ポイント
- 本体がコンパクト
- 最安モデルは3万円台から
- DVD & VGA対応
Vostro 3000 (3471)のスペック
CPU | ・Celeron G4930 ・Pentium G5420 ・Core i3-9100 ・Core i5-9400 ・Core i7-9700 |
---|---|
メモリー | ・4GB ・8GB |
ストレージ | ・256GB SSD (SATA) ・1TB HDD |
グラフィックス | ・UHD 610 (CPU内蔵) ・UHD 630 (CPU内蔵) |
チップセット | B365 |
電源 | 200W |
※2020年2月20日時点。構成は変更される場合があります
フォームファクター | ※独自仕様 |
---|---|
SATAポート | 3 |
M.2スロット | 2 (Wi-Fi用×1 + ストレージ用×1) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
ドライブベイ | 3.5インチ×1 |
拡張スロット | PCI Express x16×1 PCI Express x1×1 |
有線LAN | 1000Mbps |
無線LAN | IEEE802.11b/g/n |
Bluetooth | 4.0 |
USB3.1 | - |
USB3.0 | 2 (前面) |
USB2.0 | 4 (背面) |
USB Type-C | - |
Thunderbolt 3 | - |
メモリーカード | SD |
HDMI | 1 |
VGA (D-sub15) | 1 |
DisplayPort | - |
DVI | - |
シリアルポート | - |
PS/2 | - |
サイズ | 幅92.6mm 奥行き293mm 高さ290mm |
重量 | 最小 4.81kg |
付属品 | USBマウス、USBキーボード、電源ケーブルなど |
オフィス | ※オプションで追加可能、付属モデルあり |
この記事では筆者が購入した実機を使って、本体の外観や機能、実際の性能についてレビューします。
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本体の外観
Vostro 3000 (3471)はスリム型のデスクトップPCです。一般的なスリム型PCに比べて奥行きと高さが4cm程度短く、スリム型PCのなかでも特にコンパクト。設置に場所を取らない上、目の前に置いても圧迫感がありません。また小さいにも関わらず、十分なインターフェース (端子類)を用意しています。
デスクトップの主な分類
ミドルタワー型 | ミニタワー型 | スリム型 | コンパクト型 |
機能:◎ 拡張性:◎ 省スペース性:× 冷却性能:◎ |
機能:◎ 拡張性:○ 省スペース性:△ 冷却性能:○ |
機能:○ 拡張性:△ 省スペース性:○ 冷却性能:△ |
機能:△ 拡張性:× 省スペース性:◎ 冷却性能:△ |
前面のインターフェース
- ① 光学ドライブ
- ② 電源ボタン
- ③ SDカードスロット
- ④ ヘッドセット端子
- ⑤ USB3.0
背面I/Oパネルのインターフェース
- ① オーディオ端子
- ② VGA (D-sub15ピン)
- ③ HDMI
- ④ USB2.0
- ⑤ 有線LAN
分解方法とパーツ交換について
Vostro 3000 (3471)は本体がコンパクトであるため、内部の拡張性はあまり高くありません。またHDDやメモリーの増設 / 交換のためにいくつかのパーツを取り外す必要があり、そのぶん少し手間がかかります。パーツ増設によるパワーアップは可能ですが、どちらかと言うと買ったときの状態のまま使い続ける人向けです。
拡張スロットの構成
- ① M.2スロット (SATA)
- ② PCIExpress x1
- ③ PCIExpress x16
Vostro 3000 (3471)のベンチマーク結果
試用機のスペック
モデル名 | エントリーモデル |
---|---|
CPU | Celeron G4930 |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 1TB HDD |
グラフィックス | UHD 610 (CPU内蔵) |
※ベンチマーク結果はパーツ構成やタイミング、個体差などによって大きく変わる場合があります
ストレージ性能
Vostro 3000 (3471)のストレージ構成は、256GB SSDまたは1TB HDDです。HDDのほうが容量が大きいのですが、Windows 10の快適さはSSDのほうが格段に上。ファイルのやり取りが速いだけでなく、ウィンドウズやソフトの起動も高速化されるためです。改造なしでそのまま使うならSSDモデル、自分でSSDを追加するならHDDモデルを選んでください。
なおVostro 3000 (3471)で使われるSSDは、SATA接続タイプです。PCIe接続タイプよりもアクセス速度は劣りますが、それでもHDDよりも格段に快適に使えます。
ウィンドウズの起動時間
