

ポイント
- 最高クラスのCore i9を搭載
 - 大容量のメモリーとストレージ
 - LEDで光る!
 
Legion T730のスペック
| CPU | Core i9-9900K | 
|---|---|
| メモリー | 32GB | 
| ストレージ | ・512GB SSD + 2TB HDD ・1TB SSD+2TB HDD  | 
| グラフィックス | ・RTX 2080 ・RTX 2080 SUPER  | 
| チップセット | Z370 | 
| 電源 | 500W | 
※2019年12月19日時点。構成は変更される場合があります
| フォームファクター | ※独自仕様 | 
|---|---|
| SATAポート | 3 | 
| M.2スロット | 2 (Wi-Fi用×1 + ストレージ用×1) | 
| 光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ | 
| ドライブベイ | 5.25インチ×1 3.5インチ×2  | 
| 拡張スロット | PCI Express x16×1 | 
| 有線LAN | 1000Mbps | 
| 無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac | 
| Bluetooth | 4.2 | 
| USB3.1 | |
| USB3.0 | 6 (前面×2 + 背面×4) | 
| USB2.0 | 2 (背面2) | 
| USB Type-C | 1 (映像出力) | 
| Thunderbolt 3 | - | 
| メモリーカード | - | 
| HDMI | 1 | 
| VGA (D-sub15) | - | 
| DisplayPort | 1 | 
| DVI | - | 
| シリアルポート | - | 
| PS/2 | - | 
| サイズ | 幅185mm 奥行き456mm 高さ440mm  | 
| 重量 | 約12kg | 
| 付属品 | 電源ケーブルなど ※マウス、キーボードはなし  | 
| オフィス | なし | 
この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、本体の外観や機能、実際の性能についてレビューします。

※2019年12月19日時点、価格や構成は変更されることがあります
本体の外観と内部
機能性の高い本体
Legion T730はミニタワー型のデスクトップPCで、一般的なデスクトップPCに比べて本体が大きめです。と言っても実際には縦に長いので、比較的スッキリとした印象を受けます。天板面に取っ手を配置するなど、独自の仕様がユニークです。
デスクトップの主な分類
| ミドルタワー型 | ミニタワー型 | スリム型 | コンパクト型 | 
![]()  | 
|||
| 機能:◎ 拡張性:◎ 省スペース性:× 冷却性能:◎  | 
機能:◎ 拡張性:○ 省スペース性:△ 冷却性能:○  | 
機能:○ 拡張性:△ 省スペース性:○ 冷却性能:△  | 
機能:△ 拡張性:× 省スペース性:◎ 冷却性能:△  | 

Legion T730の外観。本体カラーはブラック

Legion T730の設置イメージ。ディスプレイは24.5インチ

前面と背面

天面部分には持ち運び用の取っ手が付いています

前面上部にはDVDスーパーマルチドライブ

左側面 (左)と右側面 (右)。左側面のパネルは一部アクリル製で、内部が透けて見えます

電源を挿れると内部のLEDが点灯

天面のインターフェース
- ① USB3.0
 - ② ヘッドホン出力
 - ② マイク入力
 - ④ 電源ボタン
 

背面I/Oパネルのインターフェース
- ① USB3.0
 - ② USB2.0
 - ③ 1000BASE-T対応有線LAN
 - ④ ヘッドホン出力
 - ⑤ USB Type-C ※映像出力
 - ⑥ DisplayPort
 - ⑦ HDMI
 

背面にはケーブル類をまとめるためのゴムバンドが用意されています
本体内部とパーツ交換について
本来ミニタワー型のデスクトップPCは、拡張スロットやドライブベイなどが豊富に用意されています。しかしLegion T740は、一般的なミニタワー型よりも拡張性は控えめ。パーツ交換は行なえますが、パーツの追加には不向きです。とは言え標準で十分なスペックなので、そのままでも長期間ある程度は快適に利用できるでしょう。

