ゲーミングPCレビュー

レノボLegion 750iレビュー:高い冷却性を備えた240Hz対応ゲーミングノートPC

この記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

レノボLegion 750iレビュー
レノボのLegion 750iは、15.6インチサイズのゲーミングノートPCです。CPUは第10世代Core i7-10750H(6コア)で、GPUはRTX 20シリーズ。240Hzの高リフレッシュレートに対応しているほか、nキーロールオーバー相当のキーボードを搭載するなど、本格派ゲーマー向けの機能が充実しています。

 

Legion 750i

Legion 750i

 

ポイント

  • 高いパフォーマンス
  • 240Hzで動きがヌルヌル
  • RGBバックライト搭載

Legion 750iのスペック

OS Windows 10 Home
画面サイズ 15.6インチ
解像度 1920×1080
リフレッシュレート 240Hz
CPU Core i7-10750H
メモリー ・16GB
・32GB
SSD 1TB
HDD なし
グラフィックス ・RTX 2060
・RTX 2070 SUPER Max-Q
・RTX 2080 SUPER Max-Q
LTE
堅牢性テスト
色域 ※表記なし
幅×奥行き 359×259mm
厚さ 19.9mm
重量 約2.25kg
バッテリー 約8.5~9時間

※2021年2月3日時点。構成は変更される場合があります


本体カラー スレートグレー
画面の表面 非光沢
パネルの種類 IPS
タッチ / ペン
光学ドライブ
テンキー あり(4列)
有線LAN 1000Mbps
無線LAN Wi-Fi 6 (11a/b/g/n/ac/ax)
Bluetooth 5.0
USB3.1 2(背面)
USB3.0 1 (右側面)
USB2.0
USB Type-C 2(USB3.0×1、USB3.1/Thunderbolt 3×1)
Thunderbolt 3 1
メモリーカード
HDMI 1
VGA (D-sub15)
DisplayPort
Webカメラ 720p(92万画素)
顔認証カメラ
指紋センサー
付属品 ACアダプターなど
オフィス なし ※付属モデルあり

 

この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、デザインや性能、実際の使い心地などをレビューします。

Legion 750i

Legion 750i

税込15万6640円

※2021年2月3日時点、5500円オフクーポン適用時

限定クーポンで5500円オフ

購入時に注文画面でクーポンコード「NEWLIFE0509」を入力すると、表示価格から5500円割引されます。期間は5/9まで。ぜひご利用ください。

デザインと使いやすさ

外観について

Legion 750i 外観

Legion 750iは一般的なノートPCに比べて、特徴的なデザインを採用しています。ヒンジは本体の端ではなくやや内側に寄せた部分に配置あり、開閉式のフタのような印象です。この特殊な機構により一部の端子類を背面側に配置可能にしたほか、より大きな排熱フィンや排気口を設けることで高い冷却機能を実現しています。ただしそのぶん、本体のサイズはやや大きめです。

 

Legion 750i デザイン

ヒンジがやや内側に配置されている独特のデザイン

 

Legion 750i ヒンジ

ヒンジは天板上にむき出しですが、デザイン性は損なわれていません

 

Legion 750i フォルム

あえてヒンジが強調された特徴的なシルエット

 

Legion 750i カラー

本体カラーはスレートグレー。実際の見た目はやや明るいガンメタリック風です

 

Legion 750i ロゴ

天板にはやや大きめのロゴ

 

Legion 750i パームレスト

パームレストも天板と同じ仕上がり

 

Legion 750i ディスプレイ

ディスプレイは最大180度近くまで開きます

 

Legion 750i ベゼル

ベゼルは細め

 

Legion 750i 排気口

側面と背面に排気口

 

Legion 750i 底面

底面部には大きめの給気口

 

Legion 750i サイズ

接地面積は幅359×奥行き259mm

 

Legion 750i 大きさ

B4サイズ(黄色い部分)よりもわずかに小さい程度。最近の15.6インチタイプとしてはコンパクトというわけではありません

 

Legion 750i 厚さ

厚さは公称値で19.9mmですが底面部のゴム足があるので、実際の高さは20mmを超えます

 

Legion 750i 前面

前面

 

Legion 750i 背面

背面

 

Legion 750i 重さ

重さは実測で2.272kg

ディスプレイについて

Legion 750i 画面

ディスプレイのサイズは15.6インチで、解像度は1920×1080ドット。ゲーミングノートPCとしては、一般的なスペックです。ただしリフレッシュレートは240Hzで、最近のゲーミングノートPCに多い144Hzよりも高性能。パッと見の動きは240Hzと144Hzで変わらない印象を受けましたが、実際にゲームをプレーすると240Hzのほうが止まりたい場所でピタッと止まるように感じました。視界の微妙なコントロールや高精度のエイミングなどで効果が感じられるでしょう。

 

