ポイント
- 144Hz対応の高リフレッシュレート
- 26キーロールオーバー対応
- ハイエンドモデルが安い
OMEN by HP 15-dh0000のスペック
画面サイズ | 15.6インチ |
---|---|
解像度 | 1920×1080 |
CPU | ・Core i5-9300H ・Core i7-9750H |
メモリー | 16GB |
ストレージ | ・256GB SSD + 1TB HDD ・512GB SSD + 1TB HDD |
グラフィックス | ・GTX 1660 Ti ・RTX 2060 ・RTX 2070 Max-Q |
リフレッシュレート | 144Hz |
幅×奥行き | 360×262mm |
厚さ | 20mm / 27.5mm (突起物を含む) |
重量 | 約2.48kg |
バッテリー | 5~5.5時間 |
※2020年2月25日時点。構成は変更される場合があります
本体カラー | シャドウブラック |
---|---|
画面の表面 | 非光沢 |
パネルの種類 | IPSパネル |
タッチ / ペン | 非対応 |
光学ドライブ | ー |
テンキー | あり |
有線LAN | 1000Mbps |
無線LAN | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
USB3.1 | 3 (Gen1 ) |
USB3.0 | ー |
USB2.0 | ー |
USB Type-C | 1 (USB3.1 Gen2) |
Thunderbolt 3 | 対応 |
メモリーカード | SD |
HDMI | 1 |
VGA (D-sub15) | ー |
DisplayPort | 1 (Mini) |
Webカメラ | 92万画素 |
顔認証カメラ | - |
指紋センサー | - |
オフィス | なし |
この記事ではメーカーからお借りした実機を使って、デザインや性能、実際のゲームでの使い心地などをレビューします。
この記事の目次
- ▶スペック
- ▶ベンチマーク結果
- ▶デザインと使いやすさ
- ▶価格について
- ▶まとめ
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ベンチマーク結果
試用機のスペック
モデル名 | ハイパフォーマンスモデル |
---|---|
CPU | Core i7-9750H |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD + 1TB HDD |
グラフィックス | RTX 2070 with Max-Qデザイン (8GB) |
※ベンチマーク結果はパーツ構成やタイミング、個体差などによって大きく変わる場合があります
ゲーム系ベンチマーク結果
ベンチマークテストや実際のゲームでのFPS (画面の動きの速さを表わす目安)を計測したところ、処理がやや重い中量級タイトルでも最高画質で快適に遊べると判断できる結果でした。かなり重めの重量級タイトルについては、画質をグッと下げる必要がありそうです。
FPSやTPSでは最高画質でも平均100 FPSを超えており、144Hzの高リフレッシュレートディスプレイによるなめらかな動きでプレー可能です。
※テストはすべてフルHDで実施
FF15ベンチ (重量級 / DX11)
画質 | スコア / 評価 |
高品質 | 5584 / やや快適 |
標準品質 | 5814 / やや快適 |
軽量品質 | 6056 / 快適 |
※スコアが6000以上で「快適」
FF14ベンチ:漆黒のヴィランズ (中量級 / DX11)
画質 | スコア / 評価 / 平均FPS |
最高品質 | 14548 /非常に快適 / 103.3 FPS |
高品質 | 15913 / 非常に快適 / 126.2 FPS |
標準品質 | 18253 / 非常に快適 / 158 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ドラクエXベンチ (超軽量級 / DX9)
画質 | スコア / 評価 |
最高品質 | 21839 / すごく快適 |
標準品質 | 21733 / すごく快適 |
低品質 | 22794 / すごく快適 |
PUBG (中量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
ウルトラ | 105.8 FPS / 87 FPS |
高 | 126.6 FPS / 105 FPS |
中 | 137.3 FPS / 118 FPS |
低 | 143.5 FPS / 115 FPS |
非常に低い | 147.3 FPS / 117 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
