日本HPのHP Pavilion All-in-One 27は、27インチの大型ディスプレイを搭載した液晶一体型のデスクトップPCです。キレイな画面と迫力のサウンドが特徴で、その上本体はとてもコンパクト。TVの視聴や録画が可能なモデルも用意されています。
注目ポイント
- 色鮮やかなフルHDのIPSパネル
- 10秒程度の高速機能
- 迫力満点のサウンド
- 顔認証で素早いサインイン
今回はメーカーからお借りしたHP Pavilion All-in-One 27の実機を使って、デザインや性能などをレビューします。
この記事の目次
- ▶スペック
- ▶デザインと使いやすさ
- ▶ベンチマーク結果
- ▶価格について
- ▶まとめ
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HP Pavilion All-in-One 27のスペック
画面サイズ | 15.6インチ |
---|---|
解像度 | ・1920×1080 ・2560×1440 |
CPU | ・Core i5-9400T ・Core i7-9700T |
メモリー | ・8GB ・16GB |
SSD | ・256GB PCIe SSD |
HDD | ・1TB HDD ・2TB HDD |
グラフィックス | ・UHD 620 ・GTX 1050 (4GB) |
幅×奥行き | 612×195mm |
高さ | 482mm |
重量 | 約7.6kg |
※2019年8月17日時点。構成は変更される場合があります
本体カラー | ・スパークリングブラック ・スノーフレークホワイト |
---|---|
画面の表面 | 光沢 |
パネルの種類 | IPSパネル |
光学ドライブ | ー |
有線LAN | 1000Mbps |
無線LAN | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.2 |
USB3.1 | 3 (Gen1) |
USB3.0 | ー |
USB2.0 | ー |
USB Type-C | 2 (Gen2) |
Thunderbolt 3 | ー |
メモリーカード | SD |
HDMI出力 | 1 |
HDMI入力 | 1 |
VGA (D-sub15) | ー |
DisplayPort | ー |
Webカメラ | 200万画素 |
顔認証カメラ | あり |
指紋センサー | - |
オフィス | ※付属モデルあり |
付属品 | ワイヤレスキーボード ワイヤレスマウス |
デザインと使いやすさ
大画面なのにコンパクト!
HP Pavilion All-in-One 27には、スパークリングブラックとスノーフレークホワイトの2色のカラーが用意されています。単に色が異なるだけでなく、スペックも異なる点に注意してください。ざっくりと説明すると、ブラックはTV対応モデルでホワイトは高性能モデルです。
実機を目の前にするとわかるのですが、一体型PCとしては非常にコンパクトです。ディスプレイ下部にはちょっと大きめのスピーカーがありますが、PCじゃなくただの液晶ディスプレイにしか見えない仕上がり。しかもディスプレイのパネルが超薄い!
迫力のあるサウンド
HP Pavilion All-in-One 27は、フロント部分に2W+2Wのステレオスピーカーを搭載しています。実際に音楽を聴いて確かめたところ、サウンドは非常に高音質! スピーカーが前面に設置されているので音が耳にダイレクトに伝わり、非常にクリアーです。解像感も高く、低音の迫力も十分。まるで現場の臨場感が伝わってくるように感じました。動画もゲームも迫力のあるサウンドで楽しめます。PCのスピーカーとしては、かなりレベルの高い仕上がりです。
明るいタッチ対応ディスプレイ
タッチ対応液晶ディスプレイの大きさは27インチで、一体型PCとしては大画面です。モバイルノートPCの13.3インチの画面を4枚並べた大きさと言えば、サイズ感をイメージしやすいでしょう。解像度は1920×10780ドットのフルHDと、2560×1440ドットのQHDの2種類が用意されています。
TV機能対応モデルはフルHDです。27インチの大きさに対してのフルHDは若干精細さに欠けドット感がありますが、画面から少し離れて動画や映画を観るには問題ありません。またスケールング (デスクトップの拡大率)が100%でも文字の大きさは2.5~3.5mmと大きく、文章を読みやすいメリットがあります。QHDなら写真をより高精細に映し出せるでしょう。
液晶ディスプレイには発色に優れるIPSパネルが使われています。自然な色合いな上にコントラストが高く、写真や動画を楽しむにはピッタリです。また画面が非常に明るいのもポイント。計測値は406nitで、一般的なIPSパネル (300~350nit)よりも明るく色鮮やかです。
