ポイント
- 144Hz対応の大画面
- パワフルなRTX 2070搭載
- パーツカスタマイズ対応
GALLERIA GCR2070RNF-Eのスペック
画面サイズ | 17.3インチ |
---|---|
解像度 | 1920×1080 |
CPU | Core i7-9750H |
メモリー | 16GB |
SSD | 512GB |
HDD | なし ※オプションで追加可能 |
グラフィックス | RTX 2070 |
幅×奥行き | 397×268.5mm |
厚さ | 27.5mm |
重量 | 約2.7kg |
バッテリー | 約4.8時間 |
※2020年2月25日時点。構成は変更される場合があります
リフレッシュレート | 144Hz |
---|---|
表面処理 | 非光沢 |
パネルの種類 | ※表記なし |
光学ドライブ | - |
テンキー | あり |
有線LAN | 1000Mbps |
無線LAN | Wi-Fi 6 (11a/b/g/n/ac/ax) |
Bluetooth | 5 |
USB3.1 | 2 (Gen2×1 + Gen1×1) |
USB3.0 | - |
USB2.0 | - |
USB Type-C | 1 (USB3.2 Gen2) |
Thunderbolt 3 | ー |
メモリーカード | SD |
HDMI | 1 |
VGA (D-sub15) | ー |
DisplayPort | 1 (Mini) |
Webカメラ | HD (92万画素相当) |
顔認証カメラ | ー |
指紋センサー | ー |
この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、デザインや性能、実際のゲームでの使い心地などをレビューします。
この記事の目次
- ▶スペック
- ▶ベンチマーク結果
- ▶デザインと使いやすさ
- ▶まとめ
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※2020年2月25日時点
ベンチマーク結果
※ベンチマーク結果はパーツ構成やタイミング、個体差などによって大きく変わる場合があります
ゲーム系ベンチマーク結果
ベンチマークテストや実際のゲームでのFPS (画面の動きの速さを表わす目安)を計測したところ、ほぼすべてのゲームにおいてフルHDで快適と判断できる結果でした。ゲームによっては多少画質を変更する必要があるものの、概ね美しいグラフィックスで楽しめます。
FPSやTPSでは最高画質でも平均100 FPSを超えており、144Hzの高リフレッシュレートディスプレイによるなめらかな動きでプレー可能です。
※テストはすべてフルHDで実施
RTX 2070の目安
- ・中量級タイトルを最高画質でプレー
- ・重量級タイトルを中画質でプレー
- ・FPS / TPSを中~高画質で144Hz
FF15ベンチ (重量級 / DX11)
画質 | スコア / 評価 |
高品質 | 7530 / 快適 |
標準品質 | 10024 / とても快適 |
軽量品質 | 11572 / とても快適 |
※スコアが6000以上で「快適」
FF14ベンチ:漆黒のヴィランズ (中量級 / DX11)
画質 | スコア / 評価 / 平均FPS |
最高品質 | 14383 /非常に快適 / 109.1 FPS |
高品質 | 16152 / 非常に快適 / 113.8 FPS |
標準品質 | 16690 / 非常に快適 / 141.3 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
モンスターハンターワールド:アイスボーン (中重量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
最高 | 71.4 FPS / 62 FPS |
高 | 82.4 FPS / 73 FPS |
中 | 84.0 FPS / 70 FPS |
低 | 84.9 FPS / 80 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ドラクエXベンチ (超軽量級 / DX9)
画質 | スコア / 評価 |
最高品質 | 20932 / すごく快適 |
標準品質 | 20965 / すごく快適 |
低品質 | 21646 / すごく快適 |
PSO2ベンチ (軽量級 / DX9)
簡易描画設定 | スコア |
6 (最高) | 40,611 |
3 | 69,644 |
1 (最低) | 162,131 |
※スコア5,000以上が快適に遊べる目安
リーグ・オブ・レジェンド (LoL) (超軽量級 / DX9)
モード | 平均FPS / 最低FPS |
サモナーズリフト (最高画質) | 208.7 FPS / 174 FPS |
TFT (最高画質) | 221.3 FPS / 160 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
フォートナイト (中量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
エピック | 95.7 FPS / 83 FPS |
高 | 121 FPS / 107 FPS |
中 | 158.8 FPS / 141 FPS |
低 | 233.5 FPS / 205 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
PUBG (中量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
