『JBL Pebbels』は、PC / ゲーム機用のステレオスピーカーです。接続はUSBケーブル1本だけで、ACケーブルや3.5mmステレオミニプラグ等は不要。USB端子に接続するだけで、音楽やゲーム、動画の音質が大きく向上します。
2013年に発売されたロングセラー商品で、現在の相場価格は7000円前後。楽天のJBL公式ショップなら、箱スレ品が5500円でアウトレット販売されています。特別安いわけではありませんが、扱いやすさと音質面では十分満足できる仕上がりです。
今回は筆者が購入した実機を使って、実機のデザインや使い勝手、音質などを紹介します。
本体の外観
JBL Pebblesは一般的なオーディオ用スピーカーよりはだいぶ小さいものの、PC用スピーカーとしてはやや大きめです。しかしスピーカーは(口径が)大きいほど音質に優れる部分もありますので、音質のためと思えばこのくらいは許容範囲内だと思います。
音質について
USBケーブル1本で接続できるPC用スピーカーとしては、かなり高音質です。低音域から高音域にかけてのバランスがよく、音の解像感も高め。また音源によってだいぶ変わりますが、立体感も大きく感じられます。
低音域を強調する音源では、迫力のある音がズンズン響きました。ただしサブウーファー付きのスピーカーよりは低音は弱め。とは言え低音域が妙に強調されることもなく、自然に聞こえます。
また取り回しの点では、バッテリーを内蔵するBluetoothスピーカーのほうが便利です。しかしスピーカーが左右に分離していることでステレオ感が増す点と、USB接続による遅延やノイズを抑えたサウンドがポイントと言えるでしょう。
基本的に音量を上げるほどステレオ感が増すのですが、PCとの接続ではやたら音が大きいので注意してください。これは、USB接続のみのスピーカーで見られる症状です。Windows PCの場合だと接続時のボリュームを「10」あたりまで下げれば、ノートPC内蔵スピーカーの「50」と同程度に聞こえます。環境によっては、「4~6」あたりで十分かもしれません。
ゲーム機での利用
JBL PebblesはPC用スピーカーとされていますが、ゲーム機でも利用できます。しかしUSBスピーカー(USBヘッドホン)として接続すると、スピーカー側で音量を調整できないので注意してください。ゲーム機側で音量を調節する必要があります。
薄型テレビのスピーカーでゲームをプレーしているなら、音の迫力は劇的に変わるはずです。いままで聞こえなかった音がハッキリと聞こえる上に、ステレオ感も大きく増します。特にPS5での効果は非常に高く、テレビのスピーカーとは段違いです。ゲームや映画の臨場感が大きくアップするでしょう。
前後左右の音を聞き分けたり細かな音をひろったりするなら、ゲーミングヘッドセットのほうが有利。特にFPSやTPSをプレーするなら、スピーカーよりもヘッドセットを使うといいでしょう。しかし雰囲気を楽しむRPGや音楽系のアクションなら、JBL Pebblesのほうが臨場感が増すはずです。
PC用スピーカーとしては高コスパ
価格的にはエントリークラスではあるものの、十分満足できるサウンドだと思います。そりゃ値段が高いものならより高音質でしょうけれども、世の中そんなに予算をかけたくない人のほうが多いはず。かと言って安いものだと「ただ音が鳴るだけの箱」的なものもあったりするので、お得なスピーカー選びってなかなか難しいものです。
しかしJBL Pebblesなら、予算と音質が比較的高い位置でバランスが取れていると思います。オーディオマニアな人に言わせればどうかはわかりませんが、筆者のような素人クラスなら「もうこれでバッチリじゃないですかね」というレベル。もっと低音を効かせたいならサブウーファー付きのスピーカーを選ぶべきですが、そこまで必要ないなら”ベストチョイス候補のひとつ”とまで言っていいのではないでしょうか。
狙い目は、楽天の公式ショップで販売されているアウトレット品です。5500円と通常よりだいぶ安く買える上に、タイミングによってはポイント還元もあります。条件しだいではポイント還元を含めた実質価格で、5000円あたりまでいくかもしれません。PC用のスピーカーを探している人は、ぜひチェックしてみてください。
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