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ジョーシン webショップにて、2023年に発売されたASUSのポータブルゲーミングPC『ROG Ally』Ryzen Z1モデル(下位モデル)が5万9800円で販売中です。現在の相場価格は7万円台後半。旧モデルとは言え、これだけ値下がりするとお買い得感があります。

ジョーシンWebショップで特価販売中
スペック
OS | Windows 11 Home |
---|---|
ディスプレイ | 7インチ 1920×1080 光沢 120Hz |
CPU | Ryzen Z1 |
グラフィックス | Radeon Graphics ※CPU内蔵 |
メモリー | 16GB LPDDR5-6400 ※オンボード |
ストレージ | 512GB PCIe Gen4 x4 SSD |
通信 | Wi-Fi 6E、Bluetooth5.1 |
インターフェース | ROG XG Mobileインターフェース、USB3.2 Gen2 Type-C(USB PD / 映像出力対応)×1、microSDカードスロット、ヘッドホン端子 |
幅×奥行き×高さ | 幅280×奥行き111.38×高さ21.22~32.43mm / 約608g |
バッテリー | 約10.2時間 |

両手に持って利用するのが基本スタイル。別途ケーブルを接続すればPC周辺機器を利用できます

ニンテンドースイッチOLEDモデルとのサイズ比較
ただし、性能についてはほどほどである点に注意してください。上位のRyzen Z1 Extremeモデルでは「軽めのタイトルならそこそこ遊べるレベル」ですが、下位モデルはそこまで達していない可能性があります。

Ryzen Z1 Extremeは8コア16スレッドで、Z1は6コア12スレッド
ベンチマークスコア集計サイトの結果を見ると、CPU性能はそれほど高くはありません。Ryzen Z1 Extremeなら十分高性能ではありますが、Z1だとノートPC向けCPUとしては中位クラス程度でしょう。
CPUの性能差 (総合性能)
CPU | PassMark CPU Mark Score |
---|---|
Ryzen 7 7840HS |
28630
|
Core i7-12700H |
25613
|
Ryzen Z1 Extreme |
24854
|
Ryzen 7 8840HS |
24970
|
Ryzen 7 7735HS |
23803
|
Ryzen 7 6800H |
23062
|
Ryzen 5 6600H |
18664
|
Ryzen Z1 |
18513
|
Ryzen 5 7535HS |
17917
|
Core i5-12450H |
16268
|
※スコアはPassMark CPU Benchmarksによる集計値で、実機の結果ではありません
またグラフィックス性能についても、Ryzen Z1搭載の下位モデルでは、だいぶ低めの結果です。感覚的には、ごく軽めのタイトルを30 fpsでプレー可能といった感じでしょうか。上位モデルなら、そこそこのレベルではあるんですが……。
ノートPC向けGPUの性能(DirectX 12)
GPU | 3DMark Time Spy Graphics |
---|---|
RTX 3050 |
4881
|
Intel Arc Graphics(LunaLake) |
4048
|
ROG Ally上位モデル |
2843
|
Radeon 780M(RDNA3) |
2784
|
Radeon 760M(RDNA3) |
2412
|
Radeon 680M(RDNA2) |
2334
|
Iris Xe(Core i7-13700H) |
1756
|
ROG Ally下位モデル |
1584
|
Radeon 660M(Ryzen 5 6600H) |
1547
|
※スコアはUL Solutionsによる平均値
というわけで、安いことには安いのですが、性能はいまひとつな感じです。まさにその点が、安さの理由なのでしょう。とは言え筐体の作りは(熱が高くなるとは言え)しっかりしていますし、割り切って使ったり、興味本位で触ってみるのであればアリだと思います。画面とバッテリーの付いたミニPCとして考えても、わりとお買い得かと(バッテリーはすぐなくなりますが)。
ちなみにRyzen Z1 Extreme搭載の上位モデルは、7万9800円で販売されています。2024年モデルはまだ10万円オーバーですし、2025年後半に登場予定の次期モデルも値段は高くなりそうですから、割り切ってこのあたりを選ぶのはアリかもしれません。