
こんな人におすすめ
- ゲームを大きな画面で楽しみたい
- 高解像度の美しい画面は必須
- ヌルヌルな動きでゲームを有利にプレーしたい
ASUS TUF Gaming VG27AQのスペック
液晶サイズ | 27インチ |
---|---|
解像度 | 2560×1440ドット |
アスペクト比 | 16:9 |
リフレッシュレート | 最大165Hz (OC時) |
最大表示色 | 1677万色 |
コントラスト比 | 1000:1 |
色域 | sRGBカバー率 99% |
応答速度 | MPRT 1ms |
輝度 | 350nit |
映像入力 | HDMI 2.0 ×2 DisplayPort 1.2 ×1 |
G-SYNC | G-SYNC Compatible認定 |
FreeSync | - |
スピーカー | 2W + 2W |
ピボット機能 | 左右±90度 |
スイーベル機能 | 左右±90度 |
高さ調節機能 | 0~130mm |
VESAマウント | VESA100 |
サイズ | 幅620mm 奥行き211mm 高さ507mm |
重量 | 8kg |
インターフェース | オーディオ出力、セキュリティースロット |
付属品 | ACアダプター 電源ケーブル DisplayPortケーブル HDMIケーブル 保証書など |
※2019年11月13日時点
この記事ではメーカーからお借りしたTUF Gaming VG27AQについて、デザインや性能、実際のゲームでの使い心地などをレビューします。
この記事の目次
- ▶外観
- ▶映像品質
- ▶そのほかのゲーム向け機能
- ▶まとめ

※2019年11月13日時点
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TUF Gaming VG27AQの外観
本体デザイン
TUF Gaming VG27AQは27インチのやや大型なディスプレイを搭載していることもあり、本体サイズは若干大きめです。と言っても、27インチサイズとしては比較的コンパクト。幅は62cmで、奥行きは21cm程度あれば難なく設置できます。

背面

右側面

ベゼルはかなり細く作られています
設置について
液晶ディスプレイにはスタンドがあらかじめ取り付けられており、設置はベース部分をネジで止めるだけです。VESA 100マウントにも対応しているので、ディスプレイアーム (モニターアーム)なども利用できます。

VESA100マウントに対応

ACアダプターと電源ケーブル、HDMIケーブル、DisplayPortケーブルが付属

スタンド部分にはケーブルを通すための穴が用意されています

映像出力はHDMI×2、DisplayPort×1。ヘッド端子や電源コネクターなども用意されています
高さ / 角度調節
角度や高さの調節機能は幅広く対応しています。左右90度のピボット (回転)に対応しているほか、高さ調節は13cmまで、チルト角度は下5度から上33度まで。左右のスイーベル (首振り)は左右90度に対応しています。柔軟な設置が可能です。

高さは最大13cmまで昇降可能

チルト角度はこのくらい

左右のスイーベルはそれぞれ90度まで
TUF Gaming VG27AQの映像品質
画面サイズと解像度
画面の大きさはゲーム用としてはやや大きめの27インチです。標準的な24インチ前後に比べて画面が大きいぶん視線の動きも大きくなりますが、ゲーム画面の迫力が増します。解像度は2560×1440ドット。フルHDよりも高精細ですが、そのぶんPC側に高いパフォーマンスが求められます。

27インチの大型画面でゲームの迫力がアップ!
リフレッシュレート
リフレッシュレート (画面の書き換え速度)は最大165Hzですが、標準では144Hzに設定されています。165Hzに変更する場合は、OSDからオーバークロックを有効にすればOKです。

OSD (映像設定メニュー)からオーバークロックを有効にします

オーバークロックを有効にすることで、165Hzに変更可能です
165Hzの画面は、動きが非常になめらかです。実際に165Hzを体験したあとに60Hzの画面を見ると、動きがわずかにカクカクしていることがわかるでしょう。
※ゲーム画面を5倍スローモーションで撮影
ただ144Hzと165Hzでは、筆者が見る限りでは違いがあまりわかりませんでした。動体視力のいい人であれば、違いがわかるかもしれません。
※ゲーム画面を5倍スローモーションで撮影

