厳しい感じですね。ちなみに「FPS」とは画面の書き換え速度を表わす指標で、平均60FPSを上回れば快適にプレーできると言われています。

 

ゲーム系ベンチマーク結果(フルHD)

FF15ベンチ FF15ベンチ (DX11) ※重量級
高品質 標準品質 軽量品質
2655(やや重い) 3931(普通) 5240(やや快適)
FF14ベンチ FF14:紅蓮のリベレーター(DX11) ※中規模
最高品質 高品質(ノートPC) 標準品質(ノートPC)
7629(非常に快適)※51.609 FPS 11030(非常に快適)※74.932 FPS 13254(非常に快適)※93.767 FPS
ドラゴンクエストX ドラゴンクエストX ※軽い
最高品質 標準品質 低品質
17619(すごく快適) 18051(すごく快適) 19181(すごく快適)
Assassin's Creed Origins Assassin’s Creed Origins (DX11) ※重量級
最高 超低
36 FPS 47 FPS 58 FPS
Far Cry5 Far Cry5 (DX11) ※中規模
最高
40 FPS 47 FPS 54 FPS
ROTTR Rise of the Tomb Raider(DX12) ※中規模
最高 最低
41.16 FPS 62 FPS 89.03 FPS

 

実際にフォートナイトをプレーして、FPSを計測してみました。最高画質の「エピック」ではときおり引っかかるような動きを感じられたものの、ひとつ下の「高」画質では動きが非常になめらかです。

 

フォートナイト

フォートナイトFPS計測結果(フルHD)

画質 平均FPS
エピック(最高画質) 50.217 FPS
69.733 FPS
低(最低画質) 119.75 FPS

 

PUBGについては画質「中」で平均FPSが60を上回っていますが、敵との戦闘になるとFPSが60を切ることがありました。このゲームでは画質はあまりプレーに影響しないので、できれば少し画質を落としたほうがいいでしょう。

 

PUBG

PUBG FPS計測結果(フルHD)

画質 平均FPS
ウルトラ(最高画質) 41.133 FPS
74.75 FPS
非常に低い(最低画質) 93.35 FPS

 

このようにGALLERIA GCF1050TGF-Eは、画質にこだわらなければ人気ゲームを快適にプレーできます。税込み価格は14万円台からと、GTX1060/1070搭載モデルに比べてリーズナブルな点も魅力。さらに注文時にはメモリーやストレージの容量をアップグレードすることも可能です(要追加料金)。

 

今回はメーカーからお借りしたGALLERIA GCF1050TGF-Eの実機を使って、本体デザインや各部の使い勝手、実際の性能などについてレビューします。

 

 

GALLERIA GCF1050TGF-E

GALLERIA GCF1050TGF-E

税込14万円台から

 

※価格や構成は変更される場合があります

https://komameblog.jp/game/gaming-laptop/

GALLERIA GCF1050TGF-Eのスペック

OS Windows 10 Home
CPU Core i5-8300H
メモリー 8GB(最大32GB) ※カスタマイズ可
ストレージ 256GB SSD + 1TB HDD ※カスタマイズ可
グラフィックス GeForce GTX 1050 Ti(4GB)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 15.6インチ、1920×1080ドット、非光沢、タッチ非対応
通信機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth、1000BASE-T対応有線LAN
インターフェース USB3.0(フルサイズ)×2、USB3.0(Type-C)×1、USB2.0×1、HDMI、miniDisplayPort×2、有線LAN、SDメモリーカードスロット、ヘッドホン出力
セキュリティー TPM 2.0、セキュリティースロット
カメラ 92万画素
サイズ/重量 幅360×奥行き245×高さ27mm/約2.00kg
バッテリー 約4.6時間

※2018年9月12日時点。構成や価格は変更される場合があります

本体デザインについて

本体のデザインはシンプルかつスタイリッシュです。LEDでピカピカ光ることがなく、普通のノートPCとしても利用できるでしょう。

 

GALLERIA GCF1050TGF-E 本体カラー

本体カラーはブラック

 

GALLERIA GCF1050TGF-E 本体カラー

天板部分にロゴなどはありません。素材は樹脂で、表面にはヘアライン加工

 

GALLERIA GCF1050TGF-E 底面部

底面部には冷却性能を高めるために、大きめのメッシュ素材が使われています

 

GALLERIA GCF1050TGF-E 前面と背面

本体前面(上)と背面(下)

 

GALLERIA GCF1050TGF-E 重量

重量は実測で2.112kg。ゲーミングノートPCとしては軽め

液晶ディスプレイについて

液晶ディスプレイのサイズは15.6インチで、解像度は1920×1080ドット。ゲーミングノートPCとしては標準的なスペックです。リフレッシュレート(画面の書き換え速度)は標準的な60Hzですが、初心者~中級者クラスであれば問題ないでしょう。よりなめらかな動きを求めると値段が20万円クラスになるので、エントリーモデルとしては妥当なところです。

 

GALLERIA GCF1050TGF-E 液晶ディスプレイ

画面の大きさは15.6インチで、解像度は1920×1080ドット

 

