HP 930クリエイター ワイヤレス マウスは、HPが販売する高機能タイプのワイヤレスマウスです。ボタン類が多く、チルトホイールや高速スクロールに対応している点もポイント。マウスを使った作業を効率よくこなしたい人に向いています。
ポイント
- 😊 高速スクロール対応
- 😊 チルトホイール対応
- 🙄 ボタンが固い
今回はメーカーからご提供いただいた実機を使って、外観や機能、実際の使い心地を紹介します。
外観と機能
実際の使い心地
ボタンの押し心地
HP 930クリエイター ワイヤレスを使って感じたのは、「ボタンが固い」という点です。具体的には左右ボタンはグッと力を入れて押し込む必要があり、またホイールの動きが固くスクロール速度が遅く感じます。側面のボタンやチルトホイールは軽い力で操作できますが、ボタンとホイールに関してはもう少し軽い力で動かせるほうが筆者の好みです。
大きさと重さ、握り心地
個人的に大きさはちょうどいいのですが、手の小さい人だとやや大きく感じるかもしれません。基本的には手のひらをそっと置くだけの「かぶせ持ち」に向いています。重さは公称値で約130g。マウスとしてはやや重めですがそのぶんコントロールしやすく、止めたい場所でピタッと止まります。
筆者は普段ロジクールのMX Master 3を使っているのですが、サイズ感と重さはかなり似ているように感じました。ただしMX Master 3のほうが、わずかに握りやすく感じます。
高速ホイールについて
HP 930クリエイター ワイヤレス マウスは、高速スクロールに対応している点がポイントです。ひし形ボタンを押し込むとホイールが高速回転し、Webページや文書を高速にスクロールできます。資料を見る速度が、格段に向上するでしょう。
HP 930クリエイター ワイヤレス マウスの高速スクロールは、なかなか使いやすく感じます。ただロジクールのMX Masterシリーズに比べて、スクロールの立ち上がりがわずかに遅く感じました。グッと力を入れてスクロールするぶんにはあまり変わりませんが、細かな調整についてはMX Masterシリーズのほうが使いやすく感じます(単に慣れの問題かもしれません)。
また低速スクロール時のホイールが固く、スクロール速度が極端に遅い点が気になります。このあたりはWindowsの設定などで調整するといいかもしれません。
チルトホイールが便利
MX Masterシリーズで残念なのは、チルトホイールに対応していない点です。これも使い方しだいで、作業効率が大きくアップします。筆者はブラウザーの「戻る」と「進む」を割り当てるのが好み。ブラウザーを使った情報収集がかなりはかどります。
その一方で、側面の3ボタンはやや使いづらく感じました。手元を見ないで確実に押し分けられるのは、最大でもふたつ程度ではないでしょうか。3つだと真ん中のボタンがジャマに感じます。
ジェネリックMX Masterとしてならアリ
HP 930クリエイター ワイヤレス マウスは、ロジクールのMX Masterシリーズを強く意識していると思います。個人的には、使いやすさはMX Masterシリーズのほうが優れていると感じました。
ただMX Masterシリーズは値段が高いのがネックです。最新機種なら1万4000円程度、旧機種でも1万円前後とマウスとしてはかなりお高め。値段が高くて買いづらい人も多いでしょう。
HP 930クリエイター ワイヤレス マウスは公式サイトでは1万円前後で販売されているものの、楽天の公式ショップでは4400円で販売されています(2022年7月時点)。さらにいまならポイント20倍還元中で、実質価格は3600円前後。この程度の値段であれば、MX Masterシリーズの代わりに使うのはアリだと思います。
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