

ポイント
- 安いのにとんでもなく高性能
 - 14インチでもコンパクト
 - バッテリー駆動時間は11時間
 
IdeaPad Slim 550 (14)のスペック
| OS | Windows 10 Home | 
|---|---|
| 画面サイズ | 14インチ | 
| 解像度 | 1920×1080 | 
| CPU | ・Ryzen 3 4300U ・Ryzen 5 4500U ・Ryzen 7 4700U  | 
| メモリー | ・4GB ・8GB ・16GB ※オンボード  | 
| ストレージ | ・128GB SSD ・256GB SSD ・512GB SSD  | 
| グラフィックス | Radeon | 
| LTE | 非対応 | 
| 幅×奥行き | 321.6×211.6mm | 
| 厚さ | 17.9mm | 
| 重量 | 1.45kg | 
| バッテリー | 12時間 | 
※2020年8月25日時点。構成は変更される場合があります
| 本体カラー | プラチナグレー | 
|---|---|
| 画面の表面 | 非光沢 | 
| パネルの種類 | IPS | 
| タッチ / ペン | - | 
| 光学ドライブ | - | 
| テンキー | - | 
| 有線LAN | - | 
| 無線LAN | 11a/b/g/n/ac | 
| Bluetooth | 5.1 | 
| USB3.1 | - | 
| USB3.0 | 2 | 
| USB2.0 | - | 
| USB Type-C | 1 (USB3.0) | 
| Thunderbolt 3 | ー | 
| メモリーカード | SD | 
| HDMI | 1 | 
| VGA (D-sub15) | ー | 
| DisplayPort | ー | 
| Webカメラ | 720p (92万画素) | 
| 顔認証カメラ | ー | 
| 指紋センサー | 対応 | 
| 付属品 | ACアダプターなど | 
| オフィス | ※付属モデルあり | 
この記事では筆者が購入した実機を使って、デザインや性能、実際の使い心地などをレビューします。
この記事の目次
- ▶スペック
 - ▶デザインと使いやすさ
 - ▶分解やパーツ交換について
 - ▶ベンチマーク結果
 - ▶ゲーム性能について
 - ▶価格について
 - ▶まとめ
 
※2020年8月24日時点

デザインと使いやすさ
シンプルなデザイン

IdeaPad Slim 550 (14)の本体カラーはプラチナグレー。実際の色合いは天板 (ディスプレイの裏側)が明るいシルバーで、そのほかの部分は明るめのグレーです。天板のみ質感と強度に優れるアルミ素材製ですが、パームレスト (キーボード面)と底面には樹脂 (プラスチック)が使われていました。全体的に飾り気の少ないシンプルなデザインです。

天板はアルミ製。レノボのロゴが控えめに配置されています

パームレスト (キーボード面)はライトグレー

ややザラつきのある手触りで、質感はいまひとつ。指紋が目立たないのは○

ディスプレイのベゼル (枠)幅は左右5.4mm、上部9.4mm、下部10.7mm。いわゆる狭額デザインで、画面まわりがスッキリとしています

排気口はヒンジの内側

底面部はグレーの樹脂カバー
13インチクラスの大きさ

接地面積は幅321.6×211.6mm。A4サイズ (幅297×奥行き210mm)よりもわずかに大きい程度です。14インチタイプとしてはとても小さく、13インチクラスなみの大きさと言っていいでしょう。重量も比較的軽く持ち運び可能なレベルですが、若干厚みがあります。

A4サイズ (オレンジの部分)よりもわずかに大きい程度

高さは公称値で17.9mmですが、実測では19.7mmでした。底面部のゴム足を含めると、設置時の高さは23.4mm。利用時にはけっこうな厚みを感じます

前面

背面

重量の公称値は1.45kgですが、実測では1.38kgでした。この程度なら普通に持ち歩ける重さです

付属の電源アダプター。重さは204g
見やすい14インチのフルHD

画面サイズは14インチで、解像度は1920×1080ドットのフルHDです。ディスプレイの表面は光沢なしのノングレアタイプ。眼精疲労の原因と言われる映り込みが抑えられているので、長時間の作業に向いています。
デスクトップの文字の大きさは2~2.7mm程度 (スケーリング150%)で、新聞 (3.3~3.7mm)よりもやや小さめ。読みづらく感じるなら、デスクトップの拡大率を175%に変更するといいでしょう。

