ポイント
- 片手で持てるほど軽量コンパクト
- 小さいわりに端子類が豊富
- ストレージやメモリーの追加もOK
mini Regulus AR5のスペック
CPU | Ryzen 5 3400G |
---|---|
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD |
グラフィックス | Radeon RX Vega 11 |
チップセット | AMD A300 |
電源 | 120W |
※2019年12月16日時点。構成は変更される場合があります
フォームファクター | Mini-STX |
---|---|
SATAポート | - |
M.2スロット | 3 (Wi-Fi用×1 + ストレージ用×2) |
光学ドライブ | - |
ドライブベイ | 2.5インチ×2 |
拡張スロット | - |
有線LAN | 1000Mbps |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.2 |
USB3.1 | 2 (前面1 + 背面1) |
USB3.0 | - |
USB2.0 | 3 (背面1 + 側面2) |
USB Type-C | 1 (USB3.1 Gen1、前面) |
Thunderbolt 3 | - |
メモリーカード | - |
HDMI | 1 |
VGA (D-sub15) | 1 |
DisplayPort | 1 |
DVI | - |
シリアルポート | - |
PS/2 | - |
サイズ | 幅80mm 奥行き155mm 高さ155mm |
重量 | 約1.35kg |
付属品 | USBマウス USBキーボード |
オフィス | ※オプション |
この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、本体の外観や機能、実際の性能についてレビューします。
キャッシュレス決済で5%還元!
ドスパラは経産省が実施する「キャッシュレス・ポイント還元事業」の対象企業です。指定の支払い方法で購入すると、5%の還元を受け取ることができます。詳しくは以下のリンクから、5%還元の受け取り方法をご確認ください。
※2019年12月16日時点、価格や構成は変更されることがあります
本体の外観と内部
小さいのに端子類が豊富
mini Regulus AR5は、コンパクトサイズのデスクトップPCです。横幅はわずか80mmで、一般的なミニタワー型デスクトップPCの半分程度しかありません。デスク上でジャマにならないのはもちろん、オプションの専用VESAマウントキットを使えばVESA対応ディスプレイの背面に設置できます。またこれだけ小さいにも関わらず、合計6ポートのUSB端子やVGA (D-sub15ピン)など端子類が多い点も魅力です。
デスクトップの主な分類
ミドルタワー型 | ミニタワー型 | スリム型 | コンパクト型 |
機能:◎ 拡張性:◎ 省スペース性:× 冷却性能:◎ |
機能:◎ 拡張性:○ 省スペース性:△ 冷却性能:○ |
機能:○ 拡張性:△ 省スペース性:○ 冷却性能:△ |
機能:△ 拡張性:× 省スペース性:◎ 冷却性能:△ |
前面のインターフェース
- ① ヘッドホン出力
- ② USB3.1 Gen1 Type-C
- ② USB3.1
- ④ マイク入力
背面I/Oパネルのインターフェース
- ① Wi-Fiアンテナ接続端子
- ② 電源コネクター
- ③ DisplayPort
- ④ HDMI
- ⑤ VGA (D-sub15ピン)
- ⑥ オーディオ端子 ※オプション
- ⑦ 1000BASE-T対応有線LAN
- ⑧ USB2.0
- ⑨ USB3.1
本体内部とパーツ交換について
本来コンパクト型PCは拡張性は高くありませんが、mini Regulus AR5はドライブ用のスロット類が比較的充実しています。PCI Expressの拡張ボードは利用できないものの、2台のPCIe (NVMe) SSDと2台のSATA接続2.5インチストレージを利用可能です。
mini Regulus AR5のベンチマーク結果
ストレージ性能
ストレージには超高速タイプのPCIe 3.0 x4接続SSDが使われていました。アクセス速度は非常に速く、ファイル操作やウィンドウズ / ソフトの起動が高速で快適です。容量は256GBで多くはありませんが、4000~5000円の追加料金を支払えば512GBにアップグレードできます。
