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ドスパラ GALLERIA GWL250YF レビュー:MX250搭載モバイルゲーミングノートPCでどこまでゲームを楽しめるのか?

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ドスパラ GALLERIA GWL250YF レビュー

ドスパラのGALLERIA GWL250YFは、14.1インチのフルHDディスプレイを搭載した軽量コンパクトなノートPCです。特徴は、グラフィックス性能を向上させるGPU (グラボ)としてGeForce MX250を搭載している点。GPUはゲームの快適さに影響することから、メーカーの分類としてはゲーミングノートPCにカテゴライズされています。

 

ちなみに「GALLERIA (ガレリア)」とは、ドスパラのゲーミングPCブランドの名称です。

 

GALLERIA GWL250YF

GALLERIA GWL250YF

 

実際にベンチマークテストを行なったりゲームをプレーした上での正直な感想は、「軽めのゲームも楽しめるモバイルノートPC」といったところです。「リーグ・オブ・レジェンド」や「オーバーウォッチ」などの軽いゲームであれば快適に楽しめますが、ちょっと重めのゲームをフルHDでプレーするにはパワーが足りません。

 

GALLERIA GWL250YF フォートナイト

フォートナイトはフルHDなら画質をグッと落とす必要があり、1280×720ドットならそこそこ高画質で楽しめます

 

とは言え重量は約1.2kgと軽く本体もコンパクトで、モバイルノートPCとしてはなかなかの出来栄えです。なによりCPU内蔵のIntel UHD Graphics 620よりも高性能なMX250を搭載している点は大きな魅力に感じます。

 

GALLERIA GWL250YF モバイル利用

ビジネス利用にもピッタリ。軽量コンパクトで機動性に優れています

 

そこで今回はメーカーからお借りしたGALLERIA GWL250YFの実機を使って、デザインや性能、実際のゲームでの使い心地などをレビューします。

 

 

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GALLERIA GWL250YF

GALLERIA GWL250YF

税込10万1178円

※2020年3月1日時点。価格や構成は変更される場合があります

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GALLERIA GWL250YFのスペック

画面サイズ 14.1インチ
解像度 1920×1080
CPU Core i5-8265U
メモリー 8GB
ストレージ 256GB SSD
LTE なし
グラフィックス MX250 (2GB)
幅×奥行き 322×222mm
厚さ 15.95mm
重量 最大1.2kg
バッテリー 10.2時間

※2019年10月7日時点。構成は変更される場合があります


リフレッシュレート 60Hz
表面処理 非光沢
パネルの種類 ※不明
光学ドライブ
テンキー
有線LAN
無線LAN 11a/b/g/n/ac
Bluetooth 5
USB3.1 1
USB3.0 2
USB2.0 1
USB Type-C 1 (USB3.1 Gen1)
Thunderbolt 3
メモリーカード SD
HDMI 1
VGA (D-sub15)
DisplayPort
Webカメラ HD (92万画素)
顔認証カメラ
指紋センサー

ベンチマーク結果

まずはGALLERIA GWL250YFの性能について紹介します。ベンチマーク結果はパーツ構成や環境、タイミング、個体差などさまざまな要因によって大きく変わることがある点をあらかじめご了承ください。

3Dグラフィックス性能

GALLERIA GWL250YFで使われているMX250は、本来はゲーム向けのGPUではありません。一般的なゲーミングノートPCで使われているGTX / RTXシリーズと比べると、性能が大きく劣ります。

 

実際に3Dベンチマークテストを行なったところ、前世代のエントリー向けGPUであるGTX 1050の64%程度のパフォーマンスでした。とは言えCPU内蔵のUHD 620と比べると3.2倍ものスコアが出ており、GPUなしモデルよりは高性能です。

 

GPUの性能比較

GPU 3DMark Fire Strike Graphicsスコア
RTX 2080 Max-Q
20160
RTX 2070
19807
RTX 2070 Max-Q
17147
RTX 2060
14945
GTX 1660 Ti
14750
GTX 1650
11894
GTX 1050 Ti
7594
GTX 1050
6008
GALLERIA GWL250YF (MX250)
3826
MX150
3386
UHD 620 (Core i5)
1186

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

ゲーム系ベンチマーク結果

ゲーム系ベンチマークや実際のプレーにおけるFPS (画面の滑らかさを表わす目安)計測結果は以下のとおりです。処理の重い重量級ゲームでは、画質や解像度を落としてもかなり厳しい結果でした。中量級タイトルでは画質をグッと落とすか、あるいは解像度を落とすかでなんとか60 FPS前後で楽しめます。

