ポイント
- 世界初の2画面搭載ゲーミングPC
- Core i9 + RTX2080搭載
- スリムで重厚感のあるデザイン
HP OMEN X 2S 15-dg0000のスペック
画面サイズ | 15.6インチ + 5.98インチ |
---|---|
メイン画面解像度 | 1920×1080 |
サブ画面解像度 | 1920×1080 |
CPU | Core i9-9880H |
メモリー | 32GB |
ストレージ | ・1TB SDD ・512GB + 32GB Optaneメモリー |
グラフィックス | RTX 2080 Max-Q |
幅×奥行き | 361×262mm |
厚さ | 20~26.5mm |
重量 | 2.37kg |
電源 | 230W |
※2019年12月11日時点。構成は変更される場合があります
リフレッシュレート | ・144Hz ※G-SYNC対応 |
---|---|
表面処理 | 非光沢 |
パネルの種類 | IPS |
光学ドライブ | ー |
テンキー | ー |
有線LAN | 1000Mbps |
無線LAN | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
USB3.1 | 3 |
USB3.0 | ー |
USB2.0 | ー |
USB Type-C | 1 (USB3.1 Gen2) |
Thunderbolt 3 | 対応 |
メモリーカード | ー |
HDMI | 1 |
VGA (D-sub15) | ー |
DisplayPort | Type-C出力 |
Webカメラ | 200万画素 |
顔認証カメラ | ー |
指紋センサー | ー |
この記事ではメーカーからお借りしたHP OMEN X 2S 15について、デザインや性能、実際のゲームでの使い心地などをレビューします。
この記事の目次
- ▶ベンチマーク結果
- ▶デザインと使いやすさ
- ▶価格について
- ▶まとめ
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ベンチマーク結果
試用機のスペック
モデル名 | エクストリームプラスモデル |
---|---|
CPU | Core i9-9880H |
メモリー | 32GB |
ストレージ | 512GB SSD + Optaneメモリー |
グラフィックス | GeForce RTX 2080 With Max-Qデザイン(8GB) |
ゲーム系ベンチマーク結果
まずはHP OMEN X 2S 15でゲームをどれくらい快適に楽しめるのか、という点について解説します。
結論から言うと、高いパフォーマンスが要求される激重ゲームでもフルHDの最高画質で快適に楽しめる性能です。バトロワ / 競技系のFPSやTPSは高画質で144Hzのなめらかな動きを堪能できます。ゲーム配信に利用するのもいいでしょう。
※テストはすべてフルHD、G-SYNC有効で実施
FF15ベンチ (重量級 / DX11)
画質 | スコア / 評価 |
高品質 | 7564 / 快適 |
標準品質 | 10286 / とても快適 |
軽量品質 | 13422 / 非常に快適 |
※スコアが6000以上で「快適」
FF14ベンチ:漆黒のヴィランズ (中量級 / DX11)
画質 | スコア / 評価 / 平均FPS |
最高品質 | 16347 / 非常に快適 / 118.6 FPS |
高品質 | 18280 / 非常に快適 / 145.7 FPS |
標準品質 | 20233 / 非常に快適 / 175.4 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ドラクエXベンチ (超軽量級 / DX9)
画質 | スコア / 評価 |
最高品質 | 22551 / すごく快適 |
標準品質 | 22577 / すごく快適 |
低品質 | 23449 / すごく快適 |
PSO2ベンチ (軽量級 / DX9)
簡易描画設定 | スコア |
6 (最高) | 57,497 |
3 | 95,367 |
1 (最低) | 212,828 |
※スコア5,000以上が快適に遊べる目安
リーグ・オブ・レジェンド (超軽量級 / DX9)
モード | 平均FPS / 最低FPS |
サモナーズリフト (最高画質) | 251 FPS / 204 FPS |
TFT (最高画質) | 111.6 FPS / 95 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
フォートナイト (中量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
エピック | 136 FPS / 102 FPS |
高 | 170.3 FPS / 139 FPS |
中 | 343.9 FPS / 179 FPS |
低 | 417.9 FPS / 311 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
PUBG (中量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
ウルトラ | 110.7 FPS / 86 FPS |
高 | 104.5 FPS / 89 FPS |
中 | 94.3 FPS / 83 FPS |
低 | 92.8 FPS / 77 FPS |
非常に低い | 95.2 FPS / 84 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
オーバーウォッチ (軽量級 / DX10)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
エピック | 115.9 FPS / 101 FPS |
ウルトラ | 160.2 FPS / 142 FPS |
高 | 189.3 FPS / 165 FPS |
NORMAL | 229.5 FPS / 201 FPS |