CPU性能
CPU | CINEBENCH R20 CPUスコア |
---|---|
Core i9-9980HK |
3558
|
Core i9-9880H |
3402
|
Core i7-9750H |
2695
|
OMEN 15 (Core i7-9750H) |
2641
|
Core i7-10710U |
2214
|
Core i5-9300H |
1922
|
Core i7-1065G7 |
1603
|
Core i7-10510U |
1506
|
Core i5-1035G4 |
1480
|
Core i5-10210U |
1416
|
Core i5-1035G1 |
1370
|
Core i3-10110U |
906
|
Celeron N4000 |
301
|
Celeron 4205U |
293
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
CPUとしては、第9世代のCore i5-9300HまたはCore i7-9750Hが使われています。試用機で使われていたCore i7-9750Hは非常に高性能で、ベンチマークテストでは優れた結果が出ました。さすがに上位のCore i9には及ばないものの、ゲーミングノートPCとしては十分なパフォーマンスです。
下位モデルで使われているCore i5-9300Hは、Core i7-9750Hに比べてるとパフォーマンスがやや劣ります。とは言えゲームの快適さにはCPUよりもGPU性能のほうが強く影響するので、問題ない範囲です。重いゲームをプレーしないのであれば、価格の安いCore i5モデルを選ぶのもいいでしょう。
3Dグラフィックス性能
GPU | 3DMark Fire Strike Graphicsスコア |
---|---|
RTX 2080 |
23762
|
RTX 2080 Max-Q |
20066
|
RTX 2070 |
19918
|
RTX 2070 Max-Q |
17933
|
OMEN 15 (RTX 2070 Max-Q) |
17555
|
RTX 2060 |
14945
|
GTX 1660 Ti |
14392
|
GTX 1650 |
8513
|
GTX 1050 |
5912
|
MX250 |
3711
|
Iris Plus (Core i7-1065G7) |
2846
|
UHD (Ice Lake Core i5) |
1396
|
UHD (Comet Lake Core i7) |
1335
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
GPUとしては、ミドルレンジのGTX 1660 Ti / RTX 2060、またはミドルハイのRTX 2070 with Max-Qデザインが使われています。RTX 2070 with Max-Qデザインは薄型PC向けにパフォーマンスをやや落としたGPUで、無印のRTX 2070よりも性能は若干控えめ。とは言えゲーミングノートPCとしては上位に入る性能で、前述のベンチマーク結果をご覧いただければおわかりのとおりそこそこ重いゲームでも画質を調整することで快適に楽しめます。
GTX 1660 TiおよびRTX 2060はRTX 2070 with Max-Qデザインに比べて性能は劣りますが、それでも人気ゲームを快適にプレー可能です。処理の重いゲームはやや厳しいものの、フォートナイトやPUBGなどの中量級ゲームには十分。画質を調整すれば、144Hzのなめらかな動きで楽しめます。
ストレージ性能
ストレージはSSD + HDDのデュアル構成です。SSDはPCIe 3.0 x4の超高速タイプで、ゲームのインストールや起動、プレー中のデータ読み込みが高速に行なわれます。
ただし256GB SSDでは複数のゲームをインストールすると、空き容量がだいぶ減ってしまいます。容量を気にせず使いたいなら512GB SSDがおすすめ。容量が大きいゲームはHDD側にインストールするのも手です。
デザインと使いやすさ
重厚感満点の外観
本体カラーはシャドウブラック。表面はツヤ消しで、深みのある黒が印象的です。ボディには質感と剛性 (ねじれに対する強さ)に優れるアルミ素材が使われており、安っぽさはまったく感じられません。LEDイルミネーションによる派手さはなく、重厚感あふれる印象です。
スリムなボディ
接地面積は幅360×262mm。B4サイズ (幅364×奥行き257mm)よりもわずかに大きい程度です。15インチタイプのノートPCとしては標準的な大きさですが、ゲーミングノートPCとしてはコンパクト。高さは公称値で20mmで、こちらもゲーミングノートPCとしてはとてもスリム。底面部のサーマルバンプ (ゴム足)を含めると27.5mmですが、それでも十分薄く感じます。