右側面の内部には裏配線のケーブル類がまとめられています

左側面のパネルを外した状態

CPUとメモリースロット、ストレージ用M.2スロット

CPUクーラーは水冷式

拡張スロットはPCI Express x16が1基のみ。グラフィックボードは専用のパーツで固く固定されています。取り外しは可能ですが、作業が少々面倒です

3.5インチドライブベイはふたつ

電源は500Wで80PLUS BRONZE
Legion T730のベンチマーク結果
試用機のスペック
| 型番 | 90JF007UJM | 
|---|---|
| CPU | Core i9-9900K | 
| メモリー | 32GB | 
| ストレージ | 512GB SSD + 2TB HDD | 
| グラフィックス | GeForce RTX 2080 (8GB) | 
※ベンチマーク結果はパーツ構成やタイミング、個体差などによって大きく変わる場合があります
ストレージ性能
ストレージは512GB SSD + 2TB HDDまたは1TB SSD + 2TB HDDのデュアルストレージ構成です。SSDはPCIe 3.0 x4接続の超高速タイプが使われていました。アクセス速度は非常に速く、また容量的にも十分です。


ストレージのアクセス速度
CPU性能
CPUとして使われているCore i9-9900Kは、8コア16スレッドの超高性能なCPUです。ゲーム用 / 個人用としては最高クラスと言っていいでしょう。CPU性能を計測するベンチマークスコアでも、他を圧倒するほどの結果となりました。ゲームはもちろん、動画編集や写真加工などの用途にも向いています。
CPUの性能比較
| CPU | CINEBENCH R20 CPUスコア | 
|---|---|
| Legion T730 (Core i9-9900K) | 
 4391 
 | 
| Core i9-9900K | 
 4278 
 | 
| Core i7-9700K | 
 3326 
 | 
| Core i7-9700 | 
 3190 
 | 
| Core i7-8700 | 
 3092 
 | 
| Core i5-9400F | 
 2334 
 | 
| Core i3-9100 | 
 1592 
 | 
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
グラフィックス性能
試用機ではRTX 2080が使われていましたが、現在販売されているのはさらに上位のRTX 2080 SUPER搭載モデルのみです。RTX 2080でも十分すぎるほどの性能ですが、RTX 2080 SUPERならさらに高いパフォーマンスを期待していいでしょう。
GPUの性能比較
| GPU | 3DMark Fire Strike Graphicsスコア | 
|---|---|
| RTX 2080 Ti | 
 34282 
 | 
| Legion T730 (RTX 2080) | 
 25969 
 | 
| RTX 2080 | 
 25205 
 | 
| RTX 2070 | 
 22856 
 | 
| RTX 2060 | 
 17843 
 | 
| GTX 1070 | 
 17405 
 | 
| GTX 1660 Ti | 
 15697 
 | 
| GTX 1060 | 
 12415 
 | 
| GTX 1650 | 
 8893 
 | 
| GTX 1050 | 
 6945 
 | 
| UHD 630 (Core i7) | 
 1359 
 | 
| UHD 630 (Core i5) | 
 1051 
 | 
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
ゲーム系ベンチマーク結果
ゲームについては解像度がフルHDであればどんなゲームでも快適に楽しめます。WQHD (2560×1440)でも中量級タイトルまでなら高画質で楽しめるでしょう。4K (3840×2160)では画質をグッと落とすことになるかもしれません。またフルHDであればゲーム実況などでも快適に利用できるはずです。
※テストはフルHDで実施
FF15ベンチ (重量級 / DX11)

| 画質 | スコア / 評価 | 
| 高品質 | 9715 / やや快適 | 
| 標準品質 | 13780 / 快適 | 
| 軽量品質 | 17127 / とても快適 | 
※スコアが6000以上で「快適」
FF14ベンチ:漆黒のヴィランズ (中量級 / DX11)

| 画質 | スコア / 評価 / 平均FPS | 
| 最高品質 | 18940 / 非常に快適 / 141.7 FPS | 
| 高品質 | 19379 / 非常に快適 / 149.5 FPS | 
| 標準品質 | 23940 / 非常に快適 / 212.4 FPS | 
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ドラクエXベンチ (超軽量級 / DX9)

| 画質 | スコア / 評価 | 
| 最高品質 | 24509 / すごく快適 | 
| 標準品質 | 24549 / すごく快適 | 
| 低品質 | 24771 / すごく快適 | 
PSO2ベンチ (軽量級 / DX9)

