ポイント
- 高コスパなRyzenシリーズ搭載
- 光学ドライブを搭載
- パーツカスタマイズ対応
LAVIE Direct N15(R)のスペック
OS | ・Windows 10 Home ・Windows 10 Pro |
---|---|
画面サイズ | 15.6インチ |
解像度 | 1920×1080 |
CPU | ・Ryzen 7 Extreme Edition ・Ryzen 7 4700U ・Ryzen 5 4500U |
メモリー | ・8GB ・16GB ・32GB |
SSD | ・なし ・256GB~1TB |
HDD | ・なし ・1~2TB |
グラフィックス | Radeon |
LTE | 非対応 |
堅牢性テスト | - |
色域 | ※表記なし |
幅×奥行き | 362.4×253.8mm |
厚さ | 22.7mm |
重量 | 約2.2kg |
バッテリー | 約6.1~6.3時間 |
※2020年12月24日時点。構成は変更される場合があります
本体カラー | ・パールホワイト ・カームレッド ・ネイビーブルー ・パールブラック |
---|---|
画面の表面 | 光沢 |
パネルの種類 | ・IPS ・TN |
タッチ / ペン | - |
光学ドライブ | ・DVDスーパーマルチドライブ ・ブルーレイディスクドライブ |
テンキー | あり (3列) |
有線LAN | 1000Mbps |
無線LAN | Wi-Fi 6 (11a/b/g/n/ac/ax) |
Bluetooth | 5 |
USB3.2 | - |
USB3.0 | 2 |
USB2.0 | 1 |
USB Type-C | 1(USB3.1 Gen1) |
Thunderbolt 3 | - |
メモリーカード | - |
HDMI | 1 |
VGA (D-sub15) | - |
DisplayPort | - |
Webカメラ | 92万画素 |
顔認証カメラ | - |
指紋センサー | - |
付属品 | ACアダプターなど |
オフィス | ※オプションで追加可能 |
この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、デザインや性能、実際の使い心地などをレビューします。
この記事の目次
- ▶スペック
- ▶デザインと使いやすさ
- ▶ベンチマーク結果
- ▶お得なクーポンについて
- ▶まとめ
※2020年12月24日時点、スペシャル割引クーポン使用時
デザインと使いやすさ
外観について
LAVIE Direct N15(R)は15.6インチのスタンダードなノートPCで、外観もごく標準的な仕上がりです。ボディは樹脂(プラスチック)製で高級感があるとは言えませんが、かと言って安っぽすぎるごどでもありません。見た目もサイズも普通クラスと言っていいでしょう。
ディスプレイについて
画面サイズは15.6インチで、解像度は1920×1080ドットのフルHD。ノートPCとしてはもっともスタンダードなスペックです。ディスプレイの表面は光沢のあるグレア仕上げでコントラストが高いのですが、画面への映り込みが生じます。
試用機ではTNパネルが使われており、映像はコントラストが低くやや青みがかっていました。視野角も狭く、画面の角度が変わると内容がわかりづらくなってしまいます。LAVIE Direct N15(R) はそこそこの値段がするのにも関わらず、映像品質がイマイチなのは残念です。ただしRyzen 7 Extreme Edition搭載の最上位モデルだけは、IPSパネルが使われています。
キーボードについて
キーボードは、テンキーあり/バックライトなしの日本語配列です。ただしテンキーは一般的な4列構成ではなく、3列構成である点に注意してください。配列に違和感はあまりないのですが、強いて挙げるなら右Shiftキーの位置が少々特殊で残念です。
インターフェースについて
周辺機器接続用のインターフェース類は、USB端子が合計3ポートでうち1ポートがType-C。映像出力がHDMI、あとは有線LANやヘッドホン端子などが用意されています。SDカードすっとが用意されていない点に注意してください。また光学ドライブとしてDVDスーパーマルチドライブまたはブルーレイディスクドライブを利用できます。
Type-C端子の機能
USB PD 18W充電 | × |
---|---|
USB PD 30W充電 | × |
USB PD 45W充電 | × |
USB PD 65W充電 | × |
USB PD 100W充電 | × |
映像出力 | × |
ベンチマーク結果
試用機のスペック
CPU | Ryzen 7 4700U |
---|---|
メモリー | 8GB(4GB×2) |
ストレージ | 256GB SSD |
グラフィックス | Radeon |
※ベンチマーク結果はパーツ構成や環境、タイミング、個体差などさまざまな要因によって大きく変わることがあります。またグラフィックス機能を内蔵するAMD製プロセッサーは本来「APU」」と呼ばれますが、ここではわかりやすさ優先で「CPU」と表記します
CPU性能
LAVIE Direct N15(R)では3種類のCPUが用意されていますが、このうち現在選択できるのはRyzen 5 4500Uのみです。今回はRyzen 7 4700U搭載モデルを試用しましたが、すでに販売が終了している点に注意してください。
CPU性能を計測するベンチマークテストでは、非常に優れた結果が出ました。ゲーミングノートPC向けCPUには及びませんが、スタンダードノートPC向けとしてはトップクラスのパフォーマンスです。インテルのCore i5/i7を大きく引き離しています。Ryzen 5 4500Uについても、高い性能を期待していいでしょう。