標準的なディスプレイ
画面の大きさは15.6インチで、解像度は1920×1080ドットのフルHD。ゲーミングノートPCとしては標準的なスペックです。ディスプレイの表面は光沢なしのノングレアタイプで、映り込みが抑えられています。
144Hzの高リフレッシュレート
リフレッシュレート (画面の書き換え速度)は最大144Hz。据え置きゲーム機やテレビ、一般的なノートPCでは60Hzが標準的ですが、それらに比べて画面の動きがとてもなめらかです。画面のカクつきが少ない上、描画の遅延も抑えられるのでコンマミリ秒の反応で勝敗がわかれるシビアな対戦ゲームを有利に進められます。
ちなみに下の動画は、60Hzと144Hzの画面を5倍スローモーションで撮影したものです。普通の速度なら60Hzでも違和感はありませんが、実際には144Hzのほうがなめらかに動いていることがわかります。
映像は自然な色合い
ディスプレイには広い視野角と自然な発色が特徴のIPSパネルが使われています。実際に写真や動画、ゲームの画面を映し出してみましたが、色に違和感はありませんでした。コントラストが高く、とても色鮮やかです。
ゲームには普通に使えるキーボード
キーボードはテンキー付きの日本語配列です。英数字キーや記号キーについては特殊な配置はなく、普通に利用できます。キーピッチ (キーとキーの間隔)は18.6mmで、理想とされる19mmよりもわずかに狭め。しかし実際に使ってみても、特に窮屈さは感じませんでした。
RGBバックライトに対応
キーボードはRGBバックライト対応です。標準収録ソフト「OMEN Command Center」を使えばキーごとに光の色を変えたり、発光パターンを変更したりできます。
しっかりとした手応えのタイプ感
キーストローク (キーを押し込む深さ)は1.8mmです。タイプ感が確実に感じられるので、操作に迷いが生じません。最近はゲーミングノートPCでも1.5mm以下のキーストロークであることが多く、そのような機種に比べるとOMEN by HP 15-dh0000のタイプ感はしっかりとしています。
キーボードは26キーロールオーバー
公式情報によると、キーの同時押し認識数は26キーまで。誤認識を防ぐアンチゴースト機能にも対応しているとのことです。実際にキーの同時押し認識数を調べたところ13キーまでしか確認できませんでしたが、WASDキーまわりはしっかりと認識されていたのでゲームでは問題なく使えるでしょう。
インターフェースは左側に集中
周辺機器接続用のインターフェース (端子)類はかなり充実しています。複数のゲーミングデバイスを使っても、端子が足りなくて困る場面はないでしょう。ただしよく使う端子類が左側面に集中しているため、プレー中は左側がケーブルでごちゃつきがちです。
価格について
OMEN by HP 15-dh0000にはパーツ構成の異なる4種類のモデルが用意されています。それぞれのスペックと価格については以下の表のとおりです。
主なラインナップ
ベーシックモデル | |
---|---|
13万0126円 | |
スタンダードモデル | |
14万8335円 | |
パフォーマンスモデル | |
16万3680円 | |
ハイパフォーマンスモデル ※今回の試用機 | |
18万4140円 |
※2020年2月26日時点。価格は税込、7%オフクーポン適用時
なかでも特に注目したいのは、RTX 2070 with Max-Qデザインを搭載したハイパフォーマンスモデルです。同クラスの他社製品だと普通は税込で20万円を超えますが、OMEN by HP 15-dh0000なら税込18万4140円 (7%オフクーポン適用時)と1万円以上お買い得。パーツカスタマイズには対応していませんが、そのぶんハイエンドモデルを他社よりも安く購入できます。
RTX 2070の狙い目機種
よかった点
いかにもゲーミングPC的な派手さはないものの、落ち着いた雰囲気の外観は好印象です。144Hz対応ディスプレイや26キーロールオーバーなど、ゲーマー向けの機能も充実しています。そしてなんとい言っても、ハイスペックモデルが安い点が大きな魅力です。他社製品よりも1万円以上安く、お得に入手したい人におすすめします。
気になった点
ハイエンドモデルは安いものの、GTX 1660 Ti / RTX 2060搭載のミドルレンジモデルはそれほど安くありません。ディスプレイやキーボードの品質を含めたトータルのコスパは悪くないのですが、できればこれらのモデルも安くして欲しいところです。
またケーブル類が本体左右でゴチャつきがちなのもちょっと残念。電源コネクターや有線LAN端子が背面にあるだけで周囲がスッキリとするのですが、側面のみだとケーブルの取り回しで少々手間がかかるかもしれません。
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