日本HPのHP Stream 11 Pro G5は、11インチのコンパクトなノートPCです。頑丈で壊れにくいので、子供のパソコン練習用にピッタリ。同クラスの他社製品よりも使いやすく、大人が使うのにも向いています。
- 特徴
HP Stream 11 Pro G5は法人 (企業や自治体、各種団体など)向けのモデルですが、個人でも購入できます。注文時に所在確認などはありません。
HP Stream 11 Pro G5のスペック
画面サイズ | 11.6インチ |
---|---|
解像度 | 1366×768 |
CPU | Celeron N4000 |
メモリー | 4GB |
ストレージ | ・64GB eMMC ・128GB eMMC |
グラフィックス | UHD 600 |
幅×奥行き | 300×209mm |
厚さ | 18mm |
重量 | 約1.28kg |
バッテリー | 約12時間 |
※2019年5月7日時点。構成は変更される場合があります
OS | Windows 10 Pro |
---|---|
本体カラー | - |
画面の表面 | 光沢 |
パネルの種類 | IPS |
タッチ / ペン | 非対応 |
光学ドライブ | なし |
テンキー | なし |
有線LAN | - |
無線LAN | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
USB3.1 | 1 (Gen1 ) |
USB3.0 | ー |
USB2.0 | 1 |
USB Type-C | ー |
Thunderbolt 3 | ー |
メモリーカード | microSD |
HDMI | 1 |
VGA (D-sub15) | ー |
DisplayPort | ー |
Webカメラ | 30万画素 |
顔認証カメラ | - |
指紋センサー | - |
オフィス | なし |
HP Stream 11 Pro G5の価格
HP Stream 11 Pro G5には3種類のモデルが用意されていますが、ストレージ容量が異なるだけであとはほぼ同じ。「教育向けモデル」は初等中等教育機関 (小中高)向けで、一般向けには販売されていません。
ラインナップ
スタンダードモデル(64GB SSD搭載) | |
---|---|
税込5万円台後半~ | |
スタンダードモデル(128GB SSD搭載) | |
税込7万円台後半~ | |
教育向けモデル | |
税込6万円台後半~ |
※2019年5月7日時点
発売は2019年夏ごろに予定されています。発売が開始されたら、最新のセール情報をお届けする予定です。
高級機並みに頑丈なボディ
HP Stream 11 Pro G5の最大の特徴は、本体が非常に頑丈な点です。日本の公式サイトには明記されていませんが、米国の公式サイトによると以下のテストをクリアーしているとのこと。10万円を超える高級モバイルノートPC並みに丈夫なボディです。
HP Stream 11 Pro G5がクリアーした耐久試験
70cm落下試験 | コンクリートの上に70cmの高さから落とすテスト |
---|---|
MIL-STD 810G | 米国国防省が定める落下や振動、湿度などに対しての総合品質テスト |
防塵防水IP41 | 直径1mmの固形物、垂直に落下する水滴からの耐久テスト |
※米HP公式サイトより。実際に壊れないことを保証するものではありません
これだけ頑丈に作られているのは、HP Stream 11 Pro G5は子供が使う前提で作られているため。多少手荒に扱っても壊れにくいモデルに仕上がっています。
頑丈に作られているぶん、ほかの11インチノートPCに比べて若干大きくて厚く、さらに重めです。とは言え大きさはほぼA4サイズ程度で、重さは約1.28kg。小学校低学年の児童でも、問題なく持ち運べるでしょう。
ちなみにHP Stream 11 Pro G5は、2016年9月に発売されたHP Stream 11-y000の後継モデルです。前モデルは本体カラーがアクアブルーで、どちらかと言えばもっと子供向けのデザインでした。
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個人的に注目したいのは、液晶ディスプレイに発色に優れるIPSパネルが使われている点です。格安PCでは青みの強いTNパネルが使われていることが多いのですが、HP Stream 11 Pro G5では写真や動画を自然な色合いで楽しめます。
またキーボードもキーピッチ (キーとキーの間隔)が18.7mmとそこそこ大きく、違和感なく使えるものと思われます。前モデルを踏襲しているとすれば配列は標準的でしょう。子供のタイピング練習にも適しているはずです。
端子類は多くはありませんが、必要十分な構成です。光学ドライブ非搭載なのでDVDは利用できません。
CPU性能は低い
CPUはCeleron N4000という低価格PC向けのため、性能は高くありません。高度なソフトをいくつも同時に利用するような使い方には向きませんが、ネットの調べ物や教材ソフトを利用するには問題ないでしょう。
CPU性能比較(CPU Mark)
名称 | PassMark CPU Markスコア |
---|---|
Core i5-8250U |
|
Core i3-8130U |
|
Core i3-7020U |
|
Celeron 3865U |
|
Celeron N4000 |
|
※データは当サイトで計測したほかのPCの平均値で、HP Stream 11 Pro G5の性能を表わすものではありません
ストレージ容量はやや少なめ
HP Stream 11 Pro G5ではストレージ (ファイルの保管場所)としてeMMCが使われています。容量は64GBまたは128GBの2種類。と言ってもシステム領域やリカバリー (回復)領域などで容量が使われるため、実際の空き容量は30~40GB (64GBモデル) または70~80 GB (128GBモデル)程度でしょう。
128GBであれば空き容量に余裕がありますが。64GBだと写真や動画を大量の貯め込むのには向いていません。Windows 10の大型アップデートでは多くの容量を使うため、20~30GB程度残しておくと安心です。
となると64GBモデルでは、使える容量はごくわずか。ファイルは外付けHDDなどに保存し、容量不足に備えて16~32GB程度のUSBメモリーを用意することをおすすめします。
オフィスソフトについて
HP Stream 11 Pro G5にはオフィスソフトは付属しません。エクセルやワードを利用する場合はソフトを別途購入し、自分でインストールする必要があります。
ただしオフィスのインストールには、4GBのストレージ空き容量が必要です。インストールは可能ですが、64GBモデルだとWindows 10のアップデートの際にファイルを消して空き容量を確保することになるかもしれません。
安心感と使い心地に優れた格安PC
単に安くて小さいほうがいいのであれば、VivoBook E203MAなどASUSの格安モデルを選選んだほうがいいでしょう。値段は3万円前後で薄くて軽く、大人向けとしても人気の機種です。
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しかし子供のパソコン練習用として考えるなら、HP Stream 11 Pro G5はなかなか優秀です。本体は頑丈で壊れにくくキーボードも標準的な作りですし、画面がキレイで見やすいメリットもあります。もちろん大人が利用するのにもOK。安くても安心感と使い心地を重視したい人におすすめします。
※2019年夏ごろ発売開始予定
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