Legion 750i 非光沢

ディスプレイの表面は映り込みを抑えた非光沢

 

Legion 750i 映像

ディスプレイにはIPSパネルを使用

 

Legion 750i 映像品質

映像は自然な色合いで明るさも十分

 

Legion 750i リフレッシュレート

240Hzのリフレッシュレートに対応。144Hzよりも微妙な動きを確実にコントロールできます

 

Legion 750i 色域

標準収録ユーティリティーでsRGB向けやRec.709向けのカラープロファイルに変更可能。クリエイティブワークにも活用できます

キーボードについて

Legion 750i キーボード

キーボードはテンキー付きの日本語配列で、RGBバックライト対応です。パッと見た感じでは普通の配列に見えますが、Enterキー周辺をよく見るとやや小さいキーがあることがわかります。カーソルキーも少し特殊ですが、これは逆に押し間違いがなく操作しやすく感じました。

 

Legion 750i 配列

Enterキー周辺の配列

 

Legion 750i タイプ感

キーピッチは19mmでキーストロークは1.34mm。クリック感はしっかりとしているものの、ストロークが浅いので途中で止まるような感覚です

 

Legion 750i タイプ音

タイプ音はカタカタと聞こえますが、うるさくはありません。ただし強く叩くと響きます

 

Legion 750i キーの同時押し

キーの同時押し検証結果。すべてのキーを押したわけではありませんが、このパターンはnキーロールオーバー相当と考えていいでしょう

 

Legion 750i バックライト

CORSAIRの設定ソフト「iCUE」でバックライトの発光パターンなどを変えられます

ベンチマーク結果

試用機のスペック

型番 81YT0026JP
CPU Core i7-10750H
メモリー 16GB
ストレージ 1TB SSD
グラフィックス GeForce RTX 2070 SPUER with Max-Qデザイン

※ベンチマーク結果はパーツ構成やタイミング、環境、個体差などの要因で大きく変わることがあります

CPU性能

Legion 750iで使われているCore i7-10750Hは、6コア12スレッドで動作するインテル第10世代のCPUです。すでに第11世代の新型CPUが発表されたため旧型となってしまいましたが、まだまだ現役レベルで活用できます。

 

CPU性能を計測するベンチマークテストを実施したところ、同じCore i7-10750Hの平均値を10%程度上回りました。おそらく優れた冷却性能により、本来のパフォーマンスを発揮できているのでしょう。非常に優秀な結果です。

 

CPUの性能差 (マルチコア性能)

CPU CINEBENCH R20 CPUスコア
Ryzen 7 4800H
4307
Ryzen 9 4900HS
4266
Core i9-10885H
3504
Ryzen 5 4600H
3309
Core i7-10875H
3293
Legion 750i(Core i7-10750H)
3169
Core i7-10750H
2861
Core i7-9750H
2684
Core i5-10300H
2249
Core i5-9300H
1922

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

グラフィックス性能

グラフィックス機能としては、GeForce RTXシリーズが使われています。RTX 2070 SUPER with Max-Qデザイン搭載の試用機で3Dベンチマークテストを行なったところ、同じGPUの平均値よりも高い結果が出ました。CPUのときと同様、優れた冷却性能が影響しているのかもしれません。下位モデルや上位モデルでも同様の結果が得られる可能性があります。RTX 2080 SUPER with Max-Qデザインについては当サイトでは未検証ですが、今回の結果よりも高いスコアがデルでしょう。

 

なおすでに最新のRTX 30シリーズがリリースされているので、パーツ的にはひと世代前です。ただRTX 2070 SUPER with Max-Qデザイン以上であれば、新世代GPUに迫る性能を発揮できと思われます。

GPUの性能差

GPU 3DMark Fire Strike Graphicsスコア
RTX 3080
26013
RTX 2080
23762
RTX 3070
23484
Legion 750i(RTX 2070 SUPER Max-Q)
21379
RTX 2080 Max-Q
20066
RTX 2070
20037
RTX 2070 SUPER Max-Q
18723
RTX 2070 Max-Q
17839
RX 5600M
15718
RTX 2060
15459
GTX 1660 Ti
14472
RTX 2060 Max-Q
14275
RX 5500M
13021
GTX 1650 Ti
10122
GTX 1650
8589

※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均

ストレージのアクセス速度

ストレージは1TB SSDです。試用機ではPCIe 3.0 x4接続の超高速タイプが使われていました。アクセス速度も容量も十分です。

 

Legion 750i ストレージ

1TB SSDのアクセス速度

ゲーム性能について

RTX 2070 SUPER with Max-Qデザイン搭載の試用機でゲーム系ベンチマークを試したところ、処理の重い重量級ゲームでも最高画質で快適に楽しめるとの評価でした。人気のFPS/TPSなら、高画質でも144Hzは余裕です。最大の240Hzに近づけるなら、画質を多少落とす必要があるんでしょう。これからのゲームも楽しみたいなら、中上位モデルを選ぶことをおすすめします。