| 簡易描画設定 | スコア | 
| 6 (最高) | 125,442 | 
| 3 | 194,330 | 
| 1 (最低) | 352,113 | 
※スコア5,000以上が快適に遊べる目安
リーグ・オブ・レジェンド (超軽量級 / DX9)

| モード | 平均FPS / 最低FPS | 
| サモナーズリフト (最高画質) | 377 FPS / 265 FPS | 
| TFT (最高画質) | 121.5 FPS / 104 FPS | 
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
フォートナイト (中量級 / DX11)

| 画質 | 平均FPS / 最低FPS | 
| エピック | 147.5 FPS / 125 FPS | 
| 高 | 203.5 FPS / 171 FPS | 
| 中 | 341.8 FPS / 238 FPS | 
| 低 | 426.7 FPS / 266 FPS | 
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
PUBG (中量級 / DX11)

| 画質 | 平均FPS / 最低FPS | 
| ウルトラ | 163.3 FPS / 128 FPS | 
| 高 | 172.7 FPS / 131 FPS | 
| 中 | 179.3 FPS / 145 FPS | 
| 低 | 181.3 FPS / 151 FPS | 
| 非常に低い | 179.2 FPS / 131 FPS | 
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
オーバーウォッチ (軽量級 / DX10)

| 画質 | 平均FPS / 最低FPS | 
| エピック | 149.4 FPS / 132 FPS | 
| ウルトラ | 200.6 FPS / 173 FPS | 
| 高 | 234.2 FPS / 186 FPS | 
| NORMAL | 299.2 FPS / 299 FPS | 
| 低 | 285.8 FPS / 247 FPS | 
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
エーペックスレジェンズ (中量級 / DX11)

| 画質 | 平均FPS / 最低FPS | 
| 最高設定 | 143.8 FPS / 143 FPS | 
| 最低設定 | 143.8 FPS / 143 FPS | 
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安。FPS上限はデフォルトのまま
アサシンクリード オデッセイ (超重量級 / DX11)

| 画質 | 平均FPS / 最低FPS | 
| 最高 | 72 FPS / 43 FPS | 
| 中 | 116 FPS / 52 FPS | 
| 低 | 127 FPS / 56 FPS | 
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ゴーストリコン ブレイクポイント (中重量級 / DX11)

| 画質 | 平均FPS / 最低FPS | 
| ウルトラ | 101 FPS / 47 FPS | 
| 中 | 140 FPS / 63 FPS | 
| 低 | 148 FPS / 60 FPS | 
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ファークライ ニュードーン (中重量級 / DX11)

| 画質 | 平均FPS / 最低FPS | 
| ウルトラ | 110 FPS / 77 FPS | 
| 中 | 122 FPS / 95 FPS | 
| 低 | 131 FPS / 102 FPS | 
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ディヴィジョン2 (中重量級 / DX12)

| 画質 | 平均FPS | 
| ウルトラ | 119 FPS | 
| 中 | 189 FPS | 
| 低 | 218 FPS | 
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
シャドウ オブ ザ トゥームレイダー (重量級 / DX12)

| 画質 | 平均FPS | 
| 最高 | 125 FPS | 
| 中 | 136 FPS | 
| 最低 | 164 FPS | 
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
Quake II RTX (重量級)

| 画質 | 平均FPS | 
| 最高 | 65~70 FPS ※FPSカウンターを目視で確認 | 
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
高性能ではあるものの拡張性の低さが残念

よかった点
とにかくパワフルである点は高評価です。CPUは最高クラスでGPUもハイエンド、メモリーやストレージの容量も十分すぎるほど。しかも水冷式クーラーまで採用しています。価格については国内他社製品とそれほど変わりませんが、キャンペーンを利用すればよりお得に買えるのはうれしい点です。
気になる点
拡張性の低さが残念。しばらくたってからパーツを新調したくなっても、選べるパーツがある程度制限されてしまいます。またカスタマイズオプションに対応していない点も気になりました。簡単に買える点はいいのですが、たとえば電源やCPUクーラーなどを変えられるとよかったと思います。

※2019年12月19日時点、価格や構成は変更されることがあります
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