日本HPのOMEN by HP 15(dc0000 / dc1000)は、快適なゲームプレーに適したノートPCです。GPU(専用グラフィックス)は非常に高性能なGeForce RTX 2070またはGTX 1070 / 1060に対応。本体はコンパクトでありながら、重厚感にあふれています。
液晶ディスプレイは144Hzの高リフレッシュレート対応で、通常(60Hz)のディスプレイとは動きのなめらかさが段違い。またキーボードは26キーのロールオーバーに対応しているので、素早く複雑な操作でも誤認識されることなく確実に入力できます。コンマ1秒を競う上級プレーヤーまたは上級プレーヤーを目指す人におすすめのモデルです。
OMEN by HP 15にはGPUの異なる3種類のモデルが用意されていますが、おすすめは断然上位モデル。なぜなら144Hzの高リフレッシュレートディスプレイを活かすなら、高性能なGPUが必要不可欠だからです。
フォートナイトを実際にプレーしてFPS(描画速度の目安)を計測したところ、GeForce GTX 1070搭載のOMEN by HP 15では最高画質の「エピック」で平均100FPSでしたが、GeForce GTX 1060搭載の他機種では80FPSにとどまっています。144Hzの高リフレッシュレートを活かすならFPSが144に近ければ近いほどよく、スコアの高いGeForce GTX 1070またはさらに高性能なGeForce RTX 2070のほうが有利なのです。
フォートナイトFPS計測結果(フルHD)
画質 | OMEN by HP 15(GeForce GTX 1070) | GeForce GTX 1060 |
---|---|---|
エピック(最高画質) | 100 FPS | 80 FPS |
高 | 111 FPS | 110 FPS |
中 | 129 FPS | 184 FPS |
低(最低画質) | 140 FPS | 190 FPS |
PUBGについても同様に、最高画質ではGeForce GTX 1070のほうがよりなめらかに描画されました。
PUBG FPS計測結果(フルHD)
画質 | OMEN by HP 15(GeForce GTX 1070) | GeForce GTX 1060 |
---|---|---|
ウルトラ(最高画質) | 88.542 FPS | 62.633 FPS |
高 | 89.500 FPS | 93.783 FPS |
中 | 117.817 FPS | 101.533 FPS |
非常に低い(最低画質) | 131.633 FPS | 163.667 FPS |
ゲーミングディスプレイを体験したことがない人なら、「60Hzも144Hzも変わらないのでは?」と思うかもしれません。実は筆者もそう思っていたのですが、実際に体感すると全然違うんです。上級プレーヤーなら、きっと勝敗に影響が出るレベル。画面がとてもなめらかに描かれるので、初心者には3D酔いしにくいというメリットもあります。このように、OMEN by HP 15はワンランク上のゲーミングノートPCを探している人にピッタリなモデルなのです。
OMEN by HP 15の注目ポイント
RTX2070搭載で最安クラス
RTX 2070搭載モデルの価格は平均21万円台 (2019年7月時点)ですが、OMEN by HP 15なら18万円台で購入できます (7%オフクーポン適用時)。同クラスのゲーミングノートPCとしては最安クラス。品質の高いディスプレイやキーボードが使われていることを考えればかなりお得です。
144Hzの高リフレッシュレート
当サイトの評価
デザイン | ゲーミングノートPCとしてはコンパクトながら重厚なデザイン |
---|---|
性能 | 非常にパワフルなCPUとGPUを搭載。ストレージやメモリーも高性能 |
使いやすさ | ゲーミングPCとして使いやすい機能や配慮が満載 |
軽さ | 高性能パーツが使われているぶん、普通のノートPCよりも重い |
画面 | 高リフレッシュレート&G-SYNC対応で描画がなめらか |
今回はメーカーからお借りしたOMEN by HP 15の実機を使って、本体デザインや使い心地、ベンチマーク結果などをレビューします。
この記事の目次
特別クーポンでさらに値引き!