映り込みを抑えた非光沢のノングレア

光沢ありのグレアタイプは映り込みが目立ちます ※写真は別の機種
映像は自然な色合い

ディスプレイの映像は自然な色合いです。実際に写真や動画を映し出したところ、違和感はありませんでした。ただマニアックな目線で見れば、少し赤みが弱いように思えます。明るさは十分なレベルで、作業にも問題ありません。

コントラストが高く、色にメリハリがあります

輝度は実測で346nit。作業をしたり映像を楽しむのに十分な明るさです
色域測定結果
| sRGBカバー率 | 62.0% | 
|---|---|
| sRGB比 | 63.7% | 
| Adobe RGBカバー率 | 47.2% | 
| Adobe RGB比 | 47.2% | 

色域は広くありませんが、プライベートで映像を楽しむには十分なクオリティーです
普通に使えるキーボード

キーボードは日本語配列で、テンキーなしのバックライト対応です。キーピッチ (キーとキーの間隔)は実測で18.8mm。ノートPCの標準値である19mmよりもわずかに狭いのですが、特に窮屈さは感じませんでした。Enterキー周辺で一部のキーが隣接していますが特に違和感なく、普通に使えるでしょう。


Enterキー周辺で一部のキーが隣接しています
なおF1~12キーには標準でメディアキー (ホットキー)が割り当てられています。かな変換や半角変換などでファンクションキーとして利用する場合はFn+ESCキーを押してFnロックを有効にするか、BIOS設定画面で「Configuration」の「Hotkey Mode」を「Disabled (無効)」にしてください。
タイプ感はとても軽い

キーストローク (キーを押し込む深さ)は実測で平均1.23mmでした。キーを押した瞬間のクリック感が固いので手応えはしっかり感じられますが、打ち下ろすようにタイプする人には途中で止まるような感覚かもしれません。軽い力で浅く入力する人に向いています。
タイプ音は軽いタッチでもカタカタと目立ちます。静かな場所では少しうるさく感じるかもしれません。強く叩くとパチパチと響くので、軽いタッチ推奨です。

クリック感が固いため、キーを押した瞬間にカタッと響きます
インターフェースは必要十分

インターフェースは多くはありませんが、必要十分な構成です。USB端子は合計3ポートで、うち1ポートがType-C、さらに映像出力としてHDMI端子とSDメモリーカードスロットが用意されています。有線LANには非対応なので、必要な場合は有線LAN対応USBハブなどを利用するといいでしょう。
指紋センサー標準搭載

電源ボタンには指紋センサーが内蔵されています。あらかじめ指紋を登録しておけば、軽く触れるだけでウィンドウズにサインインできるので便利です。
Type-Cは充電と映像出力に対応
| USB PD 18W充電 | ○ | 
|---|---|
| USB PD 30W充電 | ○ | 
| USB PD 45W充電 | ○ | 
| USB PD 65W充電 | ○ | 
| 映像出力 | ○ | 
USB Type-Cはデータ通信に加え、充電と映像出力に対応しています。ワット数の低い充電器でも正常に充電できましたが、標準の電源アダプターが65Wなので、65Wあたりの充電器を使った方がいいかもしれません。
スピーカーは比較的高音質

スピーカーは、キーボードの左右に配置されています。音をさえぎるものがないのでとてもクリアーで、サラウンド感も上々。音の厚みは物足りないものの、総合的にはノートPCとしては高品質なサウンドです。ただ音楽を再生していると、パームレストが音に合わせて微妙に振動する点が少し気になりました。
分解やパーツ交換について

底面部のカバーを外すと、本体内部のメンテナンスやパーツ交換が可能です。メモリーはオンボードのため、増設には非対応です。予算が許すのであれば、メモリーが8GBまたは16GBのモデルを選んだほうがいいでしょう。
ちなみに内部にはM.2スロットが3ポート用意されていました。ひとつはWi-Fiカード用で、もうひとつがストレージ用です。残りのひとつでもSSDを利用できそうですが、未検証のため詳細はわかりません。機会があれば検証します。