CPUの性能差 (マルチコア性能)
CPU | CINEBENCH R20 CPUスコア |
---|---|
Ryzen 7 4800H |
4307
|
Ryzen 5 4600H |
3309
|
Core i7-10750H |
2861
|
LAVIE Direct N15(Ryzen 7 4700U) |
2849
|
Ryzen 7 4700U |
2805
|
Ryzen 5 4500U |
2259
|
Core i7-10710U |
2214
|
Core i7-1165G7 |
2002
|
Core i7-1065G7 |
1625
|
Ryzen 3 4300U |
1581
|
Core i7-10510U |
1486
|
Core i5-1035G4 |
1480
|
Core i5-1035G1 |
1456
|
Core i5-10210U |
1435
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
グラフィックス性能
3Dベンチマークテストでは、そこそこいい結果が出ています。ただし試用機は4GB×2でメモリー容量が大きくないため、スコアがあまり伸びませんでした。8GB×1のシングルチャネルよりも高いスコアが出ていますが、メモリーを交換して8GB×2のデュアルチャネルにしたほうがより快適に使えそうです。Ryzen 5モデルでも、同様の結果となるでしょう。
GPUの性能差
GPU | 3DMark Fire Strike Graphicsスコア |
---|---|
GTX 1650 |
8513
|
Iris Xe (Core i7) |
5028
|
MX250 |
3400
|
Radeon (Ryzen 7 8GB×2) |
3384
|
Iris Plus(Core i7) |
2880
|
LAVIE Direct N15(Ryzen 7 4GB×2) |
2840
|
Radeon (Ryzen 5 4GB×2) |
2652
|
Radeon (Ryzen 7 8GB×1) |
2364
|
Radeon (Ryzen 3) |
2324
|
Iris Plus(Core i5) |
2236
|
UHD (Core i7) |
1335
|
UHD (Core i5) |
1273
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
PCを使った作業の快適さ
テスト | スコア |
---|---|
Essentials (一般的な利用) |
4100
7869 |
Productivity (ビジネス利用) |
4500
7087 |
Digital Contents Creation (コンテンツ制作) |
3450
4943 |
※スコアの目安はPCMark 10公式サイトによるもの
PCを使った作業の快適さを計測するPCMark 10のテストでは、すべてのテストで快適に使えるとされる目安をクリアーしました。普通の利用であれば問題なく使えるはずです。Ryzen 5モデルではスコアが多少下がるものの、すべてのテストをクリアーできるはずです。
ストレージのアクセス速度
ストレージはSSDまたはHDD、もしくはSSD+HDDのデュアルストレージ構成を選択できます。HDDのみではWindows 10の反応が極端に鈍くなるので、SSDを利用することを強くおすすめします。
試用機の256GB SSDを計測したところ、単発の測定ではそこそこ優秀な結果が出ました。しかし負荷の高いテストを連続で行なったところ、シーケンシャルライトの速度が大きく下がっています。おそらくね熱によって性能が低下しているのかもしれません。
お得なクーポンについて
NECの直販サイトでパソコンを購入するなら、一般公開されていない特別クーポンの利用をおすすめします。通常のクーポンよりも割引き率が高く、お得に購入できるからです。
クーポンには登録なしで使える「広告限定優待クーポン」と、無料のメルマガ会員に登録することで利用できる「スペシャルクーポン」の2種類があります。それぞれのクーポンページから購入したいモデルを選ぶとクーポン割引が自動的に適用されますが、一部のモデルでは手動で入力する必要があるので注意してください。
LAVIE Direct N15(Rの割引率
種類 | 割引率 |
---|---|
通常クーポン(販売ページに掲載) | 24%オフ |
広告限定優待クーポン(下記リンク先に掲載) | 25%オフ |
スペシャルクーポン(メルマガ登録で利用可能) | 26%オフ |
※2020年12月24日時点
関連リンク
Ryzen+光学ドライブの組み合わせで使いたい人に
よかった点
第3世代Ryzenモバイル4000シリーズによる高い性能が魅力です。またDVDやブルーレイの再生/書き込みが可能な光学ドライブを搭載している点もポイント。実はRyzen+光学ドライブの組み合わせは珍しく、特に海外メーカーの製品ではほとんど見かけません。DVDやブルーレイを使いたい人におすすめです。
気になる点
ディスプレイに、映像品質がイマイチなTNパネルが使われている点が残念です。格安モデルなら仕方がないなと思えるのですが、10万円オーバーの機種で画面が見づらいのはいかがなものでしょうか。せめてIPSパネルを使うか、値段をもっと下げていただきたいところです。
※2020年12月24日時点、スペシャル割引クーポン使用時
*
当サイトでは2~3万円台の格安ノートPCから高性能ノートPCまで、さまざまな最新モデルを検証・解説しています。記事の更新情報は当サイトのtwitterアカウントでお知らせしているので、ぜひフォローをお願いいたします。
関連記事