5~7%オフのクーポンを使えば、セール商品をさらにお得に購入できます。クーポン入手後はこのページに戻り、購入したいモデルを選んでください。
11万円以上で5%オフクーポン
13万2000円以上で7%オフクーポン
※8/2注記:現在一時的に5%オフクーポンが利用できなくなっています。しばらく時間をおいてからお試しください
OMEN by HP 15-dc0000
税込17万円台から
OMEN by HP 15のスペック
OS | Windows 10 Pro |
---|---|
CPU | Core i7-8750H |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 256GB M.2 SSD(PCIe) + 2TB HDD |
グラフィックス | GeForce GTX 1060(6GB) / 1070 with Max-Qデザイン(8GB)/ RTX 2070 with Max-Qデザイン (8GB) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ、1920×1080ドット、IPS、非光沢、タッチ非対応、G-SYNC対応、144Hz |
通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0、1000BASE-T対応有線LAN |
インターフェース | USB3.1 Gen1(フルサイズ)×3、USB3.1 Gen2(Type-C)×1、HDMI、Mini DisplayPort、有線LAN、SDメモリーカードスロット、ヘッドホン出力/マイク入力 |
セキュリティー | TPM 2.0、セキュリティースロット、マカフィーリブセーフ1年版 |
カメラ | 92万画素 |
サイズ/重量 | 幅360×奥行き263×高さ25.5~30mm/約2.48kg |
バッテリー駆動時間 | 約5~6時間 |
※2018年11月15日時点。構成や価格は変更される場合があります
OMEN by HP 15のラインナップ
パフォーマンスモデル | |
---|---|
税込17万0975円 | |
ハイパフォーマンスモデル | |
税込17万1477円 | |
ハイパフォーマンスプラスモデル オススメ! | |
税込18万5539円 |
※5~7%オフの特別クーポン適用時
本体の大きさやデザイン
OMEN by HP 15は、近未来的な洗練されたデザインが特徴です。いかついフォルムではありますが野暮ったさはなく、ゲーミングノートPCとしては非常にスマート。コンパクトでありながらも重厚感があります。
ノートPCの平均重量
画面サイズ | 平均重量 |
---|---|
11.6インチ | 1.126kg |
12.5インチ | 1.131kg |
13.3インチ | 1.253kg |
14インチ | 1.518kg |
15.6インチ | 2.174kg |
ノートPC全体 | 1.551kg |
※2017年12月~2018年5月に当サイトが検証したノートPC(2-in-1を含む) 50台ぶんの実測値より
画面の色と見やすさ
OMEN by HP 15は、ゲームを快適にプレーするためのディスプレイを搭載しています。画面の大きさは15.6インチで、解像度は1920×1080ドットのフルHD。リフレッシュレート(画面の書き換え速度)は144Hzで、激しい動きでも非常になめらかに描かれます。さらに画面のカクつきや描画のズレを軽減するNVIDIAのG-SYNCに対応しており、重いゲームでもストレスなく楽しむことが可能です。
液晶パネルは発色に優れるIPS方式です。色合いは自然かつ色鮮やかで、大作ゲームの美麗なグラフィックスをとことん堪能できるでしょう。IPS方式は応答時間が遅いと言われますが、実際にゲームをプレーしてみても残像は感じられませんでした。
液晶ディスプレイの表面は光沢なしのノングレアです。光沢ありのグレアタイプに比べて光の映り込みが抑えられているため、長時間のプレーにも向いています。
キーボードの使いやすさ
OMEN by HP 15は、キーボードにもこだわっています。キー配列は特殊な配置がなく、きわめて標準的。キーはやや小さめですが、実際にゲームをしていても気になることはありませんでした。ただキーストロークが1.8mmと深いものの(標準は1.5mm)クリック感が非常に軽く、少し物足りなさを感じます。
注目したいのは、26キーのロールオーバーとアンチゴースト機能に対応している点です。アクション要素の強いゲームでは複数のキーを同時に押すことが多いのですが、ノートPCでは機種によって同時押しが2~3キーまでしか対応していない場合があります。このような場合、たとえば前方向に走りながらジャンプする、という動作ができません。
OMEN by HP 15の26キーロールオーバーとは、最大26キーの同時押しを確実に認識できることを表わします。またアンチゴーストは複数キー同時押し時の認識不良を抑える技術のことで、いくつものキーをすばやく入力してもしっかり認識されるメリットがあります。これらの技術により、キーの誤認識がない快適なプレーを楽しめるというわけです。
端子類の種類と使いやすさ
インターフェース(端子類)はとても充実しています。フルサイズのUSB端子は左右両側面にひとつずつあるので、左利きでも右利きでもマウスケーブルの取り回しが手軽で簡単。また映像出力や有線LANは背面にあるので、本体の両側面がケーブル類でゴチャつくことがありません。ゲームプレーに配慮されたインターフェース配置です。