底面カバーを開けるにはT5トルクスドライバーが必要

写真上部のM.2スロットにはSSDがセットされていました。下のM.2スロットは利用できる不明です
なおRyzen 3モデルのメモリーは4GBで、シングルチャネルで動作します。Ryzen 5モデルはメモリー容量が8GBで、Ryzen 7モデルは16GB。海外の公式スペック (PDF)によると8GBおよび16GBはデュアルチャネルで動作するとのことです。

Ryzen 5 / 7モデルはデュアルチャネル対応
ベンチマーク結果
試用機のスペック
| 型番 | 81YM009PJP | 
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 4700U | 
| メモリー | 16GB | 
| ストレージ | 512GB SSD | 
| グラフィックス | Radeon Graphics (CPU内蔵) | 
※グラフィックス機能を内蔵するAMD製プロセッサーは本来「APU」と呼ばれますが、ここではわかりやすさ優先で「CPU」と表記します。今回はIdeaPad Slim 550 (14)のパフォーマンス設定で「エクストリーム・パフォーマンス・モード」を有効にしてテストを行ないました。またベンチマーク結果はパーツ構成やタイミング、環境、個体差などの要因で大きく変わることがあります
インテルCPUを大きく上回る性能
CPUの性能比較 (総合性能)
| CPU | PassMark CPU Markスコア | 
|---|---|
| Core i7-10750H | 
 15694 
 | 
| IdeaPad Slim 550 (Ryzen 7 4700U) | 
 15605 
 | 
| Ryzen 7 4700U | 
 15186 
 | 
| Ryzen 5 4500U | 
 12892 
 | 
| Core i7-1065G7 | 
 12016 
 | 
| Core i5-1035G4 | 
 10844 
 | 
| Core i7-10510U | 
 10257 
 | 
| Core i5-1035G1 | 
 9667 
 | 
| Core i5-10210U | 
 9584 
 | 
| Ryzen 3 4300U | 
 9154 
 | 
| Ryzen 5 3500U | 
 8398 
 | 
| Core i3-10110U | 
 5553 
 | 
| Ryzen 3 3200U | 
 4609 
 | 
| Celeron N4120 | 
 2771 
 | 
| Celeron N4020 | 
 1665 
 | 
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
Ryzen 7 4700U搭載機でベンチマークテストを行なったところ、一般用途向けのスタンダードノートPCとしては、最高クラスの結果が出ました。ベンチマークスコアではゲーミングノートPCやクリエイター向けノートPCで使われるCore i7-10750Hと同等レベルです。驚くほど優秀だと言っていいでしょう。
なお下位~中位モデルで使われているRyzen 3やRyzen 5でも、従来よりも高いパフォーマンスを期待できます。第3世代Ryzenモバイルは非常に優れたCPUです。
CPUの性能比較 (マルチコア性能)
| CPU | CINEBENCH R20 CPUスコア | 
|---|---|
| IdeaPad Slim 550 (Ryzen 7 4700U) | 
 3067 
 | 
| Core i7-10750H | 
 2861 
 | 
| Ryzen 7 4700U | 
 2809 
 | 
| Ryzen 5 4500U | 
 2274 
 | 
| Core i5-10300H | 
 2241 
 | 
| Core i7-1065G7 | 
 1625 
 | 
| Ryzen 3 4300U | 
 1581 
 | 
| Core i7-10510U | 
 1486 
 | 
| Core i5-1035G4 | 
 1480 
 | 
| Core i5-1035G1 | 
 1456 
 | 
| Core i5-10210U | 
 1435 
 | 
| Ryzen 5 3500U | 
 1397 
 | 
| Core i3-10110U | 
 918 
 | 
| Ryzen 3 3200U | 
 643 
 | 
| Celeron N4120 | 
 435 
 | 
| Celeron N4020 | 
 328 
 | 
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
内蔵グラフィックスはデュアルチャネルモデルが優秀
| GPU | 3DMark Fire Strike Graphicsスコア | 
|---|---|
| GTX 1650 | 
 8513 
 | 
| Radeon (Ryzen 7 Dual) | 
 3449 
 | 
| MX250 | 
 3400 
 | 
| IdeaPad Slim 550 (Ryzen 7 4700U) | 
 3154 
 | 
| Iris Plus(Core i7) | 
 2880 
 | 
| Radeon (Ryzen 5 Dual) | 
 2652 
 | 
| Radeon (Ryzen 7 Single) | 
 2364 
 | 
| Radeon (Ryzen 3 Dual) | 
 2324 
 | 
| Radeon (Ryzen 5 Single) | 
 2302 
 | 
| Iris Plus(Core i5) | 
 2236 
 | 
| Radeon (Ryzen 3 Single) | 
 1640 
 | 
| UHD (Core i7) | 
 1335 
 | 
| UHD (Core i5) | 
 1273 
 | 
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
グラフィックス機能は、CPU内蔵のRadeon Graphicsです。3D性能を計測するベンチマークテストでは内蔵タイプとしてはとても優秀な結果が出ました。ゲームやクリエイター向けソフトで、ある程度の効果を期待できるでしょう。
Ryzen 5モデルでも高い性能を期待できますが、シングルチャネルで動作するRyzen 3モデルではパフォーマンスが伸びないかもしれません。とは言え、インテルの内蔵グラフィックスであるUHD Graphicsよりは高性能です。
さまざまな用途で使える高い汎用性
| テスト | スコア | 
|---|---|
| Essentials (一般的な利用) | 
 目安:4100 
9122 
 | 
| Productivity (ビジネス利用) | 
 目安:4500 
7755 
 | 
| Digital Contents Creation (コンテンツ制作) | 
 目安:3450 
5309 
 | 
※スコアの目安はPCMark 10公式サイトによるもの
PCMark 10は、PCを使った各種作業の快適さを計測するベンチマークテストです。Ryzen 7 4700U搭載の試用機では、すべてのテストにおいて目標値を大きく上回りました。さまざま用途で活用できる、高い汎用性を備えています。
なおRyzen 3 / 5モデルではスコアは多少落ちますが、それでもすべてのテストをクリアーできると思われます。
SSDは超高速タイプ