ウルトラ | 108.1 FPS / 80 FPS |
高 | 108.1 FPS / 83 FPS |
中 | 105 FPS / 73 FPS |
低 | 112.5 FPS / 86 FPS |
非常に低い | 113.6 FPS / 90 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
オーバーウォッチ (軽量級 / DX10)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
エピック | 188.3 FPS / 164 FPS |
ウルトラ | 251.1 FPS / 223 FPS |
高 | 272.4 FPS / 239 FPS |
NORMAL | 294.2 FPS / 253 FPS |
低 | 299.5 FPS / 297 FPS |
※レンダースケール100%、平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
エーペックスレジェンズ (中量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
最高設定 | 134.4 FPS / 126 FPS |
最低設定 | 143.8 FPS / 143 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安。FPS上限はデフォルトのまま
アサシンクリード オデッセイ (超重量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
最高 | 57 FPS / 28 FPS |
中 | 74 FPS / 47 FPS |
低 | 78 FPS / 40 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ファークライ ニュードーン (中重量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
ウルトラ | 82 FPS / 59 FPS |
中 | 89 FPS / 71 FPS |
低 | 95 FPS / 75 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
シャドウ オブ ザ トゥームレイダー (重量級 / DX12)
画質 | 平均FPS |
最高 | 89 FPS |
中 | 96 FPS |
最低 | 105 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
CPU性能
CPU | CINEBENCH R20 CPUスコア |
---|---|
Core i9-9980HK |
3558
|
Core i9-9880H |
3402
|
Core i7-9750H |
2695
|
Core i7-8750H |
2625
|
GCR2070RNF-E (Core i7-9750H) |
2333
|
Core i7-10710U |
2214
|
Core i5-9300H |
1922
|
Core i7-1065G7 |
1603
|
Core i7-10510U |
1506
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
GALLERIA GCR2070RNF-EではCPUとして、第9世代のCore i7-9750Hが使われています。CPU性能を計測するベンチマークテストでは同じCore i7-9750Hの平均値をやや下回ったものの、ノートPCとしては優秀な結果が出ました。ゲームはもちろんのこと、動画編集やRAW現像などの重い処理でも活躍するでしょう。
3Dグラフィックス性能
GPU | 3DMark Fire Strike Graphicsスコア |
---|---|
RTX 2080 |
23762
|
RTX 2080 Max-Q |
20066
|
GCR2070RNF-E (RTX 2070) |
20141
|
RTX 2070 |
19918
|
RTX 2070 Max-Q |
17933
|
RTX 2060 |
14945
|
GTX 1660 Ti |
14392
|
GTX 1650 |
8513
|
GTX 1050 |
5912
|
MX250 |
3711
|
Iris Plus (Core i7-1065G7) |
2846
|
UHD 630 (Core i7) |
1176
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
GALLERIA GCR2070RNF-Eで使われているRTX 2070は、ミドルハイ~ハイエンド向けのGPUです。薄型のゲーミングノートPCで使われているRTX 2070 with Max-Qデザインよりも性能が高く、ベンチマークテストではノートPC向けGPUとしては非常に優れた結果でした。ハイエンドモデルとしては十分なパフォーマンスです。
ストレージ性能
ストレージは512GB SSDです。試用機ではPCIe 3.0 x4接続の超高速タイプが使われていました。一般的なSSDに比べてアクセス速度が速く、ウィンドウズやゲームがキビキビと動作します。
ちなみに注文時のパーツカスタマイズで、ストレージの容量や構成を変更可能です。標準の512GBでも容量的には十分ですが、大量のゲームをインストールしたり動画ファイルを扱ったりするならHDDの追加をおすすめします。
デザインと使いやすさ
派手さのない落ち着いた外観
