ドスパラのGALLERIA GCR1660TGFは、15インチサイズのスタンダードなゲーミングノートPCです。特徴は、2019年4月にリリースされた最新のCore i7-9750HとGeForce GTX 1660 Ti (6GB)を搭載している点。価格は税込18万5738円で、ドスパラの公式サイトで販売されています。
今回はメーカーからお借りしたGALLERIA GCR1660TGFの実機を使って、デザインや性能などをレビューします。
この記事の目次
- ▶スペック
- ▶デザインと使いやすさ
- ▶ベンチマーク結果
- ▶まとめ
※2019年7月1日時点。現在の価格は公式サイトでご確認ください
サマーセール実施中!
ドスパラの公式サイトにて、各種デスクトップPC / ノートPCを対象としたサマーセールが実施されています。期間は8/29まで。最新の人気モデルが大幅値引き、または上位パーツへのアップグレードが無料でたいへんお得です!
👉 公式サイトで詳細を見る
関連記事
- ゲーミングノートPCの最安値情報とおすすめモデル
GALLERIA GCR1660TGFのスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
CPU | Core i7-9750H |
メモリー | 16GB ※期間限定無料アップデート中 |
ストレージ | 512GB NVMe SSD ※HDDの追加可能 |
グラフィックス | GeForce GTX 1660 Ti (6GB) |
ディスプレイ | 15.6インチ、 1920×1080ドット (フルHD)、 非光沢、 120Hz |
光学ドライブ | なし |
通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac、 Bluetooth 5.0、 1000BASE-T対応有線LAN |
インターフェース | USB3.0 Gen1 ×2、 USB3.1 Gen2 (Type-C、データ通信のみ) ×1、 USB3.1 Gen2 (フルサイズ)×1、 HDMI、 mini DisplayPort、 SDカードスロット、 有線LAN、 ヘッドホン出力 / マイク入力 |
セキュリティー | マカフィーリブセーフ12ヵ月版 |
カメラ | HD 720p (92万画素) |
サイズ | 幅383×奥行き260×高さ29.5mm |
重量 | 約2.36kg |
バッテリー駆動時間 | ※非公開 |
サポート | メーカー保証1年間 |
※2019年7月1日時点。構成は変更される場合があります
デザインと使いやすさ
落ち着いた雰囲気のボディ
ドスパラのゲーミングノートPCは、デザインがやや地味です。LEDがビカビカ光ることはなく、ラインや造形に奇抜さはありません。しかし逆に、派手なデザインが苦手な人にはグッとくることでしょう。やや大きくて厚いのでゴツさはありますが、ブラックを基調としたデザインで重厚感があります。
120Hz対応のフルHDディスプレイ
画面の大きさは15.6インチで、解像度は1920×1080ドットのフルHD。ゲーミングノートPCとしては標準的なスペックです。特徴は、120Hzの高リフレッシュレートに対応している点。一般的な60Hzのディスプレイに比べて、画面の滑らかさがまるで違います。
キーボードはSteelSeries製
GALLERIA GCR1660TGFでは、人気のゲーミングデバイスブランドであるSteelSeriesのキーボードが使われています。メカニカルスイッチではありませんがほどよいタイプ感があり、操作に迷いが生じません。すばやく細かな動きにも問題なく反応します。
端子類は十分な構成
インターフェース類は多くはありませんが、十分な構成なので困る場面は少ないでしょう。光学ドライブは非搭載ですが、最近は使う場面が減ってきているので問題ないはず。
ベンチマーク結果
ストレージ性能
ストレージは、PCIe 3.0 x4接続の爆速SSDです。容量は512GBで、ゲームをいくつかインストールしても十分でしょう。ただいろんなゲームを楽しみたいのであれば、空き容量不足に備えて1TB HDDを追加 (プラス8100円)することをおすすめします。
CPU性能
CPUとして使われているCore i7-9750Hは、第9世代 (Coffee Lake)の新CPUです。6コア/12スレッドである点は前世代のCore i7-8750Hと変わりませんが、動作周波数が若干向上しています。そのぶんパフォーマンスアップしているはずですが、GALLERIA GCR1660TGFのベンチマークスコアは前世代と同程度でした。とは言え、優秀な結果です。
CPUの性能比較
CPU | CINEBENCH R20 CPUスコア |
---|---|
GALLERIA GCR1660TGF (Core i7-9750H) |
2650
|
Core i7-8750H |
2625
|
Core i9-8950HK |
2598
|
Core i5-9300H |
2041
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
CPUの温度について
キーボード上部のボタンを押すと、空冷ファンを強制的に最大出力で可動させるターボモードに切り替わります。30分間のCPUストレステストをにおける通常時とターボモード時の違いを計測したところ、ターボモード時ではわずかな温度下降とクロックの向上を確認できました。
FF15ベンチを30分間実行し続けたときは、ターボモードの効果が強く出ています。特にCPU温度が10℃以上下がっている点がポイント。パーツの劣化や故障を防ぐためにも、冷却効果の高いターボモードを利用したほうがいいでしょう。
駆動音計測結果
駆動音 (空冷ファンの回転音や通気口からの排気音)はかなり大きめです。とは言え、ゲーミングヘッドセットを着用していればあまり気になりません。ただしターボモード時は音がかなり大きく、静かなシーンではヘッドセット越しでも音が聞こえました。
駆動音の計測結果 (室温22℃)
電源オフ | 37.4dBA | - |
---|---|---|
待機中 | 40.4dBA | 排気音がわずかに聞こえるが気にならない |
FF15ベンチ (通常) | 53.5BA | ファンの回転音と排気音がけっこう大きい |
FF15ベンチ (ターボモード) | 60.4dBA | ファンの回転音が甲高く、排気音が非常にうるさい |
グラフィックス性能
GeForce GTX 1660 TiはGeForce GTX 1060の後継GPUで、ベンチマークテストでは前世代のハイエンド向けGTX 1070に迫る結果となりました。RTX 2060とほぼ同じスコアですがこれはCPUが前世代の結果なので、第9世代搭載モデルではもう少し上回るかもしれません。
dGPUの性能比較
GPU | 3DMark FireStrikeスコア |
---|---|
RTX 2070 |
17333
|
GTX 1070 Max-Q |
13461
|
RTX 2060 |
13121
|
GALLERIA GCR1660TGF (GTX 1660Ti) |
13083
|
GTX 1060 |
10100
|
GTX 1650 |
8215
|
GTX 1050 Ti |
6660
|
GTX 1050 |
5375
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
ゲーム系ベンチマーク結果
GTX 1660 TiはミドルレンジクラスのGPUですが、重いゲームでも画質を調整することで快適に楽しめます。中量級のゲームであれば、最高画質でもOK! この価格でちょっと前のハイエンドクラスのパフォーマンスを発揮できるのはスゴイ!