HDDを搭載したCeleron搭載モデルでウィンドウズの起動時間を計測したとこと、平均44.62秒でした。HDD搭載機種としては速いほうですが、SSD搭載機種なら15~20秒程度であることを考えると、そのぶん時間をロスしていると言えます。
またHDDは長年使用するにつれて、性能が徐々に落ちる場合があります。いまは44秒台でも、しばらく使うと1分以上かかるようになるかもしれません。定期的にメンテナンスを行なうことである程度は回避できますが、長期間利用するならSSDのほうが断然おすすめです。
起動時間の計測結果(手動計測)※Celeron + HDDモデル
1回目 | 51.8秒 |
---|---|
2回目 | 40.7秒 |
3回目 | 45.6秒 |
4回目 | 39.5秒 |
5回目 | 45.5秒 |
平均 | 44.62秒 |
CPU性能
CPU | PassMark CPU Markスコア |
---|---|
Core i9-9900K |
19867
|
Core i7-9700K |
17208
|
Core i7-9700F |
17034
|
Core i7-9700 |
16409
|
Core i7-8700 |
15412
|
Core i5-9400F |
12043
|
Core i5-9400 |
11392
|
Core i5-8400 |
11229
|
Core i3-9100 |
8784
|
Core i3-8100 |
8027
|
Vostro 3471 (Celeron G4930) |
3377
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
CPUとしてはCeleron G4930とPentium G5420、Core i3-9100、Core i5-9400、Core i7-9700の5種類が用意されています。もっとも安くて性能の低いCeleron G4930搭載機種でベンチマークテスト (性能テスト)を行なったところ、かなり低めの結果となりました。
Celeron搭載の最安モデルはネットを見るくらいなら問題ありませんが、使い方がかなり限定されます。ビジネス資料の作成などに使うのであればCore i3以上、データ処理に使うのであればCore i5以上、プログラミングや画像 / 動画の加工などに利用するならCore i7がおすすめです。
作業の快適さ
テスト | スコア |
---|---|
Essentials (一般的な利用) |
4100 4747
|
Productivity (ビジネス利用) |
4500 4400
|
Digital Contents Creation (コンテンツ制作) |
3450 1700
|
※スコアの目安はPCMark 10公式サイトによるもの
PCを使った作業の快適さを計測するPCMark 10のテスト結果は上記のとおり。一般的な利用 (Web閲覧やビデオチャットなど)については目標値を上回っているので問題ありません。しかし表計算やワープロなどのビジネス利用のテストについては、目標値をやや下回っています。仕事で日常的に利用するのであれば最安モデルではなく、Core i3以上のCPUや8GB以上のメモリー、あるいはHDDではなくSSDを搭載したモデルを選んでください。
価格について
Vostro 3000 (3471)には2020年2月20日時点で、55種類ものモデルが用意されています。ただし基本となるモデルは少なく、あとはオフィス付きやディスプレイ付き、あるいは納期が早い「即納モデル」などのバリエーションモデルです。非常に選びにくいので、CPU / メモリー / ストレージで対象を絞り込むといいでしょう。
主なラインナップ
エントリーモデル | |
---|---|
3万6942円 | |
エントリー・プラスモデル | |
3万9582円 | |
ベーシックモデル | |
4万6622円 | |
プレミアムモデル | |
5万5422円 | |
プレミアムモデル(大容量メモリー搭載) | |
5万9822円 | |
プレミアムモデル(大容量メモリー・SSD搭載) オススメ | |
6万4222円 | |
プラチナモデル(大容量メモリ) | |
7万9182円 |
※価格は税込&20%オフクーポン適用時、2020年2月20日時点
VGA&DVD対応で価格が安い
よかった点
スリム型PCとしてはコンパクトで、設置に場所を取らない点がポイント。VGA (D-sub15ピン)や光学ドライブも付いているので、古い映像機器やDVDでインストールするソフトも利用できます。値段も比較的安いので、複数台まとめて導入してもそれほど大きな負担にはなりません。
気になる点
パーツカスタマイズでメモリー容量やストレージ構成などを変えられない点が残念です。そのぶん価格が安いのですが、自分でパーツを増設 / 交換するのも手間がかかります。手間なく快適に使うなら、Core i5 + 8GBメモリー + 256GB SSDモデルを選ぶといいでしょう。
あと細かいのですが、USB3.0端子が前面にしかないのが気になります。外部ストレージをUSB3.0で接続する場合、背面に端子を挿せないのは少し不便です。
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