2015年発売のパソコンHPノートパソコンレビュー

2万円台でも全然OK!価格破壊的な激安ノートパソコンHP Stream 11をレビュー

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HP Stream 11
機材貸し出し:株式会社日本HP

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日本HPの「HP Stream 11-d000(以下、HP Stream 11)」は、11.6型の液晶ディスプレイを搭載した軽量&薄型のノートパソコンです。最大の魅力は、税込みで2万7864円からと、信じられないくらい価格が安い点。発売から半年近く経った現在でもいまだに人気が高く、口コミでの評判も好評で、さらに直販サイトの売れ筋ランキングでも上位ランクインをキープし続けています。

 

これだけ安いと、あまり使えないんじゃないかと不安になる人もいるでしょう。そこで「HP Stream 11ってどうなの?」という人のために、メーカーからお借りした実機を使い、3回に分けて実際の使い勝手や性能をレビューします。第1回目となる今回は、軽量&コンパクトなHP Stream 11の外観についてです。

格安モデルとは思えないほど質感の高くコンパクトなボディ

激安ノートパソコンといえば、テッカテカでベッコベコの安っぽい筐体を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。確かにそんなモデルもありますが、「HP Stream 11」からは安っぽさをまったく感じられません。光沢を抑えたブルーの本体カラーは一見するとオモチャのようですが、実物を目の前にすると派手さのなかにも落ち着きがあります。外出先で利用すれば、確実に目立つでしょう。

鮮烈なブルーの本体カラーを採用。天板の中央にはシルバーで日本HPのロゴが配置されています

インパクトのあるブルーの本体カラーを採用。天板の中央にはシルバーで日本HPのロゴが配置されています

 

本体サイズは幅300×奥行き207×高さ19~21mmです。A4用紙のサイズは幅297×210mmですので、ほぼA4ジャストサイズと言えます。一般的な書類と同じサイズなので、標準的なバッグには難なく収まるはずです。

HP Stream 11の底面部分。接地面積は幅300×奥行き207mmで、A4用紙とほぼ同じ大きさ

HP Stream 11の底面部分。接地面積は幅300×奥行き207mmで、A4用紙とほぼ同じ大きさ

 

高さはもっとも薄い部分で19mm、厚い部分で21mmです。タブレットに比べると厚く感じるかもしれませんが、ノートパソコンの標準(およそ25~30mm程度)と比べると、かなり薄く作られています。ちょっと厚手の文庫本程度の高さですので、書類や書籍と重ねてもかさばることはありません。

最薄部となる前面部分は高さ

最薄部となる前面部分は高さ19mm

 

最厚部の背面は高さ21mm

最厚部の背面は高さ21mm

 

液晶ディスプレイの最大角度はこれくらい

液晶ディスプレイの最大角度はこれくらい

 

 

重量は約1.26kgです。一般的な15.6型サイズのノートパソコンでは2~2.5kgの重量ですから、普通のパソコンよりもかなり軽いと言えるでしょう。これだけ軽ければ、バックに入れて持ち歩いても重さはそれほど気になりません。これよりも大きくて軽いノートパソコンはありますが、価格が10万円以上と高額になります。安いモバイルノートパソコンという点では、HP Stream 11のコストパフォーマンスは断トツで優れています。

実際の重量を計測したところ、1.268kegでした

実際の重量を計測したところ、1.268kgでした

 

軽いので片手でも簡単に持ち上げられます

軽いので片手でも簡単に持ち上げられます

 

付属の電源アダプターと合わせると、重量は1.544kgでした

付属の電源アダプターと合わせると、重量は1.544kgでした

 

正直なところ、筆者は実物を見るまで「色からしてオモチャみたいに安っぽいに違いない」と思っていました。しかし実際に手にとって、風合いの良さとしっかりした作りにビックリ。色合いについてもオモチャのような軽いブルーではなく、スポーツ用品のようなスタイリッシュかつアクティブな雰囲気があります。もしほかの人に3万円しないノートパソコンだと言って見せたら、驚くに違いありません。