TVのダブル録画に対応
周辺機器接続用の端子 (インターフェース)類は、すべて背面に配置されています。USB端子やSDカードスロットなど何度も抜き差しする端子では、その都度背面に手を回す必要があるので少し面倒です。
背面左のインターフェース
- ① ヘッドセット端子
- ② SDカードスロット
- ③ USB3.1 Gen2 Type-C
- ④ USB3.1 Gen1
- ⑤ HDMI出力
- ⑥ HDMI入力
- ⑦ 有線LAN
- ⑧ 電源コネクター
背面右のインターフェース ※TV対応モデル
- ① セキュリティースロット ※盗難防止用
- ② miniB-CASカードスロット
- ③ TVアンテナ入力
TV対応モデルでは、地上デジタル / BSデジタル / 110度CSデジタル放送の視聴と録画が可能です。TVを観ながらネットの調べ物を行なうこともできます。
※試用機にB-CASカードがなかったため実際にテレビの利用を確認できませんでしたが、同シリーズのHP Pavilion All-in-One 24では動作を確認しています
また背面のHDMI入力端子をゲーム機などに接続すれば、HP Pavilion All-in-One 27の大画面と高音質なスピーカーでゲームなどを楽しめます。
ベンチマーク結果
現在日本HPの公式サイトでは、HP Pavilion All-in-One 27の最新型である”第9世代CPUモデル” (2019年7月発売)と、旧型CPUを搭載した”第8世代CPUモデル” (2019年4月発売)の2種類が発売されています。今回の検証では旧型の”第8世代CPUモデル”を試用しましたが、CPUとメモリー容量、ストレージ構成以外の基本スペックはほぼ同じ。性能については今回の結果を少し上回る程度だと考えてください。
試用機のスペック
モデル名 | パフォーマンスモデル |
---|---|
OS | Windows 10 Home |
CPU | Core i7-8700T |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD (PCIe) + 2TB HDD |
グラフィックス | Intel UHD Graphics 630 (CPU内蔵) |
CPU性能
試用機で使われている第8世代のCore i7-8700Tは、デスクトップPC向けの高性能なCPUです。ただし末尾に「T」が付いているのは省電力版で、通常版 (Sシリーズ)のCore i7-8700よりは性能が劣ります。と言ってもノートPC向けのCore i7よりははるかに高性能で、重い処理でも比較的楽々とこなせるでしょう。
CPUベンチマーク結果
CPU | PassMark CPU Markスコア |
---|---|
Core i9-9900K |
18710
|
Core i7-9700K |
17208
|
Core i7-8700 |
15412
|
HP Pavilion All-in-One 27 (Core i7-8700T) |
12057
|
Core i5-9400F |
12043
|
Core i5-8400 |
11229
|
Core i7-8566U ※ノートPC向け |
9673
|
Core i3-8100 |
8026
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
ストレージ性能
試用機では256GBのSSDと2TBのHDDが使われていました。SSDはPCIe 3.0 x2の高速タイプで、アクセス速度は非常に高速。HDDは平均的で、妥当な速度です。
容量についてはSSDは256GBと一般的ではあるものの、HDDは2TBで比較的大容量です。これぐらいであれば、番組の録画にも十分対応できるでしょう。ただし最高画質での録画は容量が大きくなるので、必要に応じて番組を消去したり外付けHDDを利用するなどの対処をおすすめします。
起動時間
ウィンドウズの起動時間は平均10.22秒と非常に高速です。SSD搭載機種の平均は17秒程度で、ここまで速いのはなかなかありません。起動が遅くてイライラする場面は少ないでしょう。
起動時間の計測結果(手動計測)
1回目 | 10.5秒 |
---|---|
2回目 | 9.8秒 |
3回目 | 9.8秒 |
4回目 | 11.5秒 |
5回目 | 9.5秒 |
平均 | 10.22秒 |
3Dグラフィックス性能
