HP「HP 15-fd(インテル)」は、15.6インチサイズのスタンダートなノートPCです。大きな画面とテンキー付きキーボードを使って、デスクでガッツリ作業したい人に向いています。
この機種にはスペックの異なる8種類のモデルが用意されているのですが、今回取り上げるのは最も安いIntel N100 / 4GBメモリー / 128GB SSD / Windows 10 Home(Sモード)のモデルです。ただしこのままではほとんど使い物にならないため、メモリーを4GBから16GBに増設しています。いまどき4GBメモリーは少なすぎてあり得ませんので、もしIntel N100モデルを購入しようと考えているなら、メモリーの増設を前提に考えてください。もしくはCore i5 / i7の16GBメモリーモデルを選ぶべきです。
なおボディはプラスチック製で安っぽく、ディスプレイの映像品質はほどほど。全体的に相当チープな仕上がりに感じます。これはIntel N100モデルだけでなく、Core i5 / i7モデルでも同様です。とは言え、価格しだいではアリではないかと思います。
ということでこの記事では筆者が購入した実機を使って、デザインや性能、実際の使い心地などをレビューします。
おことわり
このレビュー記事では、筆者購入機材を1週間程度試用した上で作成しています。長期にわたって試用した際の耐久性については検証していません。あらかじめご了承ください。
スペック
発売日 | 2023年8月 |
---|---|
OS | Windows 11 Home または Windows 11 Home(Sモード) |
ディスプレイ | 15.6インチ、1920×1080(フルHD)、非光沢 |
CPU | Intel N100 / Core i3-N305 / Core i5-1334U / Core i5-1335U / Core i7-1355U |
メモリー | DDR4-3200 4 / 8 / 16GB(N100モデルはスロット×1、ほかはスロット×2) |
ストレージ | 128 / 256 / 512GB NVMe SSD |
グラフィックス | UHD Graphics(N100、N305) / Iris Xe Graphics(i5、i7) |
通信 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3 |
インターフェース | USB Type-C(データ通信のみ)×1、USB 3.2 Type-A×2、HDMI(最大1920×1080ドット)、ヘッドホン端子 |
生体認証 | 指紋センサー |
サイズ / 重量 | 幅358×奥行き236×高さ19.5mm / 約1.64kg |
バッテリー | 最大7時間30分(Mobile Mark 2018) |
HP 15-fdの価格
この機種は、公式サイト以外の通販サイトで買うべきです。アマゾンや楽天、家電量販店のECサイトのほうが、メーカー直販サイトよりも安く販売されています。
価格の例
スペック | 直販価格 | アマゾン価格 |
---|---|---|
Intel N100 / 4GB / 128GB | 5万8500円 | 4万7254円 |
Core i5-1334U / 16GB / 512GB | 12万5800円 | 7万5012円 |
Core i7-1355U / 16GB / 512GB | 14万7500円 | 12万9919円 |
※2024年8月21日時点。価格はタイミングによって変わります
そもそもHPのインテル製CPU搭載格安機種は、量販店での販売がメインです。過去の機種も直販以外の通販サイトのほうが安く販売されていました。この機種を選ぶ場合は、まず直販以外のサイトから探すといいでしょう。
ただし直販サイトでも、キャンペーンやアウトレットで安く販売されることがあります。直販サイトを毎日チェックしていれば、タイミングよく入手できるかもしれません。頻繁にチェックするのが面倒な場合は、当サイトのX(旧Twitter)アカウントをフォローしてください。お得な値段まで下がったら、情報を投稿する予定です。
外観
前述のとおり、HP 15-fdの筐体はチープです。見た目はそれほどでもないものの、実際に手に取るとプラスチック感が強く、とても安っぽく感じます。
サイズと重量
