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このたび、Surface Goの8GBメモリー+128GB SSD搭載モデルを購入しました。発売日当日に到着してからいろいろと触っているのですが、なかなかイイ感じです。
ですがペン入力や各種アプリの使い勝手などはまだじっくりと検証しておらず、結論を出せるほど使い込んではいません。そこでまずはSurface Goの見た目や本体の使い勝手などのファーストインプレッションを、フォトレビューという形でお届けします。
Surface Go
※キーボードは別売り
https://komameblog.jp/surface/
Surface Goのスペック
OS | Windows 10 Home(Sモード) ※無料でWindows 10 Homeに切替可能 |
---|---|
CPU | Pentium Gold 4415Y |
メモリー | 4 / 8GB |
ストレージ | 64GB eMMC または 128GB SSD(PCIe) |
グラフィックス | Intel HD Graphics 615 |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 10インチ、1800×1200ドット、光沢、タッチ/ペン入力対応 |
通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1 |
インターフェース | USB Type-C×1、Surface Connect、microSD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力 |
セキュリティ機能 | TPM 2.0 |
カメラ | フロント:500万画素、リア:800万画素、赤外線カメラ(Windows Hello対応) |
サイズ/重量 | 幅175×奥行き245×高さ8.3mm/約522g |
バッテリー駆動時間 | 最大9時間(動画再生時) |
※2018年9月1日時点。個人モデル。構成や価格は変更される場合があります
とにかく小さい!
実物を目の前にするとわかるのですが、Surface Goは本当にコンパクトです。大きさとしてはB5サイズ相当。一般的なノートを少し小さくしたくらいの大きさと言えば、サイズ感をイメージしやすいでしょう。
12.3インチのSurface ProはほぼA4サイズで、Surface Goとは大きさがふた回り以上違います。
ただ最近の10インチタブレットとしては、それほど小さいわけではないんですよね。手元にあったiPad 2(2011年発売)と大きさを比べてみると、ほぼ同じサイズでした。新型のiPadよりはだいぶ大きいと思います。
とは言うものの、Windows 10 PCとしては非常にコンパクト。このサイズなら、バッグのなかにも楽々と入ります。
本体のみの厚さは8.3mmで、とても薄く感じます。重さにかたよりもなく、手に持っていてもバランスが悪いと感じることはありません。
ただ本体だけで使うことはなく、おそらくタイプカバーを付けて持ち歩くことになるでしょう。この場合だと高さは実測14mmで、少し厚みを感じます。と言っても、Windows PCとしてはこれでも非常に薄いんですけどね。
重さは公称値で約522gで、実測値では526gでした。新しいiPadは469g(Wi-Fiモデル)よりはちょっと重めです。とは言え腕に負担がかかることなく軽々と持ち上げられますし、片手で持ち続けても疲れることはありません。
タイプカバーを付けると、ちょっと重みが増します。PCとしては非常に軽いのですが、フットプリント(接地面積)が小さいので、数値以上に重く感じるのです。ただSurface Proではタイプカバー込みだと1kgを超えるので、ふたつを持ち比べてみたらSurface Goのほうが非常に軽く感じました。
高品質すぎるデザイン
個人的な話で恐縮ですが、筆者はSurfaceシリーズのデザインが大好きです。これまでSurface Pro/Laptop/Book 2など検証してきましたが、デザインについてはどれも非常に洗練されていると思っています。エッジのたった角の部分や、破綻なく湾曲している自然な曲線、マグネシウムボディの高い質感など、どこを見てもほれぼれするほどの完成度です。
Surface Goでも、その高品質なデザインが踏襲されています。造形と質感に関しては、ほぼSurface Proと同じ。ただフォルムが全体的にやや丸みを帯びており、シャープというよりもカワイイ感じになりました。
Surface Go最大傾斜時のたわみ。Surface Proでも見られましたが、手を載せて力を入れるとけっこう動きます#SurfaceGo pic.twitter.com/V7IXNm5hsQ
— こまめブログ💻 (@littlebeansinfo) 2018年8月28日
