注意
「メモリーの設定変更で解決するのでは?」という意見がありますが、「設定変更で起動しなくなった(COMSクリアで解決)」「設定変更後にBIOSアップデートで起動しなくなった(メーカー修理)」との報告をいただいています。原因は不明ですが(ソフトウェア側?)、メモリーの設定は変更しないほうが無難です。
5月ごろにOMEN 45Lのエクストリームモデル(Core i9-12900K + RTX 3090搭載)を購入しまして、それから半年近く標準の32GBメモリーで使ってきました。特に不満はなかったのですが、なんとなく「メモリー増設しておこうかな~」ぐらいの気持ちで「KF437C19BB1AK2/32」を購入したわけです。
Kingston FURYシリーズでDDR4-3733に16GB×2で、元から使われているものと同じだと思ったわけですよ。アマゾンの販売ページでも、レビューで「純正品と同じ」とか書いている人がいたので、それをすっかり信じちゃったんですね。
実際に動かしてみたらですね、メモリーの速度が下がっているんですよね。
メモリーの仕様を確認したら、モジュール密度が違っていました。やっちゃった……。
メモリー速度が低下したためか、3DMark Time Spyのスコアは微妙に下がっています。0.6%なので誤差みたいなものですが……。
GPU性能(DirectX 12)
GPU | 3DMark Time Spy Graphicsスコア(DX12,WQHD) |
---|---|
増設前32GB |
19056
|
増設前64GB |
18951
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
PCMark 10のテストでは、一般作業とビジネス作業ではスコアが上がっています。しかしコンテンツ制作のテストではスコアが0.4%下がりました。誤差みたいなものですが、3DMarkでも下がっていることからメモリー速度が低下したことでグラフィックス性能に影響が出ているのでしょう。
PCMark 10ベンチマーク結果
テスト | スコア |
---|---|
Essentials (一般的な利用) 目標値:4100 |
11092
11241 |
Productivity (ビジネス利用) 目標値:4500 |
10164
10980 |
Digital Contents Creation (コンテンツ制作) 目標値:3450 |
15529
15474 |
全体的なパフォーマンスは上がっているとは言え、ゲーミングPCでもっとも肝心なグラフィックス性能が下がったのがショックです。というか、3733MHzで16bitの16GBモジュールがどこにも売ってないのですが、そもそも存在するのでしょうか?
ということで、今回はOMEN 45Lのメモリー増設でやらかした件を紹介しました。メモリー購入ページをよく確認すればわかることなので、みなさんは失敗しないよう(あるいは納得ずくで購入するよう)注意してください。
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