デルの「Inspiron 15 5000 (5515)(以下、Inspiron 15 5515)」は、Ryzenモバイル5000シリーズを搭載する15.6インチのスタンダードノートPCです。標準ではメモリー容量は8GBまたは16GB、ストレージ容量は256GBまたは512GBの構成。そのままでも問題なく利用できますが、パーツを追加 / 交換することでより快適に使えます。
この記事では筆者が購入した実機を使って、Inspiron 15 5515の分解方法やパーツの増設 / 換装方法について解説します。
この記事の目次
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分解方法について
Inspiron 15 5515は底面部のカバーを外すことで、本体の内部のメンテナンスやパーツの交換が可能です。正確な手順は公式サイトで公開されているので、まずはそちらをご確認ください。
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Inspiron 15 5515 サービスマニュアル
なお自分でパーツの交換や改造を行なうと、メーカー保証のサポート外となることがあります。あくまでも自己責任の上で行なってください。
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メモリー増設について
メモリースロットは2基用意されています。メモリーの構成は8GBモデルで8GB×1のシングルチャネル、16GBモデルで8GB×2のデュアルチャネル。メモリー規格は、DDR4-3200(PC4-25600)のSO-DIMM(ノートPC用メモリー)です。
メモリーはシングルチャネルよりもデュアルチャネルで動作したほうが、PCの処理が高速化されます。Ryzenシリーズでは、特にその傾向が強く出るようです。実際にRyzen 5 5500Uで計測したところ、シングルチャネルとデュアルチャネルではグラフィックス性能で85%もの差が生じました。下記のグラフは8GB×1と8GB×2の結果でメモリー容量も影響していますが、別のテストでは8GB×1よりも4GB×2のほうがスコアが伸びることを確認しています。
このように、8GB×1のメモリー構成では本来の性能を発揮できません。自分で8GBを増設して、16GBで利用することをおすすめします。自分で追加するのに抵抗があるなら、Ryzen 7+16GBメモリーモデルを入手するといいでしょう。
ちなみに、現在DDR4-3200 8GBメモリーの価格は6000円前後です。一方Ryzen 7 8GBメモリーモデルとRyzen 7 16GBメモリーモデルの価格差は5500円程度。16GBメモリーモデルのほうがお得で手間がありません(価格はタイミングによって変動します)。
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メモリーを交換 / 増設するとPC起動時に警告が表示されますが、「Continue」を押せばOKです。
SSDの増設について
M.2スロットは合計3ポート用意されており、そのうち2ポートはストレージ用です。CPUクーラー付近のM.2スロットはType-2230 / 2280兼用、スピーカー付近のM.2スロットはType-2230のみに対応しています。
公式スペックにはストレージはPCIe 3.0 x2対応とされていますが、実際にはPCIe 3.0 x4で動作しています。SSDを購入する際は、その規格で問題ないでしょう。容量はType-2230が1TBまで、Type-2280が2TBまでとされています。標準の容量は256 / 512GBなので、容量が足りないと感じたらSSDの追加を検討してみてください。
SSDを交換するには、システムのコピー(クローン)などの作業がちょっと面倒です。可能であるなら元から付いていたType-2230 SSDの場所を変えて、新たにType-2280のSSDをセカンダリストレージとして追加するほうが楽だと思います。ただし個体によってはType-2230のSSDが使われていない場合があるので、SSDの購入前に確認してください。
ということで、今回はInspiron 15 5515のメモリー増設やSSDの増設 / 交換について解説しました。パーツ交換の効果については、別の記事で解説する予定です。ただし8GBメモリーから16GBメモリーへの増設は確実に効果があるので、16GBでの利用を強くおすすめします。
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