GALLERIA GCR2070RNF-Eの本体カラーはブラック。ゲーミングPCで見られる奇抜な形状や派手なLEDイルミネーションはなく、一見すると普通のノートPCのような雰囲気です。ボディの素材は一般的な樹脂製ですが、安っぽさは感じられません。ただし油脂の汚れが若干目につくことがあります。
17インチとしてはコンパクト
接地面積は幅397×奥行き268.5mm。B4サイズ (幅364×奥行き257mm)よりもふた周り大き程度です。面積としては大きいのですが、17インチタイプとしてはコンパクト。やや大きめの15インチタイプのような印象を受けました。
ゲームに有利な17.3インチ
画面の大きさは17.3インチで、解像度は1920×1080ドットのフルHDです。ゲーミングノートPCとしては15.6インチが一般的ですが、GALLERIA GCR2070RNF-Eは画面がひと回り大きめ。そのぶんゲーム画面が大きく表示されるのでターゲットを捉えやすく、ゲームを有利に進められるでしょう。
144Hzの高リフレッシュレート
リフレッシュレート (画面の書き換え速度)は最大144Hz。一般的な60Hzの画面に比べて画面のカクつきが少なく、ゲーム画面の動きがとてもなめらかです。またわずかな時間ではありますが、描画の遅延が少ない点もメリット。コンマミリ秒の反応で差が出る対戦ゲームに向いています。
ちなみに下の動画は、60Hzと144Hzの画面を5倍スローモーションで撮影したものです。普通の速度なら60Hzでも違和感はありませんが、実際には144Hzのほうがなめらかに動いていることがわかります。
映像は自然な色合い
ディスプレイの映像は自然な色合いです。マニア目線で見ると若干赤みが足りない印象ですが、ゲームでは違和感はありません。画面も明るく、影に隠れた部分も比較的ハッキリとわかります。
ゲームには普通に使えるキーボード
キーボードはテンキーなしの日本語配列です。Enterキー周辺で一部のキー配列が変則的ですが、ゲームでよく使うWASDキー周りは標準的で違和感はありません。キーピッチは実測で18.3mmと標準値である19mmよりも狭いのですが、普通に使えました。個人的にはWindowsキーが右側にあるのが使いづらく感じたのですが、慣れれば問題ないでしょう。
SteelSeries製キーボードを採用
キーボードはゲーミングデバイスブランド「SteelSeries」のものが使われています。RGBバックライト対応で、付属ソフトで色や発光パターンを変更可能。キーマクロの設定にも対応しています。
しっかりとした手応えのタイプ感
キーストローク (キーを押し込む深さ)は平均1.48mmでした。ただしキーによってストロークに差があり、1.7mmの深いキーもあれば1.3mmの浅いキーもあります。押した瞬間のクリック感は軽いものの手応えはしっかりとあり、ゲームでは問題なく利用可能です。
タイプ音は軽い力でもわずかにカタカタと聞こえます。とは言え音は控えめで、周囲に気を配るほどではありません。強めに叩くとタンタンと聞こえますが、うるさく感じるほどではありませんでした。
キーの同時押しは及第点レベル
キーの同時押し認識数については、英数字キーの組み合わせで最大8キーまで確認しました。すべてのキーを同時に押して確認したわけではありませんが、おそらく同時認識数はあまり多くはありません。アンチゴーストに対応しているかどうかについても未公表です。
ただゲームでよく使うWASDキー周りは、TabキーやShiftキーなどを組み合わせてもしっかりと認識されています。一部のゲーミングノートPCでは非対応のW+A+Qキーも正しく認識されているので、PUBGのリーン操作も可能です。
インターフェースは側面に集中
周辺機器接続用のインターフェース (端子)類は十分な構成です。ただし電源ケーブルや有線LANなど繋ぎっぱなしで使うものは側面に配置されており、左右側面部まわりがケーブルでごちゃつきます。
駆動音は大きい
ゲーム中の駆動音 (ファンの回転音や排気音)は大きく感じました。標準設定でゲームをプレーしたときの駆動音の大きさは50.2dBA (電源オフ時は37dBA)。排気音と回転音が大きく、BGMや効果音が聞こえづらく感じます。感覚的に、エアコンをフルパワーで動作させたときのような大きさです。
キーボード右側にあるボタンでターボモードをオフにすると、音は61.2dBAとさらに大きくなりました。50dBA程度ならゲーミングヘッドセットを着用すれば気にならないのですが、これほど大きいと着用時でも音が聞こえます。ターボモードを有効にしなくても十分パワフルなので、ゲームは通常モードで楽しむほうがいいでしょう。
大画面&ハイパフォーマンスで快適!
よかった点
17インチのディスプレイはゲーム画面が見やすく、小さなターゲットも的確に捉えられます。また144Hzの画面は動きがとてもなめらか。パワフルなRTX 2070により、高画質でもヌルヌルな動きでプレー可能です。ミドルレンジのRTX 2060やGTX 1660 Tiよりもワンランク上の画質でゲームを楽しめます。
気になった点
最高パフォーマンス時の駆動音が大きい点が残念。ただし標準モードでも十分パワフルなので、駆動音が大きいターボモードを使う機会は少ないでしょう。ゲーミングヘッドセットを着用すれば駆動音は気になりませんが、人が近くにいる状況なら多少の配慮が必要かもしれません。
キャッシュレス決済で5%還元!
ドスパラは経産省が実施する「キャッシュレス・ポイント還元事業」の対象企業です。指定の支払い方法で購入すると、5%の還元を受け取ることができます。詳しくは以下のリンクから、5%還元の受け取り方法をご確認ください。
※2020年2月25日時点
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