ストレージは256GBまたは512GBのSSDです。試用機ではPCIe 3.0 x4の超高速タイプが使われていましたが、アクセス速度はPCIe 3.0 x2並みでした。これはSSDとしてSamsungのPM991が使われていたため。公式スペックよりはやや高めの結果です。HDDよりもはるかに高速で、Windows 10もサクサクと利用できました。
起動は10秒前後で高速
ウィンドウズの起動時間は平均10.86秒でした。最近はSSD搭載のノートPCで15秒程度が平均 (筆者調べ)ですので、起動時間はかなり高速です。待たされている感はほとんどありません。
起動時間の計測結果(手動計測)
| 1回目 | 13.6秒 | 
|---|---|
| 2回目 | 10.2秒 | 
| 3回目 | 10.2秒 | 
| 4回目 | 10.1秒 | 
| 5回目 | 10.2秒 | 
| 平均 | 10.86秒 | 
バッテリー駆動は11時間程度
バッテリー駆動時間の公称値は12時間です。ただしこれはパフォーマンスを極力落とした状態での結果。実際の利用では駆動時間が短縮される場合があります。
そこで最大パフォーマンスの状態でビジネス作業 (Web閲覧や文書作成、ビデオチャットなど)での駆動時間を計測したところ、11時間1分でバッテリー残量が3%に達し休止状態へ移行しました。
最大パフォーマンス時で実駆動11時間以上は、かなり優秀な結果です。本体がコンパクトで軽いので、持ち歩き用で使うのもいいでしょう。
バッテリー駆動時間の計測結果 ※Ryzen 3モデル
| テスト方法 | バッテリー消費 | 駆動時間 | 
|---|---|---|
| ※公称値 | 小 | 最大12時間 | 
| Modern Office (ビジネス作業) | 大 | 11時間1分 | 
| 50%充電までにかかった時間 | - | 40分 | 
| フル充電までにかかった時間 | - | 1時間49分 | 
※テストの条件や計測方法についてはコチラ
高負荷時の駆動音と熱について
軽めの作業をしている際は、駆動音 (通気口からの風切り音やファンの回転音)はまったく気になりません。極端に高負荷な処理を行なうと排気音がそれなりに目立ちますが、イラッとするほどうるさいわけではありませんでした。
駆動音の計測結果
| 電源オフ | 37.4dBA | - | 
|---|---|---|
| 待機時 | 37.6BA | ほぼ無音 | 
| 高負荷時 | 44.3dBA | 排気音が少し目立つ。音はやや大きいが低音なので、あまり気にならない | 
ただし、高負荷時にはかなり高い熱が生じています。キーボードで文章を入力していると、指先で熱を感じられるほどでした。Ryzen 7の高いパフォーマンスが影響しているのかもしれません。