低 | 291.4 FPS / 260 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
エーペックスレジェンズ (中量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
最高設定 | 142.9 FPS / 134 FPS |
最低設定 | 143.8 FPS / 142 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安。FPS上限はデフォルトのまま
アサシンクリード オデッセイ (超重量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
最高 | 64 FPS / 33 FPS |
中 | 101 FPS / 44 FPS |
低 | 110 FPS / 51 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ゴーストリコン ブレイクポイント (中重量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
ウルトラ | 87 FPS / 58 FPS |
中 | 127 FPS / 61 FPS |
低 | 131 FPS / 60 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ファークライ ニュードーン (中重量級 / DX11)
画質 | 平均FPS / 最低FPS |
ウルトラ | 93 FPS / 66 FPS |
中 | 105 FPS / 83 FPS |
低 | 113 FPS / 90 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
ディヴィジョン2 (中重量級 / DX12)
画質 | 平均FPS |
ウルトラ | 85 FPS |
中 | 149 FPS |
低 | 171 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
シャドウ オブ ザ トゥームレイダー (重量級 / DX12)
画質 | 平均FPS |
最高 | 100 FPS |
中 | 115 FPS |
最低 | 128 FPS |
※平均60 FPS以上が快適に遊べる目安
CPU性能
CPU | CINEBENCH R20 CPUスコア |
---|---|
Core i9-9980HK |
3558
|
Core i9-9880H |
3402
|
OMEN X 2S 15 (Core i9-9880H) |
3335
|
Core i7-9750H |
2721
|
Core i7-8750H |
2625
|
Core i5-9300H |
1947
|
Core i7-1065G7 |
1630
|
Core i7-8565U |
1441
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均 ※2は一般用途向けノートPC用
HP OMEN X 2S 15で使われているCore i9-9880Hは、8コア16スレッドの非常に高性能なCPUです。ゲームや動画配信などに影響するマルチコア性能では、現在のゲーミングノートPCで主流のCore i7-9750Hを大きく上回ります。試用機ではベンチマークテストで平均値をわずかに下回りましたが、文句なしのパフォーマンスと言っていいでしょう。
ちなみにHP OMEN X 2S 15ではCPUとヒートシンクのあいだに、Thermal Grizzly社の液体金属グリスが使われています。液体金属グリスは一般的なグリスよりも熱伝導率が10倍も高く、そのぶんCPUを効果的に冷却できるとのこと。公式情報ではApex LegendsのFPSが28%向上したとされています。
[wpap type=”detail” id=”B01A9KIGSI” title=”親和産業 ドイツ thermal grizzly社製 Conductonaut 液体金属 TG-C-001-R” search=”Conductonaut”]
筆者がとあるイベントの会場で見かけた他社メーカ-のデモでは、液体金属グリスのほうが通常グリスよりも高い効果を発揮していました。2~3割程度の温度低下は、わりと無視できない差だと思います。
3Dグラフィックス性能
GPU | 3DMark Fire Strike Graphicsスコア |
---|---|
RTX 2080 |
23762
|
RTX 2080 Max-Q |
20066
|
RTX 2070 |
19807
|
OMEN X 2S 15 (RTX 2080 Max-Q) |
19782
|
RTX 2070 Max-Q |
18568
|
RTX 2060 |
14945
|
GTX 1660 Ti |
14337
|
GTX 1650 |
8770
|
GTX 1050 |
6008
|
MX250 |
3711
|
UHD 620 (Core i7) |
1265
|
UHD 630 (Core i7) |
1176
|
※そのほかのスコアは当サイト計測値の平均
3D性能を計測するベンチマークテストでは、試用機と同じRTX 2080 with Max-Qデザイン搭載モデルの平均値をわずかに下回りました。HP OMEN X 2S 15は本体がかなり薄いので、内部の熱が上がりすぎないようパフォーマンスを若干調整しているのかもしれません。とは言えその差は2.5%程度ですから、ゲームの快適さにはあまり影響ないレベル。ゲーミングノートPCとしては、非常に高性能です。
ストレージ性能
ストレージ構成は1TB SSDまたは512GB SSD + Optaneメモリーの2種類です。Optaneメモリーを搭載することで高速なSSDのアクセスをさらに高速化できるのですが、試用機ではベンチマーク結果があまり伸びませんでした。もしかすると設定ミスや、試用機固有の問題がなにかあったのかもしれません。