HP 15-fdは、ノートPCとしてはもっともスタンダードな15.6インチタイプです。筐体がほぼプラスチックなので重くはないものの、強度にちょっと不安を感じます。ちょっとしたことでもキズ付きやすいので、扱いには注意してください。持ち歩きよりも、デスクに据え置きで使うほうが向いています。
ディスプレイ
ディスプレイには、格安タイプのパネルが使われています。色の鮮やかさやメリハリの強さはほどほどですが、文字中心の作業やカジュアルに動画を観る程度なら問題ないでしょう。
ただし格安パネルは品質が一定していないため、まれに「ハズレ」のパネルを引く場合があるので注意してください。ハズレパネルでは色がやや黄色がかって見えたり、明るさが足りずに青みがかって見えたりすることがあります。たとえ色に違和感を感じても、返品や交換は(おそらく)できません。格安PCを入手する場合は、このあたりを覚悟する必要があります。
キーボード
キーボードはテンキー付きの日本語配列で、バックライトには対応していません。キー配列は、海外メーカー製PCとしてはかなりまとも。Enterキー周辺にやや小さいキーがあるものの、大きな違和感はありません。配列にクセのない格安ノートPCが欲しいなら、HPの15.6インチタイプを選ぶといいでしょう。
端子やカメラなど
周辺機器接続用のインターフェース類は、15.6インチタイプとしてはやや少なめの印象です。必要に応じて、USBドックなどを利用するといいでしょう。
本体の分解
※本体を分解または改造すると、メーカー保証のサポート外となる可能性があります。くれぐれも自己責任の上で行なってください
底面カバーの取り外し
メモリーの増設
HP 15-fdは、モデルによってメモリースロットの数が異なります。Intel N100モデルは、スロットが1基のみ。それ以外のモデルはスロットが2基用意されているようです(未確認)。Intel N100は16GBメモリーまで対応しているので、16GBのメモリーモジュールを利用するといいでしょう。8GBでもなんとかなるとは思います。
SSDの交換
ストレージ用のM.2スロットは1基のみ用意されています。SSDを交換する場合は、あらかじめ元のSSDのクローン(コピー)を作るか、システムのクリーンインストールを行なってください。
ベンチマーク結果
※ここからの内容はマニアックなのでご注意ください
検証機のスペック
CPU | Intel N100(Alder-Lake-N、4コア4スレッド、最大3.4GHz、6W) |
---|---|
メモリー | DDR4-3200 16GB×1 ※増設済み |
ストレージ | 128GB SSD |
グラフィックス | UHD Graphics(CPU内蔵) |
※ベンチマーク結果はパーツ構成や環境、タイミング、個体差などさまざまな要因によって大きく変わることがあります
パフォーマンス設定について
ベンチマークテストはWindows 11の電源プランを「バランス」、電源モードを「バランス」に設定した上で、電源アダプターを接続した状態で実施しています。専用ユーティリティーによるパフォーマンス調整は行なっていません。
Sモードの解除について
ベンチマークテストを行なうにあたって、UWPアプリしか実行できないWindows 11 HomeのSモードを解除しました。普通のノートPCとして利用するのであれば、Sモードは解除したほうがいいと思います。
ストレージ性能
Intel N100モデルでは128GB、そのほかのモデルでは256~512GBのSSDが使われています。検証機で128GB SSDのアクセス速度を計測したところ、速度としてはやや遅めでした。ただしSSDは容量が大きいほどアクセス速度が高速化する場合があるので、ほかのモデルでは異なるかもしれません。
CPU性能
CPUとしては、Alder Lake-NのIntel N100およびCore i3-N305と、第13世代Core i5-1334U / Core i5-1335U / Core i7-1355Uが使われています。今回使ったモデルは、Intel N100を搭載しています。
CPU性能を計測する「CINEBENCH R23」の結果は以下のとおり。ほかのAlder Lake-N搭載ミニPCと比べてみましたが、だいぶ低い結果が出ました。これはHP 15-fdで電力制限のPL1が6Wに制限されているため。10~30Wあたりに設定されているミニPCよりも消費電力をだいぶ抑えられているため、スコアが伸びていないのです。
Alder-Lake N搭載機の性能比較
CPU | CINEBENCH R23 |
---|---|