FF15 (DX11) ※重量級
|
||
---|---|---|
1920×1080 (フルHD) | 高品質 | 5763(やや快適) |
標準品質 | 7989(快適) | |
軽量品質 | 9154(とても快適) | |
FF14:漆黒のヴィランズ (DX11) ※中量級
|
||
フルHD | 最高品質 | 13007(非常に快適) ※93.2545 FPS |
高品質 | 14163(非常に快適) ※112.8046 FPS | |
標準品質 | 15490(非常に快適) ※131.3804 FPS | |
ドラゴンクエストX(DX9) ※軽量級
|
||
フルHD | 最高品質 | 20269(すごく快適) |
標準品質 | 20292(すごく快適) | |
低品質 | 20867(すごく快適) | |
アサシンクリード オデッセイ (DX11) ※重量級
|
||
フルHD | 最高 | 47 FPS (最低23 FPS) |
中 | 69 FPS (最低20 FPS) | |
低 | 73 FPS (最低14 FPS) | |
シャドウ オブ ザ トゥームレイダー(DX12) ※重量級
|
||
フルHD | 最高 | 69 FPS |
中 | 81 FPS | |
最低 | 99 FPS |
※平均60FPS以上が快適に遊べる性能の目安
フォートナイト
フォートナイトを実際にプレーしてFPS(描画速度の目安)を計測したところ、プリセットの最高画質で平均107.5 FPS画質でした。120Hzの滑らかな動きを十分堪能できる結果です。
※FPSが低いと高リフレッシュレートの効果が感じられません
フォートナイトFPS計測結果
画質 | 平均FPS | 最低FPS |
---|---|---|
エピック(最高画質) | 107.5 FPS | 85 FPS |
高 | 144.98 FPS | 114 FPS |
中 | 190.61 FPS | 132 FPS |
低(最低画質) | 232.33 FPS | 174 FPS |
PUBG
PUBGでは若干FPSが低く、最高画質で平均90FPS前後という結果でした。これでも十分滑らかですが、平均100 FPSオーバーでプレーするなら画質を少し下げたほうがいいでしょう。
PUBG FPS計測結果
画質 | 平均FPS | 最低FPS |
---|---|---|
ウルトラ(最高画質) | 89.58 FPS | 63 FPS |
高 | 99.91 FPS | 79 FPS |
中 | 104.9 FPS | 83 FPS |
低 | 112.01 FPS | 90 FPS |
非常に低い(最低画質) | 117.36 FPS | 93 FPS |
リーグ・オブ・レジェンド
リーグ・オブ・レジェンド (LoL)は動作が軽いので、まったく問題ありません。最高画質では平均236.8FPSで、120Hz本来の滑らかさを十分に堪能できます。
リーグ・オブ・レジェンド計測結果
画質 | 平均FPS | 最低FPS |
---|---|---|
最高画質 | 236.8 FPS | 218 FPS |
性能と品質、コスパに優れたモデル
ベンチマーク結果をご覧いただくとおわかりのようにGeForce GTX 1660 TiはミドルレンジGPUですが性能は高く、ゲームを楽しむには十分なパフォーマンスです。ハードウェアレベルではRTXシリーズの目玉であるレイトレーシング機能には対応していないものの、現時点での人気ゲームを存分に堪能できるほど。RTXシリーズ搭載モデルよりも価格が安いことを考えれば、コスパの面で優れています。
加えてGALLERIA GCR1660TGFは120Hzの高リフレッシュレートに対応しているほか、冷却性能も高く、キーボードの作りもしっかりしています。コスパだけでなく品質面も重視したい人におすすめです。
※2019年7月1日時点。現在の価格は公式サイトでご確認ください
*
当サイトでは2~3万円台の格安ノートPCから高性能ノートPCまで、さまざまな最新モデルを検証・解説しています。記事の更新情報は当サイトのtwitterアカウントでお知らせしているので、フォローしていただくことをおすすめします。
関連記事
- ゲーミングノートPCの最安値情報とおすすめモデル
- ドスパラ関連の記事一覧
- ゲーミングノートPC関連記事一覧