 

現在人気のゲームのなかでは、オーバーウオッチとリーグ・オブ・レジェンドならフルHDの高画質で快適にプレー可能です。

FF15ベンチ (重量級 / DX11)

FF15ベンチ

1920×1080

画質 スコア / 評価
高品質 1065 / 動作困難
標準品質 1830 / 動作困難
軽量品質 2716 / やや重い

※スコアが6000以上で「快適」

1280×720

画質 スコア / 評価
高品質 1643 / 動作困難
標準品質 2911 / やや重い
軽量品質 4101 / 普通

※スコアが6000以上で「快適」

FF14ベンチ:漆黒のヴィランズ (中量級 / DX11)

FF14ベンチ

1920×1080

画質 スコア / 評価 / 平均FPS
最高品質 4028 / 快適  / 27FPS
高品質 5833 / とても快適 / 39.8FPS
標準品質 8565 / 非常に快適 / 59.1FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

1280×720

画質 スコア / 評価 / 平均FPS
最高品質 7577 / 非常に快適  / 51.8FPS
高品質 10139 / 非常に快適 / 72.2FPS
標準品質 11354 / 非常に快適 / 88.3FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

リーグ・オブ・レジェンド (超軽量級 / DX9)

リーグ・オブ・レジェンド

1920×1080

モード 平均FPS / 最低FPS
通常 134 FPS / 109 FPS
TFT 78.6 FPS / 59 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

ドラクエXベンチ (超軽量級 / DX9)

ドラクエXベンチ

1920×1080

画質 スコア / 評価
最高品質 11682 / すごく快適
標準品質 13395 / すごく快適
低品質 15815 / すごく快適

1280×720

画質 スコア / 評価
最高品質 16569 / すごく快適
標準品質 16956 / すごく快適
低品質 18055 / すごく快適

PSO2ベンチ (軽量級 / DX9)

PSO2ベンチ

1920×1080

簡易描画設定 スコア
6 (最高) 5419
3 20633
1 (最低) 42242

※フルHD。スコア5000以上が快適に遊べる目安

1280×720

簡易描画設定 スコア
6 (最高) 13817
3 29393
1 (最低) 60133

※フルHD。スコア5000以上が快適に遊べる目安

フォートナイト (中量級 / DX11)

フォートナイト

1920×1080

画質 平均FPS / 最低FPS
エピック 23.3 FPS / 16 FPS
33.5 FPS / 26 FPS
74.7 FPS / 60 FPS
101.6 FPS / 66 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

1280×720

画質 平均FPS / 最低FPS
エピック 49.3 FPS / 39 FPS
72.3 FPS / 59 FPS
86.1 FPS / 60 FPS
131.3 FPS / 102 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

PUBG (中量級 / DX11)

PUBG

1920×1080

画質 平均FPS / 最低FPS
ウルトラ 21.5 FPS / 18 FPS
28.8 FPS / 24 FPS
31 FPS / 27 FPS
34.9 FPS / 31 FPS
非常に低い 44.5 FPS / 38 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

1280×720

画質 平均FPS / 最低FPS
ウルトラ 33.7 FPS / 29 FPS
44.2 FPS / 37 FPS
46.3 FPS / 39 FPS
51.7 FPS / 43 FPS
非常に低い 58.3 FPS / 47 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

オーバーウォッチ (軽量級 / DX10)

オーバーウォッチ

1920×1080

画質 平均FPS / 最低FPS
エピック 45.1 FPS / 35 FPS
ウルトラ 69.2 FPS / 60 FPS
79.4 FPS / 64 FPS
NORMAL 107.1 FPS / 92 FPS
137.4 FPS / 112 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

エーペックスレジェンズ (中量級 / DX11)

Apex Legends

1920×1080

画質 平均FPS / 最低FPS
最高設定 16.9 FPS / 12 FPS
最低設定 38.5 FPS / 33 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

1280×720

画質 平均FPS / 最低FPS
最高設定 38.7 FPS / 31 FPS
最低設定 38.5 FPS / 33 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

アサシンクリード オデッセイ (超重量級 / DX11)

アサシンクリード オデッセイ

1920×1080

画質 平均FPS / 最低FPS
最高 8 FPS / 4 FPS
22 FPS / 1 FPS
28 FPS / 6 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

シャドウ オブ ザ トゥームレイダー (重量級 / DX12)