デザインと使いやすさ
本体の外観
本体カラーはシャドウブラック。先進的でスタイリッシュなデザインです。ボディにはアルミ素材が使われており、高級感と頑丈さを兼ね備えています。キーボードのRGBバックライトや天板のLEDイルミネーションも印象的。
本体サイズ
大きさは幅361×奥行き262mmで、B4サイズ (幅364×奥行き257mm)とほぼ同程度。15インチのゲーミングノートPCとしては、標準的な大きさです。厚さは公称値で26.5mm、実測では23.4mmでした。底面部のゴム足を含めると26.3mmです。ゲーミングノートPCとしては標準的な厚さですが、超高性能なCore i9とRTX 2080 Max-Qがこれだけの薄さに入るのかという点では驚きを感じます。
画面サイズ
プライマリーディスプレイの大きさは15.6インチで、解像度は1920×1080ドット。ゲーミングノートPCとしては標準的なスペックです。表面は光沢なしのノングレアで、ゲーム中の映り込みは気になりません。
もう片方のセカンドディスプレイは、5.98インチで解像度は1920×1080ドットです。ウィンドウズ上では、上下に並ぶ2枚のディスプレイとして認識されています。
リフレッシュレート
プライマリーディスプレイのリフレッシュレート (画面の書き換え速度)は最大144Hzです。一般的なノートPCや据え置き用ゲーム機の60Hzと比べると、画面の動きが非常になめらか。ゲーム側で100 FPS以上出ていれば、カクカク感のない快適なプレーを楽しめます。ちなみにセカンドディスプレイ側は60Hzです。
下の動画は、60Hzと144Hzの画面を5倍スローモーションで撮影したもの。普通の速度なら60Hzでも違和感はありませんが、実際には144Hzのほうがなめらかに動いていることがわかります。
映像品質
液晶ディスプレイには発色と視野角に優れるIPSパネルが使われています。写真や動画で実際に映像を確認したところ、自然な色合いで映し出されました。ゲームでも色に違和感はありません。ただ表面が光沢ありのグレアタイプなので、画面の角度によっては背景や照明が映り込むことがあります。
デュアルディスプレイの使い勝手
HP OMEN X 2S 15の最大の特徴は2枚のフルHDディスプレイを搭載している点なのですが、これが使いやすいかというと正直微妙な気がします。
手元でCPU温度やパフォーマンス設定を変更できるのは便利ですが、HPが提案する「お気に入りの音楽を聞きながらゲームを楽しむ」や「Discordのチャットを見ながら~」という使い方はしっくりきませんでした。そしてなによりセカンドディスプレイが真上を向いているので、ゲーム中には見づらいのです。
またゲームプレー中にセカンドディスプレイでの操作を有効にするには、ゲームをウィンドウモード (ボーダレスウィンドウや仮想フルスクリーンなどでもOK)にしなければなりません。ゲームによっては、セカンドディスプレイをタッチしてフォーカスを移すと挙動がおかしくなる場合があります。
ただ、メイン画面の一部を拡大表示できる”リアルタイムスクリーンミラーリング”についてはゲームによっては便利に使えるかもしれません。マップやステータスを拡大表示するのもアリなのですが、個人的には超遠距離からのスナイピングには有利ではないかと思いました。
キーボード
キーボードはテンキーなしの日本語配列です。キーピッチ (キーとキーの間隔)は18.7mmで、標準的な19mmよりもわずかに狭め。しかし実際の利用時には違和感はありませんでした。ただゲームでは比較的よく使うCtrlキーが小さく、押しづらく感じます。
キーボードバックライト
キーボードはRGBバックライト対応。キーごとに色を変更できるほか、発光パターンも変えられます。
キーのタイプ感とタイプ音
キーストロークは1.5mmで、標準的なノートPCと同じ。タイプ感はやや軽めで入力時に軽いクリック感がありますが、ゲーミングとしてはやや物足りなさを感じます。タイプ音は軽めのタッチでもカタカタと音が聞こえますが、うるさくはありません。ただし強めに叩くとパチパチと響くので、軽めのタッチ推奨です。
タッチパッド
個人的に気になったのはタッチパッドの位置です。キーボード右側だと右利きの人が右手で操作するには問題ないのですが、左手で操作するにはかなりツライ気がします。ただ実際にはマウス操作が中心になるので、あまり問題ではないかもしれません。
キーの同時押し
キーの同時押し認識数は、最大54キーまで確認できました。すべてのキーを同時に押したわけではありませんが、Nキーロールオーバーと考えていいでしょう。ゲーマー向けに配慮されたキーボードです。
価格について
HP OMEN X 2S 15には、2種類のモデルが用意されています。ストレージ構成が異なるだけで、CPUやGPU、メモリー容量などは同じです。
ラインナップ
エクストリームモデル | |
---|---|
30万6900円 | |
エクストリームプラスモデル | |
30万6900円 |
※価格は税込、7%オフクーポン適用時
価格はけっこう高めですが、RTX 2080搭載機種はCore i7でも30万円前後であることが多く、その点を考慮すればコスパは悪くありません。
https://komameblog.jp/game/gaming-laptop/
先進デザインのハイエンドゲーミングノートPC
HP OMEN X 2S 15の最大の特徴は、2画面を搭載した先進的なゲーミングノートPCであるという点です。使いやすいかどうかは別として、最新鋭という点に魅力を感じるなら選ぶ価値はあるでしょう。超ハイエンドモデルとしては薄く、スタイリッシュなデザインで選ぶのもアリです。
※2019年12月11日時点。7%オフクーポン適用時
パフォーマンス面を重視したいなら、OMEN by HP 17のほうがコスパは上です。本体は大きくてゴツいのですが、Max-QではないRTX 2080が使われておりより高いパフォーマンスを期待できます。
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