※テストはフルHDで実施

FF15ベンチ (重い / DX11)

FF15ベンチ
画質 スコア / 評価
高品質 7796 / 快適
標準品質 10332 / とても快適
軽量品質 12015 / 非常に快適

※スコアが6000以上で「快適」

FF14ベンチ:漆黒のヴィランズ (やや重い / DX11)

FF14ベンチ
画質 スコア / 平均FPS
最高品質 15821 / 118 FPS
高品質 17514 / 143 FPS
標準品質 18225 / 155.2 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

ドラクエXベンチ (超軽い / DX9)

ドラクエXベンチ
画質 スコア / 評価
最高品質 21055 / すごく快適
標準品質 21028 / すごく快適
低品質 21681 / すごく快適

PSO2ベンチ (軽い / DX9)

PSO2ベンチ
簡易描画設定 スコア
6 (最高) 43,554
3 70,610
1 (最低) 164,464

※スコア5,000以上が快適に遊べる目安

モンスターハンターワールド:アイスボーン (中重量級 / DX11)

モンスターハンターワールド:アイスボーン
画質 平均FPS / 最低FPS
最高 74.9 FPS / 66 FPS
94.4 FPS / 79 FPS
96 FPS / 70 FPS
104.6 FPS / 98 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

フォートナイト (中量級 / DX11)

フォートナイト
画質 平均FPS / 最低FPS
エピック 128.8 FPS / 83 FPS
158.4 FPS / 131 FPS
182.1 FPS / 142 FPS
195.9 FPS / 128 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

オーバーウォッチ (軽量級 / DX10)

オーバーウォッチ
画質 平均FPS / 最低FPS
エピック 199.2 FPS / 172 FPS
ウルトラ 262.4 FPS / 240 FPS
287.6 FPS / 261 FPS
NORMAL 299.1 FPS / 293 FPS
299.6 FPS / 297 FPS

※レンダースケール100%、平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

PUBG (中量級 / DX11)

PUBG
画質 平均FPS / 最低FPS
ウルトラ 141.4 FPS / 119 FPS
159.4 FPS / 143 FPS
163.8 FPS / 136 FPS
161.5 FPS / 144 FPS
非常に低い 158.8 FPS / 136 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

アサシンクリード オデッセイ (超重量級 / DX11)

アサシンクリード オデッセイ
画質 平均FPS / 最低FPS
最高 62 FPS / 34 FPS
90 FPS / 46 FPS
96 FPS / 42 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

ファークライ ニュードーン (中重量級 / DX11)

ファークライ ニュードーン
画質 平均FPS / 最低FPS
ウルトラ 92 FPS / 37 FPS
101 FPS / 80 FPS
108 FPS / 84 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

シャドウ オブ ザ トゥームレイダー (重量級 / DX12)

シャドウ オブ ザ トゥームレイダー
画質 平均FPS
最高 68 FPS
89 FPS
最低 97 FPS

※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安

高性能なハイエンドゲーミングノートPC

Legion 750i 感想

よかった点

優れた冷却性能による高いパフォーマンスが魅力です。試用機がたまたま調子が良かっただけの可能性もありますが、同パーツで構成された他機種よりもベンチマークスコアが優れているのは高く評価したいところ。240GHzのディスプレイによるなめらかな動きや、ゲーミング仕様のキーボードもポイントです。

気になる点

2021年2月上旬時点では現行のハイエンドモデルではありますが、すでに新CPU/GPUが発表またはリリースされているので、近うちに型落ちする可能性があります。いますぐそこそこ安い価格で入手するのならアリですが、高いパフォーマンスを求めるならもう少し待ったほうがいいかもしれません。

Legion 750i

Legion 750i

税込15万6640円

※2021年2月3日時点、5500円オフクーポン適用時

限定クーポンで5500円オフ

購入時に注文画面でクーポンコード「NEWLIFE0509」を入力すると、表示価格から5500円割引されます。期間は5/9まで。ぜひご利用ください。

当サイトでは2~3万円台の格安ノートPCから高性能ノートPCまで、さまざまな最新モデルを検証・解説しています。記事の更新情報やお買い得情報を当サイトのツイッターアカウントでお知らせしているので、ぜひフォローをお願いします。
ツイッターでこまめブログをフォローする

関連記事

ゲーミングPC関連記事一覧

記事を書いた人
こまめ(タカハシリョウ)

お買い得パソコン評論家。毎日各メーカー・各ショップのWebページを500p以上チェックして、安くてお得なパソコンを探しています。元雑誌・書籍編集者で、PC系フリーライターでもあるオジサン。文章に関わる仕事を始めてから25年以上。最高195万PV/月

こまめ(タカハシリョウ)をフォローする
スポンサーリンク
こまめブログ
タイトルとURLをコピーしました