なお光学ドライブには対応していない点に注意してください。
左側面のインターフェース
- ① USB3.1 Gen1
- ② ヘッドホン出力/マイク入力
- ③ SDカードスロット
右側面のインターフェース
- ① USB3.1 Gen1
- ② 電源コネクター
右側面のインターフェース
- ① 1000BASE-T対応有線LAN
- ② USB3.1 Gen1
- ③ HDMI
- ④ Mini DisplayPort
- ⑤ USB3.1 Gen2 Type-C
- ⑥ セキュリティースロット(盗難防止用)
スピーカーは底面部に配置されています。サウンドはクリアーでそこそこ音の厚みがあり、音楽をBGMとしてカジュアルに聴くには十分なクオリティーです。ただ最近のゲームでは音の方角を聞きわけることが重要なこともあるので、ヘッドセットを着用してプレーすることになるでしょう。
発熱や騒音、消費電力について
ここからは、OMEN by HP 15の性能テストの結果を紹介します。検証に使った試用機はハイパフォーマンスモデルで、主なスペックは以下の表のとおり。検証/ベンチマーク結果はパーツ構成や個体差、環境、タイミングなどによって大きく変わる点をあらかじめご了承ください。
試用機のスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
CPU | Core i7-8750H |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 256GB SSD + 2TB HDD |
グラフィックス | GeForce GTX 1070(8GB) |
本体の温度について
FF14ベンチとアサシンクリード オリジンズ(アサクリ)のベンチマークモードでキーボードの表面温度を計測したところ、どちらも40度をオーバーしました。40度以上の熱に長時間触れ続けると低温やけどになる可能性があるので、熱く感じたらときどき手を離して休憩することをおすすめします。
表面温度(室温27.2℃) ※画像クリックで拡大
待機時 | FF14 | アサクリ |
---|---|---|
最大43.2℃ | 最大49.8℃ | 最大49.4℃ |
駆動音の計測結果
ゲームや動画変換などの高負荷時には、駆動音(ファンの回転音や通気口からの排気音)がかなり大きく聞こえました。ゲーム中は音を聞きわけるためにも、ヘッドセットの着用をおすすめします。
駆動音の計測結果(室温27.2℃)
電源オフ | 37.2dBA | - |
---|---|---|
待機中 | 39.3dBA | 排気音がはっきり聞こえるが気にならない |
FF14 | 46.6dBA | 排気音がけっこう大きい |
アサクリ | 55.5dBA | 排気音とファンの回転音がかなり大きい |
消費電力について
消費電力はかなり高めです。高性能なCPUとGPUを搭載していることを考えれば、仕方がないでしょう。
1分間の平均消費電力(REX-BTWATTCH1による計測)
待機中 | FF14 | アサクリ |
---|---|---|
51.6W | 104.4W | 166.8W |
※消費電力の計測方法はコチラ
ベンチマーク結果
試用機のスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
CPU | Core i7-8750H |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 256GB SSD+2TB HDD |
グラフィックス | GeForce GTX 1070(8GB) |
ストレージ性能
OMEN by HP 15は標準で、PCIe接続の256GB SSDと2TB HDDを搭載しています。高速なSSDの影響でシステムの立ち上がりは早く、作業は快適。またHDDは大容量の2TBなので、容量の大きな大作ゲームを何本インストールしても空き容量不足で困る場面は少ないでしょう。
CPU性能について
試用機で使われていたCore i7-8750Hは非常に高性能なCPUで、一般向けとしては最高クラスです。並のデスクトップPC向けCPUよりもパフォーマンスが高く、ゲームはもちろん動画編集や写真加工などの高度な処理にも適しています。
OMEN by HP 15はCPU性能を計測するベンチマークで、Core i7-8750Hの平均よりも低いスコアとなりました。これはおそらく、内部の熱が上がりすぎないように調整しているためでしょう。パフォーマンスはやや下がりますが、ゲームにはあまり影響ない範囲です。むしろパーツの劣化が少なく、PCが不調になりにくいメリットがあります。
CPUベンチマーク結果 その1
CPU | CINEBENCH R15のCPUスコア |
---|---|
Core i7-8750H |
|
OMEN by HP 15 (Core i7-8750H) |
|
Core i5-8300H |
|
Core i7-7700HQ |
|
Core i7-8550U |
|
Core i5-8250U |
|
Core i7-7500U |
|
※そのほかのベンチマーク結果は当サイト計測の平均値
CPUベンチマーク結果 その2
CPU | PassMark PerformanceTestのCPU Markスコア |
---|---|
Core i7-8750H |
|
OMEN by HP 15 (Core i7-8750H) |