映像の色合いはメリハリが効いていて鮮やかです。ゲーム中の暗いシーンでも、比較的ハッキリと視認できました。

 

GALLERIA GCF1050TGF-E 映像品質

色合いは自然かつメリハリが効いています

 

 

GALLERIA GCF1050TGF-E ガンマカーブ

i1Display Proによるガンマカーブ。色のバランスは良好

 

注目したいのは、液晶ディスプレイのベゼル(枠)がとても狭い点です。実際に幅を測ってみたところ、左右で8mm、上部で10mmしかありませんでした。この狭いベセルによって、本体の小型化を実現しているのです。

 

GALLERIA GCF1050TGF-E 狭額デザイン

ベゼル幅の狭い、いわゆる狭額デザインを採用

 

GALLERIA GCF1050TGF-E 狭額デザインのメリット

ベゼルが狭いと余計なものが目に入らないので、画面に集中しやすいと言われています

キーボードについて

キーボードはテンキー付きで、バックライトに対応しています。バックライトの色は標準収録ユーティリティーで変更可能です。

 

GALLERIA GCF1050TGF-E キーボード

GALLERIA GCF1050TGF-Eのキーボード

 

GALLERIA GCF1050TGF-E バックライト

RGB LEDによるバックライトに対応(上がオンにした状態で、下がオフの状態)

 

GALLERIA GCF1050TGF-E バックライト

照明が暗い場所でもバックライトのおかげでキーがよく見えます

 

キーピッチは実測18.5mmで、キーストロークは約2mmでした。ノートPCとしては珍しく、キー同士が隣接したタイプです。タイプ感は軽いメカニカルスイッチのようで、個人的にはかなり良好でした。しかしタイプ音が大きく、文書を入力する際に「チキチキチキ」という音が気になります。

 

GALLERIA GCF1050TGF-E キーボード

キー同士が隣接したタイプ。キーストロークが深く、タイプ時にカチッとした心地よいクリック感があります

 

GALLERIA GCF1050TGF-E タイプ音

タイプ音は大きめです。まわりに人がいない場所なら、特に気にする必要はないでしょう

 

GALLERIA GCF1050TGF-Eで使われている光学式スイッチは、耐久性と反応速度に優れている点が特徴です。つまり壊れにくい上に、指の動きに少しでも速く反応するということ。

 

GALLERIA GCF1050TGF-E 光学式スイッチ

キーボードは耐久性と反応速度に優れる光学式スイッチを採用

 

ただし個人的にはキー配列が気になります。まずカーソルキーのいちが変則的である点と、「ろ」キーが最下段に配置されている点、そして右Ctrlや右Altキーが存在しない点です。

 

GALLERIA GCF1050TGF-E キー配列

キー配列で気になる部分 その1

 

そしてちょっとやっかいだったのは、「¥」キーが左Shiftキーの右に配置されている点です。

 

GALLERIA GCF1050TGF-E キー配列

キー配列で気になる部分 その2

 

この配列はShiftキーが小さくなっているだけでなく、ゲームで使うことが多い「Z」キーを押し間違えやすいんですよね。まあしばらく使っていると慣れるでしょうけれども、はじめのうちは入力ミスや違和感があるかもしれません。

 

GALLERIA GCF1050TGF-E タッチパッド

タッチパッドは標準的な大きさ

 

GALLERIA GCF1050TGF-E タッチパッドの無効化

左上を2回連続で叩くとLEDが点灯し、タッチパッドが無効化されます。キー入力中でもタッチパッドが反応するので、無効にしておきましょう

インターフェースと拡張性

インターフェース(端子類)は充実しています。ただし光学ドライブには対応していません。

 

左側面

左側面のインターフェース

  • ① セキュリティースロット ※盗難防止用
  • ② 1000BASE-T対応有線LAN
  • ③ USB2.0
  • ④ ヘッドホン出力/マイク入力

 

右側面

右側面のインターフェース

  • ① USB3.0×2
  • ② SDメモリーカードスロット

 

背面

右側面のインターフェース

  • ① miniDisplayPort×2
  • ② HDMI
  • ③ USB3.0 Type-C
  • ④ 電源コネクター

発熱や騒音について

今回の検証では以下のスペックのモデルと使いました。検証/ベンチマーク結果はパーツ構成や個体差、環境、タイミングなどによって大きく変わる点をあらかじめご了承ください。

 

試用機のスペック

OS Windows 10 Pro
CPU Core i5-8300H
メモリー 8GB
ストレージ 256GB SSD+1TB HDD
グラフィックス GeForce GTX 1050 Ti(4GB)

本体の温度について

アサシンクリードオリジンズ(アサクリ)のベンチマークとFF14ベンチ中のキーボード面の温度を計測したところ、最大で44.9℃と高温になりました。ただし温度が高いのはキーボード中央部分だけで、ゲーム中に触れ続けるWASDキーのあたりは最大30.9℃と低くなっています。

 

表面温度(室温26.9℃) ※画像クリックで拡大

アサクリベンチ FF14ベンチ
キーボード面の温度最大44.9℃ キーボード面の温度最大44.3℃

 