HP 15-fd(N100) |
807
1813
|
TRIGKEY GREEN G4(N95) |
936
2797 |
NucBox G5(N97) |
791
2877 |
NucBox G3(N100) |
796
2882 |
SkyBarium MN22(N100) |
944
2643 |
CHUWI HeroBox 2023(N100) |
926
2753 |
CHUWI LarkBox X 2023(N100) |
933
2996 |
Acemagic T8 Plus(N100) |
911
2883 |
※「S」はシングル、「M」はマルチ。スコアは当サイトの実機計測結果
旧世代のCPUと比較しても、性能がだいぶ低いことがわかります。「N100は第8世代相当」とよく言われますが、消費電力を抑えたHP 15-fdでは第8世代相当の性能を出せていません。
旧世代のノートPC向けCPUとの性能差
CPU | PassMark CPU Mark Score |
---|---|
Core i7-1065G7 |
8306
|
Core i5-1035G4 |
7882
|
Core i7-10510U |
6588
|
Core i5-10210U |
6195
|
Core i7-8565U |
6089
|
Core i5-8265U |
5963
|
N100平均値 |
5549
|
HP 15-fd(N100) |
4604
|
※そのほかのスコアはPassMark CPU Benchmarksによる集計値
これではIntel N100の魅力も半減してしまうわけですが、CPUの消費電力を手動で変更すればパフォーマンスを改善するは可能です。詳しくは後述しますが、PC本体に通常よりも高い負荷がかかる可能性があるため、あくまでも自己責任の上で行なってください。
グラフィックス性能
グラフィックス機能としては、CPU内蔵のUHD Graphicsが使われます。グラフィックス性能を計測する3Dベンチマークテストでは、最近の内蔵グラフィックスとしては非常に低い結果が出ました。ただしAlder Lake-N系としては標準的です。このCPUはもともとグラフィックス性能が低いAtomの流れをくんでいますから、この結果は仕方がありません。ゲームのプレーは期待しないほうが無難です。
ノートPC向けGPUの性能(DirectX 12)
GPU | 3DMark Time Spy Graphics |
---|---|
Intel Arc Graphics(Meteor Lake) |
3759
|
Radeon 780M(RDNA3) |
2727
|
Radeon 680M(RDNA2) |
2350
|
Radeon 760M(RDNA3) |
2282
|
Iris Xe |
1522
|
Radeon 660M(RDNA2) |
1189
|
検証機(UHD) |
321
|
※そのほかのスコアはUL Solutionsによる平均値
PCを使った作業の快適さ
PCMark10は、PCを使った作業の快適さを計測するベンチマークテストです。一般的な作業を想定しているため、テストでは比較的軽い処理が行なわれています。
テスト結果の見方
テスト名 | 概要 |
---|---|
Essentials (一般利用) |
ソフトの起動やWeb閲覧、ビデオ会議など一般的な作業を想定。CPUのシングルコア性能が強く影響する |
Productivity (ビジネス利用) |
表計算とワープロにおいて、中規模クラスのデータを扱うテスト。CPUのマルチコア性能が影響しやすい |
Digital Contents Creation (コンテンツ制作) |
写真加工と3D製作、動画編集を扱うテスト。CPU性能とグラフィックス性能が強く影響する |
一般利用とビジネス利用のテストでは目標値を上回った、コンテンツ制作のテストでは目標値を下回っています。ネットの調べ物やメールなど、軽めの作業中心で考えたほうがいいでしょう。
またミドルレンジ以上のノートPCと比べると、パフォーマンスがだいぶ低いことがわかります。なんとか使えはするものの、快適に作業したいなら上のランクの製品を選んだ方がいいでしょう。
PCMark 10ベンチマーク結果
テスト | スコア |
---|---|
Essentials 目標値:4100 |
6763
11277
9902
9961
10649
10100 |
Productivity 目標値:4500 |