|
Core i5-8300H |
|
Core i7-7700HQ |
|
Core i7-8550U |
|
Core i5-8250U |
|
Core i7-7500U |
|
※そのほかのベンチマーク結果は当サイト計測の平均値
グラフィックス性能について
総合的な3D性能を計測する「3DMark」の結果は以下のとおり。試用機で使われているGeForce GTX 1070は前世代のハイエンド向けのGPUで性能的には十分なのですが、現行世代のRTX 2070のほうが優れています。価格差は1万5000円程度なので、RTX 2070搭載の最上位モデルを選んだほうがいいでしょう。
GPUの性能比較
GPU | 3DMark Fire Strikeのスコア |
---|---|
RTX 2070 |
|
OMEN by HP 15(GTX 1070) |
|
GTX 1060 |
|
GTX 1050 Ti |
|
GTX 1050 |
|
※そのほかのGPUのベンチマーク結果は当サイト計測の平均値
ゲームを快適に遊べるGPUの目安(フルHD時)
ゲームの重さ | 画質 | 推奨GPU |
---|---|---|
重量級 FF15、Assassin’s Creed Origins、Ghost Recon Wildlands、黒い砂漠など |
高画質 | GTX 1080以上 |
標準画質 | GTX 1070以上 | |
低画質 | GTX 1060以上 | |
中量級 FF14、PUBG、Fortnite、OverWatch、AVAなど |
高画質 | GTX 1060以上 |
標準画質 | GTX 1050 Ti以上 | |
低画質 | GTX 1050以上 | |
軽量級 ドラクエ10、League of Legends、ガンダムオンライン、CSO、PSO2など |
高画質 | GTX 1050 Ti以上 |
標準画質 | GTX 1050以上 | |
低画質 | GTX 1050以上 |
※ 当サイトの検証結果を元にした指針で、実際のゲームの動作を保証するものではありません
ゲーム系ベンチマーク結果
GeForce GTX 1070を搭載した試用機では、ゲーム系ベンチマークテストでも優れた結果が出ています。激重ゲームを最高画質でプレーするにはあともう少しというところですが、ほとんどのゲームは快適に動作するでしょう。多少パワーが足りなかったとしても、G-SYNCの効果でカクつきなくノンストレスで楽しめるはずです。
ゲーム系ベンチマーク結果
FF15 (DX11) ※重量級
|
||
---|---|---|
1920×1080 (フルHD) | 高品質 | 5557(やや快適) |
標準品質 | 7600(快適) | |
軽量品質 | 9529(快適) | |
FF14:紅蓮のリベレーター(DX11) ※中量級
|
||
1920×1080 (フルHD) | 最高品質 | 13146(非常に快適) ※90.715 FPS |
高品質(ノートPC) | 14929(非常に快適) ※107.927 FPS | |
標準品質(ノートPC) | 16686(非常に快適) ※124.492 FPS | |
ドラゴンクエストX(DX9) ※軽量級
|
||
1920×1080 (フルHD) | 最高品質 | 20167(すごく快適) |
標準品質 | 20602(すごく快適) | |
低品質 | 21205(すごく快適) | |
アサシンクリード オリジンズ (DX11) ※重量級
|
||
1920×1080 (フルHD) | 最高 | 55 FPS |
中 | 66 FPS | |
超低 | 71 FPS | |
Far Cry5 (DX11) ※中規模
|
||
1920×1080 (フルHD) | 最高 | 77 FPS |
中 | 91 FPS | |
低 | 103 FPS | |
シャドウ オブ ザ トゥームレイダー(DX12) ※重量級
|
||
1920×1080 (フルHD) | 最高 | 66 FPS |
中 | 75 FPS | |
最低 | 96 FPS | |
ライズ オブ ザ トゥームレイダー(DX12) ※中量級
|
||
1920×1080 (フルHD) | 最高 | 88.65 FPS |
中 | 111.57 FPS | |
最低 | 135.67 FPS |
※平均60 FPS以上が理想
ハイエンドモデルを安く買うならコレ!
ということで、今回はOMEN by HP 15のレビューをお届けしました。
CPUのベンチマークテストではやや低めの結果が出たものの、GeForce GTX 1070はありあまるほどパワフルなので重いゲームでも快適です。中規模クラスのゲームなら144Hzの高リフレッシュレートでヌルヌル動くので、対戦プレーを有利に進められるでしょう。
前述のとおり、144Hzの高リフレッシュレートを活かすのであればGPU性能の高いモデルをおすすめします。GTX 1070もアリですが、プラス1万5000円程度で買えるRTX 2070搭載の最上位モデルのほうがコスパは上です。
さらに日本HPは外資系メーカーでありながら、サポート面が充実している点もポイント。ノートPCでゲームをとことん楽しみたい人におすすめします。
限定クーポンで特別割引!
購入前に以下のリンクをクリックすると、OMEN by HP 15を通常よりもお得な価格で購入できます。ぜひご利用ください。
リンク
こまめブログ限定 7%オフクーポン
クーポンの利用方法