機材貸し出し:株式会社日本HP
PC版の「GTA5」こと「Grand Theft Auto V(グランド・セフト・オート5)」を快適にプレーするには、高性能なGPUとCPUが必要だと言われています。そこでCore i7-4790KとGeForce GTX 980を搭載した日本HPのゲーミングデスクトップパソコン「HP ENVY Phoenix 810-480jp/CT」を使って、GTA5がどれだけ快適に動作するのかを検証しました。
なお試用機のスペックや外観については、ほかの記事で詳しく紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。
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ベンチマーク時のグラフィックス設定について
今回の検証では標準のグラフィックス設定と、「NVIDIA GeForce Experience」で最適化したグラフィックス設定のふたつのパターンでベンチマークを行なっています。それぞれの設定内容は下記の表のとおりです。
ちなみに「NVIDIA GeForce Experience」を利用すると、パソコンのスペックに合わせた推奨設定に自動的に変更されます。しかし「MSAA」など一部の項目がオフになっていることからわかるように、最高画質には設定されませんでした。GeForce GTX 980でも、最高画質でのプレーにはパワーが足りないということです。
ベンチマーク時のグラフィックス設定 | ||
標準設定時 | GeForce Experience最適化時 | |
---|---|---|
ビデオメモリ | 2357MB/4095MB | 3325MB/4095MB |
推奨上限を無視 | オフ | オフ |
DirectX バージョン | DirectX 11 | DirectX 11 |
スクリーンタイプ | フルスクリーン | フルスクリーン |
解像度 | 1920×1080 | 1920×1080 |
縦横比 | 自動 | 自動 |
リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz |
出力モニター | 1 | 1 |
FXAA | オン | オン |
MSAA | オフ | オフ |
NVIDIA TXAA | オフ | オフ |
垂直同期 | オフ | オフ |
フォーカスの喪失時にゲームをポーズ | オン | オン |
人口密度 | 最大 | 最大 |
歩行者の種類 | 最大 | 最大 |
距離の拡大縮小 | 最大 | 最大 |
テクスチャ | 超高 | 超高 |
シェーダー | 超高 | 超高 |
シャドウ | 高 | 超高 |
リフレクション | 超高 | ウルトラ |
リフレクションMSAA | オフ | オフ |
ウォーター | 高 | 超高 |
パーティクルの精密度 | 超高 | 超高 |
草の精密度 | 高 | 超高 |
ソフトシャドウ | ソフト(強) | NIVIDIA PCSS |
精細度 | 超高 | 超高 |
モーションブラー度合い | オフ | オフ |
ゲーム内での背景ぼかし | オン | オン |
異方性フィルタリング | X16 | X16 |
アンビエントオクルージョン | 高 | 高 |
テッセレーション | 高 | 高 |
ロングシャドウ | オフ | オン |
高解像度車道 | オフ | オン |
飛行中の高精細ストリーミング | オフ | オン |
距離の拡大縮小幅増加 | オフ | 最大 |
拡張陰影距離 | オフ | 最大 |
フレーム計測モード | オフ | オフ |
表の赤い字で書かれた部分は、標準設定時と最適化時で異なる部分です。「ロングシャドウ」や「高解像度車道」など表の下部にある6項目は「高度なグラフィックス」に分類される設定項目で、このオプションを変更するとパフォーマンスが大きく低下する場合があります。ただし「HP ENVY Phoenix 810-480jp/CT」では推奨設定としてすべて有効になっていました。
なお標準設定の内容は、スペックによって変更される場合があります。今回はCore i7-4790KとGeForce GTX 980を搭載した「HP ENVY Phoenix 810-480jp/CT」でこの内容ということです。
標準設定時の平均FPSは100以上!
では実際のベンチマーク結果をご覧いただきましょう。検証にはゲーム内蔵のベンチマークテストを利用しています。テストは「Pass 0~4」の全部で5種類のシーンに分かれており、それぞれでFPSの最小値、最大値、平均値が算出されます。「Pass 0~3」は風景の昼夜が変わる程度で、リアルタイムレンダリングのムービーシーンを想定しているようです。実際のゲームプレーに近いのは「Pass 4」で、戦闘機や車で移動しているシーンが描かれます。なので、「Pass 4」の結果をメインに捉えるといいでしょう。
標準設定時のFPS計測結果 | |||
最小 | 最大 | 平均 | |
---|---|---|---|
Pass 0 | 5.13 | 130.51 | 100.05 |
Pass 1 | 23.38 | 157.31 | 94.44 |
Pass 2 | 21.19 | 153.62 | 94.64 |
Pass 3 | 35.44 | 170.94 | 117.16 |
Pass 4 | 21.66 | 182.49 | 94.88 |
「Pass 0~4」のFPSを平均すると、100FPS以上出ています。実際のゲームプレーに近い「Pass 4」でも平均94.88FPSと、かなり高めの結果です。シーンによってはFPSが下がることもありますが、おおむね快適にプレーできると言っていいでしょう。
グラフィックス設定最適化時は平均60FPS以上!
続いては、「NVIDIA GeForce Experience」で最適化したグラフィックス設定での結果です。標準設定に比べてFPSが大きく下がっているものの、全体的な平均で60FPS以上はキープしています。正直なところ、標準設定時の画面と比べてもパッと見では違いがそれほどわかりませんでした(涙)。
GeForce Experience最適化時のFPS計測結果 | |||
最小 | 最大 | 平均 | |
---|---|---|---|
Pass 0 | 6.84 | 85.11 | 68 |
Pass 1 | 20.5 | 92.69 | 58.66 |
Pass 2 | 22.31 | 123.45 | 54.97 |
Pass 3 | 25.76 | 149.39 | 84.97 |
Pass 4 | 17.37 | 117.43 | 68.29 |
実際のゲームプレーは非常に快適!
最適化後のグラフィックス設定でゲーム本編をプレーしてみたところ、非常に快適でヌルヌル動きます。さすがはGeforce GTX 980搭載マシンといったところです。ほかのGPUでも画質を下げれば60FPS以上でプレーできるでしょうけれども、高画質(最高画質ではありませんが)でストレスなくプレーするなら、Geforce GTX 980を選びたいですね。いま購入すれば、今後2~3年は最新ゲームを最高レベルの画質で楽しめるはずです。
ということで、今回は「HP ENVY Phoenix 810-480jp/CT」でGTA5のベンチマークを試した結果について紹介しました。ほかの記事ではスペックや外観などについて詳しく紹介していますので、ぜひそちらも参考にしてください。
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