マウス・キーボードレビュー

高さ9.3mmの極薄キーボード「Illuminated Keyboard k740レビュー

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k740

「CZ-900」にソックリだと話題のロジクール製キーボード「Illuminated Keyboard k740」を購入しました。購入価格は8980円でしたが、2013年6月20日現在はAmazonで8000円前後で販売されています。はたしてk740は、販売中止となった人気商品CZ-900の代わりになるのでしょうか?

お知らせ

この機種はすでに販売が終了しています。以下のリンクから、別の記事をご覧ください。
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まさかそこまでソックリだとは!

ということで、まずは中身のチェックを行ないましょう。k740の外箱はこんな感じです。

じゃーん!

じゃーん!

どこかで見たような気がしましたので、これまで使っていたCZ-900の箱を引っ張りだしてみました。

じゃーん(2回目)

じゃーん(2回目)

外箱からしてそのまんまじゃないですかー。一応商品名や説明書きなどが少し違いますが、ほぼ「完全に一致」状態です。他社製品なら訴えられるレベル。

左側の商品名やアイコンが異なる程度。製品写真の色合いとパースもわずかに違います

左側の商品名やアイコンが異なる程度。製品写真の色合いとパースもわずかに違います

中身の構成もほぼ同じ。付属品についてはCD-ROMが添付されなくなっている点と、マニュアルが中綴じの小冊子から1枚の紙に変わって安っぽくなっている点が違います。

真っ黒な内箱はCZ-900と同じ

真っ黒な内箱はCZ-900と同じ

パカっとな

パカっとな

k740の付属品。紙を折りたたんだマニュアル的なモノが、箱のなかに入っています

k740の付属品。紙を折りたたんだマニュアル的なモノが、箱のなかに入っています

CZ-900ではCD-ROMが付属していました

CZ-900ではCD-ROMが付属していました

k740を取り出してみましたが、やはりCZ-900との違いはありません。

k740の外観

k740の外観

k740(上)とCZ-900(下)の比較。汚れとテカり以外の違いはありませんね

k740(上)とCZ-900(下)の比較。汚れとテカりと破損箇所以外の違いはありません

高さも一緒

高さも一緒

外側だけでなく中身も同じようでして、PCからCZ-900を引っこ抜いた後にk740を接続したら、ドライバーのインストールなしで使えました

ここまで同じなら型番を変える必要はなかったのでは、と思いますけどね。メーカーのほうで型番を変える必要があったのかもしれませんが、ユーザーから同じCZ-900としてくれたほうが購入時の迷いがなくて助かります。

k740の使い心地は?

CZ-900との操作感の違いは……

CZ-900との操作感の違いは……

CZ-900とまるっきり同じです。

以上!

 

……と、これだけではあまりにもアレですので、CZ-900を使ったことがない人向けにk740の魅力を紹介しましょう。

●ノートPCのような軽いタッチのパンタグラフ式キーボード

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k740では、ノートPCで主流の「パンタグラフ式」キーボードです。パンタグラフ式キーボードには、以下の特徴があります。

  • 軽い力でキーを入力できる(キータッチが軽快)
  • キーの中心を押さなくてもOK(ほかのタイプでは認識されない場合がある)
  • キーの高さが低いので、指をすべらせるように入力できる
  • キーボード本体がスリム

軽快に入力できて長時間使っても疲れにくいという点では、静電容量無接点方式のキーボードのほうが優れているという声もあります。ただし、このタイプのキーボードは価格が高く、1万8000~2万3000円くらいが相場です。キーボードやマウスは高いほど使いやすいのですが、k740程度の値段なら手頃だといえるでしょう。

ノートPCのキーボードに慣れている人なら、k740はオススメです。ただしノートPCよりはキーストロークが深いので、ちょっと押しこむように入力することになります。

●ソフトな触感のパームレスト

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「パームレスト」とは、手のひらや手首を載せる部分のことです。手首を水平に保つことができるので疲れにくく、腱鞘炎を予防することもできます。実際、私がCZ-900を購入するきっかけになったのも右手首の腱鞘炎でした。

k740のパームレストにはラバーコーティングが施されていて、手触りがサラサラとしています。手首を自由にスライドさせられるので、操作時に引っかかるようなことはありません。

手首を守るという点でパームレストは必須ですが、独立タイプのパームレストを使うからキーボード自体には不要だという声もあります。好みの問題ですので、どちらでもいいでしょう。独立タイプもパームレストも使いやすそうで魅力的ではあります。
●暗闇でも見えるキーボードイルミネーション

k740はキーボードをバックライトを搭載しているので、多少周りが暗くてもキーの場所がバッチリ見えます。タッチタイピングをマスターしているなら不要かもしれませんが、暗くてキーがわからないということがないので便利です。ただし暗闇での長時間の利用はなにかと疲れるので、ほどほどにしておきましょう。

暗闇でもキーの位置がわかるバックライト付き

暗闇でもキーの位置がわかるバックライト付き

キーにはかな文字がプリントされていないため、見た目がスッキリしています。文字はレーザーエッチングで加工されていますので、かすれて見えなくなることもありません。ちなみに安いキーボードでは「シルク印刷」という技法で文字がプリントされていますが、使い続けるとこうなります↓。

汚いので縮小して表示。クリックで拡大します

【閲覧注意】汚いので縮小して表示。クリックで拡大します

またキートップ(キーの上面)がやや凹んでいるため目的のキーを押しやすく、打ち間違いを減らすことができます。デスクトップ用のキーボードでは一般的な作りですね。それに対してキー配列最下段に位置するスペースキーや特殊キーは凸状になっていて、さらにやや高い場所にあります。これはk740ならではの配慮で、「Z」~「M」など下段の文字を入力している際に、スペースキーや「変換」キーを押してしまうミスを防ぐためです。

凹んでいる文字キーと、盛り上がっているスペースキー&特殊キー

凹んでいる文字キーと、盛り上がっているスペースキー&特殊キー

Illuminated Keyboard k740は、ノートPCのキータッチに慣れた人には最適なキーボードだと思います。長文の入力にも向いているでしょう。実際に私は前モデルのCZ-900を使って仕事をしています。利用歴は1年3ヵ月程度でしょうか。普通のキーボードと比べると値段が少々高いですが、使いやすさはバツグンです。手首への負担も確実に減らせます。文字を入力する機会が多い人はぜひどうぞ!

記事を書いた人
こまめ(タカハシリョウ)

お買い得パソコン評論家。毎日各メーカー・各ショップのWebページを500p以上チェックして、安くてお得なパソコンを探しています。元雑誌・書籍編集者で、PC系フリーライターでもあるオジサン。文章に関わる仕事を始めてから25年以上。最高195万PV/月

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