ThinkCenter M75s Small Gen2(以下、M75s Gen2)やThinkCenter M75t Mini-Tower Gen2(以下、M75t Gen2)をSSDなし構成で購入すると、M.2 SSD取り付け用のパーツが付いてきません。そのままではM.2 SSDを取り付けるのがとても面倒で、強引に取り付けたとしても不具合の不安が残ります。

SSD&Wi-Fiなしでカスタマイズすると、SSDを固定するためのパーツが付いてきません
対処方法はいろいろありますが、いちばん確実なのは「ThinkCentre M.2 2280 SSDキット」を利用することです。対象機種はThinkCentre M70/80/90とされていますが、M75s Gen2とM75t Gen2で問題なく使えました。

別売りのThinkCentre M.2 2280 SSDキット
ThinkCentre M.2 2280 SSDキットは、レノボ直販サイトにて2200円で販売されています。現在(2021年6月)は納期がやたら長く、3ヵ月以上で出荷とのこと。もしかすると短縮されるかもしれませんが、筆者の場合でも手元に届くまで2ヵ月くらいかかったので、かなり時間がかかるでしょう。
リンク
ThinkCentre M.2 2280 SSDキット販売ページ
ちなみにレノボ公式以外のショップでも販売されていますが、基本はメーカー取り寄せなので納期は変わりません。納期が1~2週間と書かれていても、「メーカーからの納品が遅れている」と言われて到着が遅れます(筆者経験談)。
本体購入時にHDDのみではなくSSD付き構成で購入すればこんなに待つことはなかったのですが、いまさら言っても仕方がありません。とりあえずこの記事ではどんなものかを紹介するので、買うか買わないかは各自の判断でお願いします。
梱包について

ThinkCentre M.2 2280 SSDキットの箱

黒い取り付けパーツとSSD固定用のトレイ、ヒートシンクが同梱

説明書はこれだけ
SSDの取り付け その①

500GB以下のSSDを取り付ける場合は、このパーツを使います

まずは黒いパーツのツメを、本体内部のこの部分にある「2」の穴にはめ込みます

トレイとSSD。SSDはType-2280のみ利用可能です

トレイにSSDをセット

そのままの状態でM.2スロットにSSDを差し込みます

最後にSSDをピンで固定すればOK
SSDの取り付け その②

1TB以上のSSDを使う際は、このパーツを使います。1TB未満のSSDでも発熱が心配ならこれでもいいでしょう

先ほどと同様に、ピン付きの黒いパーツのツメを本体にはめ込みます

SSDをトレイにセット

さらにヒートシンクをセット。まずは写真左側の部分をとおし、次に右側の金具を押し下げてはめ込みます

SSDをM.2スロットにセットし、黒パーツの上でピンを使って固定すればOK
以上で取り付けは終了です。DIYしたり別のパーツを使ったりするよりもはるかに手軽で安心です。これで送料込み2200円はお買い得!
ただし繰り返しますが、商品の到着が遅いんですよね。こんなことなら最初からSSD付きで買っておけばよかったと思わざるを得ません。レノボさん、これ納期がもっと早くなりませんかね?
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