60Hz (左)よりも165Hz (右)のほうが残像感が控えめです
映像品質
液晶ディスプレイにはIPSパネルが使われています。映像は鮮やかで自然な色合い。視野角も広く、画面を多少斜めから見ても、色や明るさが大きく変わることがありません。

WQHDはピクセル比でフルHDの約1.78倍。写真や動画が高精細に映し出されます。ゲーム側で高解像度に対応していれば、美しい画面でプレー可能です

輝度は350nit。明るさにムラはありませんでした
映像のプリセットについて
背面のボタンとスティックを使うことで、映像の色や明るさを変更できます。プリセットとして用意されているのは全部で7種類。ゲームの種類や用途に応じて変更するといいでしょう。

背面のOSDボタン類。スティック型のコントローラーが用意されており、選択操作が非常に簡単です
シーンモード

写真や風景の映像に適したモード。画面が明るくグラデーションの階調表現が自然
レースモード

速い動きの遅延を抑えたレースゲーム向けのモード。輝度はやや低め
映画モード

映画やドラマの視聴に適したモード。影を強調するためにコントラストと彩度が高め
RTS/RPGモード

細部まで見えるよう画面が明るく、コントラストとシャープネスを高めにしたモード
FPSモード

RTS/RPGモードとあまり変わりませんが、コントラストがやや高い印象です
sRGBモード

一般的なディスプレイの色合いを再現したモード。暗く感じる場合は輝度を変更すればOK
MOBA Mode

MOBAをプレーするのに適したモード。明るい緑と明るい赤が強調されています

実際にMOBA系のゲームで確認すると、MOBA Mode (上)のほうが自キャラと敵キャラのゲージが判別しやすいことがわかります
そのほかのゲーム向け機能
G-SYNC Compatible認定
TUF Gaming VG27AQはG-SYNC Compatible認定で、通常のG-SYNC対応ディスプレイと同じくティアリング (画面のズレ)やスタッカリング (カクつき)を抑えることができます。ゲームをよりなめらかな動きで楽しみたい人におすすめです。
HDR対応
TUF Gaming VG27AQはHDR10に対応しているほか、独自のモード (CINEMA HDRとGAMING HDR)にも対応しています。OSDでHDRを有効化したあとWindows 10のディスプレイ設定でHDRを有効にすると、対応動画や対応ゲームをHDR化可能です。
実際にHDR対応ゲームを試したところ、確かにコントラストが高く色にメリハリでましたが、一部のシーンではくすんだように見えることもありました。ゲームによってけっこう変わるのかもしれません。

HDRの画面 (左)と、通常のSDR (右)画面
シャドウブースト
シャドウブーストは、暗い部分をはっきりと映し出すための機能です。影などで視認性が低いシーンでも、なんとなく周囲がわかるようになります。
ゲームプラス
ゲームプラス機能は、ゲーム画面にプレーを補助するための映像を重ねる機能です。クロスヘア (照準)やFPS、タイマーなどを表示することで、ゲームを有利に進めることができます。

照準として使えるクロスヘア機能 (左)や、画面の一部を拡大できるスナイパー機能 (右)を用意
ワンランク上の高品質ゲーミングディスプレイ
よかったところ
27インチとしては本体がコンパクトで設置が簡単な上に、高さや角度を自由に変えられる点は高評価。ベゼルがかなり細いので、画面周りがスッキリとしています。視野角が広く、マルチディスプレイでの利用にも問題ありません。ゲーム向けの機能はどれも非常に便利です。
気になったところ
165Hzのゲーム画面は確かに動きがなめらかなのですが、個人的には144Hzとの違いを実感できませんでした。また27インチの画面は迫力はありますけれども、視野が狭い人だと目を大きく動かすことになる気がします。それにWQHDはフルHDよりも高精細ですが、PC側でGeForce RTXクラスの高いパフォーマンスが必要になるため環境を選ぶかもしれません。

※2019年11月13日時点
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