シャドウ オブ ザ トゥームレイダー

1280×720

画質 平均FPS
最高 ※起動せず
※起動せず
最低 ※起動せず

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

ゴーストリコン ワイルドランズ (重量級 / DX11)

ゴーストリコン ワイルドランズ

1280×720

画質 平均FPS / 最低FPS
ウルトラ 5.14 FPS / 3.73 FPS
34.72 FPS / 29.30 FPS
51.98 FPS / 42.57 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

ファークライ ニュードーン (中重量級 / DX11)

ファークライ ニュードーン

1280×720

画質 平均FPS / 最低FPS
ウルトラ 31 FPS / 20 FPS
39 FPS / 29 FPS
45 FPS / 35 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

ちなみにGALLERIA GWL250YFにはMinecraft for Windows 10 Master Collectionが無料で付属します。このゲームはJava版ではなくWindows 10版ですので動作が非常に軽く、GALLERIA GWL250YFでも快適にプレー可能です。

 

マインクラフト Windows10版

マインクラフト Windows10版が付属!

CPU性能

GALLERIA GWL250YFで使われているCore i5-8265Uは、ノートPC向けCPU全体では中位クラスの性能です。しかしゲーミングノートPCではCore i7-9750HやCore i5-9300Hなど、いわゆる”Hシリーズ”のハイエンド向けCPUが使われており、それらと比べると性能はグッと劣ります。

 

ただ高性能CPUが強く影響するのはミドルレンジからハイエンド向けのGPUを搭載した機種に対してですので、エントリー向けですらないMX250であればCore i5-8265Uでも十分なのかもしれません。

 

実際のベンチマークテストでは、Core i5-8265Uの平均をやや下回る結果が出ました。本体が薄型ですので、内部の熱を抑えるためにパフォーマンスが調整されているのかもしれません。

 

CPUの性能比較

CPU CINEBENCH R20 CPUスコア
Core i7-9750H
2695
Core i5-9300H
1947
Core i7-8565U
1351
Core i5-8265U
1257
GALLERIA GWL250YF (Core i5-8265U)
1178
Core i3-8145U
769
Celeron N4000
301
Celeron 4205U
293

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均 ※2は一般用途向けノートPC用

 

実際、高負荷時におけるCPU温度を計測したところ、平均65.2℃とかなり低めでした。薄型のモバイルノートPCでは100℃近くに達することも多く、それを踏まえればこの結果はなかなか優秀です。CPUクロックもゲームにあまり影響しない程度で推移していると思います。

 

GALLERIA GWL250YF CPUクロック

FF15ベンチを30分間実行し続けた際のCPUクロックとCPU温度の推移

 

ゲーム中はキーボード部分はそれほど熱くはなりませんでした。フォートナイトをプレーしている最中に、指先が少し暖かく感じる程度です。

ストレージ性能

試用機では、PCIe 3.0 x2の高速タイプSSDが使われていました。アクセス速度は非常に早く、ファイル操作はもちろん、ウィンドウズも快適に動作します。

 

GALLERIA GWL250YF アクセス速度

256GB SSDのアクセス速度

 

256GBの容量はモバイル向けとしては問題ありませんが、ゲーム向けとしては若干物足りなく感じます。初期状態でのCドライブの空き容量は約190GBですが、最近のゲームは容量が大きいのであまり多くはインストールできないでしょう。たとえばフォートナイトとエーペックスレジェンズの2本なら合計80GBの容量が必要です。

駆動音について

待機中の駆動音 (通気口からの風切り音やファンの回転音など)はとても静かですが、ゲームなどの負荷の高い処理を行なうと大きくなります。特にファンの回転音が高音で、音量自体はあまり大きくありませんがちょっと気になりました。ゲームをプレーするなら、ゲーミングヘッドセットの着用をおすすめします。

 

駆動音の計測結果

電源オフ 37.4dBA
待機中 39.8dBA 排気音とファンの回転音がわずかに聞こえる程度。うるさくはない
FF15ベンチ 47.4BA 排気音が大きく、甲高い回転音が気になる

起動時間

ウィンドウズの起動時間は平均15.04秒でした。一般的なノートPCではSSD搭載機種が17秒程度ですので、標準よりはやや速めです。なおスリープ時のネット接続&高速復帰のモダンスタンバイ (コネクテッドスタンバイ)には対応していませんでした。

 

起動時間の計測結果(手動計測)

1回目 15.3秒
2回目 15.2秒
3回目 15.2秒
4回目 14.8秒
5回目 14.7秒
平均 15.04秒

バッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間の公称値は10.2時間です。しかしPCMark 10でバッテリー駆動時間を計測したところ、かなり短い結果となりました。ただしこれはMX250を強制的に有効化していたからで、NVIDIA OptimusによるUHD620との自動切り替え状態であれば駆動時間はもっと伸びるはずです。