液晶ディスプレイの色合いはそれなり

HP Stream 11の液晶ディスプレイサイズは11.6型で、一般的な15.6型サイズと比べると画面の大きさがやや小さくなります。しかし解像度としては、標準的なノートパソコンと同じ1366×768ドットを採用しているので、画面上に表示される情報量には変わりありません。画面が小さくて情報量が同じですので文字やアイコンは若干小さく映しだされますが、特に見えづらいということもなく、普通に利用できました。

15.6型と11.6型の画面サイズの違い

15.6型と11.6型の画面サイズの違い

 

ただ液晶ディスプレイの映像については若干色が薄い(コントラストが低い)上に、青みがかっているように感じます。スマートフォンやタブレットのように「パキッ」とした色合いではありません。でも、3万円以内のノートパソコンであることを考えれば、比較的健闘しているのではないでしょうか。

液晶ディスプレイの映像はコントラストが低く、やや青みがかっている印象を受けます。コントロールパネルから色合いを変更できるので、自分好みに調整するといいでしょう

液晶ディスプレイの映像はコントラストが低く、やや青みがかっている印象を受けます。コントロールパネルから色合いを変更できるので、自分好みに調整するといいでしょう

 

コントラストが低いのは、液晶ディスプレイの表面が光沢なしのノングレア加工である点も影響しています。光沢のあるグレア加工は発色に優れている反面、光の映り込みが激しく、長時間使っている目が疲れやすくなることもあります。しかしHP Stream 11のように光沢のないノングレア液晶は光の映り込みがかなり少なくなるため、長時間使っていてもそれほど目の疲労を感じません。照明が強い場所でも問題なく利用できるメリットもあります。

グラデーションの階調表現については問題ありません

グラデーションの階調表現については問題なく、なめらかに表示されています

 

モノクロのグラデーションについても問題なし

モノクロのグラデーションについても基本的には問題ありませんが、上下の端の中央部分でわずかな光漏れのような状態が見られました(写真では撮影時の照明があたってわかりづらくなっています)

 

上下の視野角については、あまり広くありませんでした。特に上方向から見るとコントラストが極端に低下するのですが、この角度から液晶ディスプレイを眺めることはないので、問題はないはずです。

液晶ディスプレイを上下と横から見たときの映像の違い ※違いをわかりやすくするため複数の写真を合成しています

液晶ディスプレイを上下と横から見たときの映像の違い ※違いをわかりやすくするため複数の写真を合成しています

 

総合的に見て液晶ディスプレイの画質は「そこそこ」というレベルです。しかし前述のとおり、格安モデルであることを考えれば納得できる範囲内ではあります。映像の美しさよりもコストパフォーマンスを重視するのであれば、まったく問題はありません。

予想以上に使いやすかったキーボード

HP Stream 11のキーボードはテンキーなしの84キー構成で、標準的な日本語配列を採用しています。小型のノートパソコンではキーボードのキーが小さくて打ちづらいことがありますが、HP Stream 11のキーピッチ(キーサイズを表わす目安)は約18.7mmと大きく、デスクトップ向けのキーボード(キーピッチ約19mm)並みのサイズが確保されています。大きさに余裕があるので、違和感なく入力できます。

周辺のグラデーションとドット模様が印象的なHP Steam 11のキーボード。キーピッチは約18.7mm

周辺のグラデーションとドット模様が印象的なHP Steam 11のキーボード。キーピッチは約18.7mm

 

格安パソコンでありながら、キーボードはかなり頑丈な作りになっています。キーを強く押し込んでもキーボード部分がたわむことなく、タイプ時の「カチャカチャ」という音も控えめです。キーストロークは約1.5mmとそれほど深くはありませんが、コンパクトタイプのノートパソコンとしては十分な深さが確保されています。

入力時のたわみがなく、キーの駆動部分もしっかりしているので、安定して入力可能です。カチャカチャ音が少ない点もポイント

入力時のたわみがなく、キーの駆動部分もしっかりしているので、安定して入力可能です。カチャカチャ音が少ない点もポイント

 