5347
8283
9336
9878
11053
9964 |
Digital Contents Creation 目標値:3450 |
2076
8866
5781
4833
8243
7374 |
※スコアの目標値はPCMark 10公式サイトによるもの
比較機のスペック
Yoga 7i Gen 9 | Core Ultra 7 155H / 16GB / Intel Arc |
---|---|
HP 245 G10 | Ryzen 7 7730U / 16GB / Radeon |
ThinkBook 16 Gen 6 | Ryzen 5 7530U / 16GB / Radeon |
Inspiron 14 5445 | Ryzen 7 8840U / 16GB / Radeon 780M |
HP Pavilion Aero 13-bg | Ryzen 5 8640U / 16GB / Radeon 760M |
バッテリー性能
駆動時間
バッテリー駆動時間の公称値は、最大7時間30分(Mobile Mark 2018)とされています。しかしこれは(おそらく)消費電力を抑えた状態の結果で、実際の利用を想定した測定結果ではありません。実際の利用では、駆動時間が短くなりがちです。
そこでPCMark 10のバッテリーベンチマークテストを行なったところ、事務作業で8時間超、動画再生で9時間半程度という結果が出ました。公称値より長い結果でひとまずは安心といったところです。数値としては長いわけではないものの、そもそも持ち歩き用の機種ではないため、これだけでも十分でしょう。
バッテリー駆動時間の計測結果(Ryzen 7モデル)
テスト方法 | 駆動時間 |
---|---|
※公称値 | 7時間30分((Mobile Mark 2018) |
PCMark 10 Modern Office(ビジネス作業) | 8時間17分 |
PCMark 10 Video(動画再生) | 9時間39分 |
※テストの条件や計測方法についてはコチラ
バッテリー駆動時の性能
ノートPCを内蔵バッテリーで利用すると、電源接続時よりもパフォーマンスが低下します。機種によって異なりますが、バッテリー駆動時にはベンチマークスコアが2~3割程度下がるのが一般的です。
HP 15-fd Intel N100モデルでバッテリー駆動時のCPUベンチマークテストを行なったところ、シングルコア性能はやはり大きく下がったものの、マルチコア性能はあまり変わりませんでした。おそらく、そのようなチューニングが施されているのでしょう。軽めの作業をサッと終わらせたいときは、電源に接続した状態で行なったほうがいいかもしれません。
性能比較
CPU | CINEBENCH R23 |
---|---|
電源接続時 |
807
1813 |
バッテリー駆動時 |
587
1875 |
※「S」はシングル、「M」はマルチ。スコアは当サイトの実機計測結果
熱と騒音について
※計測時の室温は28度。室温が変わると、結果が異なる場合があります
CPUの熱について
高負荷な「CINEBENCH R23」実行中のCPU温度 / 消費電力 / 動作クロックを調べたところ、テスト開始から一瞬(具体的には10~20秒間程度)は消費電力が14W程度まで上がってクロックも2.9GHzあたりまで上昇するものの、その後は消費電力が6W前後を推移していました。クロックも平均1.7GHzあたりと、だいぶ低めで推移しています。そのぶん温度の上昇は抑えられているものの、ベンチマークテストの結果が低かったのはクロックの低さが原因でしょう。
各項目の平均値と最大値
コアクロック | 平均1716MHz | 最大3392MHz |
---|---|---|
CPU温度 | 平均51度 | 最大74度 |
CPU消費電力 | 平均6W | 最大14.1W |
本体の熱と駆動音について
高負荷時でも、本体表面の熱はそれほど感じられませんでした。キーボードがほんのり温かいなと感じる程度です。
騒音(空冷ファンの回転音や通気口からの風切り音)を計測したところ、音はハッキリと聞こえたものの気になるほどではありませんでした。
駆動音の計測結果
- | ||
待機中 | 37.9dB | ほぼ無音 |
軽作業時 (PCMark 10) |
37.8~39.5dB | 音が断続的に聞こえる。ハッキリと聞こえるが、うるさくは感じなかった。無音に感じる場面のほうが長い |
