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HP製品のレビュー一覧
2015年発売のパソコンのレビュー一覧
日本HPから第2弾の2015年秋冬モデルとして、11.6型のコンパクトなモバイルノートパソコン「HP Stream 11-r000」シリーズが発表されました。同社の直販サイト「HP Directplus」のみの限定販売モデルで、すでに予約販売が開始されています(商品の到着は11月中旬以降)。直販価格は2万7700円(税別)で、税込み&送料込みの合計金額は3万3156円となります。
2014年12月に発売された前モデル「HP Stream 11-d000」シリーズはあまりの人気の高さから、今年の夏ごろには売り切れとなっていました。今回の新モデルについても、人気が集まることが予想されます。そこで今回は展示機の簡易レビューを交えながら、新モデルの特徴や前モデルとの違いを紹介します。
HP Stream 11-r000のスペック
まずは新モデル「HP Stream 11-r000」のスペックを確認しましょう。参考として、前モデル「HP Stream 11-d012TU」のスペックもまとめています。前モデルとの比較検討用に使用してください。
「HP Stream 11」2015年秋冬モデルと2014年秋冬モデルの主なスペック | ||
モデル | 2015年秋冬モデル (HP Stream 11-r016TU) |
2014年秋冬モデル (HP Stream 11-d012TU) |
---|---|---|
OS | Windows 10 Home 64bit | Windows8.1 Update 64bit |
CPU | Celeron N2840(2.16GHz) | |
メモリ | DDR3L 2GB | |
グラフィックス | Intel HD Graphics (CPU内蔵) | |
ストレージ | 32GB eMMC | |
光学ドライブ | なし | |
ディスプレイ | 11.6型(1366×768ドット)、非光沢 | |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac | IEEE802.11b/g/n |
Bluetooth | Bluetooth 4.0 | |
Webカメラ | 92万画素 | |
メモリーカード | microSD/SDHC/SDXC対応 | SD/SDHC/SDXC対応 |
主なインタフェース | USB3.0×1、USB2.0×1、HDMI、ヘッドホン出力 | |
バッテリ駆動時間 | 10時間30分(MobileMakr 2014) | 8時間15分(動画再生時) |
本体サイズ | 幅300×奥行き206×高さ18.4mm | 幅300×奥行き207×高さ19~21mm |
重量 | 1.18kg | 1.26kg |
CPUやメモリー容量、ストレージなどの基本スペックに変わりはありませんが、新モデルではいくつかの点が前モデルからアップグレードしています。主な内容は以下のとおりです。
新モデルのアップグレード点
- OSがWindows 10 Homeに変わった
- 無線LANが混線の少なく通信が安定している5GHz(11a/11ac)に対応した
- 対応するメモリーカードがSDカードからmicroSDカードに変更された
- バッテリー駆動時間が2時間15分長くなった(ただし評価方法は異なります)
- 奥行きが1mm小さくなり、高さが最大2.6mm薄くなった
- 重量が80g減った
OSや無線LAN機能のアップグレードによって、総合的な使い勝手は向上しています。また持ち運びやすさやバッテリー駆動時間など、モバイル性能についてもパワーアップしました。購入者限定の特典として、マイクロソフトのクラウドストレージサービス「OneDrive」の容量100GBを2年間無料で使える点は同じ。細かい部分ばかりではありますが、スペック的には進化していると言えます。
本体デザインがよりシャープに変わった
続いて、新モデルの本体デザインについて見てみましょう。ブルーの本体カラーは一見すると前モデルと同じように思えますが、前モデルが「ホライズンブルー」であったのに対し、新モデルでは「コバルトブルー」が使われています。
新旧モデルを個別に見ると形は同じように思えるのですが、写真を比較すると、新モデルのほうが角丸の半径(角の部分の丸み)が小さくなっているような印象を受けます。若干ではありますが、新モデルのほうがシルエットがシャープと言えます。
パームレスト部分のデザインも変わっています。前モデルではブルーのグラデーション&ホワイトのドットパターンの組み合わせでしたが、新モデルではブルーのグラデーション&木目調パターンの組み合わせに変わりました。パターンにはおなじみの「HP Imprint(インプリント)」技術が使われており、長期間使っても塗装が剥がれてきたりするようなことはありません。
インターフェース構成に変わりはありませんが、配置が少し変わっています。また対応するメモリーカードがSDカードからmicroSDに変わりました。
HP Stream 11の購入方法は?
HP Stream 11は日本HPの直販サイト「HP Directplus」限定販売のモデルです。購入にはオンライン上で手続きを行なう必要があります。なお選択可能な支払い方法は、下記の4種類です。
HP Stream 11-r000購入時の支払い方法
- クレジットカード払い
- 銀行振り込み
- 代引き(※要会員登録)
- 分割払い(※要会員登録)
マイナーチェンジだけど使い勝手は向上
HP Stream 11の新モデルは、前モデルに比べると性能的にはあまり変わりはありません。しかしOSがWindows 10 Homeに変更された点やバッテリー駆動時間が延長している点などを考慮すると、使い勝手は確実に向上していると言えます。自分用にコンパクトなパソコンを安く手に入れたい人や、モバイル向けのノートパソコンを探している人におすすめです。