個人的に気になるのはBackSpaceキーと、上下のカーソルキーが小さい点です。使い始めは何度かタイプミスしてしまいましたが、使っているうちに慣れることができました。ただもう少し大きければ、より使いやすいとは思います。また標準ではキーボード上段のF1~12キーがファンクションキーではなくメディアキーとなっているため、ファンクションキーとして使うにはFnキーを押しながらキーを押す必要があります。

 

タッチパッドは十分な大きさで扱いやすいのですが、キー入力時に誤操作する場面がたまにありました。パームチェック(接触しているいるのが指か手のひらかを識別する機能)は行なわれているようなので、手のほかの部分が当たって動いているわけではなさそうです。いろいろ試してみてもタイミングを掴めなかったのですが、使い続けるうちにコツがわかるようになるでしょう。気になるなら、コントロールパネルからタッチパッドの調整を行なうのも手です。

11.6型としては比較的大きめのタッチパッド

11.6型としては比較的大きめのタッチパッド

 

筆者は実際にHP Stream 11を取材先に持ち込みヒザの上で使ってみましたが、予想以上に快適に利用できました。キーボードが使いやすいので、外出先でのメモや文書作成に向いています。学生なら、授業のメモを取るのにも最適でしょう。

必要十分なインターフェース構成

周辺機器接続用の端子としては、USB3.0端子×1、USB2.0端子×1が用意されています。数としては多くありませんが、モバイル向けの小型ノートパソコンとしては十分です。最近はプリンターやスキャナーも無線LANで接続できるので、USB機器を利用する場面は減っているかもしれません。映像出力用にはHDMI端子が用意され、テレビや外付けの液晶ディスプレイを接続することでデュアルディスプレイで利用できます。HDMI端子を搭載したプロエジェクターがあれば、パソコンの画面を投影することも可能です。

本体左側面にはヘッドホン端子とUSB20端子×1、USB3.0端子×1、HDMI端子が用意されています

本体左側面にはヘッドホン端子とUSB20端子×1、USB3.0端子×1、HDMI端子が用意されています

 

右側面には電源コネクターとSDカードスロットのみ。光学ドライブには対応していません

右側面には電源コネクターとSDカードスロットのみ。光学ドライブには対応していません

 

通信機能としてはIEEE802.11b/g/nの無線LANと、Bluetooth 4.0に対応しています。有線LAN端子は用意されていないため、職場や宿泊先の有線LANに接続する場合は、別途USB-LANアダプターとLANケーブルが必要になります。Webカメラの有効画素数は約92万画素と、ノートパソコンとしては一般的な性能です。それほど画質は高くありませんが、ビデオチャットには十分なクオリティです。

液晶ディスプレイ上部に、有効画素数約92万画素のWebカメラが用意されています

液晶ディスプレイ上部に、有効画素数約92万画素のWebカメラが用意されています

 

光学ドライブがないため、ディスクを使ったソフトのインストールには、別途外付けの光学ドライブを用意する必要があります。市販DVDの視聴にも必要ですが、ネット動画をよく観るなら、外付けドライブがなくても問題ないでしょう。小型ノートパソコンですので拡張性はそれなりですが、モバイル向けモデルとしては標準的な構成です。

3万円未満とは思えない丈夫でスタイリッシュな本体

HP Stream 11

 

HP Stream 11は見かけによらず頑丈な作りになっていて、堅牢性については問題ないレベルです。さすがに強い衝撃を加えれば壊れる可能性もありますが、標準的な使い方なら大丈夫でしょう。デザインもかなり良く、日本HPがこのモデルに込めた意気込みを感じられました。よっぽど高性能なパソコンを必要としない限り、買っても損はしない製品だと思います。何度も繰り返しになりますが、これで税込み2万7864円だなんていまだに信じられません。

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こまめ

お買い得パソコン評論家。毎日各メーカー・各ショップのWebページを500p以上チェックして、安くてお得なパソコンを探しています。元PC雑誌編集者で、PC系フリーライターでもあるオジサン。文章に関わる仕事を始めてから25年以上。最高195万PV/月

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