冬場のデスクワークで、ヒザ上がとても冷えることってありませんか? エアコンの温度を上げると上半身は温まりますが、机の下は意外に温まりにくいもの。特にヒザ上の大腿部やスネのあたりが冷えがちです。ひざ掛けを使っても、なかなか温まらない人も多いでしょう。
そんな人におすすめしたいのが、デスクの天板/引き出しの裏に設置できる赤外線パネルヒーターです。マグネットでペタッとくっつけてコンセントにつなげば、デスクがこたつに早変わり。突きつけるような熱さではなく、じんわりと染みこむような温かさです。
ただ筆者は以前にデスク用のパネルヒーターを購入したことがあるのですが、安さだけで選んだら見事に失敗しました。作りが厚くて脚に引っかかりやすく、しかもマグネットが弱かったので頻繁に落ちてくるんですよね。
しかし今回サンワダイレクトよりお借りしたの「フジカ・パル・サーモ」は厚さが4cmと薄く、マグネットの力もしっかりしています。重量は約1kgと軽いので、経年劣化で磁力が多少劣化しても落ちてくることはなさそうです。
そこで今回はメーカーからお借りした「フジカ・パル・サーモ」を使って、実際の使用感についてレビューします。
この記事の目次
製品詳細ページ
デスク下遠赤外線パネルヒーター パル・サーモ フジカ(サンワダイレクト)
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外観について
フジカ・パル・サーモは赤外線パネルヒーターとしてはコンパクトです。設置面積は幅38cm×奥行33cmですが熱が発生するパネル部分はさらに小さく、幅28cm×奥行き24.5cm程度。机の下を全面的に温めるのではなく、ヒザ上あるいはスネの部分をピンポイントで温めることを目的としています。
木製デスクへの取り付けについて
フジカ・パル・サーモは裏面の磁石により、スチール(鉄)製のデスクに貼り付けられます。しかし筆者のデスクは木製で、そのままでは貼り付けられません。そこで木製デスクでもフジカ・パル・サーモを使えるように、ちょっとした工作を施しました。
と言っても、金具を両面テープで天板の裏に貼り付けるだけ。非常に簡単です。今回は両面テープで貼り付けましたが、より強固に貼り付けるならネジで固定するといいでしょう。両面テープは製品によっては、あとではがすことも可能です。
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今回のDIYのポイントは、木製デスクをなるべく傷めないという点です。引き出しがあるタイプの机でも有効でしょう。別の金具やネジを使えば、より強固に貼り付けられるはずです。
どの程度温まるのか?
フジカ・パル・サーモを使えばどの程度温まるのか、赤外線サーモグラフィーを使って温度を調べました。なにもない状態で熱を放射させると70度を超えましたが、実際に触れた温度はそれほど高くありません。触れても温かいなと感じる程度ですので、ヤケドの心配は必要ないでしょう。遠赤外線の効果によるものだと思われます。
少し離した状態でどれくらい温まるのか調べたところ、10~11cmで36度前後でした。距離が縮まれば、より温まるでしょう。パネル部分から数センチ程度だと、こたつのように十分温かく感じます。ただし距離が遠くなれば、思ったほど温まらないかもしれません。できるだけ近づけた状態で使うことをおすすめします。
電熱線や灯油などを使ったヒーターよりは熱が弱いものの、ぬるい程度の温度でゆっくりと温めるほうが体への負担が少ない気がします。また温度が上がりすぎないので、ヤケドや火事の心配がない点もポイントです。
ただ温まる場所(放射範囲)が小さいため、たとえば脚の両脇まで熱が届かないかもしれません。そんなときはひざ掛けを合わせて使うといいでしょう。
ということで、今回は冬場におすすめの遠赤外線ヒーター「フジカ・パル・サーモ 」を紹介しました。公式サイトでは販売が終了していますが、アマゾンなどでは販売されています。デスクワーク時の冷えに困っている人は、試してみてはいかがでしょうか。
製品詳細ページ
デスク下遠赤外線パネルヒーター パル・サーモ フジカ(サンワダイレクト)
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