ゲームの快適さに影響する3Dグラフィックス性能はごく控えめです。CPU内蔵のグラフィックス機能であることを考えれば仕方がありません。ただしGTX 1050を搭載するパフォーマンスプラスモデルであれば、中量級のゲームをそこそこ楽しめるでしょう。
GPUの性能比較
GPU | 3DMark Fire Strike Graphicsスコア |
---|---|
RTX 2070 |
22856
|
GTX 1070 |
17405
|
GTX 1660 Ti |
15952
|
GTX 1060 |
12415
|
GTX 1050 |
6945
|
UHD 630 (Core i7) |
1212
|
HP Pavilion All-in-One 27 (UHD 630) |
1116
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
ゲーム系ベンチマーク結果
個別のゲーム系ベンチマークを試したところ、ごくごく軽いドラクエ10で「快適」という評価でした。やや重めのFF14ベンチでは「設定変更を推奨」とありますが、設定を変えたところでどうにかなるレベルではありません。ゲームについては非常に軽い軽量級ならなんとか大丈夫な性能です。
ゲーム系ベンチマークの結果 (フルHD)
FF14:漆黒のヴィランズ (DX11) ※中量級
|
||
---|---|---|
フルHD | 最高品質 | 956(動作困難) ※5.65 FPS |
高品質 | 1071(設定変更が必要) ※6.45 FPS | |
標準品質 | 1823(設定変更を推奨) ※11.74 FPS | |
ドラゴンクエストX(DX9) ※軽量級
|
||
フルHD | 最高品質 | 5171(快適) |
標準品質 | 6680(快適) | |
低品質 | 7836(とても快適) |
価格について
前述のとおり現在 (2019年8月時点)では、”第8世代CPUモデル”と”第9世代CPUモデル”の2シリーズが発売されています。価格は第8世代CPUモデルのほうが安く性能も大きくは変わりませんが、近いうちに販売が終了するかもしれません。安く入手したいなら第8世代CPUモデルと、少しでも高性能なほうがいいなら第9世代CPUモデルをおすすめします。
第8世代CPUモデルのラインナップ
パーフォーマンス TV対応 | パフォーマンスプラス TV対応 | パフォーマンス GPU対応 |
---|---|---|
Core i7-8700T | ||
8GB | 16GB | |
256GB SSD + 2TB HDD | ||
1920×1080 | 2560×1440 | |
UHD 630 | GTX 1050 | |
TV機能あり | - | |
税込14万3655円 | 税込17万3787円 | 税込18万8853円 |
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第9世代CPUモデルのラインナップ
スタンダード | パフォーマンス | スタンダードプラス | パフォーマンスプラス |
---|---|---|---|
Core i5-9400T | Core i7-9700T | ||
8GB | 16GB | ||
256GB SSD + 2TB HDD | 256GB SSD + 1TB HDD | 256GB SSD + 2TB HDD | |
1920×1080 | 2560×1440 | ||
UHD 630 | GTX 1050 | ||
TV機能あり | - | ||
税込15万3699円 | ※9月上旬発売 | 税込14万3655円 | 税込18万3831円 |
※2019年8月17日時点、7%オフクーポン適用時
お得感の高い大画面テレパソ
TV機能付きの一体型PCと言えば、NECと富士通のモデルがメジャーです。ただしこれらのモデルは値段が少々高いのが欠点。HP Pavilion All-in-One 27よりも画面の小さい23.8インチでほぼ同じスペックなら税込15万円台からです。CPUやメモリー、ストレージのランクを下げればもっと安く購入できますが、PCとしての使い勝手が悪くなるのでおすすめしません。
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HP Pavilion All-in-One 27は光学ドライブ非搭載であるものの、27インチの大画面にSSD + HDDのデュアルストレージ構成でお得感は高め。その上、本体デザインがとてもスタイリッシュです。TV機能録画が可能な一体型PCをお得に入手したい人におすすめします。
特別クーポンでさらに値引き!
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