高負荷時(CINEBENCH) | 37.9~39.3dB | 音の大きさについては同上。無音に感じる場面と音が聞こえる場面とで半々くらい |
(参考)エアコンの最大出力時 | 48~58dBA前後 | - |
消費電力を調節してパワーアップ
HP 15-fdの電力制限(PL1が6W、PL2が25W)は、ほかのIntel N100搭載機と比べてだいぶ低めです。そのため、ベンチマークスコアはだいぶ低く出ています。筆者が他媒体で検証した結果もそうでしたし、ほかの媒体の検証記事を見ると、大手メーカー製の製品でベンチマークスコアが低く出ているように見受けられました。
消費電力が低いなら上げてしまえばいいわけで、TechPowerUpの「ThrottleStop」というソフトを使えば、PL1を6Wから引き上げることができます。ただしこの方法は場合によってはPC本体に悪影響を与える可能性があるため、壊れても仕方がないと諦められる人向けです。
他機種との比較
今回は外観がチープな15.6インチということで、デルとレノボから同カテゴリーの機種を選びました。
本体の質感やディスプレイの映像品質、スペックに関しては、どれも似たり寄ったりです。ですが、キーボードの配列に関しては、HP 15-fdがもっとも違和感のない作りでした。あとはそれぞれのセールのタイミングで買うべきかどうかを選べばいいかと思います。
エントリー向け15.6インチタイプの比較
IdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型 (AMD) | Inspiron 15 3535 | HP 15-fd |
---|---|---|
15.6インチ、1920×1080ドット、IPS、非光沢 | ||
Ryzen 3 7330U Ryzen 5 7530U Ryzen 7 7730U |
Ryzen 3 7320U Ryzen 5 7520U Ryzen 5 7530U Ryzen 7 7730U |
Intel N100 Core i3-N305 Core i5-1334U Core i5-1335U Core i7-1355U |
DDR4-3200 8/16GB(オンボード) | LPDDR5 8GB(オンボード) DDR4-3200 16GB |
DDR4-3200 4 / 8 / 16GB ※スロットあり |
256GB / 512GB SSD | 512GB / 1TB SSD | 128 / 256 / 512GB |
Type-C(PD/DP) | Type-C(データ通信のみ) | |
指紋センサーあり | 指紋センサーなし | 指紋センサーあり |
幅359.3mm 奥行き235mm 高さ17.9mm 重さ 約1.62kg |
幅358.5mm 奥行き235.56mm 高さ18.99mm 重さ 約1.63kg |
幅358mm 奥行き236mm 高さ19.5mm 重さ 約1.64kg |
約14時間(JEITA2.0) | ※駆動時間非公開 | 最大7時間30分(MobileMark 2018) |
考察とまとめ
遊ぶならN100、使うならCore i5以上
筐体はチープでディスプレイの映像品質や機能面はほどほどですが、エントリー向けノートPCとしてはかなりまともな日本語配列キーボードを採用している点がポイントです。
Intel N100モデルについては、筆者は楽天のポイント還元を含めて実質3万円台後半で入手しました。さらに16GBメモリーを5000円で購入しているので、かかった金額としては4万円台前半。さらにSSDを換装すれば、4万円台後半――具体的には4万7000円前後――くらいになるでしょう。5万円切りで16GBメモリー搭載と考えれば悪くはありません。
ただ、最近は(記事執筆時)6万円台でRyzen 5+16GBメモリーの機種を買えることを考えると、コスパがいいかは微妙です。プラス1~1.5万円で性能はかなり向上しますから、普通に使いたいならそちらを選んだほうがいいかもしれません。
その意味で、N100モデルはあれこれ遊びたい人向けです。手持ちのパーツを使って、安く済ませられて良かったね的な。4GBメモリーをそのまま使うことだけは、おすすめしません。
またHP 15-fdを買うなら、16GBメモリーを搭載したCore i5 / i7モデルのほうがいいでしょう。値段はタイミングによって大きく変わりますが、Core i5モデルで7万円台以下ならアリだと思います。直販だとなかなか安くならないので、量販店系をチェックしてみてください。