左右の側面からの排気がけっこう熱くなるので、熱に弱い物を置くには避けたほうがいいでしょう。また電源アダプターも高温になりがちなので、注意してください。

 

GALLERIA GCF1050TGF-E 排気

左右両側面から40℃を超える温風が吹き出します

 

GALLERIA GCF1050TGF-E 電源灘プター

電源アダプターは53.3℃とかなりの高温

駆動音の計測結果

ゲーム中の駆動音(ファンの回転音や通気口からの排気音)はやや大きめです。本体内蔵のスピーカーでは細かい音を聞き取れないほどでした。ゲームをプレーする際は、ヘッドセットの着用をおすすめします。

 

駆動音の計測結果(室温26.9℃)

電源オフ 37.8dBA
アサクリベンチ 59.8dBA 排気音がとても大きい
FF14 53.2dBA 排気音が大きい

 

キーボード上部にあるボタンはファンコントローラーで、オンにすると空冷ファンが勢いよく回転します。オンにした状態での駆動音は55dBAで、かなり大きめでした。なおこの機能は内部を冷却するための機能で、オンとオフではパフォーマンスに変化は見られません。

消費電力について

ゲーム中の消費電力はかなり高めです。重いゲームほど電力消費が大きくなります。

 

1分間の平均消費電力(REX-BTWATTCH1による計測)

アサクリベンチ FF14ベンチ
136.2W 106.2W

※消費電力の計測方法はコチラ

ベンチマーク結果

試用機のスペック

OS Windows 10 Pro
CPU Core i5-8300H
メモリー 8GB
ストレージ 256GB SSD+1TB HDD
グラフィックス GeForce GTX 1050 Ti(4GB)

ストレージ性能

ストレージのアクセス速度は標準的です。256GB SSDはシステム用に使い、ゲームのインストールには1TB HDDを使うといいでしょう。HDDを大容量SSDに変更すれば、データの読み込みが高速化されます(要追加料金)。

 

GALLERIA GCF1050TGF-E ストレージのアクセス速度

256GB SSD(左)と1TB HDD(右)のアクセス速度

 

ストレージのアクセス速度

CPU性能

CPUとして使われているCore i5-8300Hは上位のCore i7-8750Hより劣るものの、前世代のデスクトップPC向けCore i7-7700と同等レベルのスコアが出ています。非常に高い性能でゲームはもちろん、動画編集などの重い処理でも快適にこなせるでしょう。

 

CPUの性能比較 その1

CPU CINEBENCH R15のCPUスコア
Core i7-8700 ※2
1419
Core i7-8750H
1112
Core i7-7700 ※2
860
GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H)
850
Core i7-7700HQ
713
Core i7-8550U
560

※ほかのCPUの結果は当サイト計測の平均値 ※2 デスクトップPC向けCPU

 

CPUの性能比較 その2

CPU PassMark PerformanceTestのCPU Markスコア
Core i7-8700 ※2
16091
Core i7-8750H
13379
Core i7-7700 ※2
10881
GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H)
10531
Core i7-7700HQ
9113
Core i7-8550U
8902

※ほかのCPUの結果は当サイト計測の平均値 ※2 デスクトップPC向けCPU

3D性能

GALLERIA GCF1050TGF-Eで使われているGeForce GTX 1050 Tiは、エントリー(初心者)向けのGPUに分類されます。中上級者向けのGTX 1060/1070と比べると性能は劣りますが、先ほどのゲーム系ベンチマークの結果からもおわかりのとおり、軽め~中規模クラスのゲームを楽しむには十分。そのぶん価格が安い点もポイントです。

 

3D機能の性能比較

GPU 3DMark Fire Strikeのスコア
GTX 1070
12698
GTX 1060
9453
GALLERIA GCF1050TGF-E(GTX 1050 Ti)
6774
GTX 1050
5275

※ほかのGPUの結果は当サイト計測の平均値

PCゲーム初心者向けのカスタマイズ対応モデル

ということで、今回はGALLERIA GCF1050TGF-Eのレビューをお届けしました。

 

重いゲームはちょっと厳しいものの、画質にこだわらなければ人気のゲームは快適にプレーできる性能です。動画編集などの作業にも向いています。

 

また本体がコンパクトである点もポイント。軽量スリムなのでほかのゲーミングノートPCよりも持ち歩きやすいのは魅力です。

 

同スペックなら海外メーカーのモデルが安いのですが、ストレージ容量やメモリー容量を変更できるのは大きな強みです。追加料金はかかるものの、メモリー容量を16/32GBに増やしたり、HDDを大容量SSDに変更することでゲームをより快適に楽しめるようになるでしょう。

 

GALLERIA GCF1050TGF-E まとめ

軽量スリムでコンパクト、しかもパーツアップグレードに対応

GALLERIA GCF1050TGF-Eのまとめ

  • 本体が小さくて軽い
  • 人気ゲームを十分楽しめる性能
  • Core i5でも高性能

 

GALLERIA GCF1050TGF-E

GALLERIA GCF1050TGF-E

税込14万円台から

 

※価格や構成は変更される場合があります

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記事を書いた人
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