富士通クライアントコンピューティングは2019年夏の新モデルとして、17インチタイプのLIFEBOOK NHシリーズ (LIFEBOOK WN1/D2)を発表しました。店頭モデルの発売日は2019年8月18日で、直販モデルは7月18日より直販サイト「富士通WEB MART」での予約販売が開始されます。
最大の特徴は、大型の17.3インチフルHDディスプレイを搭載している点。一般的な15.6インチよりもひと回り大きく、大迫力の映像を楽しめます。またオンキョー製の高品質スピーカーに加え、音の明瞭さと臨場感を向上させる音声補正技術「Dirac Audio」を採用することで高品質なサウンドを実現。映画や動画、音楽などを堪能できるモデルです。
さらに直販モデルのLIFEBOOK WN1/D2では、デジタル3波対応のTVチューナーを搭載可能。TV番組の視聴やダブル録画に対応しています。またノートPCとしては珍しくHDMI入力にも対応しており、ゲーム機やカメラ、スマホの映像などをPCの画面に映し出すことが可能です。
CPUは第9世代のCore i7-9750Hまたは第8世代のCore i3-8145Uです。安いのはCore i3搭載モデルですが、PCとしての快適さを求めるならCore i7のほうが断然おすすめ。なお直販限定のTV機能付きモデルはCore i7のみです。
CPUの性能比較
CPU | PassMark PerformanceTestのCPU Markスコア |
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Core i7-9750H |
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Core i7-8565U ※一般ノートPC向け |
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Core i5-8265U ※一般ノートPC向け |
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Core i3-8145U |
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※ベンチマーク結果は当サイト計測の平均値で、LIFEBOOK NHシリーズ (WN1/D2)の性能を表わすものではありません
本体カラーはブライトブラックとプレミアムホワイト、シャンパンゴールドの3色 (TV機能付きモデルはシャンパンゴールドのみ)。天板と底面部は樹脂 (プラスチック)製ですが、キーボード面には頑丈なアルミ素材が使われています。
キーボードはテンキー付きで、キーピッチは約18.4mmとやや狭め。しかしキーストロークが約2.5mmと深く、柔らかでありながらもしっかりと手応えを感じられるタイプ感です。
液晶ディスプレイは17.3インチで、解像度は1920×1080ドットのフルHD。ディスプレイ表面は光沢ありのグレアタイプで映り込みが生じますが、コントラストが高く映像が非常に鮮やかです。
インターフェースは十分な構成です。USB端子は全部で4ポートで、そのうちひとつはUSB3.1 Gen2対応のType-C。HDMI出力とHDMI入力に対応しているほか、有線LANやSDカードスロットなどが用意されています。
実機を前にして感じたのは、富士通製PCとしてはいまどきのデザインだなという点です。カラーリングにしても狭額縁デザインにしても、これまでのスタンダードノートPCとは違いかなりあか抜けています。
あと気になるのはTVチューナーに対応している点です。昔はTVチューナー内蔵ノートPCはいくつかありましたけど、ここ数年は見かけませんでした。これまではTV付きPCと言えば一体型デスクトップPCだったわけですが、これからはノートPCも選べるようになるわけです。どれだけ需要があるのかわかりませんが、実はけっこう多いんじゃないかと思っています。
店頭モデルと直販モデルのどちらを選ぶべきかという点については、直販モデル一択だと思っています。直販モデルのほうが安いですし、パーツのアップグレードにも対応していますからね。なによりTV機能は直販モデルしか対応していないので、TVを視聴 / 録画するなら直販モデルしかありません。
また安いCore i3モデルが用意されていますけれども、買うなら高性能なCore i7モデルが絶対におすすめです。最新のCore i7-9750Hなら動画編集やRAW現像などの重い処理にも活用できますし、そもそもPCに安さを求める人は富士通製モデルを選ばないでしょう。
ということで、17インチで性能が高いモデルを探している人、またはノートPCでTVを視聴 / 録画したい人におすすめです。
LIFEBOOK WN1/D2 TV機能付きモデル
LIFEBOOK WN1/D2 TV機能なしモデル
※現在の価格は公式サイトでご確認ください
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