高負荷時には排気口付近とキーボード上部が50度を超えました
ゲーム性能について
ゲームについては、ドラクエ10やリーグ・オブ・レジェンド (LoL)など超軽量級タイトルであれば、画質を調整することでフルHDでも快適にプレーできるでしょう。PSO2や軽めの競技系FPS/TPSは、解像度を落とさないと厳しいかもしれません。やや重いゲームは考えない方が無難です。
※テストはすべてフルHDで実施
FF15ベンチ (重い / DX11)

| 画質 | スコア / 評価 | 
| 高品質 | 803 / 動作困難 | 
| 標準品質 | 1598 / 動作困難 | 
| 軽量品質 | 2062 / 重い | 
※スコアが6000以上で「快適」
FF14ベンチ:漆黒のヴィランズ (やや重い / DX11)

| 画質 | スコア / 平均FPS | 
| 最高品質 | 2589 / 17.1 FPS | 
| 高品質 | 3442 / 23.3 FPS | 
| 標準品質 | 4410 / 30.1 FPS | 
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ドラクエXベンチ (超軽い / DX9)

| 画質 | スコア / 評価 | 
| 最高品質 | 8049 / 普通 | 
| 標準品質 | 10567 / 快適 | 
| 低品質 | 11482 / 快適 | 
価格について
IdeaPad Slim 550 (14)には、パーツ構成が異なる複数のモデルが用意されています。それぞれのスペックと価格は以下の表のとおり。さらにそれぞれのモデルに、Office Home & Business 2019が付属するモデルも用意されています。
■価格
| CPU | メモリー | ストレージ | 税込価格 | 
|---|---|---|---|
| Ryzen 3 4300U | 4GB | 128GB SSD | 4万5496円 | 
| Ryzen 5 4500U | 8GB | 256GB SSD | 5万2668円 | 
| Ryzen 5 4500U | 8GB | 512GB SSD | 6万4108円 | 
| Ryzen 7 4700U | 16GB | 512GB SSD | 8万5668円 | 
※オフィス付きモデルあり
もっとも安いのはRyzen 3モデルですが、コスパがいいのはRyzen 5+256GB SSDモデルです。SSDが256GBでは少ないなら、自分で換装するのもいいでしょう。ただしパフォーマンス的にはRyzen 7がおすすめ。税込8万円台半ばで、性能は10万円オーバーのハイスペックPC並みです。
ただし同じRyzen 7+16GBメモリー+512GB SSDの構成であれば、2-in-1タイプのIdeaPad Flex 550のほうが安くてお得です。

5万円台前半のRyzen 5モデルがお得

よかった点
なんと言っても、第3世代Ryzenモバイルの高いパフォーマンスが魅力です。たとえばRyzen 5モデルは税込5万2668円ですが、性能的には10万円オーバーのCore i7搭載機種相当。パフォーマンス面で考えれば、インテル製CPU搭載機を買うよりも断然お得です。
また14インチタイプながらも本体がコンパクトで、バッテリー駆動時間が長い点もポイント。モバイル用で使うのもいいでしょう。リーズナブルかつパワフルで、汎用性の高い機種です。
気になる点
個人的にはパームレストはいかにもなプラスチック製である点が気になります。またけっこう厚みがあり、側面から見ると少しゴツく見える点が残念です。
とは言え、性能面でのコスパは抜群。欠点はいくつかあるものの、お得さを優先するならアリです。
※2020年8月24日時点

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