 

バッテリー駆動時間のテスト結果

テスト方法 バッテリー消費 駆動時間
※公称値 10.2時間
Gaming (ゲーム) 特大 1時間14分
Modern Office (ビジネス作業) 2時間31分
Video (動画視聴) 2時間9分
Idle (待機) 2時間42分
満充電になるまでの時間 2時間23分
充電開始1時間後の残量 53%

※テストの条件や計測方法についてはコチラ

 

とは言えゲームではMX250を利用しますから、ゲームプレー時の駆動時間は1時間程度と考えていいかもしれません。外出先でプレーするなら、電源アダプターは必須です。

デザインと使いやすさ

高品質なアルミボディ

GALLERIA GCF2060RGF-Eは、ゲーミングノートPCとしてはとてもコンパクトです。接地面積は幅360×奥行き245mmで、B4サイズ (幅364×奥行き257mm)よりひと回り小さい程度。一般向けの15インチノートPCと同等か、やや小さいくらいです。

 

GALLERIA GWL250YF 外観

GALLERIA GWL250YFの外観。カラーはやや青みがかったガンメタリック風

 

GALLERIA GWL250YF 天板

天板には質感と剛性に優れるアルミ素材が使われています

 

GALLERIA GWL250YF 天板デザイン

天板の表面はヘアライン加工。中央のロゴが少し目立つように感じました

 

GALLERIA GWL250YF パームレスト

キーボード面も天板と同じ仕上がり

 

GALLERIA GWL250YF ベゼル

液晶ディスプレイのベゼル (枠)幅は公称値で5.7mm。確かにベゼルそのものは5.7mmでしたが、非表示領域を含めると左右上部で6.5mmでした。それでも非常に細い!

 

GALLERIA GWL250YF Webカメラ

上部のベゼルは細いのですが、その代わりWebカメラが液晶ディスプレイ下部に設置されています

 

GALLERIA GWL250YF キーボード上部

キーボード上部にあるメッシュ状のパネルはスピーカーではなく、おそらく吸気口

 

GALLERIA GWL250YF 最大角度

液晶ディスプレイは最大180度まで開きます

 

GALLERIA GWL250YF 底面部

底面部もアルミ製。一般的なノートPCに比べて吸気口が大きめです

 

GALLERIA GWL250YF 底面

底面上部に小さな突起があり、この部分を持つと手に刺さるような違和感があります

 

GALLERIA GWL250YF 接地面積

接地面積は幅322×奥行き222mm。A4用紙よりもふた周り大きいのですが、14インチタイプとしてはかなりコンパクトです

 

GALLERIA GWL250YF 高さ

高さは実測で16.5mmとかなり薄いのですが、ゴム足を含めると20.1mmです。設置時にやや厚みを感じます

14インチのフルHDディスプレイを搭載

液晶ディスプレイのサイズは14インチで、解像度は1920×1080ドットのフルHDです。リフレッシュレートは普通のノートPCと同じ60Hz。ゲーム用に特化しているわけではありません。

 

GALLERIA GWL250YF 液晶ディスプレイ

画面の大きさは14.1インチで解像度は1920×1080ドット

 

映像はやや暗い印象ですが、ゲームや作業では特に問題ありませんでした。色については若干赤みが足りない (青と緑が強い)印象です。ただ色域はsRGBカバー率で99.5%と優秀な結果が出ています。アマチュアレベルであれば、写真や動画の編集用途で使っても大きな問題はないでしょう。

 

GALLERIA GWL250YF 映像品質

色合いは自然ですが、若干赤みが足りない印象を受けました

 

色域測定結果

sRGBカバー率 99.5%
sRGB比 102%
Adobe RGBカバー率 74.7%
Adobe RGB比 75.6%

 

スケーリング (デスクトップの拡大率)は100%のドットバイドット表示です。デスクトップの文字は1~1.5mm程度で、筆者には少し小さくて見づらく感じました。文字が小さく感じるならスケーリングを125~150%程度に変えるといいでしょう。

 

GALLERIA GWL250YF 文字の大きさ

文字は少し小さめ。読みづらい場合はデスクトップの拡大率を変更してください

 

14.1インチの画面は、ゲームにおいては若干小さく感じます。一般的な15.6インチに比べて、ターゲットが狙いづらいのです。特に動きの速いゲームでは、人によっては多少不利になるかもしれません。