Surface Goのデザインは本当にカッコいいのですが、唯一気になる部分があります。それは背面上部にある濃いグレーの部分。Wi-FiやLTEの電波のとおりを良くするためにこの部分だけ樹脂(プラスチック)が使われているのですが、帯のようでちょっと違和感を感じるわけです。
しっかり使えるタイプカバー
今回筆者は、コバルトブルーのSurface Go Signature タイプカバーを購入しました。Surface Goとは別売りなのですが、Surface Goを活用するには必須のアイテムです。
アルカンターラはパームレスト側が若干硬い仕上がりで、背面は起毛風の柔らかい手触りです。高級感は抜群なのですが、長期間使うと汚れが気になるところ。まあどうしようもないほど汚れてしまったら、新たに買い直せばいいわけですが。
国内版は標準的な日本語配列で、キーボードバックライトにも対応しています。キーピッチ(キーとキーの間隔)は実測で16.5mmでした。フルピッチ(19mm)よりも狭いので多少窮屈に感じますが、指先でキーを打つように意識すると案外普通に使えます。
キーストロークは実測で1mm強でした。正確には測れなかったのですが、もしかすると1.2~1.3mm程度なのかもしれません。ノートPCの標準である1.5mmのキーストロークと比べると、かなり浅く感じます。
ただしタイプ感は悪くありません。ストロークは浅いのですがキーを押した瞬間にやや固めのクリック感があり、手応えはしっかり感じられます。クリック感はSurface Pro用のタイプカバーよりも固め。若干プチプチとした感触があり、MacBookのキーボードのストロークを少し深くしたような印象です。
タイプカバーはキーボードの上部を本体側にくっつけることによって、キーボード全体を傾斜させることができます。キーボードが斜めになっているほうが手首を自然な角度にキープできるのですが、この状態だとタイプ音とたわみが大きくなってしまいます。
クリック感が硬いこともあり、タイプ音はしっかり聞こえます。接地した状態では「コツコツコツ」という感じですが、斜めにすると「カチカチカチ」と響きました。キーボードの静音性については、Surface Pro用のほうが上です。ただしキーボード自体が小さいためか、たわみはSurface Pro用ほど生じません。
精細で発色のいい液晶ディスプレイ
液晶ディスプレイのサイズは10インチで、解像度は1800×1200ドット。アスペクト比(縦横比率)は3:2で、一般的な紙の比率に近くなっています。色合いは自然で、明るさも十分。標準ではスケーリングが150%に設定されていますが、人によっては少し見えづらく感じるかもしれません。そのような場合は、デスクトップの拡大率を変更するといいでしょう。
ちょっと気になるのはベゼルが太い点と、画面の表面が光沢仕上げであるため映り込みが生じる点です。とは言えベゼルが狭くなるとキーボードも小さくしなければなりませんし、光沢仕上げはタッチ操作やペン入力に対応するためと思えば仕方がありません。
インターフェースは少ない
周辺機器接続用として用意されているインターフェース(端子類)は、USB Type-CとSurface Connectのみです。フルサイズのUSB端子は用意されていないため、従来のUSB機器を使うにはUSB A-Cの変換アダプターを利用する必要があります。
とは言うものの、USB-Type-Cはいろいろな用途に使えるので便利です。モバイルバッテリーからの充電も可能ですし、DisplayPort変換ケーブルがあれば液晶ディスプレイにも接続できます。またSurface Connectに別売りのSurfaceドックをつなげれば4ポートのUSB端子や有線LANなども利用可能です。
コンパクトで高品質、さらに使いやすい!
ということで、今回はSurface Goのファーストインプレッションをフォトレビューという形でお送りしました。今後ペン入力やそのほかのアクセサリーを試したり、各種アプリを使って実際に作業を行なうなど、より詳細な検証を行なう予定です。検証結果は別の記事で公開するので、いましばらくお待ちください。更新情報は当サイトのtwitterアカウントでお知らせするので、フォローしていただくことをおすすめします。
ひととおり触ってみて感じたのは、小さくても意外に使いやすいという点です。画面はやや小さいものの映像はキレイでハッキリと見えますし、キーボードのサイズや打鍵感、配列も実用的に使えるレベル。自宅や外出先で手軽に使うには、ちょうどいい仕上がりだと思います。
メインのPCとしてバリバリと使うには、パフォーマンスと端子の数が少し足りません。しかしライトな利用には過不足ない仕上がりだと、いまのところは感じています。
なおパフォーマンス面については別の記事で詳しく解説していますので、そちらを参考にしてください。
Surface Go
※キーボードは別売り
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