CPU性能
CPUとして使われているRyzen 5 3400Gは、デスクトップPC向けCPUのなかでそれほど高性能というわけではありません。現行世代のCore i5とCore i3の中間くらいです。しかしスタンダードノートPC向けのCore i7よりも性能が高く、一般的な作業であれば快適に利用できるでしょう。とは言え動画編集やゲームなどには、より高性能なCPUを搭載した機種をおすすめします。
※グラフィックス機能内蔵のAMD製プロセッサーは本来「APU」と呼ばれますが、この記事ではわかりやすさ優先で「CPU」と表記します
CPUの性能比較
CPU | CINEBENCH R20 CPUスコア |
---|---|
Core i9-9900K |
4164
|
Core i7-9700K |
3326
|
Core i7-9700 |
3190
|
Core i7-8700 |
3092
|
Core i5-9400F |
2334
|
mini Regulus AR5 (Ryzen 5 3400G) |
1907
|
Core i3-9100 |
1592
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
グラフィックス性能
グラフィックス機能としては、CPU内蔵のRadeon RX Vega 11を使用します。ゲーミングPCやクリエイター向けPCで使われているGTX / RTXシリーズには遠く及びませんが、インテル製CPU内蔵のグラフィックス機能よりは高性能です。画像加工時などに多少の効果はあるかもしれません。
GPUの性能比較
GPU | 3DMark Fire Strike Graphicsスコア |
---|---|
GTX 1660 Ti |
15697
|
GTX 1650 |
8893
|
GTX 1050 |
6945
|
mini Regulus AR5 (Radeon RX Vega 11) |
2134
|
UHD 630 (Core i7) |
1359
|
UHD 630 (Core i5) |
1051
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
ゲーム系ベンチマーク結果
ゲームについてはドラクエ10やリーグ・オブ・レジェンドなどのごく軽いゲームであれば、標準画質で快適に楽しめます。やや処理が重いFF14ベンチではシーンによっては動きがかなりカクカクするので、ちょっと厳しいでしょう。ゲームは息抜き程度と考えたほうがよさそうです。
※テストはフルHDで実施
FF14ベンチ:漆黒のヴィランズ (中量級 / DX11)
画質 | スコア / 評価 / 平均FPS |
最高品質 | 1379 / 設定変更が必要 / 8.7 FPS |
高品質 | 1920 / 設定変更を推奨 / 12.5 FPS |
標準品質 | 2339 / 普通 / 15.5 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ドラクエXベンチ (超軽量級 / DX9)
画質 | スコア / 評価 |
最高品質 | 4863 / 普通 |
標準品質 | 7090 / すごく快適 |
低品質 | 7701 / すごく快適 |
拡張性が高くビジネスにも使える小型PC
mini Regulus AR5は非常にコンパクトでありながら、ビジネスや普段使いには十分なパフォーマンスです。またメモリーやストレージの追加 / 交換にも対応しているので、しばらくたってパフォーマンス不足を感じたときでもパーツをアップグレードすることで解決できるでしょう。ビジネスシーンでよく使われるVGA (D-sub15ピン)に対応している点もポイントです。特にビジネス向けにコンパクトなPCを探している人におすすめします。
キャッシュレス決済で5%還元!
ドスパラは経産省が実施する「キャッシュレス・ポイント還元事業」の対象企業です。指定の支払い方法で購入すると、5%の還元を受け取ることができます。詳しくは以下のリンクから、5%還元の受け取り方法をご確認ください。
※2019年12月16日時点、価格や構成は変更されることがあります
当サイトでは2~3万円台の格安ノートPCから高性能PCまで、さまざまな最新モデルを検証・解説しています。記事の更新情報は当サイトのtwitterアカウントでお知らせするので、フォローしていただくことをおすすめします。
関連記事
- デスクトップPCレビュー一覧