 

GALLERIA GWL250YF 画面の大きさ

ゲーミングノートPCでは一般的な15.6インチよりも、画面がひと回り小さめ。そのぶんターゲットも少し小さく映し出されます

ややクセのあるキーボード

キーボードはテンキーなしの日本語配列で、バックライトに対応しています。キーピッチ (キーとキーの間隔)は18.8mmで理想とされる19mmよりもわずかに小さいものの、サイズについては特に違和感を感じません。

 

GALLERIA GWL250YF キーボード

キーボードは日本語配列でバックライト対応。キーピッチは18.8mm

 

ただしキー配列が少々独特で、使っている際に違和感がありました。標準的な配列と異なる点は以下のとおり。特にプログラムやスクリプトを書くには少し厳しいかもしれません。

 

色域測定結果

  • 「¥」キーと「ろ」キーが小さい
  • Enterキーの右に特殊キー
  • Fnキーが右側

 

GALLERIA GWL250YF 配列

右側の配列が特殊。一部のキーはとても小さく、またEnterキー右側にも特殊キーが縦に並んでいます

 

タイプ感は軽めで、プチプチとした感触です。キーストロークは実測で平均1.24mmでした。キーを押した瞬間に一瞬だけ固めのクリック感がありますが、ストロークが浅く底打ち感が感じられます。タイプ音は軽めのタッチだと「トクトク」という感じで控えめ。強めに叩くと「パチパチ」とハッキリ聞こえました。総合的に見て、軽いタッチで入力する人向きです。

 

キーの同時押し認識数を調べたところ、英数字キーの組み合わせなら最大10キー程度でした。組み合わせによっては6キー程度の場合もあります。WASDキー周りは普通に認識されたので、よほど特殊な操作でない限りゲームでは普通に使えるでしょう。とは言え、特にゲーム用に特化されているわけでもなさそうです。

 

GALLERIA GWL250YF キーの同時押し

ゲームでよく使うWASDキー周辺は問題なく認識されました

 

ちょっと気になったのはタッチパッドのクリックが固い点です。クリックする際にパッド部分をグッと押し込む必要があります。クリック音も少し大きめ。カーソルは軽快に動きますが、クリック操作では若干の間が生じました。

端子類は十分な構成

周辺機器接続用のインターフェース (端子)類は多くはありませんが、普通に利用できる構成です。モバイル用途では若干多めとも言えるでしょう。個人的にはUSB端子は左右にひとつずつあったほうが、ゲームプレー時にマウスとの干渉がなく使いやすいと思います。

 

GALLERIA GWL250YF 左側面

左側面には電源コネクター、HDMI、USB Type-C、ヘッドセット端子

 

GALLERIA GWL250YF 右側面

右側面にはセキュリティースロット、SDカードスロット、USB Type-C、USB3.0

 

USB Type-Cはデータ通信のみで充電と映像出力には対応していません。2ポート付いているのですから、どちらかでも対応してくれるといろいろ便利だと思うのですが。

 

USB Type-Cからの充電

18W ×
24W ×
30W ×
45W ×
65W ×

ゲームも仕事もできるモバイルノートPC

ということで、今回はGALLERIA GWL250YFのレビューをお届けしました。

 

パフォーマンス的にも機能的にも、純粋にゲームを楽しむにはちょっと物足りないかなというのが正直な感想です。ただしこれは、いままでに何十台もゲーミングノートPCを評価してきた筆者の感想であって、ライトなゲーマーであればこれで十分ということもあるでしょう。

 

なにより普通のモバイルノートPCとして使える上に、ゲームをそこそこ楽しめるという点に魅力を感じる人は多いはずです。そこまで本格的にゲームにのめり込むわけではなく基本はビジネス利用で、息抜きとしてゲームをほどほどに楽しみたいという人に向いています。

 

GALLERIA GWL250YF 感想

仕事でしっかり使えるモバイルタイプで、普通のノートPCよりもゲームも快適に楽しめるモデル

 

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GALLERIA GWL250YF

GALLERIA GWL250YF

税込10万1178円

※2020年3月1日時点。価格や構成は変更される場合があります

 

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記事を書いた人
こまめ(タカハシリョウ)

お買い得パソコン評論家。毎日各メーカー・各ショップのWebページを500p以上チェックして、安くてお得なパソコンを探しています。元雑誌・書籍編集者で、PC系フリーライターでもあるオジサン。文章に関わる仕事を始めてから25年以上。最高195万PV/月

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