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NECの「LAVIE Direct NS(e)」は、15.6型の液晶ディスプレイを搭載したスタンダードなサイズのノートパソコンです。今回は当サイトで購入した2016年夏モデルを使って、人気ゲーム「マインクラフト」が快適に動くのかどうか検証しました。
なお今回の検証では、カスタマイズでCPUの種類やメモリー容量を変えてパワーアップしたモデルを使っています。標準構成のモデルでは結果が異なる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
LAVIE Direct NS(e)の基本スペック | ||
モデル | 標準モデル(エントリースリムノート) | 筆者が購入したカスタマイズ済みモデル |
---|---|---|
OS | Windows 10 Home 64ビット | |
CPU | Celeron 3855U(1.60GHz) | Pentium 4405U(2.10GHz) |
メモリー | 4GB | 8GB |
ハードディスク | 500GB HDD | 1TB HDD |
DVD/CDドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
マインクラフトのFPS計測条件
テストでは、パソコン版(Java版)のマインクラフトを使ってFPSを計測しています。FPSとは画面の描画速度を表わす単位で、この値が大きいほどゲーム画面がスムーズに動き快適にプレー可能です。逆に数値が低いと、画面がカクカクしてしまうこともあります。
筆者としては、FPSの目安を以下のように捉えています。人によっては感じ方が異なるかもしれませんが、一般的には平均60FPS以上だと非常に快適と判断されるようです。ただし一部のゲームでは画面の動きをわざと抑えて、上限を30FPSに設定しているものもあります。このことから、最低でも30FPSあればなんとか遊べると言えるかもしれません。
FPSの目安 | |
平均60以上 | 画面がスムーズに動き、ゲームをストレスなく楽しめます |
---|---|
平均59~50 | 基本的に動きはなめらかですが、シーンによってはカクつきが生じることも |
平均49~35 | 遊べないことはありませんが、画面の動きが荒くなります |
平均34~20 | 画面がかなりカクカクして、ゲームのプレーに支障がでるかもしれません |
平均19以下 | 画面が引っかかるような動きでカクつきます。プレーはおすすめしません |
FPSの計測には、「Fraps」というソフトを使っています。またテストはシード値「test01」のワールドで行ない、スポーン地点周辺の平地を歩きまわった結果を掲載しています。そのほかの細かなレギュレーションは、以下のとおりです。
※よくわからない人は、特に気にする必要はありません
ベンチマークのレギュレーション
- プレー開始前のプロファイル設定で、メモリー容量を4GBに設定
- Javaのランタイム(JRE)は64ビット版を使用
- シード値「test01」のワールドをクリエイティブモードでプレー
- ビデオ設定の画質に関する設定は標準のまま
- 1分間なにも操作しないまま、「0 chunk update」になるまで待つ
- 「/time set 1000」で時刻を変更
- スポーン地点周辺の平地を1分間歩きまわった際のFPSを計測
平地を歩きまわったときのFPS計測結果
今回は、1366×768ドットのフルスクリーン(全画面)モードで行なっています。ウィンドウモードのほうが処理が軽いためFPSが向上するのですが、ゲーム画面が小さくなってしまうので、あまりおすすめしません。
また「描画距離」を変えながら、複数回のテストを実施しました。「描画距離」とは景色がどれだけ遠くまで見えるかを表わす指針で、「チャンク(chunk)」という単位で表わされます。標準ではチャンク12に設定されていますが、この数字を大きくすればより遠くまで見えるようになるわけです。ただしそのぶん処理が重くなり、その結果としてFPSも低下します。
描画距離による景色の違い(クリックで拡大表示) | |
チャンク12(標準) | チャンク16 |
チャンク24 | チャンク32 |
チャンクを変えながら平地を歩きまわったときのFPS計測結果は、以下の表のとおりです。チャンク12/16では、理想とされる平均60FPSを超えました。チャンク24/32でも平均値としてはプレー可能な範囲ですが、最低FPSが30以下になることがあり、画面のカクつきがけっこう目立ちます。最大でもチャンク16あたりにしておけば、ストレスなく楽しめるでしょう。
マインクラフトのFPS計測結果(1366×768ドット、フルスクリーンモード) | |||
最小 | 最大 | 平均 | |
---|---|---|---|
チャンク12(標準) | 46 FPS | 84 FPS | 67.7 FPS |
チャンク16 | 44 FPS | 84 FPS | 60.8 FPS |
チャンク24 | 27 FPS | 95 FPS | 59.5 FPS |
チャンク32 | 21 FPS | 93 FPS | 51.7 FPS |
村のなかではFPSが低下する
マインクラフトでは巨大で複雑な建造物があったり、村人や動物が多いと処理が重くなることがあります。そのため平地では問題なくても、村では遅くなることがあるのです。
実際に村のなかを歩きまわってFPSを計測してみたところ、平地を歩いたときよりもFPSが下がりました。チャンク12では平均FPSが60を上回っていますが、実際には画面がやや引っかかるように止まることもありました。
マインクラフトのFPS計測結果(1366×768ドット、フルスクリーンモード) | |||
最小 | 最大 | 平均 | |
---|---|---|---|
チャンク12(標準) | 46 FPS | 81 FPS | 61.3 FPS |
チャンク16 | 33 FPS | 66 FPS | 50.7 FPS |
チャンク24 | 32 FPS | 66 FPS | 46.3 FPS |
チャンク32 | 30 FPS | 65 FPS | 45.5 FPS |
また大量の村人を配置してみたところ、FPSが20前後にまで大きく下がりました。たとえば牧場で動物を大量に飼育するとなると、動きが重くなりそうです。
画質を下げれば動きが改善されることも
マインクラフトは標準で、ほぼ最高画質に設定されています。そのため、画質を低くすれば動きが軽くなることもあります。カクつきが目立つようなら、画質を変更してみるといいでしょう。
Windows 10版ならスマートフォンとのマルチプレーが可能
マイクラフトにはパソコン版(Java版)のほかに、Windows 10版のアプリも用意されています(価格は1000円、PC版ユーザーは無料)。実質的にはiOS/Androidスマートフォンあるいはタブレット向けの「Minecraft Pocket Edition(PE)」で、パソコン版よりもできることが少ない、MOD(改造プログラムのようなもの)を使えないなどのデメリットはありますが、とにかく軽くてサクサク動くのが魅力です。
またWindows 10版は、スマートフォンやタブレットとのマルチプレーが可能な点も大きな魅力です。同じWi-Fi(無線LAN)に接続していれば協力プレーあるいは対戦プレーを楽しめるのです。家族や知人がスマートフォンやタブレットでマインクラフトをプレーしているなら、Windows 10版を試してみてはいかがでしょうか。
標準状態で探索もクラフトも快適!
ということで、今回はLAVIE Direct NS(e)でマインクラフトを快適に楽しめるのかを検証しました。結論としては標準状態で十分楽しめる性能を持っていると言えます。建築や牧畜などの規模によって重さは変わってきますが、ある程度のやり込みプレーにも耐えられるでしょう。
なお繰り返しになりますが、今回は購入時のカスタマイズ画面でCPUやメモリーをパワーアップしたモデルを利用しています。標準構成ではFPSの数値が低くなる点に注意してください。
またLAVIE Direct NS(e)は、NECの直販サイト「NECダイレクト」で販売されています。支払い方法や納期については、公式サイトの商品ページでご確認ください。
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